42 / 43
料理人
しおりを挟む
店をオープンしてから六日目、今日は店の店休日だ。
元の世界では完全週休2日制だったし、飲食店でガッツリ稼ぐつもりは無かったから今日と明日は休みにした。
「ご主人様、今日の予定はどうなさるのですか?」
リエルが朝食後のお茶を持って来ながら話し掛けてくる。
「あぁ。今日は新しく人を雇いに行こうと思う。さすがに3人じゃ店を回しきれないしね。」
忙しくてトイレぐらいしか行けなく、ろくに休憩も取れやしない。
日本にいた時の仕事よりよっぽどブラック企業になりつつある。よって人手不足解消は最優先事項だ。
「確かにそうですね・・・このままではお客様にも迷惑掛けてますし、良い考えだと思います。」
リエルも人を増やす事には大賛成だった。
キナとリエルは文句も言わずに良く働いてくれているので頭が上がらない。俺なら三日で辞表を出しているもんね。
「では募集を掛けるのでしたら冒険者ギルドへ向かうのですか?」
「いや、雇うと言っても普通の人じゃダメだなぁ。今回雇うのは奴隷の人だ。」
「ねぇねぇ、ご主人。なんで奴隷を雇うの? 普通に人を雇えば良いと思うんだけど?」
奴隷を雇う事に少し不満そうにキナが話す。
自分が奴隷だから思うところがあるのだろう。
「奴隷にするのは理由があって、奴隷には『命令』が出来るだろ? キナ達にも悪いけど今回は使わせてもらおうと思っている。」
俺がそう話すとキナは自分で体を抱きしめてモジモジし始めた。
「命令って・・・ご主人も男性だから女性に色々したいのは分かるけど・・・ちゃんと言ってくれれば命令なんかしなくても良いのに・・・」
「おい、何を考えてるか知らんが命令と言っても店のレシピを口外するなって事だぞ?」
店のメニューは俺の世界の料理の一部に過ぎないが、それでも模倣されたら少しは痛手になる。
人を雇えば金で買収される危険があるから奴隷を買うのが一番だと思ったからだ。
「あはは・・・そうなんだ・・・ボクはてっきりゴニョゴニョ・・・」
「はぁ・・・キナが俺の事をどう見ているか良く分かったよ・・・後で一度話そうか・・・」
「でもそれだったら買う奴隷は男の人が良いなぁ。女の人だと心配かも・・・」
「そう言われてもなぁ。今回、俺が欲しいのは【料理】スキルを持った人材なんだよ。基本的に料理人は男性が多いから男性のが可能性が高いかもな。」
キナに理由を説明して納得してもらう。
その後、キナとリエルを連れて三人で街に出掛けた。
「ここが奴隷商か・・・何々、バーツ奴隷商館って書いてあるな。」
バーツ商会の店舗だろうか? だとしたらよっぽど縁があるなぁと思いながら商館の扉を叩いた。
店の中からは男性の店員が出てきたので希望の【料理】スキルを持つ奴隷を頼んだ。
「お待たせしました。こちらの人族男性がご希望の奴隷になります。」
そう言われ店員はみすぼらしいボロを着た中年男性を連れてきた。年は40歳くらいだろうか?衛生環境が良くないのか身体中が薄汚れていて分かり辛かった。
「こちらは人族なので少々お値段が張り金貨400枚になります。宜しいでしょうか?」
店員はステータスを表示する魂鑑石を見せてくる。特に栄養失調気味なところ以外は問題なかったので金貨400枚支払い奴隷を購入した。
ちなみに【料理】スキルは5と高めだった。
「ご主人様、私の名前はウォンズと申します。以後、宜しくお願い致します。」
「ユウジです。宜しくウォンズさん。こっちの二人はキナにリエルです。二人も同じく奴隷ですが仲良くしてあげて下さい。」
「分かりました。ですがユウジ様。私は奴隷ですので敬語はお止め下さると助かります。」
「流石に年上相手は気が引けますが・・・分かった。ウォンズがそう言うならそうするよ。」
ウォンズの申し出を受け入れ俺達は奴隷商を後にし、 ウォンズの仕事道具を買ってから店に戻って行く。
「この道は・・・まさか・・・」
ウォンズは何やら呟きながら考えているが、その顔からは動揺らしきものが窺える。
「さぁ、ここが俺達の店でウォンズに働いてもらう『恋貨亭』だ!」
俺がそう言うとウォンズはいきなり泣きながら崩れ落ちる。
「お、おい!? ウォンズ、どうしたんだ!?」
膝と手を地面に手をつけながら泣いているウォンズに近寄り話し掛ける。
しかし、大声を上げながら泣いているウォンズはこちらの問いに答える事が出来なかった。
キナ達に手伝ってもらいながらウォンズを支え歩かせ、店へと入っていった。
「すいませんユウジ様。お恥ずかしい所をお見せしました。」
リエルに淹れてもらったお茶を飲みながらウォンズはふーっと息をつける。
「それは構わないが、急に泣き出すからビックリしたぞ・・・ 良ければ訳があるなら話してくれないか?」
ウォンズに尋ねると意を決したような顔をして話し始めた。
「分かりました。 実は昔この店は私が経営していました。私には妻と娘がいたので、二人も手伝ってくれてそれなりに繁盛していました。」
ウォンズはお茶を一口飲み、口を潤せて話を続ける。
「そんなある日、バーツ商会の会長が店にやってきました。飲食店を始めたいので立地的にも優れていて繁盛しているこの店を売って欲しいと言いました。勿論、この店は家族の宝であり絆でもあるから売れないと私は断りました。それからです・・・」
神妙な顔をしてウォンズは続ける。
「バーツ商会からの嫌がらせが始まりました。商会の人間を使い料理に虫を入れたりして他の客の前で騒いだり、街で悪評を流していたり、店の壁には落書きしたりなどを。それだけではありません、根回しをして食材の仕入れが出来ないようにしたりなどの嫌がらせが続きました。そして妻は心労で体を壊し、帰らぬ人になりました。その時点で店の維持費や妻の治療費や生活費で少しの借金がありました。私は店を畳もうとしましたが、娘は店だけは家族の絆だから残して欲しいと訴え、自ら身売りをしました。そんな家族の犠牲を払ったにも関わらず私は店を維持する事が出来ませんでした・・・そして借金を払えない私は奴隷になったのです。」
ウォンズは両目に涙を溜めながら悔しそうに両手を強く握り締める。
「私は馬鹿だ! 店なんかまた何処かで始めれば良いのに意地になってしまって! そのせいで全てを失い、無くしてから後悔するだなんて!」
そう言ってウォンズはテーブルに顔を沈めて泣き続ける。
少し休ませようと、キナとリエルに頼み、二階のウォンズ用の部屋に連れていってもらった。
「ふぅ、思ったよりヘビーな話しだったな・・・」
一気に疲れたなぁと思い、俺もリエルに淹れてもらっていたお茶を啜る。
「ご主人様、ウォンズさんを部屋に運んできました。」
リエルとキナが戻ってきた。俺は二人にお疲れ様と声を掛ける。
「おじちゃん、なんか可哀想だったね・・・」
いつも元気なキナも流石にシュンとなっている。自分も家族を失っているから思う所があるのだろう。
俺達にはウォンズが少しでも元気になってくれればと願うしかなかったのだった。
元の世界では完全週休2日制だったし、飲食店でガッツリ稼ぐつもりは無かったから今日と明日は休みにした。
「ご主人様、今日の予定はどうなさるのですか?」
リエルが朝食後のお茶を持って来ながら話し掛けてくる。
「あぁ。今日は新しく人を雇いに行こうと思う。さすがに3人じゃ店を回しきれないしね。」
忙しくてトイレぐらいしか行けなく、ろくに休憩も取れやしない。
日本にいた時の仕事よりよっぽどブラック企業になりつつある。よって人手不足解消は最優先事項だ。
「確かにそうですね・・・このままではお客様にも迷惑掛けてますし、良い考えだと思います。」
リエルも人を増やす事には大賛成だった。
キナとリエルは文句も言わずに良く働いてくれているので頭が上がらない。俺なら三日で辞表を出しているもんね。
「では募集を掛けるのでしたら冒険者ギルドへ向かうのですか?」
「いや、雇うと言っても普通の人じゃダメだなぁ。今回雇うのは奴隷の人だ。」
「ねぇねぇ、ご主人。なんで奴隷を雇うの? 普通に人を雇えば良いと思うんだけど?」
奴隷を雇う事に少し不満そうにキナが話す。
自分が奴隷だから思うところがあるのだろう。
「奴隷にするのは理由があって、奴隷には『命令』が出来るだろ? キナ達にも悪いけど今回は使わせてもらおうと思っている。」
俺がそう話すとキナは自分で体を抱きしめてモジモジし始めた。
「命令って・・・ご主人も男性だから女性に色々したいのは分かるけど・・・ちゃんと言ってくれれば命令なんかしなくても良いのに・・・」
「おい、何を考えてるか知らんが命令と言っても店のレシピを口外するなって事だぞ?」
店のメニューは俺の世界の料理の一部に過ぎないが、それでも模倣されたら少しは痛手になる。
人を雇えば金で買収される危険があるから奴隷を買うのが一番だと思ったからだ。
「あはは・・・そうなんだ・・・ボクはてっきりゴニョゴニョ・・・」
「はぁ・・・キナが俺の事をどう見ているか良く分かったよ・・・後で一度話そうか・・・」
「でもそれだったら買う奴隷は男の人が良いなぁ。女の人だと心配かも・・・」
「そう言われてもなぁ。今回、俺が欲しいのは【料理】スキルを持った人材なんだよ。基本的に料理人は男性が多いから男性のが可能性が高いかもな。」
キナに理由を説明して納得してもらう。
その後、キナとリエルを連れて三人で街に出掛けた。
「ここが奴隷商か・・・何々、バーツ奴隷商館って書いてあるな。」
バーツ商会の店舗だろうか? だとしたらよっぽど縁があるなぁと思いながら商館の扉を叩いた。
店の中からは男性の店員が出てきたので希望の【料理】スキルを持つ奴隷を頼んだ。
「お待たせしました。こちらの人族男性がご希望の奴隷になります。」
そう言われ店員はみすぼらしいボロを着た中年男性を連れてきた。年は40歳くらいだろうか?衛生環境が良くないのか身体中が薄汚れていて分かり辛かった。
「こちらは人族なので少々お値段が張り金貨400枚になります。宜しいでしょうか?」
店員はステータスを表示する魂鑑石を見せてくる。特に栄養失調気味なところ以外は問題なかったので金貨400枚支払い奴隷を購入した。
ちなみに【料理】スキルは5と高めだった。
「ご主人様、私の名前はウォンズと申します。以後、宜しくお願い致します。」
「ユウジです。宜しくウォンズさん。こっちの二人はキナにリエルです。二人も同じく奴隷ですが仲良くしてあげて下さい。」
「分かりました。ですがユウジ様。私は奴隷ですので敬語はお止め下さると助かります。」
「流石に年上相手は気が引けますが・・・分かった。ウォンズがそう言うならそうするよ。」
ウォンズの申し出を受け入れ俺達は奴隷商を後にし、 ウォンズの仕事道具を買ってから店に戻って行く。
「この道は・・・まさか・・・」
ウォンズは何やら呟きながら考えているが、その顔からは動揺らしきものが窺える。
「さぁ、ここが俺達の店でウォンズに働いてもらう『恋貨亭』だ!」
俺がそう言うとウォンズはいきなり泣きながら崩れ落ちる。
「お、おい!? ウォンズ、どうしたんだ!?」
膝と手を地面に手をつけながら泣いているウォンズに近寄り話し掛ける。
しかし、大声を上げながら泣いているウォンズはこちらの問いに答える事が出来なかった。
キナ達に手伝ってもらいながらウォンズを支え歩かせ、店へと入っていった。
「すいませんユウジ様。お恥ずかしい所をお見せしました。」
リエルに淹れてもらったお茶を飲みながらウォンズはふーっと息をつける。
「それは構わないが、急に泣き出すからビックリしたぞ・・・ 良ければ訳があるなら話してくれないか?」
ウォンズに尋ねると意を決したような顔をして話し始めた。
「分かりました。 実は昔この店は私が経営していました。私には妻と娘がいたので、二人も手伝ってくれてそれなりに繁盛していました。」
ウォンズはお茶を一口飲み、口を潤せて話を続ける。
「そんなある日、バーツ商会の会長が店にやってきました。飲食店を始めたいので立地的にも優れていて繁盛しているこの店を売って欲しいと言いました。勿論、この店は家族の宝であり絆でもあるから売れないと私は断りました。それからです・・・」
神妙な顔をしてウォンズは続ける。
「バーツ商会からの嫌がらせが始まりました。商会の人間を使い料理に虫を入れたりして他の客の前で騒いだり、街で悪評を流していたり、店の壁には落書きしたりなどを。それだけではありません、根回しをして食材の仕入れが出来ないようにしたりなどの嫌がらせが続きました。そして妻は心労で体を壊し、帰らぬ人になりました。その時点で店の維持費や妻の治療費や生活費で少しの借金がありました。私は店を畳もうとしましたが、娘は店だけは家族の絆だから残して欲しいと訴え、自ら身売りをしました。そんな家族の犠牲を払ったにも関わらず私は店を維持する事が出来ませんでした・・・そして借金を払えない私は奴隷になったのです。」
ウォンズは両目に涙を溜めながら悔しそうに両手を強く握り締める。
「私は馬鹿だ! 店なんかまた何処かで始めれば良いのに意地になってしまって! そのせいで全てを失い、無くしてから後悔するだなんて!」
そう言ってウォンズはテーブルに顔を沈めて泣き続ける。
少し休ませようと、キナとリエルに頼み、二階のウォンズ用の部屋に連れていってもらった。
「ふぅ、思ったよりヘビーな話しだったな・・・」
一気に疲れたなぁと思い、俺もリエルに淹れてもらっていたお茶を啜る。
「ご主人様、ウォンズさんを部屋に運んできました。」
リエルとキナが戻ってきた。俺は二人にお疲れ様と声を掛ける。
「おじちゃん、なんか可哀想だったね・・・」
いつも元気なキナも流石にシュンとなっている。自分も家族を失っているから思う所があるのだろう。
俺達にはウォンズが少しでも元気になってくれればと願うしかなかったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
タイム連打ってなんだよ(困惑)
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
「リオ、お前をパーティから追放する。お前のようなハズレスキルのザコは足手まといなんだよ」
王都の冒険者ギルドにて、若手冒険者のリオは、リーダーの身勝手な都合によってパーティから追い出されてしまい、同時に後宮では、聖女の降臨や第一王子の婚約破棄などが話題になっていた。
パーティを追放されたリオは、ある日商隊の護衛依頼を受けた際、野盗に襲われる可憐な少女を助けることになるのだが、彼女は第一王子から婚約破棄された上に濡れ衣を着せられて迫害された元公爵令嬢こと、アイリスだった。
アイリスとの出会いから始まる冒険の旅、行く先々で様々な思惑によって爪弾きにされてしまった者達を受け入れていく内に、彼はある決意をする。
「作ろう。誰もが幸せに過ごせる、そんな居場所を」
目指すべき理想、突き動かされる世界、そしてハズレスキル【タイム連打】に隠されたリオの本当の力とは?
※安心安全安定安泰の四安揃った、ハピエン確定のハズレスキル無双です。
『エ○ーマンが倒せない』は関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる