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1章 激動の日々
病気の正体
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勘違いさせて悪いんだけど、神草はちゃんと調合すれば万能薬になって病気を直す事はできるぞ?けどな、そもそも病気じゃないんだから神草じゃ治らねぇんだよ。」
「病気じゃないって、、、だって実際体調がどんどん悪くなってきているし、このままじゃ一年もたないって...。」
「俺も実際に弟さんの事、直接診断したわけじゃねぇから多分だけど、魔力障害の一種だな。そもそもこの星には元々魔物なんて最初から居たわけじゃねぇし、魔力なんてものもなかったんだ。宇宙ってか、空の向こう側って言ったほうがわかりやすいか?そこには魔力の元になったものが漂っているんだが、運悪くこの星にぶち当たっちまったんだ。」
「伝承にある黒い霧みたいなもんってのがそれってことか?」
「そうだな。それがこの星に長らく留まってしまったから変質して魔力になったらしい。それのせいで魔力に順応出来なかった人や動物達が死んじまったんだ。つまり、弟さんは昔の人達のような状況になってるってことだ。もちろん治す方法はある。」
ガクはそう言うと透明な手のひらサイズの魔石を取り出した。
「これは吸魔石ってもんなんだが、これが体内から放出されなくてどんどん溜まっていってる魔力を吸ってくれる。普通は生まれた時から無意識に魔力を動かして放出しているし、成長すれば個人差はあるけど、魔力を体内に留めておける器も大きくなってくる。恐らく弟さんの場合、魔力を貯める器が成長を止めたから許容量を超えて魔力が体内に溜まって、それが放出されないでいる状況だ。」
「そういうことだったんですね...でも、それがあればカイは助かるんですか?お願いします!それを譲ってくれないでしょうか?なんでもお礼は必ずします!」
そういうやいなや、顔面数センチの所まで顔を近づけ掴みかかってきた。
「落ち着けって。お礼とかはいらねぇ。後で返してくれさえすればそれでいい。けどよ、この方法はあくまで応急処置なんだ。余分な魔力を吸ったとしても時間が経てばまた同じ状況になっちまうんだ。根本から治さねぇことには完治したとは言えねぇよ。」
困ったな。俺もやることあるし、すぐには動けねぇ。
あぁそうか。俺がわざわざ行く必要はねぇもんな。
「そんで提案なんだが、ダンジョンコアで魔力を吸い取れば取り敢えずは大丈夫だ。だが、失った筋力や体力はすぐには戻らねぇだろ?それが回復したらここに連れてこい。おっさん連れてっていいから。」
めんどくさい事はおっさんに任せておくに限るな。暇さえあれば、模擬戦ってうるせぇからな。
「まぁしょうがねぇか。それが一番妥当か。だったらよ報酬は期待しとくぜ?」
そう言ってグラスを傾ける仕草をしてきた。
「普通の酒じゃ駄目だよな...?」
「前持ってきてくれた事があっただろ?あれじゃなきゃ嫌だね。」
あれか...トレントの巣に行かないといけねぇじゃねぇか。しょうがねぇからとってきてやるか。
トレントの巣は魔の大陸にあるダンジョンの中にあり、様々な種類のトレントがいる。トレントという魔物は木の実を付ける木に化けて、それを餌にしておびき寄せて狩りをする魔物だ。木の実だけではなく、フルーツやアルコールを含んだ果物など様々な物で魔物をおびき寄せている。倒してしまうと、トレントになっている貴重な実も全て落下して駄目になるので、討伐をしないで採取をしなければならないので難易度は高い。
現在ガクの家にある酒は全てがこのトレントから取って来たものである。しかし、過去に一度だけトレントの上位種であるエルダートレントになっている虹色の実をとってきたことがあり、それを取ってきてほしいとの事だ。
今までもガズールにねだられていたが、そこに行くまでの道のりや採取方法が厄介だった為、いつもなんだかんだ理由を付けて断っていた。
「分かったよ。じゃあアピスもせっかくだからオッサン達と旅行にでも行ってこいよ。ここから出たことはないだろうし、たまには遊んで来いよ。本当は俺もついていきたいのはやまやまなんだけどよ、ちょっと今ここを離れるわけにはいかないんだよな。」
『兄様本当にいいんですか?!』
いやいや、魔物が、というかミノタウロスが中央大陸に来たら絶対に大騒ぎになっちゃうじゃない!!
「ちょ、ちょっと!!アピスさんは確かに人の事を襲わないけど、知らない人からしたらあの凶悪で知られるミノタウロスにしか見えないのよ!?大パニックになっちゃうじゃない!!」
「お前、後ろみてみろよ。」
苦笑いしているガズールの言葉で後ろを振り向くと、ズーンと効果音が付きそうなほど落ち込んでいるアピスがいた。
「ち、違うのよ?アピスさんは他の魔物と違うってわかってるのよ?それに来るのを反対しているわけじゃないの。師匠がきっとなんとかしてくれるから一緒に行きましょう?」
『本当に僕も行っていいの?』
子牛のようなかわいらしいい目で見られたら断れるはずもない。全力でガズールに責任を押し付けようと心に決めたのだった。
「俺がなんとかしなくてもアピスに傷を付けれる奴なんて中央大陸にいないんじゃねぇか?まあ大丈夫だとは思うが、人間に手ださないって約束を守れるならきていいだろ。そもそも、アピスは魔物として育ってないんだったよな?」
「ん?あー、アピスとあったのはそうだな。俺がこっちに来て少したってからのことだな。」
そう言ってこれまでの事をガクは語りだした。
「病気じゃないって、、、だって実際体調がどんどん悪くなってきているし、このままじゃ一年もたないって...。」
「俺も実際に弟さんの事、直接診断したわけじゃねぇから多分だけど、魔力障害の一種だな。そもそもこの星には元々魔物なんて最初から居たわけじゃねぇし、魔力なんてものもなかったんだ。宇宙ってか、空の向こう側って言ったほうがわかりやすいか?そこには魔力の元になったものが漂っているんだが、運悪くこの星にぶち当たっちまったんだ。」
「伝承にある黒い霧みたいなもんってのがそれってことか?」
「そうだな。それがこの星に長らく留まってしまったから変質して魔力になったらしい。それのせいで魔力に順応出来なかった人や動物達が死んじまったんだ。つまり、弟さんは昔の人達のような状況になってるってことだ。もちろん治す方法はある。」
ガクはそう言うと透明な手のひらサイズの魔石を取り出した。
「これは吸魔石ってもんなんだが、これが体内から放出されなくてどんどん溜まっていってる魔力を吸ってくれる。普通は生まれた時から無意識に魔力を動かして放出しているし、成長すれば個人差はあるけど、魔力を体内に留めておける器も大きくなってくる。恐らく弟さんの場合、魔力を貯める器が成長を止めたから許容量を超えて魔力が体内に溜まって、それが放出されないでいる状況だ。」
「そういうことだったんですね...でも、それがあればカイは助かるんですか?お願いします!それを譲ってくれないでしょうか?なんでもお礼は必ずします!」
そういうやいなや、顔面数センチの所まで顔を近づけ掴みかかってきた。
「落ち着けって。お礼とかはいらねぇ。後で返してくれさえすればそれでいい。けどよ、この方法はあくまで応急処置なんだ。余分な魔力を吸ったとしても時間が経てばまた同じ状況になっちまうんだ。根本から治さねぇことには完治したとは言えねぇよ。」
困ったな。俺もやることあるし、すぐには動けねぇ。
あぁそうか。俺がわざわざ行く必要はねぇもんな。
「そんで提案なんだが、ダンジョンコアで魔力を吸い取れば取り敢えずは大丈夫だ。だが、失った筋力や体力はすぐには戻らねぇだろ?それが回復したらここに連れてこい。おっさん連れてっていいから。」
めんどくさい事はおっさんに任せておくに限るな。暇さえあれば、模擬戦ってうるせぇからな。
「まぁしょうがねぇか。それが一番妥当か。だったらよ報酬は期待しとくぜ?」
そう言ってグラスを傾ける仕草をしてきた。
「普通の酒じゃ駄目だよな...?」
「前持ってきてくれた事があっただろ?あれじゃなきゃ嫌だね。」
あれか...トレントの巣に行かないといけねぇじゃねぇか。しょうがねぇからとってきてやるか。
トレントの巣は魔の大陸にあるダンジョンの中にあり、様々な種類のトレントがいる。トレントという魔物は木の実を付ける木に化けて、それを餌にしておびき寄せて狩りをする魔物だ。木の実だけではなく、フルーツやアルコールを含んだ果物など様々な物で魔物をおびき寄せている。倒してしまうと、トレントになっている貴重な実も全て落下して駄目になるので、討伐をしないで採取をしなければならないので難易度は高い。
現在ガクの家にある酒は全てがこのトレントから取って来たものである。しかし、過去に一度だけトレントの上位種であるエルダートレントになっている虹色の実をとってきたことがあり、それを取ってきてほしいとの事だ。
今までもガズールにねだられていたが、そこに行くまでの道のりや採取方法が厄介だった為、いつもなんだかんだ理由を付けて断っていた。
「分かったよ。じゃあアピスもせっかくだからオッサン達と旅行にでも行ってこいよ。ここから出たことはないだろうし、たまには遊んで来いよ。本当は俺もついていきたいのはやまやまなんだけどよ、ちょっと今ここを離れるわけにはいかないんだよな。」
『兄様本当にいいんですか?!』
いやいや、魔物が、というかミノタウロスが中央大陸に来たら絶対に大騒ぎになっちゃうじゃない!!
「ちょ、ちょっと!!アピスさんは確かに人の事を襲わないけど、知らない人からしたらあの凶悪で知られるミノタウロスにしか見えないのよ!?大パニックになっちゃうじゃない!!」
「お前、後ろみてみろよ。」
苦笑いしているガズールの言葉で後ろを振り向くと、ズーンと効果音が付きそうなほど落ち込んでいるアピスがいた。
「ち、違うのよ?アピスさんは他の魔物と違うってわかってるのよ?それに来るのを反対しているわけじゃないの。師匠がきっとなんとかしてくれるから一緒に行きましょう?」
『本当に僕も行っていいの?』
子牛のようなかわいらしいい目で見られたら断れるはずもない。全力でガズールに責任を押し付けようと心に決めたのだった。
「俺がなんとかしなくてもアピスに傷を付けれる奴なんて中央大陸にいないんじゃねぇか?まあ大丈夫だとは思うが、人間に手ださないって約束を守れるならきていいだろ。そもそも、アピスは魔物として育ってないんだったよな?」
「ん?あー、アピスとあったのはそうだな。俺がこっちに来て少したってからのことだな。」
そう言ってこれまでの事をガクは語りだした。
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