83 / 213
6人目:イマドキJKの話
10
しおりを挟む
「久しぶりだね!友達と来てるの?」
私服姿の隼くんが優しい笑顔を向けてこっちにやってくる。
「う、うん??まあ、合コンみたいな感じ」
ぶっちゃけ隼くんはあの四人の中で私のドストライクのタイプだ。
だからまともに顔なんて見れないまま答えた。
「合コン……?あー!もしかして瑠千亜たちのやつ?」
「うん!そうだよ!あと五郎くんもいる」
「そっか、ここでやってたんだね~」
ドキドキしている私とは正反対に、隼くんは穏やかに落ち着いて話している。
見てるとうっとりしてしまうくらい整った顔に抜群のスタイル、爽やかな雰囲気にほのかに香るいい匂い。
近くに存在を感じるだけでドキドキしてしまう……
「隼くんは来れなかったんだもんね…?」
決して残念がってることを悟られないようにしながら、さり気なく聞いてみた。
「うん…実は来月の学校祭でステージ発表するから、その為の練習で忙しくてさ。今日もそのためにカラオケに来てたんだよね」
「ステージ発表?」
「そうそう。同じクラスの友達何人かとバンド組んで発表するんだ」
「えーバンド組むとかすごいね!」
隼くんがバンドを組むということに、私は心底驚いたし尊敬した。
私もバンドは大好きで、本当は人前で歌ったりしてみたいんだけど、やっぱりキャラ的にできていないからだ。
さすが、隼くんみたいな超イケメンの陽キャ1軍男子はサラッと学校祭で活躍できるんだ……
そこから少し隼くんのバンドの話をした。
隼くんたちがやるのは、最近の高校生なら誰でも知ってるようなバンドのコピーだという。
私ももちろん好きな曲が沢山あるバンドだから、もし予定が合えば渚たちも誘って隼くんたちの学校祭に見に行くという約束もした。
「あ、ごめんね長々と話しちゃって。合コンの最中なのに…邪魔しちゃったね」
隼くんが時計を見ながら申し訳なさそうに言う。
「私の方こそごめん!練習中だったんだよね?」
「大丈夫だよ!こっちは何時間も前からいるから、もうみんな練習とかよりも好きな歌歌い始めてるしw」
「そっか……実は私もあんまり戻りたくないんだよね…」
「え!そうなの?なんで?」
不意に出た本音に、隼くんは興味ありげに聞いてくる。
私服姿の隼くんが優しい笑顔を向けてこっちにやってくる。
「う、うん??まあ、合コンみたいな感じ」
ぶっちゃけ隼くんはあの四人の中で私のドストライクのタイプだ。
だからまともに顔なんて見れないまま答えた。
「合コン……?あー!もしかして瑠千亜たちのやつ?」
「うん!そうだよ!あと五郎くんもいる」
「そっか、ここでやってたんだね~」
ドキドキしている私とは正反対に、隼くんは穏やかに落ち着いて話している。
見てるとうっとりしてしまうくらい整った顔に抜群のスタイル、爽やかな雰囲気にほのかに香るいい匂い。
近くに存在を感じるだけでドキドキしてしまう……
「隼くんは来れなかったんだもんね…?」
決して残念がってることを悟られないようにしながら、さり気なく聞いてみた。
「うん…実は来月の学校祭でステージ発表するから、その為の練習で忙しくてさ。今日もそのためにカラオケに来てたんだよね」
「ステージ発表?」
「そうそう。同じクラスの友達何人かとバンド組んで発表するんだ」
「えーバンド組むとかすごいね!」
隼くんがバンドを組むということに、私は心底驚いたし尊敬した。
私もバンドは大好きで、本当は人前で歌ったりしてみたいんだけど、やっぱりキャラ的にできていないからだ。
さすが、隼くんみたいな超イケメンの陽キャ1軍男子はサラッと学校祭で活躍できるんだ……
そこから少し隼くんのバンドの話をした。
隼くんたちがやるのは、最近の高校生なら誰でも知ってるようなバンドのコピーだという。
私ももちろん好きな曲が沢山あるバンドだから、もし予定が合えば渚たちも誘って隼くんたちの学校祭に見に行くという約束もした。
「あ、ごめんね長々と話しちゃって。合コンの最中なのに…邪魔しちゃったね」
隼くんが時計を見ながら申し訳なさそうに言う。
「私の方こそごめん!練習中だったんだよね?」
「大丈夫だよ!こっちは何時間も前からいるから、もうみんな練習とかよりも好きな歌歌い始めてるしw」
「そっか……実は私もあんまり戻りたくないんだよね…」
「え!そうなの?なんで?」
不意に出た本音に、隼くんは興味ありげに聞いてくる。
0
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる