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貴族問題で章
204話
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…‥‥ついに決闘当日となった。
決闘場周辺では人が集まり、出店を行って儲ける者や、今回の決闘参加者たちについて誰が勝利するかなどの賭け事も行われていた。
そして、決闘場の準備室では、ルースは最終チェックを行っていた。
「精霊化……解除‥‥『魔導書』っと」
精霊状態になったり解除したり、魔導書を出したり出さなかったりして、本日の調子を確かめる。
「魔法発動速度異常なし、精霊化への移行速度も異常なしっと‥‥‥」
ぐっぐっとストレッチを行って軽く体をほぐし、入念に決闘への準備を進め、ついにその時が来た。
「えーっと、ルース=ラルフさん、お時間ですよー」
「あ、はい」
決闘時間を知らせる連絡員の声を聴き、ルースはすぐに動く。
決闘と言うのは面倒くさいが…‥‥とりあえず、乗り切りさえすれば、後は野となれ山となれ。
王女が嫁いでくるとかこないとかよりも、今はとりあえずこの面倒事をさっさと終わらせるべきであろう。
そう思いつつも、決闘場の舞台へとルースは歩み始めるのであった。
『あー、あー、マジックアイテムテスト、テスト、テストだぜぇベイベー!!』
観客席が人で埋まる中、マジックアイテムによってテンション高めな声が会場全体に響き渡り、舞台の上ではその声の主がくるくるッと回って、格好をつけた。
『今回の決闘まで、あと少しで開催されるぜいやっふぅぅぅぅ!!おれーさまは今回の決闘にも呼ばれた、司会者兼審判を兼ねているエルダンベーラだぜベイベー!!』
‥‥‥以前、ルースがバズカネェノ侯爵家の子息との決闘の際にも来たエルダンベーラの声に、観客たちはその様子を見守りはじめる。
お調子者のような口調だが、各地を巡り、貴族のやる決闘の司会者としての地位を確立し、人気絶好調の司会者である。
『さてさて、今回の決闘はなんと驚くことなかれ!!一対一ではなく、多人数のバトルロワイヤル形式の決闘だぜベイベー!!』
「「「「「ベイベー!!」」」」」
興奮するかのように言葉にしつつ、決闘についての説明を行うエルダンベーラに、観客たちは同じように興奮の叫びをあげる。
いつの時代、どこの世界でも、その物事が面白そうであるのならば、民衆はノリが良いのであった。
けれども、中にはそのようにノレない者たちもいる。
「大丈夫かしらねルース君…‥‥」
「おや?そんなに心配するとは珍しいな。ルースなら大丈夫だと私は思うがな」
「いや、相手をついうっかり血祭りにあげないかしらと」
「そっちかい!!」
―――――アー、主様ナラヤリカネナイヨネ。
エルゼ達も観客席に混じっているのだが、ちょっと緊張感がなかった。
【ううむ、本日は晴天であり、条件的には悪くないがのぅ】
【悪天候じャなくて良カったよ】
【ピギャァァァ】
タキとヴィーラは今回召喚されないので、エルゼ達と一緒に観客席に座りつつ、マロはモフモフに膨らんで応援するように跳ねていた。
…‥‥ぼふんぼふん膨らんでは跳ねるその様子は、巨大な毛玉が跳ねているようにしか見えない。
「まぁ、なんにせよ大人数が集まるこの会場で何かがあるかもしれないと警戒するのは間違っていないアル。フェイカ―でも、こういう場が狙い時であったアルからなぁ」
「そう言えば、以前にフェイカー製の生物兵器が代理人として出たときがあったわね」
ミュルの言葉に、ふとエルゼは以前会ったことを思い出す。
この決闘場で、ルースは以前にもとある貴族との決闘を行っていたのだが、相手は代理人を出していた。
その代理人と言うのが驚くことにフェイカー製の怪物であり、露見した後は色々と大変な騒動になったのだが…‥今回も出る可能性はゼロではない。
「その経験もあるから、今回は念入りな持ち物検査とかが行われたんだっけか」
観客席が混雑しているが、ここに来る前に手荷物などの検査が行われた。
こういう大勢が集まる場には、何かしらやらかす馬鹿野郎がいたりするし、フェイカーが何かを紛れ込ませてくるかもしれないという警戒の下、厳重に検査が行われたのである。
「ああ、そう言えーば、この決闘に挑んだ貴族のうーち、数名は組織とつながりをもっていたこーとが判明して、処分されたわーね」
「へぇ…‥‥って、いつのまに!?」
声が聞こえ、適当に相槌を打ったところで、エルゼは背後にいつの間にか立っていたバルション学園長の存在に気が付き、驚いた。
「私も応援すーるけれども‥‥‥ちょっと頼まーれごとがあってね、誰か手伝ってくーれないかしら?」
「「「【【ん?】】」」」
バルション学園長の頼みごとにエルゼ達は首を傾げつつ、個の学園長のこれまでの所業を考え、軽快する。
こういう時に限って、絶対に物凄い面倒くさいことがありそうで‥‥‥最終的にはじゃんけんで選出されるのであった。
『さーって、いよいよ決闘開始の時間が迫ってまいりましたが、今回は特別ゲストを呼びしているぜベイベー!!あちらをどうぞ!!』
舞台上でエルダンベーラが指し示した方向に観客たちが向くと、そこにはいつのまにか違う席が用意されていた。
『えーっと、これで聞こえるわね。どーうも、今回の決闘の戦闘解説者に抜擢さーれた学園長のバルションでーす』
『【実況解説及び、動きの細かな部分の指摘を行う役目を受けることになった、この度の決闘参加された召喚主殿‥‥‥ルース殿に従えているモンスター、タキじゃ。皆の者、どうぞよろしくなのじゃ】』
そこにいたのは、今回の決闘の解説役などを受け持つ役目をすることになったバルション学園長と、タキの姿があった。
タキは人の姿を取っているが、その容姿は一応美しいために、何人かの観客席の男性が見とれ、付き添いの女性たちに殴られ、蹴られ、はたかれ、潰されるという事が起きたが…‥‥まぁ、そんな些細なことはどうも良かった。
『さーてさて!!実況者などがでたところで、いよいよ本日の決闘参加者たちの登場だぜベイベー!!』
『【あれ!?我らの説明雑じゃないかのぅ!?】』
タキのツッコミも気にせずに、エルダンベーラがは舞台の中心に立ち、バッと手を上げると同時に、下からせり上がって来た床が見えてきて、その上に人の姿があった。
その床は3色に分けられており、それぞれに人が乗っていた。
『赤のブロック、今回の決闘を起こした張本人!!この国の第1王子アレス=バルモ=グレイモ様、第2王子ハルバーン=バルモ=グレイモ様、第3王子ギェーア=バルモ=グレイモ様だぁぁぁぜベイベー!!』
わーわーと観客席で歓声が上がり、その歓声にこたえるように赤い床にのっている王子たちは手を振る。
それぞれ決闘のために武器を持ってきたようだが‥‥‥‥長剣で統一しているようだが、いいものを使っていることを、分かる人が見れば理解できたであろう。
「ふっふっふっふ、これも妹たちのために!!」
「毒牙にかけず、我等が手元に置いて!!」
「未来永劫、その可愛らしさを!!」
「「「心を一つにして、正々堂々と勝負を挑むことをここに宣言しよう!!」」」
剣を抜き、そろって頭上に掲げそう宣言する王子たち。
芝居がかっているような感じだが、纏う雰囲気は本気だという事を人々は理解する。
『緑のブロックは、決闘に乗じて我こそ王女たちにふさわしいと名乗り出た、勇気ある‥‥‥かもしれない貴族の子息および代理人型だぜベイベー!!』
「「「「なんだその微妙な紹介の仕方はぁぁぁぁぁ!!」」」」
エルダンベーラの言い方に対して、緑色の床の上に定員オーバーなほど乗った者たちがそろってツッコミを入れた。
真面目に決闘を出した者もいれば、代理人として参加した者たちなのだが…‥‥数が多かったので、省略されたようだ。
『そして最後に!!青色のブロックには、この決闘でもっとも重要ポジションに立つ男!!前回の決闘時にも、化け物対峙に奮闘してくれた、若き黄金の魔導書所持者、ルース=ラルフ氏だぁぁぁぁぁぁ!!』
「‥‥‥盛り上がっているなぁ」
興奮しているエルダンベーラの紹介によって沸き上がる観客達を見て、思わずルースはそうつぶやく。
参加している者たちよりも、観客の方が元気いっぱいなのはどうしてだろうか。
とにもかくにも、この場に決闘を行う者たちはそろった。
そして、いよいよ決闘が始まる‥‥‥‥はずだった。
『あ、そう言えば王女様方が遅れるらしいという連絡があったので、あと15分お待ちくださいだぜベイベー!!』
「「「「まだやらないのかよ!?」」」」
「え?妹たちはまだなのか?」
…‥‥エルダンベーラの言葉にツッコミを入れる者たちであったが、王子たちはぶれなかった。
『いやぁ~どうやら国王陛下方もこの決闘を見に来る予定でしたが、どうも今はいった情報だと、少々正妃や側室様方の折檻が長引いたそうで、決闘のために先にでてきた王子様方よりも遅れて出発したようなんだぜベイベー』
「は?父上が何かやらかしたのか?」
「折檻と言っても……何をだ?」
『さぁ?王族の考えることは分からないぜベイベー!』
とにもかくにも、この決闘に関わる王族たちがやってこないことには始めようにも始めにくいらしい。
仕方がないので、ルース及び決闘を受ける者たちは、その空き時間の間に自分たちの体調や武器の確認を行うのであった。
…‥‥来てから呼べよという話だが、そう都合よくいかないのが現実なのである。
決闘場周辺では人が集まり、出店を行って儲ける者や、今回の決闘参加者たちについて誰が勝利するかなどの賭け事も行われていた。
そして、決闘場の準備室では、ルースは最終チェックを行っていた。
「精霊化……解除‥‥『魔導書』っと」
精霊状態になったり解除したり、魔導書を出したり出さなかったりして、本日の調子を確かめる。
「魔法発動速度異常なし、精霊化への移行速度も異常なしっと‥‥‥」
ぐっぐっとストレッチを行って軽く体をほぐし、入念に決闘への準備を進め、ついにその時が来た。
「えーっと、ルース=ラルフさん、お時間ですよー」
「あ、はい」
決闘時間を知らせる連絡員の声を聴き、ルースはすぐに動く。
決闘と言うのは面倒くさいが…‥‥とりあえず、乗り切りさえすれば、後は野となれ山となれ。
王女が嫁いでくるとかこないとかよりも、今はとりあえずこの面倒事をさっさと終わらせるべきであろう。
そう思いつつも、決闘場の舞台へとルースは歩み始めるのであった。
『あー、あー、マジックアイテムテスト、テスト、テストだぜぇベイベー!!』
観客席が人で埋まる中、マジックアイテムによってテンション高めな声が会場全体に響き渡り、舞台の上ではその声の主がくるくるッと回って、格好をつけた。
『今回の決闘まで、あと少しで開催されるぜいやっふぅぅぅぅ!!おれーさまは今回の決闘にも呼ばれた、司会者兼審判を兼ねているエルダンベーラだぜベイベー!!』
‥‥‥以前、ルースがバズカネェノ侯爵家の子息との決闘の際にも来たエルダンベーラの声に、観客たちはその様子を見守りはじめる。
お調子者のような口調だが、各地を巡り、貴族のやる決闘の司会者としての地位を確立し、人気絶好調の司会者である。
『さてさて、今回の決闘はなんと驚くことなかれ!!一対一ではなく、多人数のバトルロワイヤル形式の決闘だぜベイベー!!』
「「「「「ベイベー!!」」」」」
興奮するかのように言葉にしつつ、決闘についての説明を行うエルダンベーラに、観客たちは同じように興奮の叫びをあげる。
いつの時代、どこの世界でも、その物事が面白そうであるのならば、民衆はノリが良いのであった。
けれども、中にはそのようにノレない者たちもいる。
「大丈夫かしらねルース君…‥‥」
「おや?そんなに心配するとは珍しいな。ルースなら大丈夫だと私は思うがな」
「いや、相手をついうっかり血祭りにあげないかしらと」
「そっちかい!!」
―――――アー、主様ナラヤリカネナイヨネ。
エルゼ達も観客席に混じっているのだが、ちょっと緊張感がなかった。
【ううむ、本日は晴天であり、条件的には悪くないがのぅ】
【悪天候じャなくて良カったよ】
【ピギャァァァ】
タキとヴィーラは今回召喚されないので、エルゼ達と一緒に観客席に座りつつ、マロはモフモフに膨らんで応援するように跳ねていた。
…‥‥ぼふんぼふん膨らんでは跳ねるその様子は、巨大な毛玉が跳ねているようにしか見えない。
「まぁ、なんにせよ大人数が集まるこの会場で何かがあるかもしれないと警戒するのは間違っていないアル。フェイカ―でも、こういう場が狙い時であったアルからなぁ」
「そう言えば、以前にフェイカー製の生物兵器が代理人として出たときがあったわね」
ミュルの言葉に、ふとエルゼは以前会ったことを思い出す。
この決闘場で、ルースは以前にもとある貴族との決闘を行っていたのだが、相手は代理人を出していた。
その代理人と言うのが驚くことにフェイカー製の怪物であり、露見した後は色々と大変な騒動になったのだが…‥今回も出る可能性はゼロではない。
「その経験もあるから、今回は念入りな持ち物検査とかが行われたんだっけか」
観客席が混雑しているが、ここに来る前に手荷物などの検査が行われた。
こういう大勢が集まる場には、何かしらやらかす馬鹿野郎がいたりするし、フェイカーが何かを紛れ込ませてくるかもしれないという警戒の下、厳重に検査が行われたのである。
「ああ、そう言えーば、この決闘に挑んだ貴族のうーち、数名は組織とつながりをもっていたこーとが判明して、処分されたわーね」
「へぇ…‥‥って、いつのまに!?」
声が聞こえ、適当に相槌を打ったところで、エルゼは背後にいつの間にか立っていたバルション学園長の存在に気が付き、驚いた。
「私も応援すーるけれども‥‥‥ちょっと頼まーれごとがあってね、誰か手伝ってくーれないかしら?」
「「「【【ん?】】」」」
バルション学園長の頼みごとにエルゼ達は首を傾げつつ、個の学園長のこれまでの所業を考え、軽快する。
こういう時に限って、絶対に物凄い面倒くさいことがありそうで‥‥‥最終的にはじゃんけんで選出されるのであった。
『さーって、いよいよ決闘開始の時間が迫ってまいりましたが、今回は特別ゲストを呼びしているぜベイベー!!あちらをどうぞ!!』
舞台上でエルダンベーラが指し示した方向に観客たちが向くと、そこにはいつのまにか違う席が用意されていた。
『えーっと、これで聞こえるわね。どーうも、今回の決闘の戦闘解説者に抜擢さーれた学園長のバルションでーす』
『【実況解説及び、動きの細かな部分の指摘を行う役目を受けることになった、この度の決闘参加された召喚主殿‥‥‥ルース殿に従えているモンスター、タキじゃ。皆の者、どうぞよろしくなのじゃ】』
そこにいたのは、今回の決闘の解説役などを受け持つ役目をすることになったバルション学園長と、タキの姿があった。
タキは人の姿を取っているが、その容姿は一応美しいために、何人かの観客席の男性が見とれ、付き添いの女性たちに殴られ、蹴られ、はたかれ、潰されるという事が起きたが…‥‥まぁ、そんな些細なことはどうも良かった。
『さーてさて!!実況者などがでたところで、いよいよ本日の決闘参加者たちの登場だぜベイベー!!』
『【あれ!?我らの説明雑じゃないかのぅ!?】』
タキのツッコミも気にせずに、エルダンベーラがは舞台の中心に立ち、バッと手を上げると同時に、下からせり上がって来た床が見えてきて、その上に人の姿があった。
その床は3色に分けられており、それぞれに人が乗っていた。
『赤のブロック、今回の決闘を起こした張本人!!この国の第1王子アレス=バルモ=グレイモ様、第2王子ハルバーン=バルモ=グレイモ様、第3王子ギェーア=バルモ=グレイモ様だぁぁぁぜベイベー!!』
わーわーと観客席で歓声が上がり、その歓声にこたえるように赤い床にのっている王子たちは手を振る。
それぞれ決闘のために武器を持ってきたようだが‥‥‥‥長剣で統一しているようだが、いいものを使っていることを、分かる人が見れば理解できたであろう。
「ふっふっふっふ、これも妹たちのために!!」
「毒牙にかけず、我等が手元に置いて!!」
「未来永劫、その可愛らしさを!!」
「「「心を一つにして、正々堂々と勝負を挑むことをここに宣言しよう!!」」」
剣を抜き、そろって頭上に掲げそう宣言する王子たち。
芝居がかっているような感じだが、纏う雰囲気は本気だという事を人々は理解する。
『緑のブロックは、決闘に乗じて我こそ王女たちにふさわしいと名乗り出た、勇気ある‥‥‥かもしれない貴族の子息および代理人型だぜベイベー!!』
「「「「なんだその微妙な紹介の仕方はぁぁぁぁぁ!!」」」」
エルダンベーラの言い方に対して、緑色の床の上に定員オーバーなほど乗った者たちがそろってツッコミを入れた。
真面目に決闘を出した者もいれば、代理人として参加した者たちなのだが…‥‥数が多かったので、省略されたようだ。
『そして最後に!!青色のブロックには、この決闘でもっとも重要ポジションに立つ男!!前回の決闘時にも、化け物対峙に奮闘してくれた、若き黄金の魔導書所持者、ルース=ラルフ氏だぁぁぁぁぁぁ!!』
「‥‥‥盛り上がっているなぁ」
興奮しているエルダンベーラの紹介によって沸き上がる観客達を見て、思わずルースはそうつぶやく。
参加している者たちよりも、観客の方が元気いっぱいなのはどうしてだろうか。
とにもかくにも、この場に決闘を行う者たちはそろった。
そして、いよいよ決闘が始まる‥‥‥‥はずだった。
『あ、そう言えば王女様方が遅れるらしいという連絡があったので、あと15分お待ちくださいだぜベイベー!!』
「「「「まだやらないのかよ!?」」」」
「え?妹たちはまだなのか?」
…‥‥エルダンベーラの言葉にツッコミを入れる者たちであったが、王子たちはぶれなかった。
『いやぁ~どうやら国王陛下方もこの決闘を見に来る予定でしたが、どうも今はいった情報だと、少々正妃や側室様方の折檻が長引いたそうで、決闘のために先にでてきた王子様方よりも遅れて出発したようなんだぜベイベー』
「は?父上が何かやらかしたのか?」
「折檻と言っても……何をだ?」
『さぁ?王族の考えることは分からないぜベイベー!』
とにもかくにも、この決闘に関わる王族たちがやってこないことには始めようにも始めにくいらしい。
仕方がないので、ルース及び決闘を受ける者たちは、その空き時間の間に自分たちの体調や武器の確認を行うのであった。
…‥‥来てから呼べよという話だが、そう都合よくいかないのが現実なのである。
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