大東亜架空戦記

ソータ

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インド方面攻略戦

第86話 艦載機

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インド洋海戦にて沈没した戦艦比叡
その比叡には海軍中佐前田明利の兄、前田利行大佐が乗艦していた。
前田はトラックへ赴き、山口多聞に面会支援して貰えるよう嘆願した。
そこで父と山口の意外な接点等を聞き会話に花を咲かせた

前田の宿の扉からノック音が響く
「入れ」
「失礼致します!」
二式大艇搭乗員の11名が到着し酒盛りが始まった
「堅いことはなしだ、乾杯!」
「いやぁ、米英と戦争するってなって一時はどうなるかと思いましたな」
「貴様らの偵察や攻撃のおかげだ」
「何をおっしゃいます、あなたこそ戦闘機隊で最前線で敵と戦ってるではありませんか」
「貴様らの偵察が無ければ我々は数などしれぬ」
「中佐殿にそのように言っていただけて我々は幸せであります!」
突如梶田上飛曹が立ち上がり目頭に涙を浮かべている
「まさか.....もう酔ったのか...?」
上官である機長の高梨特務大尉が引き気味に問う
「こいつ下戸の癖にこのグラスいっぱいのウイスキーを一気飲みしまして。」
最後尾の機銃を担当している中山上飛曹が頭を抱えている
「はぁ.....」
「ははは!思う存分騒いでくれ!」
前田は少し予科練時代に中島や他の同期と騒いでいた頃を思い出し楽しんでいる
その様子を見た高梨は少し安堵した顔になった
「トラック...いいところですな」
「我々が南太平洋の制海権を奪取してからしばらく、空襲もなく平和なんだそうだ」
「まるで戦争が始まる前の故郷のようです」
「貴様はどこの出身だ?」
「横須賀です、軍艦や航空機がいつも見えて子供心をくすぐりまして、軍人志望に」
「そうか...俺は東京でな」
「父君は確か」
「ああ、貴様も父を知ってるのか、軍令部付の通信参謀だ」
「将校の家系なのですな」
「俺は航空隊の人員不足で将校になれたようなもんさ」
「前線も人が足りませんからな」
「貴様らにも苦労かけるがよろしく頼む」
「我々は大艇乗りの海軍軍人です。山本少将や前田中佐に一生ついて行きますよ」
「貴様のような部下がいてくれて俺たちは本当に助かる」
「ははは!我々も上官があなた方のような方々で助かります!」

それから2日後明利達はコルカタ基地へと戻った
「ん、報告ご苦労」
「はっ」
いつになく真面目な明利を見た隆雄は違和感と寒気を覚えた
「どうした?」
「報告だけでもな」
直後電信員が駆け足で入ってくる
「失礼致します!」
「どうした」
「偵察に出ていた四七八偵察隊より入電!敵爆撃機編隊がこちらに向け侵攻中!」
「数は」
「はっ、数は爆撃機16、護衛戦闘機20との事です」
「敷島隊に通達、直ちに出撃だ」
「海軍にも通達だ」
「六戦で十分にやれるぞ」
「対戦闘機戦なら烈風の方が強い」
「俺らは対爆ってことか」
「対戦なら任せろ」
日本軍航空隊は直ぐに出撃し、敵機邀撃へ向かった

「ジャップは見えるか!」
ランカスター爆撃機を駆るのは
アルバート・スミス大尉である
「いえ!見えません!」
「上がってきますかね」
「レーダーを持ってるのは何も俺らだけじゃない」
「太陽からマイク!」
「な!?」
突如上方から無数の閃光が降り注ぐ
「クソッタレ!」
「まだまだ居ます!3個中隊はいる!」
「戦闘機隊!頼むぞ!」
「マイクの後ろからサム!」
「なに!?」
しかし烈風はこちらに向けて発砲してこない
アルバートは直ぐに役割を分けていることに気づく
「クソッタレ....情報にあったエンペラー部隊だ....」
一皇隊は連合国側では天皇直属ということでエンペラー部隊と呼ばれ恐れられていた

英国軍側の戦闘機はテンペストIIで機動力、火力は対独戦なら申し分ない。
しかし日本軍との格闘戦となると若干劣る部分がある
「クッソ....押しつぶされる....なっ!?」
烈風と旋回戦を繰り広げている英国軍パイロットの目の前に突如味方であるテンペスト戦闘機が見えた。
両機はそのまま激突、この時もう1機のパイロットは気を失っていた。
「7時にマイク!来る!来るァ!」
「撃て撃て!」
「ぐあああああ!.........」
「っ!」
内線には最後尾にある機銃座からの断末魔が響き渡る
「ジャップが物量なんて頭が狂いそうだ!」
「俺らが極端に少ないだけじゃないか!?」
「上から来る!ぐぁっ.......」
「チッ....こちら1番機!全機爆弾投棄!反転!撤退する!」

爆弾を捨てた敵機を見て前田、山本は攻撃中止を命令、帰路に着いた

「佐藤」
隆雄はコルカタに戻ると直ぐに敷島隊次官である佐藤大尉を呼び出した
「はっ未帰還機を断定し今日中に報告しろ」
「かしこまりました」
「頼んだ」
「はっ!」
佐藤が出ていくと同時に吉川と前田が入ってくる
「報告です」
「ん」
「敷島隊、海軍航空隊が出撃中、英国軍艦載機による空襲がありました」
「艦載機だと?」
「バラクーダ攻撃機による爆撃です」
「滑走路は綺麗だったが撃退したのだな」
「はっ御盾隊、大和隊、陸軍航空隊で対処致しました」
隆雄達が出撃した約1時間後英国軍の艦上攻撃機、バラクーダ20機が飛来したが三式電探がこの攻撃隊を探知した為御盾、大和、陸軍航空隊が緊急発進、これを撃退した
「恐らくまだ近くに敵艦隊が潜んでいるかもしれません。偵察隊を出しましょう」
「海軍七六七航空隊に通達してくれ」
「了解」
海軍七六七航空隊は六式偵察機を発進させ
敵艦隊発見を急いだ
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