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その生徒、都落ちにつき
仲良しこよし?①
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雲がちらほらと見えるが、概ね晴天であると言っていい空の下。
少しだけ目を丸くしながら、ぼそりとその男は呟いた。
「むぅ……まさか拙者が力負けするとは……。久々にござるなぁ、相手に投げ飛ばされるなんて感覚は。」
教室外へと吹っ飛ばされた雷坂が、なんとも言えない顔をしながら立ち上がろうとする。
べちゃ。
と明らかに水っぽい何かが手に触れた。
「むむむ?水溜まりでござるか?なんとまぁ飛ばされた位置が悪い。しかし、なにやら気色の悪い感触ではあるが……。」
そう言いつつ、雷坂は自らの手を見た。
その手は、非常に艶やかな深紅に染まっていた。そして、その香りは何処か血生臭さを漂わせていた。
と、なればこれは間違いなく『血』である。
しかしながら、彼には府が落ちなかったのだ。
自分自身のものであるならば、それなりの出血量である為どこかしらに痛みを感じるのである。
それが微塵もない。でも血は血である。という事は……?
「……お……い……?」
「ん……?……ってぬおーっ!?!?石黒氏ィッ!?」
血を流している人が別にいた。それも彼の真下である。
それは、雷坂と同時に教室外へと吹き飛ばされたネットに包まれている石黒の姿であった。
そして、その衝撃であるかどうかは定かではない―十中八九そうではある―が、口元から大量の血を吐き出しているのがはっきりと分かった。
「うおぉぉぉおおぉ!?石黒氏が大変な事にぃぃぃいい!?拙者とした事がなんという事をぉぉぉおお!?」
雷坂は顔を蒼褪めながら、石黒に絡まっているネットを両腕で強引に引き千切って近づいた。
「し、しっかりするでござるよ!?今救急車!?否!命氏を……って、拙者達吹き飛ばされて外だったでござるぅ!?やはり救急車を」
「こぉんのポンコツクソボケェ!!!」
すぐさま石黒は起き上がりながら、渾身の力で雷坂の頭頂部を拳骨で殴った。
「ガんケルッ!?」
その凄まじいまでの威力に、雷坂は声を上げながら地上に広がる血だまりの中へと顔面からダイヴした。
「テメェマジで頭ん中なァに詰まってんだこのガラクタ!!あーしのガイスト知ってんだろうが!!こんなん傷のうちに入らねーよ!」
石黒の両耳のピアスが光を放っている。彼女のガイストが発動している証拠であった。
「ったく!テメェの無駄に重い身体のせいで動けなかっただけだっつーの。あぁ、マジ最ッ悪。コイツの身体に触れるとか。今日帰ったらソッコー風呂入ろ。」
「っぶはぁ!?……おお!そうでござった!相変わらず便利でござるな!【リヴァイヴァル】は!」
雷坂はなんともなかったかのようにすっくと立ちあがると、血みどろの顔面を見せながら満面の笑みを浮かべた。
「うわきっしょ。近寄らんで。てか死ね。」
「ぬお!?あいや待たれい!流石に酷くないでござるか!?同じクラスの仲間で友達でござろう!?」
「あぁん!?何時からアンタとあーしが友達だってぇ!?寝言言うな!」
ド ゴ ォ ン ッ。
「「!!」」
何やらとんでもない衝撃音と共に土煙が舞い、二人はその元となった場所の方へ視線を向けた。
「……大丈夫か?どこか痛くないか?」
「ケホッケホッ……!めっちゃ荒い着地するやんけ。どこも痛くはないよ。ありがとさん。」
玉手を両手に抱えお姫様抱っこしながら、落下してきた金剛の姿がそこにはあった。
「おお!貴公!先程の投げは見事であったぞ!油断したとはいえ、拙者を投げ飛ばすとな!感心感心!はっはっはっはっ!」
「……強がりはよせ。今すぐ降参するならそれ以上の怪我を負わせるつもりはない。どうする?」
「んぬぅ?強がり?怪我?」
「いや、あんさん自分の顔よぉ見てみ?まぁ鏡があらへんからここでは無理やけど、とんでもない出血量やで?普通に致死量やないか?」
「む?顔?出血?」
雷坂は二人に言われて、思わず自分の顔に手を触れてみる。先程と同じく、その手には鮮血がべっとりと付いていた。
が、雷坂はまたも高らかに笑いながら謎のVサインを取りながら答えた。
「心配ご無用!これは石黒氏の血液である!先程殴られて石黒氏の血だまりに顔から落ちただけでござる!少々口の中が鉄臭いだけで、拙者は何ともないでござるよ!」
「ちょっ……!?バカお前ッ……!!?」
石黒はしまったという顔をしながら、ハッとして今度は二人の表情を見た。
「……なんか、その……あれか?そういう仲なのか?」
「うひゃあ……。石黒さん……やっけ?あんた見た目も派手だけどやる事も派手っちゅう訳やな。出来ればそういうんはプライベートの時にやった方が宜しいで?おせっかいかもしれんけど。」
「あー!!もう!!ちげーよ!!ったくテメェのせいで変な勘違いされただろーが!これ終わったら覚えておけよ!?」
「ぬお!?何故でござるか!?拙者は事実を言っただけで!?」
「……仲ええなぁ。」
「良くねーよ狐目!!そんな目だから何も見えてねーのか!?」
「んな!?石黒氏!!今の言葉は言ってはいけないでござるよ!人の見た目を馬鹿にするのは良くないでござる!ささ、拙者も一緒に謝るでござるから!謝ったら戦闘再開を」
ド ス ォ ッ。
「オビすポッ!?」
我慢の限界だったのか、石黒は雷坂の鳩尾に目一杯の力を込めて一発をかます。雷坂は腹部を両手で押さえ、少し涙目になりながらのめり込んだ。
「うごご……拙者が何をぅ……。」
「とりあえずそれで今は許す。終わったらこれの倍ボコすから覚悟しとけよ。」
「やっぱり仲良しじゃねーか。」
「ちげーって言ってんだろ!能無し筋肉野郎!!」
「石っ黒氏ぃ…。」
「あんっ!?」
「ふぇぇ。」
再度同じような事を雷坂が諭すように言おうと試みたが、完全に目が血走っている石黒を前に言葉を噤んだのであった。
「……なんか、俺達が手を出さなくても自滅しそうじゃないか?」
「奇遇やな。ウチもそう思っとった。」
Aクラスの両名は呆れ顔をしながら、Sクラスの両名を眉を顰めながら見つめるのであった。
少しだけ目を丸くしながら、ぼそりとその男は呟いた。
「むぅ……まさか拙者が力負けするとは……。久々にござるなぁ、相手に投げ飛ばされるなんて感覚は。」
教室外へと吹っ飛ばされた雷坂が、なんとも言えない顔をしながら立ち上がろうとする。
べちゃ。
と明らかに水っぽい何かが手に触れた。
「むむむ?水溜まりでござるか?なんとまぁ飛ばされた位置が悪い。しかし、なにやら気色の悪い感触ではあるが……。」
そう言いつつ、雷坂は自らの手を見た。
その手は、非常に艶やかな深紅に染まっていた。そして、その香りは何処か血生臭さを漂わせていた。
と、なればこれは間違いなく『血』である。
しかしながら、彼には府が落ちなかったのだ。
自分自身のものであるならば、それなりの出血量である為どこかしらに痛みを感じるのである。
それが微塵もない。でも血は血である。という事は……?
「……お……い……?」
「ん……?……ってぬおーっ!?!?石黒氏ィッ!?」
血を流している人が別にいた。それも彼の真下である。
それは、雷坂と同時に教室外へと吹き飛ばされたネットに包まれている石黒の姿であった。
そして、その衝撃であるかどうかは定かではない―十中八九そうではある―が、口元から大量の血を吐き出しているのがはっきりと分かった。
「うおぉぉぉおおぉ!?石黒氏が大変な事にぃぃぃいい!?拙者とした事がなんという事をぉぉぉおお!?」
雷坂は顔を蒼褪めながら、石黒に絡まっているネットを両腕で強引に引き千切って近づいた。
「し、しっかりするでござるよ!?今救急車!?否!命氏を……って、拙者達吹き飛ばされて外だったでござるぅ!?やはり救急車を」
「こぉんのポンコツクソボケェ!!!」
すぐさま石黒は起き上がりながら、渾身の力で雷坂の頭頂部を拳骨で殴った。
「ガんケルッ!?」
その凄まじいまでの威力に、雷坂は声を上げながら地上に広がる血だまりの中へと顔面からダイヴした。
「テメェマジで頭ん中なァに詰まってんだこのガラクタ!!あーしのガイスト知ってんだろうが!!こんなん傷のうちに入らねーよ!」
石黒の両耳のピアスが光を放っている。彼女のガイストが発動している証拠であった。
「ったく!テメェの無駄に重い身体のせいで動けなかっただけだっつーの。あぁ、マジ最ッ悪。コイツの身体に触れるとか。今日帰ったらソッコー風呂入ろ。」
「っぶはぁ!?……おお!そうでござった!相変わらず便利でござるな!【リヴァイヴァル】は!」
雷坂はなんともなかったかのようにすっくと立ちあがると、血みどろの顔面を見せながら満面の笑みを浮かべた。
「うわきっしょ。近寄らんで。てか死ね。」
「ぬお!?あいや待たれい!流石に酷くないでござるか!?同じクラスの仲間で友達でござろう!?」
「あぁん!?何時からアンタとあーしが友達だってぇ!?寝言言うな!」
ド ゴ ォ ン ッ。
「「!!」」
何やらとんでもない衝撃音と共に土煙が舞い、二人はその元となった場所の方へ視線を向けた。
「……大丈夫か?どこか痛くないか?」
「ケホッケホッ……!めっちゃ荒い着地するやんけ。どこも痛くはないよ。ありがとさん。」
玉手を両手に抱えお姫様抱っこしながら、落下してきた金剛の姿がそこにはあった。
「おお!貴公!先程の投げは見事であったぞ!油断したとはいえ、拙者を投げ飛ばすとな!感心感心!はっはっはっはっ!」
「……強がりはよせ。今すぐ降参するならそれ以上の怪我を負わせるつもりはない。どうする?」
「んぬぅ?強がり?怪我?」
「いや、あんさん自分の顔よぉ見てみ?まぁ鏡があらへんからここでは無理やけど、とんでもない出血量やで?普通に致死量やないか?」
「む?顔?出血?」
雷坂は二人に言われて、思わず自分の顔に手を触れてみる。先程と同じく、その手には鮮血がべっとりと付いていた。
が、雷坂はまたも高らかに笑いながら謎のVサインを取りながら答えた。
「心配ご無用!これは石黒氏の血液である!先程殴られて石黒氏の血だまりに顔から落ちただけでござる!少々口の中が鉄臭いだけで、拙者は何ともないでござるよ!」
「ちょっ……!?バカお前ッ……!!?」
石黒はしまったという顔をしながら、ハッとして今度は二人の表情を見た。
「……なんか、その……あれか?そういう仲なのか?」
「うひゃあ……。石黒さん……やっけ?あんた見た目も派手だけどやる事も派手っちゅう訳やな。出来ればそういうんはプライベートの時にやった方が宜しいで?おせっかいかもしれんけど。」
「あー!!もう!!ちげーよ!!ったくテメェのせいで変な勘違いされただろーが!これ終わったら覚えておけよ!?」
「ぬお!?何故でござるか!?拙者は事実を言っただけで!?」
「……仲ええなぁ。」
「良くねーよ狐目!!そんな目だから何も見えてねーのか!?」
「んな!?石黒氏!!今の言葉は言ってはいけないでござるよ!人の見た目を馬鹿にするのは良くないでござる!ささ、拙者も一緒に謝るでござるから!謝ったら戦闘再開を」
ド ス ォ ッ。
「オビすポッ!?」
我慢の限界だったのか、石黒は雷坂の鳩尾に目一杯の力を込めて一発をかます。雷坂は腹部を両手で押さえ、少し涙目になりながらのめり込んだ。
「うごご……拙者が何をぅ……。」
「とりあえずそれで今は許す。終わったらこれの倍ボコすから覚悟しとけよ。」
「やっぱり仲良しじゃねーか。」
「ちげーって言ってんだろ!能無し筋肉野郎!!」
「石っ黒氏ぃ…。」
「あんっ!?」
「ふぇぇ。」
再度同じような事を雷坂が諭すように言おうと試みたが、完全に目が血走っている石黒を前に言葉を噤んだのであった。
「……なんか、俺達が手を出さなくても自滅しそうじゃないか?」
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