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6-3、カメ、ひったくる
エターナニル魔法学園特殊クラス
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ただ待っているだけでは暇なのでレイカは町に繰り出すことにした。獣人族の首都であるジュージンは音楽に溢れた活気あるところだった。アイスを食べながら図書館を探してブラリと散策していた時だった。
「きゃー、誰か?!」
女性の叫び声でそっちの方を向くと、そこには、
「・・・・・・」
「。。。。。。」
宙に浮いた手が財布を持っているのが見えた。コンタクトレンズを外して霊視する。精霊眼は日常生活では邪魔でしかならない。見えたらチョッカイをかける精霊が多いからだ。・・・・・・浮遊霊の中で手だけ実態を持った奴が一人いることにレイカは気づいてしまった。そして、あろうことか目が合ってしまった。
『そこの子俺が見えて』
「いはります」
レイカは力一杯にその手に持っているハンドバックをひったくった。幽霊なら男でも怖くない。
「はいどうぞ」
「ああ、よくできた童じゃのう。ありがとうねぇ」
ブツブツ言う男の幽霊を扇で一括して黙らせ、レイカはハンドバックを後ろから全速力で駆けてきた老婆に渡す。
「はい、これお礼。飴ちゃんおいしいよぉ」
「ありがとうございますぇ」
「まったくあの腕はなんだったのかしら」
「幽霊の類だと思います」
その腕がまた鞄を狙っていたので扇で叩き落とした。
「本当にありがとねぇ。この辺りも最近不穏だからあなたも早くおかえりなさい」
「はーい、お婆さんも気を付けて」
鞄をしっかりと抱えた老婆はお礼を言って帰っていった。
「ほな、うちもこれで」
『ちょっと待った!』
会社に戻ろうとしたレイカの前に幽霊が立ち塞がった。頭にたんこぶがある、あの幽霊である。
『あんた、よくも俺の邪魔をしてくれたわね』
無精ひげを生やしたおじさんから甲高い女性の声がしたら誰だって強い衝撃を受けるだろう。レイカも鳥肌が立つほどショックを受けた。そして、関わらないと決めた。体当たりして霊体をぶち破って逃げる・・・・・・いや、逃げようとしたのだが、実体のある方の手で捕まれて宙に連れて行かれた。
『まぁまぁ、良いじゃないか。この子も悪気があってやったんじゃないんだし』
『よくないわよ。あの強欲婆逃げてったじゃない』
一つの口から別の口調が出てくる。屋根の上に下してもらったレイカはもう一度霊視を試みた。すると二つの魂が互いに融合しかけていることがわかる。声帯がまだ重なっていないからこうなっているのかもしれないとレイカは当たりを付けた。
「ひょっとして二人いはります?」
『あ、やっぱりあなた私達が見えているのね』
『妻が失礼したようで、すまない。だが、相談にのってほしい。でないと・・・・・・』
「でないと?」
『あなたをここから下しません』
自他力で下りても必ずここに連れ戻します、と地味だが確実に嫌なことを宣言された。
「それは困りますぇ」
先輩の元に帰れなくなって心配されてしまうとレイカは思った。だが、時すでに遅し。突然屋根の上に現れたレイカは人々に注目されている。中には警察に連絡している人もいる。
携帯の時計を見ると午前11時を回ったところだ。
「その用って15時までに終わはります?」
『あなたが優秀ならね』
「なら、話を聞きます」
リトアにメールを送るのは行動方針が決まってからにすることにした。
『実は、我々はある悪魔の研究員の手によって魂が合体してしまったのだ』
「よくあらはる展開どすなぁ」
『それ以上に許せないのは、私達の思い出をどこかにやってしまったことよ』
「それはまたけったいな話どすなぁ」
『『研究員の退治をお願いしたいの』』
「どこにいはるか知ってます?」
『ここから見るとあの城の反対側になるか。その山に小さな廃坑があるんだ。そこを勝手に使っているぞ』
「どんな人か知ってはります?」
『フードを目深にかぶった人物だってことくらいね。あと、根暗』
ブツブツと何かを呟きながら研究に没頭していたらしい。自分達の他にも男女二組が牢の中にいたという情報も得た。
「これからどないしょう・・・・・・」
候補としては、
1、研究所のある廃坑に特攻をかける
2、町で情報集めをしてから行く
3、先輩を待つ
・・・・・・3はリトアが忙しいので却下しよう。連絡は入れておくとしてももう少し後でいいとレイカは判断した。1は自分の実力では危険すぎる。少なくとも精霊探しをしてからにしないといけない。それにほとんど町を見ていない状態である。大通りの店をウインドショッピングする暇もなかった。
「お金下して聞き込みを始めよう」
『ああ、お金なら俺らのを使ってくれ。前金とでも思ってくれて構わない』
『こっちですわ~』
着いてみるとそこは町の外れにある何の変哲もない民家だった。似たような住宅が建ち並ぶ簡素な住宅街の一角に彼らの家はあった。
『はい、これをどうぞ』
「財布ごとどすか?」
『私達もお金下せないからこれしかないの』
中身は銀貨5枚に銅貨8枚、小紙幣15枚。日本円にして8万円くらいだ。
「多過ぎます。うちこんなに受け取れまへん」
相場は知らないが、学生が手にするお金と考えると多過ぎる。
『いいのよ、頑張ってもらわないと』
『そうそう、頑張ってもらわないとね~』
「そんな面倒な相手何どすか?」
『確か魔導生物を買っていたはずよ』
『実際に見た訳じゃないが、炎を吐くって言ったぞ』
「攻撃色の強い精霊を召喚せなあかんか」
『強い人応援に呼べないの?』
女性の声にレイカはポンと手槌を打った。
「せや、イスカはんに連絡せんと・・・・・・はれ?」
『どうかしたの?』
『その携帯壊れてるみたいだな』
レイカの携帯は相変わらず反応しない。電源ボタンを押しても起動すらしない。
「おかしいなぁ。任務前までは使えとったはずなんに?」
『電話ならあそこのを使うといいわよ』
「それじゃあお借りします」
電話番号が記されたメモ帳の切れ端を取っておいてよかったとレイカはダイヤルを回しながら思った。この指の動き、自分ちの電話を彷彿とさせた。ちょっとホームシックになりかかっていた。
『おかけになった電話番号の持ち主は電波が届かない場所にいます』
あの会社電波の通りが悪い位置にあるのだろうか?いや、ビジネスビル街の真っただ中だったからその辺は整備されているはずだ。幽霊がいるため、霊障が発生しているのかもしれない。置き電話でもそれが発生するといった情報は初めてだ。
「まぁ、いつものことどすなぁ」
霊障など幽霊に関わるだけではなく霊能力に長けた人の周りでも起こる現象である。霊力の高いレイカにとっても日常茶飯事だ。携帯には非干渉バリアをかけてもらっていたのだが、何らかの拍子で解けてしまったのだろう。
ただ、携帯が直らないとイスカとも連絡が取れない。
『それなんだけど、学園とかいうところに連絡したらどうだい?』
「あ」
レイカの中にあった引っかかりがスッととれたように感じた。
「そうどす。学園の事務方にお願いすればイスカはんに連絡入れてくれるかもしれへん」
さっそく学園の総合窓口の電話番号を探してかけてみた。
『こんにちは、いつもニコニコあなた方を見守る総合窓口です。ご用件は何でしょうか?』
学園の玄関である総合窓口がこんなノリでいいのだろうか?親しみやすくはある。
「1ーAのレイカです。同じクラスのイスカさんと連絡が取りたいのですが、繋いでもらえませんか?」
『申し訳ありません。ただいま回線が非常に込み合っています。伝言などがありましたら受け付けますが』
他でも似たような状況に瀕した人が多発しているのだろうか?だとしたら、先生から連絡が来ないこともわかる気がする。
「では、魔法薬学科研究生のロイズはんに伝言頼みます」
この人なら確実に学園側との連絡網を持っているだろう。ロボットの身体を開発したのをいいことに、年中研究室から出てこない人だ。動体はともかく、本体に連絡を付けることはたやすいはずだ。
「今、先輩と一緒に首都にいます。頼まれごとをされたのでもう少し帰るのが遅くなりそうです」
『詳しい時間とかわかりますか?』
「ごめんなさい、わからないのです」
『では、先生にもそう伝えておきましょう。担任は・・・・・・』
「リルク先生です」
『・・・了解しました。それではご武運を』
普通に会話して普通に切れたことにレイカは少々驚いた。カーレントの学校でこんなことがあれば、先生一同大いに動揺して必死にその生徒を見つけようとするだろう。もちろん、警察にだって連絡が入る。やはり、学生ギルドの存在が重要なのだろう。全体の学生数が少ないのもそのことが原因かもしれない。
「ほな、一人調査いくぇ」
『あなた、大丈夫かしら』
『ふむ、任せるしかあるまい』
続く
「きゃー、誰か?!」
女性の叫び声でそっちの方を向くと、そこには、
「・・・・・・」
「。。。。。。」
宙に浮いた手が財布を持っているのが見えた。コンタクトレンズを外して霊視する。精霊眼は日常生活では邪魔でしかならない。見えたらチョッカイをかける精霊が多いからだ。・・・・・・浮遊霊の中で手だけ実態を持った奴が一人いることにレイカは気づいてしまった。そして、あろうことか目が合ってしまった。
『そこの子俺が見えて』
「いはります」
レイカは力一杯にその手に持っているハンドバックをひったくった。幽霊なら男でも怖くない。
「はいどうぞ」
「ああ、よくできた童じゃのう。ありがとうねぇ」
ブツブツ言う男の幽霊を扇で一括して黙らせ、レイカはハンドバックを後ろから全速力で駆けてきた老婆に渡す。
「はい、これお礼。飴ちゃんおいしいよぉ」
「ありがとうございますぇ」
「まったくあの腕はなんだったのかしら」
「幽霊の類だと思います」
その腕がまた鞄を狙っていたので扇で叩き落とした。
「本当にありがとねぇ。この辺りも最近不穏だからあなたも早くおかえりなさい」
「はーい、お婆さんも気を付けて」
鞄をしっかりと抱えた老婆はお礼を言って帰っていった。
「ほな、うちもこれで」
『ちょっと待った!』
会社に戻ろうとしたレイカの前に幽霊が立ち塞がった。頭にたんこぶがある、あの幽霊である。
『あんた、よくも俺の邪魔をしてくれたわね』
無精ひげを生やしたおじさんから甲高い女性の声がしたら誰だって強い衝撃を受けるだろう。レイカも鳥肌が立つほどショックを受けた。そして、関わらないと決めた。体当たりして霊体をぶち破って逃げる・・・・・・いや、逃げようとしたのだが、実体のある方の手で捕まれて宙に連れて行かれた。
『まぁまぁ、良いじゃないか。この子も悪気があってやったんじゃないんだし』
『よくないわよ。あの強欲婆逃げてったじゃない』
一つの口から別の口調が出てくる。屋根の上に下してもらったレイカはもう一度霊視を試みた。すると二つの魂が互いに融合しかけていることがわかる。声帯がまだ重なっていないからこうなっているのかもしれないとレイカは当たりを付けた。
「ひょっとして二人いはります?」
『あ、やっぱりあなた私達が見えているのね』
『妻が失礼したようで、すまない。だが、相談にのってほしい。でないと・・・・・・』
「でないと?」
『あなたをここから下しません』
自他力で下りても必ずここに連れ戻します、と地味だが確実に嫌なことを宣言された。
「それは困りますぇ」
先輩の元に帰れなくなって心配されてしまうとレイカは思った。だが、時すでに遅し。突然屋根の上に現れたレイカは人々に注目されている。中には警察に連絡している人もいる。
携帯の時計を見ると午前11時を回ったところだ。
「その用って15時までに終わはります?」
『あなたが優秀ならね』
「なら、話を聞きます」
リトアにメールを送るのは行動方針が決まってからにすることにした。
『実は、我々はある悪魔の研究員の手によって魂が合体してしまったのだ』
「よくあらはる展開どすなぁ」
『それ以上に許せないのは、私達の思い出をどこかにやってしまったことよ』
「それはまたけったいな話どすなぁ」
『『研究員の退治をお願いしたいの』』
「どこにいはるか知ってます?」
『ここから見るとあの城の反対側になるか。その山に小さな廃坑があるんだ。そこを勝手に使っているぞ』
「どんな人か知ってはります?」
『フードを目深にかぶった人物だってことくらいね。あと、根暗』
ブツブツと何かを呟きながら研究に没頭していたらしい。自分達の他にも男女二組が牢の中にいたという情報も得た。
「これからどないしょう・・・・・・」
候補としては、
1、研究所のある廃坑に特攻をかける
2、町で情報集めをしてから行く
3、先輩を待つ
・・・・・・3はリトアが忙しいので却下しよう。連絡は入れておくとしてももう少し後でいいとレイカは判断した。1は自分の実力では危険すぎる。少なくとも精霊探しをしてからにしないといけない。それにほとんど町を見ていない状態である。大通りの店をウインドショッピングする暇もなかった。
「お金下して聞き込みを始めよう」
『ああ、お金なら俺らのを使ってくれ。前金とでも思ってくれて構わない』
『こっちですわ~』
着いてみるとそこは町の外れにある何の変哲もない民家だった。似たような住宅が建ち並ぶ簡素な住宅街の一角に彼らの家はあった。
『はい、これをどうぞ』
「財布ごとどすか?」
『私達もお金下せないからこれしかないの』
中身は銀貨5枚に銅貨8枚、小紙幣15枚。日本円にして8万円くらいだ。
「多過ぎます。うちこんなに受け取れまへん」
相場は知らないが、学生が手にするお金と考えると多過ぎる。
『いいのよ、頑張ってもらわないと』
『そうそう、頑張ってもらわないとね~』
「そんな面倒な相手何どすか?」
『確か魔導生物を買っていたはずよ』
『実際に見た訳じゃないが、炎を吐くって言ったぞ』
「攻撃色の強い精霊を召喚せなあかんか」
『強い人応援に呼べないの?』
女性の声にレイカはポンと手槌を打った。
「せや、イスカはんに連絡せんと・・・・・・はれ?」
『どうかしたの?』
『その携帯壊れてるみたいだな』
レイカの携帯は相変わらず反応しない。電源ボタンを押しても起動すらしない。
「おかしいなぁ。任務前までは使えとったはずなんに?」
『電話ならあそこのを使うといいわよ』
「それじゃあお借りします」
電話番号が記されたメモ帳の切れ端を取っておいてよかったとレイカはダイヤルを回しながら思った。この指の動き、自分ちの電話を彷彿とさせた。ちょっとホームシックになりかかっていた。
『おかけになった電話番号の持ち主は電波が届かない場所にいます』
あの会社電波の通りが悪い位置にあるのだろうか?いや、ビジネスビル街の真っただ中だったからその辺は整備されているはずだ。幽霊がいるため、霊障が発生しているのかもしれない。置き電話でもそれが発生するといった情報は初めてだ。
「まぁ、いつものことどすなぁ」
霊障など幽霊に関わるだけではなく霊能力に長けた人の周りでも起こる現象である。霊力の高いレイカにとっても日常茶飯事だ。携帯には非干渉バリアをかけてもらっていたのだが、何らかの拍子で解けてしまったのだろう。
ただ、携帯が直らないとイスカとも連絡が取れない。
『それなんだけど、学園とかいうところに連絡したらどうだい?』
「あ」
レイカの中にあった引っかかりがスッととれたように感じた。
「そうどす。学園の事務方にお願いすればイスカはんに連絡入れてくれるかもしれへん」
さっそく学園の総合窓口の電話番号を探してかけてみた。
『こんにちは、いつもニコニコあなた方を見守る総合窓口です。ご用件は何でしょうか?』
学園の玄関である総合窓口がこんなノリでいいのだろうか?親しみやすくはある。
「1ーAのレイカです。同じクラスのイスカさんと連絡が取りたいのですが、繋いでもらえませんか?」
『申し訳ありません。ただいま回線が非常に込み合っています。伝言などがありましたら受け付けますが』
他でも似たような状況に瀕した人が多発しているのだろうか?だとしたら、先生から連絡が来ないこともわかる気がする。
「では、魔法薬学科研究生のロイズはんに伝言頼みます」
この人なら確実に学園側との連絡網を持っているだろう。ロボットの身体を開発したのをいいことに、年中研究室から出てこない人だ。動体はともかく、本体に連絡を付けることはたやすいはずだ。
「今、先輩と一緒に首都にいます。頼まれごとをされたのでもう少し帰るのが遅くなりそうです」
『詳しい時間とかわかりますか?』
「ごめんなさい、わからないのです」
『では、先生にもそう伝えておきましょう。担任は・・・・・・』
「リルク先生です」
『・・・了解しました。それではご武運を』
普通に会話して普通に切れたことにレイカは少々驚いた。カーレントの学校でこんなことがあれば、先生一同大いに動揺して必死にその生徒を見つけようとするだろう。もちろん、警察にだって連絡が入る。やはり、学生ギルドの存在が重要なのだろう。全体の学生数が少ないのもそのことが原因かもしれない。
「ほな、一人調査いくぇ」
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『ふむ、任せるしかあるまい』
続く
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