大東亜架空戦記

ソータ

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東太平洋海戦

第56話 団欒

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隆雄達一○六空は、B-29を討ち果たし借りを返した、そして一時帰国の通達がなされた

11月の中旬に隆雄達は日本に到着した
横須賀に入港した赤城に乗っていたため近くの横須賀海軍飛行場に赤城が入渠している間だけ愛機を置いておくことになった
「日本は寒いな」
「そりゃハワイにいたんですもん当たり前でしょ」
兵士たちが寒さに嘆く
「よしっ、みんな家に帰れ!2週間後!またここに!」
そして挨拶を済ませみんな各々の家に戻った

隆雄も自分の家に帰るが連絡していなかったこともあり誰もいない
「あれっ、」
さすがに寒いので実家に行くことにした
「ただいま」
「義雄?」
千代の声が聞こえてくる
「隆雄だよ」
「うそっ!おかえり!」
登代が走って抱きついてくる
「手紙読んだよありがとな」
「恥ずかしい」
と言いつつも隆雄から離れない
「あ、そうだ貴子と信恵知らないか?」
「上にいるよ?お兄ちゃんの部屋」
「ありがとう顔見せてくるよ」
「はーい」
隆雄は階段をのぼり自分の部屋に入ると
少し大きくなった娘と全く変わらない妻が寝ていた
「布団ぐらいかけろよな」
ため息を着くも隆雄の顔は微笑んでいる
信恵の手には自分が送ったハガキが握られていた
「人の手紙自分の寝相で折るなよ?」
呟きながらハガキを机の上におこうと離すと、信恵が起きた
「んぅ、でがみ.....」
隆雄と信恵の目が合う
「...」
「おはよう」
「.....おはよう.....」
「どうした?」
「...私の目の前に...隆雄くんがいる」
「あぁ、いるな」
「だがおぐぅ!」
「おわっ!」
信恵は泣きながら隆雄に抱きつく
「しっ!貴子が起きる!」
「帰ってくるなら帰ってくるって連絡してよ!」
「悪かったよ、ごめんな」
「うぅ...」
「「!?」」
「.........」
「「.....ぷっ」」
貴子が起きたかと思い2人して貴子を見たが起きるどころか気持ちよさそうに寝ていたので笑ってしまう
貴子に布団をかけ2人は千代たちのいる下の階へ移動した
「改めてただいま帰りました」
「「「「おかえりなさい!」」」」
「聞いてお兄ちゃん登代ったらねお兄ちゃんの部隊の新聞全部切りとってるの!」
「美代!言わないでそういうこと!」
「よし、美代持ってこい!」
「へへんそう来なくちゃ」
「お兄ちゃんまで!」
「あんまりいじめないの」
千代も注意するが笑っていてなんも説得力がない
「私も見たいな」
「信恵さんまで!?」
「ジャーン!」
そこには一○六空最強の航空隊と書かれたノートが2冊あった
「うぅ...はずがしい...」
「うん.....恥ずかしいなこれは」
「まあまあ中見てみなさいって」
そこには中国戦線から東南アジア、先のハワイ攻略戦、防空戦までほんとにほぼ全ての記事が貼り連ねてあった
「すごいな...」
「ずっと新聞とにらめっこしてんのよこの子」
「いいでしょ別に!」
登代が恥ずかしそうにノートを閉じる
「自分のお兄ちゃんが活躍してるの応援しちゃいけないの!?」
「そんなこと言ってないわよね~」
千代が煽る
「ありがとな登代」
「うん!」

それから1週間ほど経った頃部隊召集がかかった
「まず山本中尉に対する上層部の決定から申し伝える」
「お願い致します」
「第一○六航空部隊隊長山本中尉を本日付で大尉とする。以上」
隆雄は一礼して命令書を受け取った
「次に一○六空に命ず。
第一○六航空部隊は本日をもって解散とす
なお隊長山本隆雄大尉以下46名はそのままハワイ海軍航空隊第四部隊に配属とする」
「はっこれまでより一掃奮励努力してまいります」
「昇進おめでとう」
「谷口司令、いや、谷口参謀、ありがとうございます」
「うむでは、休暇は赤城の改装が終わるまでの3ヶ月とする。度々招集はするが前もって伝えるようにする。ゆっくりしたまえ」
「「「「はっ!」」」」
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