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なぜ?(テナ視点)
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それから魔力に関する話を交わしていると、許可されていないはずの女子生徒の登場に二人して固まってしまう。
何故君がここに?と口に出す前に、彼女は新入生がいなくなったので探して欲しいと言ってくる。
なんでも、その新入生は自分とジュリアスが魔力検査をシリカ先生直々に任された相手であること、庶民なのでトラブルに巻き込まれているのかもしれないということを矢継ぎ早に伝えたあと、僅かに笑って息をついた。
その様子に違和感を感じ、彼女の、シャーロット・ヴィヴィシアの婚約者であるジュリアスに視線を向けると、彼も何か引っ掛かるのか訝しむような顔を浮かべている。
「……わかった。テナ、君にも協力を頼みたい。」
「勿論です。」
この流れで手伝わないと選択はないが、わざわざ頼んできたことに、そのいなくなった生徒というのが件の人物だろうと見当をつける。
自分とその人物を関わらせたいということは、先程まで話していた内容から分かっていたし、わざわざ彼女の前でそう言ったのは自分がその人物と関わることになにかあるのだろう。
あの優等生で人嫌いと有名な彼女がわざわざ今日会ったばかりの人を捜していて、許可を得てない場所にも堂々と入り込み頼みごとをする。
こういっては失礼だろうが、彼女のことを知っている人なら誰でも不安を感じるような行動だ。
「私は門の辺りを、お二人はここに書かれた場所を探していただけます?」
「ああ……テナ。」
彼女からメモらしき物を受け取りながら彼は扉へと歩いていく。
名前を呼ばれ、会釈をしてからその後を追いかけ部屋を出る。
「彼女、ここに残して大丈夫でしょうか?」
「…………。」
「??……ジュリアス?」
様子がおかしいと顔を覗き込むと、メモを差し出され、変な事でも書いてあるのかと確認して、彼の様子に納得する。
メモの内容自体はおかしくはないだろう。
ただ、何故それを君が?と不信感が募るような書き方がされている。
【フィリア・フェルノの行きそうな場所】
【絶対に行かない場所】
と二つの項目に分かれており、行きそうな場所の中には先程の図書室や魔法薬実験室などが書かれており、行かない場所には教員室や森などが並ぶ。
「行きそうな場所と、絶対に行かない場所、これ以上二人の仲が複雑になると大変だろうし、僕がこの絶対に行かない所を捜してみるよ。」
「よろしくね。ああ、森に捜しに行くなら採取はバレないように。」
ランタンを借りるいい口実が生まれたとほくそ笑んでしまったのは、どうやら彼にはバレバレだったらしい。
「………うん、気をつけるよ。」
やっぱり彼は苦手だなと、苦笑いを浮かべながらその場を離れた。
何故君がここに?と口に出す前に、彼女は新入生がいなくなったので探して欲しいと言ってくる。
なんでも、その新入生は自分とジュリアスが魔力検査をシリカ先生直々に任された相手であること、庶民なのでトラブルに巻き込まれているのかもしれないということを矢継ぎ早に伝えたあと、僅かに笑って息をついた。
その様子に違和感を感じ、彼女の、シャーロット・ヴィヴィシアの婚約者であるジュリアスに視線を向けると、彼も何か引っ掛かるのか訝しむような顔を浮かべている。
「……わかった。テナ、君にも協力を頼みたい。」
「勿論です。」
この流れで手伝わないと選択はないが、わざわざ頼んできたことに、そのいなくなった生徒というのが件の人物だろうと見当をつける。
自分とその人物を関わらせたいということは、先程まで話していた内容から分かっていたし、わざわざ彼女の前でそう言ったのは自分がその人物と関わることになにかあるのだろう。
あの優等生で人嫌いと有名な彼女がわざわざ今日会ったばかりの人を捜していて、許可を得てない場所にも堂々と入り込み頼みごとをする。
こういっては失礼だろうが、彼女のことを知っている人なら誰でも不安を感じるような行動だ。
「私は門の辺りを、お二人はここに書かれた場所を探していただけます?」
「ああ……テナ。」
彼女からメモらしき物を受け取りながら彼は扉へと歩いていく。
名前を呼ばれ、会釈をしてからその後を追いかけ部屋を出る。
「彼女、ここに残して大丈夫でしょうか?」
「…………。」
「??……ジュリアス?」
様子がおかしいと顔を覗き込むと、メモを差し出され、変な事でも書いてあるのかと確認して、彼の様子に納得する。
メモの内容自体はおかしくはないだろう。
ただ、何故それを君が?と不信感が募るような書き方がされている。
【フィリア・フェルノの行きそうな場所】
【絶対に行かない場所】
と二つの項目に分かれており、行きそうな場所の中には先程の図書室や魔法薬実験室などが書かれており、行かない場所には教員室や森などが並ぶ。
「行きそうな場所と、絶対に行かない場所、これ以上二人の仲が複雑になると大変だろうし、僕がこの絶対に行かない所を捜してみるよ。」
「よろしくね。ああ、森に捜しに行くなら採取はバレないように。」
ランタンを借りるいい口実が生まれたとほくそ笑んでしまったのは、どうやら彼にはバレバレだったらしい。
「………うん、気をつけるよ。」
やっぱり彼は苦手だなと、苦笑いを浮かべながらその場を離れた。
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