大東亜架空戦記

ソータ

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空軍発足

第76話 裁き

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コルカタを占拠し次の作戦に移ろうとするも
陸軍の青年将校によるクーデターが発生
同時に隆雄と義雄は本土に呼び戻された

「急に呼んで済まないな。」
「いえ、要件はなんでしょう」
2人は海軍省で山本五十六に会っていた
「陸軍のクーデターは聞き及んでいよう」
「もちろんです。こんな大事な時期に良くも叛乱なんぞ起こしてくれたもんです。」
「そこで隆雄、お前に空軍第二師団を率いて皇居へ行軍して欲しい」
「.....は?」
「空軍第n」
「いえ聞こえていました、行軍?俺が?」
「そうだ」
「行軍なんてしたことありませんよ!?」
「そこで義雄も呼んだ」
「まさか....」
「陸軍出身ですので行軍ぐらいしたことあります。」
「兄上に習えと!?」
「既に第二師団では陸軍出身兵による教育が行われている、もちろん小銃を携えて海兵団と平行行軍を行ってもらうこれは決定事項だ」


2日後、
隆雄達は鶴見にある空軍横浜基地より皇居へ向け出発した
「二輪車ならそう言ってくれれば....」
「そう言わないでください少将閣下、ほら民衆も見てますよ」
「海兵団は戦車も持っているのだな」
「えぇ、陸軍とは別規格のものになりますので工場の取り合いらしいですよ」
「また張り合ってるのか。」
朝4時に出発した行軍隊のスピードは想像より早く朝7時の時点でその先頭は既に東京太田にあった

そして午後2時には桜田門に至り隆雄と義雄が宮中へ入っていく
既に御前には山本五十六、東條英機など軍の主要人物が堂々と鎮座していた
「山本、ご苦労だったな」
「はっ、空軍少将山本隆雄、空軍第二師団を率い参上しました」
「うむ、末席に加わり、意見を聞かせよ」
「はっ!」
「此度の叛乱首謀者を連れて参れ」
すると扉が開き二人の陸軍将校が入ってきた
「陸軍第六師団歩兵第二十九連隊長、渋川雅美中佐、陸軍第三十五師団歩兵第百二十七連隊長、益永忠利中佐、両名は独断で兵を挙げ、陸軍舞浜駐屯地を占拠した、これは国家反逆罪である。陸海軍大将よりはもう既に裁断希望は聞いた故、
空軍最高現場責任者である山本少将にお尋ね申し上げる」
すると全員が隆雄を見る
「両名、何故こんなことをした?」
「日本のためであります!」
「我が空軍は今大事な作戦行動中であり貴官らの行動のせいで作戦行動は大変遅延している」
「我らも大業を成し遂げんがために行動を起こした!」
「貴様らの無責任な行動で貴様らの同志である陸軍の兵や空軍の陸軍出身兵の死が無駄になるやもしれんのだぞ!」
「国の大業のためには致し方ない犠牲である!」
「ならば貴様らは何かを成し得たか!」
「そっ....それは...」
「こうして縛られ貴様らは何を成し遂げ何を得た?得たものは一つだけであろう?」
「何を得たと...?」
「国家反逆罪で裁かれたという汚名だ!」
「なっ!侮辱するのか!」
「国民全員が思っていることであろうな!貴様らは家族をも貶め汚名を着せ、仲間の死をも無駄にした!侮辱されて当然だろうが!陛下、私が求める裁断はただ一つ!」
「言ってみよ」
「こやつらを前線に出し最前線でかい殺すこと!これ一つです!」
「山本少将よ、貴様わかっているのか?こやつらを解放すると言っているのだぞ?」
東條英機が隆雄に質問する
「解放?前線で逃げれば脱走兵です。
仲間に追われ憎まれ国になぞ帰れない、帰れば汚名の元にまた非国民扱いされるだけです。もう救われようがないならせめて最後に国のために死なせてやるのが上官としてのせめての務めでは?」
「なっ....私の配属は内地だぞ...戦ったこともないのに...」
「安心しろ、私もなかった、が今ではひとつの大規模な軍を指揮する指揮官だやれるさ」
隆雄はニコッと笑い返した
「お前たちは怒らせてはいけない人を怒らせたな」
天皇が笑い出す
「では貴様ら2人は一兵卒として山下将軍に預けるとしよう。此度はこれで終わりだ、皆の足労感謝する」

その後隆雄と義雄は地元である中川に帰ってきていた
「千代だ」
義雄がいきなり走り出す
住宅街の角に千代を見つけたからだ
「千代!」
「ん?」
「え?」
「誰だ?」
千代の隣にいた男が聞き返してくる
「お前こそ誰だ!」
「何子供みたいに張り合ってんだよ。」
隆雄がツッコミを入れながら角を曲がってくる
「いや、ほんとに誰だ...」
「君たちこそ千代に何の用だ?」
「なんの用と言われても家族なのでそんなに用というものはないが?」
「家族...まさか!高野少佐と山本少将か!?」
「えぇ」
「それならそうと、早く言ってくれ!輩かと思ったぞ...」
「軍服の輩がいてたまるか...」
「あ、名乗り忘れました、お付き合いさせて頂いている吉川陸軍中佐でありますよろしく」
「中佐!?高野少佐であります!本官は問題ありませんが少将殿に敬語を使わないのは如何なものでありましょうか!」
「これは不躾でありました、少将閣下お許しください」
「.....ん!あ!き、気にするな、え、何が?」
「んふっ!ははは!」
プルプルと震えていた千代がついに吹き出す
「兄君と弟君がいるなら安心だ、千代俺は戻るよ」
「えぇ、また」

家に着くと千代から衝撃なことを聞かされた
「「結婚!?」」
「なんだお兄ちゃんたち知らなかったの?」
登代が煎餅を咥えながら喋り始める
「知るか!おじさんも何も言わなかったぞ!食べながら喋るな!」
「言っとくーって言ってたのにーごめんなさーい」
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