クラスまるごと異世界転移

八神

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後日談

後日談 5

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「でも俺らんトコは『魔王』なんて居なかったな」

「え、まじ?」

「邪神っつーのは居たみたいだけどな」


俺が思い出しながら言うと長谷部が意外そうに聞き、藤原が似たような別のナニカは居た事を告げる。


「『邪神』?なにそれ、なんか凄そう」

「いやー、つってもなんか俺らが来る前に既に倒されてたっぽいから実際は見なかったんだけどな」

「あ、そうなんだ」


長谷部は興味津々といった様子でテンションをあげながら聞いてくるが…柴田の言葉を聞いて一気にテンションが下がり、若干ガッカリした感じで返した。


「しっかしこうして帰れてるって事はその魔王とかいうのは倒せたんだな」

「あ、ん。勇者パーティとドラゴンでなんとか」

「「「勇者?」」」


藤原の言葉に長谷部が肯定してその時の状況っぽいっ事を話すのでまたしても俺らの反応が被る。


「そう。なんか俺達と同じ転移者だったらしいけど…背が高くて細マッチョの黒人だった。あとめちゃくちゃ爽やかだった」

「黒人…」「黒人?」「黒人!」


長谷部から聞いた勇者とやらの人種と人格についての感想を聞いて俺らの言葉は被ったが、反応は微妙に違った。


「あー…そうか。そりゃそうだよな」

「だな。考えてみりゃ異世界に転移すんのは必ずしも日本人だけ、ってワケじゃねーか」

「普通に黒人の方が俺らよりも身体能力は高いわけだから、そりゃ日本人よりも適性はあるわな」

「あと聖女は中国人っぽかった。お嬢とあんま変わらんぐらいの美少女だったし」

「「「中国!?」」」


俺ら三人が納得してると長谷部は更に情報を追加し、俺ら三人は同時に驚く。


「ってか美少女って…しかもあのユキリンと変わらんぐらいって相当だぞ」

「確かに。俺も最近調べて見たけど、あのアイドルと同じぐらいの容姿ってヤバいな」


藤原の食いつきながらの返答に柴田も同意して乗っかってくる。


「…『聖女』って事は、だ。やっぱり性格はお嬢とは比べもんにならんか?」

「全然!マジでお嬢と違ってマトモもマトモ。めちゃくちゃモテそうな感じで、俺も『こんな彼女欲しい』って思ったぐらいだし」

「おい。まあお嬢と比べられるぐらいに見た目が良くて性格がマトモ寄りなら…そうもなるわな」


俺が確認すると長谷部は断言するようにキッパリと否定して印象や感想をぶっちゃけ、俺は軽くツッコミつつも笑って同意しながら返す。


「…やっぱユキリンって近い奴らからはそういう評価なのな…」

「見た目は良いのに破天荒な性格はキツイな…」


藤原の微妙な顔をしながらのボソッとした呟きに柴田も同様に微妙な顔をしながら呟いた。
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