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鷹宮家―その、真相
~決行~
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―負けた。
脳裏に、そんな単語が浮かんでくる。
銃口から射出された3発の銃弾は、真っ直ぐと男へと向かっていった。だが、
「消えろ」
男の一言。男が銃弾を指さしただけで、それは消えたのだ。跡形もなく―まるで最初から存在しなかったかのように。
そして俺は、負けを悟った。
『物体の消失』。たとえ強力な武器を持とうが、異能を放とうが、この男の前では全てが無意味。
全て、『消される』。
「......志津二。ヤバくない?」
「ヤバいですね」
八方塞がり。打つ手なし。
そんな俺たちに王手をかけるように、男は懐から白鞘の鞘から短刀を抜く。そして―しっかりと、俺を見据えてきた。
前回と同じだ。邪魔者は、消す。
たったそれだけの事。
だが、対抗せずにはいられない。
「お嬢様!」
「オッケー!」
叫ぶと同時に、魔法陣を介して俺の手には焔の剣が握られた。......そう。『万物創造の錬金術師』。
お嬢様が数多と有している属性、その1つを具現化させたモノ。
―ヒュッ......ギィンッ!
風切り音。その後に続いて、刃が衝突する音。
互いに激しく火花を散らし、一瞬だけ鍔迫り合いになる。だが、
「なッ......!?」
初めて、男の鉄面皮が剥がれたような気がした。
それもそのはず。
短刀は、いとも容易く断ち切られたのだ。俺の手にしている、焔の剣に。
これにはその場にいた誰もが呆然とした。
しかし、この好機を逃すワケにはいかない。
「お嬢様、逃げますよ!」
短刀を断ち切られ、身体に直接ダメージを負った男は―初めて、尻もちをついた。
それを横目に見つつ、俺たちは駆ける。
さすがの男も刃物を持ったままこちらに来るような事はしなかったが、最後まで『消失』で足場を崩してきた。......めんどくせぇヤツだ。
「あー、大変な目にあった」
「ホント。スケジュールがメチャクチャよ」
そんな事をボヤきつつも、俺たちは午後の優雅な(?)ひとときを楽しんでいた。
あー、コーヒーが身体中に染み渡る。
「......お疲れ様です。お二人とも」
「うん」
鷹宮家の一員として、彼女もまた異能者―というワケではなく。この子は至って普通の優秀なメイドさん。だが、この2週間で鷹宮家の内部構造・異能者組織諸々......を理解している限り、何か凄いモノを感じる。
「お嬢様。あの剣は男に身体的なダメージを与えていたのですかね?」
普通の剣ではなく、異能で創られた剣。
あれがどのような能力を有しているのかは分からないが―気になる所だ。
「分かんない」
あなた、創造者でしょうに......!
「でも、与えるとは思うよ。さっきの剣だったら、切り傷と同時に火傷を負ってるハズ。防刃チョッキを着てたとしても、溶かしてるでしょうね」
「もはや拷問器具ですね。それ」
「水なら斬ると同時に相手の衣服に水を吸わせ、風なら斥力が働いたと同等の現象が起こる」
......強くね?この人。元がアレなだけに分かりにくいけど。
「『消失』相手じゃなかったら。属性融合して具現化してドカーン、すれば直ぐに終わるのに」
「サラッと恐ろしい事を言いましたね......」
やっぱこの人強えわ。さすが直系本家筋。
この分だとご主人様もチートだね。
「あの、ご主人様」
「うん?話があるなら座っていいよ」
コーヒーを啜っているところに、リサが物言いたげな顔で話しかけてきた。そこで、座るように促す。
「失礼致します。お話と言うのは―」
「―成程ね、分かった」
......これなら、出来なくもない。
さすがは我が自慢のメイド。良い仕事をするね。
「ですが、これは―」
「大丈夫だよ。万能ならね」
自身の発言に少なからず重みを感じているようなリサだが、それをお嬢様が遮って言う。
「そう......ですね。確かにお二人なら可能性はあるでしょう」
「あぁ、任せておいて。色々準備もあるから―決行は、翌日の深夜だ」
「志津二、ここどこよ?」
「学園の裏のグラウンドですが」
月も既に高く昇り、辺りを穏やかな光で照らす。
それは何故か神秘的な光景に感じる。何時も見ているハズの月光でさえ、だ。
その薄闇の中で俺たちは、2人、佇んでいた。
ある事をするためにね。
「―クライアントの要望は、どんな形であれ聞かなければならない」
月光に照らされながら、門を潜って歩を勧めてくる1人の男。
「例えそれが『罠』だと分かっていても、だ」
「......やはり、罠だったか」
男は俺たちと数メートルのところで対峙すると、小さく口を開いた。 「罠だった」と。
「その罠にわざわざ掛かりに来てくれて助かった。元・鷹宮のはぐれ異能者―久瀬颯」
「......」
俺が本名を口にしても、男はその鉄面皮を取ろうとはしない。だが、次に俺が口にした一言で初めて、鉄面皮の全てが取れた。
「久瀬颯。異能の発現が少しばかり遅く、高校生でやっと、異能『消失』を発現」
「貴様、どこでそれを―」
「だが、能力の制御が不正確であり―それが原因として、友を失う。『消失』の暴走により、建物の基盤部分を失った事の建物崩壊」
まだまだ続くぞ。
「その後、能力の暴走を恐れ......異能者組織・鷹宮を抜ける。そこからは所在不明だったが、暗殺者として活動している事が判明」
「......」
「その『消失』故に、対象を消すと言う事で能力を制御していたらしいな。無論今はマスターしているようだが」
「何故......!いや。何を知っていようと、邪魔になり得る存在は―消すだけだ」
自重気味に呟く男だったが、直ぐに一切の感情を抜いた、何時もの無表情に戻った。冷酷ささえ感じさせない。だから、不気味さを覚える。
男は呟くと、背中から白銀の光を放つ日本刀を抜いた。何処から手に入れたモノかは知らないが、俺もそれに対抗しよう。
「お嬢様」
一言。それだけで良い。
それだけで、俺の手には刀が握られていた。
お嬢様の異能で創り出した、万能による万能の武具。......さぁ、
「始めるか」
~Prease to the next time!
脳裏に、そんな単語が浮かんでくる。
銃口から射出された3発の銃弾は、真っ直ぐと男へと向かっていった。だが、
「消えろ」
男の一言。男が銃弾を指さしただけで、それは消えたのだ。跡形もなく―まるで最初から存在しなかったかのように。
そして俺は、負けを悟った。
『物体の消失』。たとえ強力な武器を持とうが、異能を放とうが、この男の前では全てが無意味。
全て、『消される』。
「......志津二。ヤバくない?」
「ヤバいですね」
八方塞がり。打つ手なし。
そんな俺たちに王手をかけるように、男は懐から白鞘の鞘から短刀を抜く。そして―しっかりと、俺を見据えてきた。
前回と同じだ。邪魔者は、消す。
たったそれだけの事。
だが、対抗せずにはいられない。
「お嬢様!」
「オッケー!」
叫ぶと同時に、魔法陣を介して俺の手には焔の剣が握られた。......そう。『万物創造の錬金術師』。
お嬢様が数多と有している属性、その1つを具現化させたモノ。
―ヒュッ......ギィンッ!
風切り音。その後に続いて、刃が衝突する音。
互いに激しく火花を散らし、一瞬だけ鍔迫り合いになる。だが、
「なッ......!?」
初めて、男の鉄面皮が剥がれたような気がした。
それもそのはず。
短刀は、いとも容易く断ち切られたのだ。俺の手にしている、焔の剣に。
これにはその場にいた誰もが呆然とした。
しかし、この好機を逃すワケにはいかない。
「お嬢様、逃げますよ!」
短刀を断ち切られ、身体に直接ダメージを負った男は―初めて、尻もちをついた。
それを横目に見つつ、俺たちは駆ける。
さすがの男も刃物を持ったままこちらに来るような事はしなかったが、最後まで『消失』で足場を崩してきた。......めんどくせぇヤツだ。
「あー、大変な目にあった」
「ホント。スケジュールがメチャクチャよ」
そんな事をボヤきつつも、俺たちは午後の優雅な(?)ひとときを楽しんでいた。
あー、コーヒーが身体中に染み渡る。
「......お疲れ様です。お二人とも」
「うん」
鷹宮家の一員として、彼女もまた異能者―というワケではなく。この子は至って普通の優秀なメイドさん。だが、この2週間で鷹宮家の内部構造・異能者組織諸々......を理解している限り、何か凄いモノを感じる。
「お嬢様。あの剣は男に身体的なダメージを与えていたのですかね?」
普通の剣ではなく、異能で創られた剣。
あれがどのような能力を有しているのかは分からないが―気になる所だ。
「分かんない」
あなた、創造者でしょうに......!
「でも、与えるとは思うよ。さっきの剣だったら、切り傷と同時に火傷を負ってるハズ。防刃チョッキを着てたとしても、溶かしてるでしょうね」
「もはや拷問器具ですね。それ」
「水なら斬ると同時に相手の衣服に水を吸わせ、風なら斥力が働いたと同等の現象が起こる」
......強くね?この人。元がアレなだけに分かりにくいけど。
「『消失』相手じゃなかったら。属性融合して具現化してドカーン、すれば直ぐに終わるのに」
「サラッと恐ろしい事を言いましたね......」
やっぱこの人強えわ。さすが直系本家筋。
この分だとご主人様もチートだね。
「あの、ご主人様」
「うん?話があるなら座っていいよ」
コーヒーを啜っているところに、リサが物言いたげな顔で話しかけてきた。そこで、座るように促す。
「失礼致します。お話と言うのは―」
「―成程ね、分かった」
......これなら、出来なくもない。
さすがは我が自慢のメイド。良い仕事をするね。
「ですが、これは―」
「大丈夫だよ。万能ならね」
自身の発言に少なからず重みを感じているようなリサだが、それをお嬢様が遮って言う。
「そう......ですね。確かにお二人なら可能性はあるでしょう」
「あぁ、任せておいて。色々準備もあるから―決行は、翌日の深夜だ」
「志津二、ここどこよ?」
「学園の裏のグラウンドですが」
月も既に高く昇り、辺りを穏やかな光で照らす。
それは何故か神秘的な光景に感じる。何時も見ているハズの月光でさえ、だ。
その薄闇の中で俺たちは、2人、佇んでいた。
ある事をするためにね。
「―クライアントの要望は、どんな形であれ聞かなければならない」
月光に照らされながら、門を潜って歩を勧めてくる1人の男。
「例えそれが『罠』だと分かっていても、だ」
「......やはり、罠だったか」
男は俺たちと数メートルのところで対峙すると、小さく口を開いた。 「罠だった」と。
「その罠にわざわざ掛かりに来てくれて助かった。元・鷹宮のはぐれ異能者―久瀬颯」
「......」
俺が本名を口にしても、男はその鉄面皮を取ろうとはしない。だが、次に俺が口にした一言で初めて、鉄面皮の全てが取れた。
「久瀬颯。異能の発現が少しばかり遅く、高校生でやっと、異能『消失』を発現」
「貴様、どこでそれを―」
「だが、能力の制御が不正確であり―それが原因として、友を失う。『消失』の暴走により、建物の基盤部分を失った事の建物崩壊」
まだまだ続くぞ。
「その後、能力の暴走を恐れ......異能者組織・鷹宮を抜ける。そこからは所在不明だったが、暗殺者として活動している事が判明」
「......」
「その『消失』故に、対象を消すと言う事で能力を制御していたらしいな。無論今はマスターしているようだが」
「何故......!いや。何を知っていようと、邪魔になり得る存在は―消すだけだ」
自重気味に呟く男だったが、直ぐに一切の感情を抜いた、何時もの無表情に戻った。冷酷ささえ感じさせない。だから、不気味さを覚える。
男は呟くと、背中から白銀の光を放つ日本刀を抜いた。何処から手に入れたモノかは知らないが、俺もそれに対抗しよう。
「お嬢様」
一言。それだけで良い。
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