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どうしよう
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一枚だけと食べたクッキーの優しい甘さに、元気と冷静さを取り戻せた。
辺りは暗くなってきて、森に慣れてない私が動き回るのは危険だろう。というか迷子になったらその場を動かない方が良かったなと考える。
「水と食料の確保はできてるし……まあ水は魔法でなんとかなるけど……。あとは……寝床?」
いや流石に寝るのはまずいよ私。
でもとりあえずこの場でじっとするのも、迷子とは別の方向で危険かもしれない。
この森がどういうところのなのか分からない。
野生の動物とかいるのかも分からない。
でももし動物がいるなら今の私は格好の餌食になる可能性が高い。
どうしよう……初級魔法であれば色々独学に近いものではあるが使える。
ただ変に手を出したら余計に危険かもしれないし、いざという時に普通に動けるかと言われればまたそれは別の話。
「うーん……熊とかに襲われた時って上に………上?」
背凭れにしていた木を見上げる。
枝が太くしっかりしているように見える、これ上に上がった方がいいかも。
でも木登りした事ないし、まず途中で落ちたりして怪我したら余計に危ない。
「ほかに……うーん、やっぱり燃やすのが一番?」
いやだからダメでしょ私。何故考えると燃やす方向に辿り着いてしまうのか。放火魔予備軍か?
冷静になれてないとすぐに食べれるように抱えていた箱を開け、クッキーをもう一枚頬張る。
サクサクとした食感。ほのかな甘みとバニラオイルの甘い香り、うん、形は歪だけど美味しい。
早く家に帰りたいなぁ……と考えながらふと思い出す。
「………移動といえば風、だけど……。」
学校に来る際に使用した転移魔法陣。
あれの属性は風で、風はモノを運ぶことが出来る。
ただあらかじめ魔法陣が用意されるくらいに難度の高いものだし、魔法陣を使用する魔法なんて使ったことがないし、素人が使うと危険だという話も聞いた。
だから転移魔法陣のところには一つ一つに担当の者がいた。
「うーん………こういうときに初めてのことするのは危険よね?
でも物語だとこういうときに真なる力が!って私そういうのとかにないか……。」
瞳の色が変わっているというのと、この国で一番の魔法使いになれるかもしれないと言われただけだ。
………いやそれ結構十分過ぎるくらい可能性ある?
瞳の色があの魔力測定の時の魔法陣と同じ色って如何にもって感じだし、この国で一番のってこの世界じゃないところがまたリアリティを感じる。
本当に色々とどうしようかなぁ……とまたクッキーを頬張った。
辺りは暗くなってきて、森に慣れてない私が動き回るのは危険だろう。というか迷子になったらその場を動かない方が良かったなと考える。
「水と食料の確保はできてるし……まあ水は魔法でなんとかなるけど……。あとは……寝床?」
いや流石に寝るのはまずいよ私。
でもとりあえずこの場でじっとするのも、迷子とは別の方向で危険かもしれない。
この森がどういうところのなのか分からない。
野生の動物とかいるのかも分からない。
でももし動物がいるなら今の私は格好の餌食になる可能性が高い。
どうしよう……初級魔法であれば色々独学に近いものではあるが使える。
ただ変に手を出したら余計に危険かもしれないし、いざという時に普通に動けるかと言われればまたそれは別の話。
「うーん……熊とかに襲われた時って上に………上?」
背凭れにしていた木を見上げる。
枝が太くしっかりしているように見える、これ上に上がった方がいいかも。
でも木登りした事ないし、まず途中で落ちたりして怪我したら余計に危ない。
「ほかに……うーん、やっぱり燃やすのが一番?」
いやだからダメでしょ私。何故考えると燃やす方向に辿り着いてしまうのか。放火魔予備軍か?
冷静になれてないとすぐに食べれるように抱えていた箱を開け、クッキーをもう一枚頬張る。
サクサクとした食感。ほのかな甘みとバニラオイルの甘い香り、うん、形は歪だけど美味しい。
早く家に帰りたいなぁ……と考えながらふと思い出す。
「………移動といえば風、だけど……。」
学校に来る際に使用した転移魔法陣。
あれの属性は風で、風はモノを運ぶことが出来る。
ただあらかじめ魔法陣が用意されるくらいに難度の高いものだし、魔法陣を使用する魔法なんて使ったことがないし、素人が使うと危険だという話も聞いた。
だから転移魔法陣のところには一つ一つに担当の者がいた。
「うーん………こういうときに初めてのことするのは危険よね?
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瞳の色が変わっているというのと、この国で一番の魔法使いになれるかもしれないと言われただけだ。
………いやそれ結構十分過ぎるくらい可能性ある?
瞳の色があの魔力測定の時の魔法陣と同じ色って如何にもって感じだし、この国で一番のってこの世界じゃないところがまたリアリティを感じる。
本当に色々とどうしようかなぁ……とまたクッキーを頬張った。
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