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隊長side②
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はあ。疲れたぜ。女ってスゲーな。ある意味国王を尊敬するぜ。
男3人、茫然自失。王妃たちが退出したドアをそろって見やることしかできない。
「すまんかった。」
「いや、お前も大変だな。」
「「「はあ。」」」
その後は仕切り直して。
国王側としては協力も妨害もしない、自分で口説き落とすこと。後は本人同士の意思で好きにして良いことになった。
そして。互いに名乗っていないなら、こちらが勝手に名前を教えるわけにはいかないと言って、教えてはくれなかった。
だがまあ。爵位を与えられた以上、国王の命に逆らうことはしないだろう。最悪、権力を使うことも辞さないつもりだ。
もちろん、その前にカラダ張ってでも口説き落とすがなっ!
翌日、職場に行くとアイツは隊の奴らにつかまっていた。まあなあ。ガッツリマーキングしたからな。あれ、10日くらい消えねえんじゃないか?
だが、こちらを見ないのは面白くねえ。
尻を撫でてやった。
「っ。尻を撫でるな!」
その手を掴まれ投げ飛ばされた。
やるなあ。
「ワリィワリィ。」
「何バカなことを。」
「そこに尻があったから?撫でるだろ。」
よし、オレを見たな。
かっわいいなあ、微笑みかける。
…なんでいぶかしそうなんだよ。
ついでに周りの奴らに威嚇しとくか。
「なあ、ナディル。」
「?なんです。」
「カラダは大丈夫か?」ニヤッ
「・・・は?」
マジで可愛いな。このまま押し倒してヤりてえ。
もったいないからどっかに閉じ込めてからだがな!
「まさか、置き去りにされるとはなあ?
動けないくらい抱き潰してヤったはずなんだが、なあ・・・?」
お?
「・・・」
ぼふっ
うっわ。真っ赤じゃねえか。
「あ、あの・・・隊長・・・?」
「おう。」
「その、いつから・・・?」
「お前押し倒したとき。」
「・・・え」
「嗅いだことあるニオイだな、とは思ってたが。
・・・お前、オレに隊長っつったろ。モロバレ。」
つうか、気付いてなかったのか?
お前が呼ばなかったら、オレはお前と気付かずにあの時の女を探し回っていただろうな。
…ヤらないって選択はなかったがな!
「 」
口をパクパクって。誘ってんのかよ?
「色々ふに落ちたぜ?
まさか、あんなとこで発情するとか、よ?お前のニオイに反応したのかもなあ?」ニヤニヤ
いや、マジで。
誰かの焚き染められたお香がたまたま昂奮させる臭いだったようだからな。
「はあ?」
「クスリを疑ったがな。あの夜会にゃオレらの昂奮する臭いはあったようだが、それ以上にお前にキてたみてえだぜ?」
「・・・は?」
「ようは。オレのツガイがちゃんと現れたんでガラにもなく昂っちまった、ってことだ。」
「・・・はあ?」
「ツガイって分かったからにゃ、逃がさねえよ?
覚悟しておけ?」
ちゅ、と。可愛らしい音をたててキスしてやると。
呆然とした後、さらに真っ赤になって。
無茶苦茶可愛くて、べろちゅーかましたら、なぐられた。
逃がさねえから覚悟しろ?
まさか、半年もかかるとは思わなかったぜ…。
男3人、茫然自失。王妃たちが退出したドアをそろって見やることしかできない。
「すまんかった。」
「いや、お前も大変だな。」
「「「はあ。」」」
その後は仕切り直して。
国王側としては協力も妨害もしない、自分で口説き落とすこと。後は本人同士の意思で好きにして良いことになった。
そして。互いに名乗っていないなら、こちらが勝手に名前を教えるわけにはいかないと言って、教えてはくれなかった。
だがまあ。爵位を与えられた以上、国王の命に逆らうことはしないだろう。最悪、権力を使うことも辞さないつもりだ。
もちろん、その前にカラダ張ってでも口説き落とすがなっ!
翌日、職場に行くとアイツは隊の奴らにつかまっていた。まあなあ。ガッツリマーキングしたからな。あれ、10日くらい消えねえんじゃないか?
だが、こちらを見ないのは面白くねえ。
尻を撫でてやった。
「っ。尻を撫でるな!」
その手を掴まれ投げ飛ばされた。
やるなあ。
「ワリィワリィ。」
「何バカなことを。」
「そこに尻があったから?撫でるだろ。」
よし、オレを見たな。
かっわいいなあ、微笑みかける。
…なんでいぶかしそうなんだよ。
ついでに周りの奴らに威嚇しとくか。
「なあ、ナディル。」
「?なんです。」
「カラダは大丈夫か?」ニヤッ
「・・・は?」
マジで可愛いな。このまま押し倒してヤりてえ。
もったいないからどっかに閉じ込めてからだがな!
「まさか、置き去りにされるとはなあ?
動けないくらい抱き潰してヤったはずなんだが、なあ・・・?」
お?
「・・・」
ぼふっ
うっわ。真っ赤じゃねえか。
「あ、あの・・・隊長・・・?」
「おう。」
「その、いつから・・・?」
「お前押し倒したとき。」
「・・・え」
「嗅いだことあるニオイだな、とは思ってたが。
・・・お前、オレに隊長っつったろ。モロバレ。」
つうか、気付いてなかったのか?
お前が呼ばなかったら、オレはお前と気付かずにあの時の女を探し回っていただろうな。
…ヤらないって選択はなかったがな!
「 」
口をパクパクって。誘ってんのかよ?
「色々ふに落ちたぜ?
まさか、あんなとこで発情するとか、よ?お前のニオイに反応したのかもなあ?」ニヤニヤ
いや、マジで。
誰かの焚き染められたお香がたまたま昂奮させる臭いだったようだからな。
「はあ?」
「クスリを疑ったがな。あの夜会にゃオレらの昂奮する臭いはあったようだが、それ以上にお前にキてたみてえだぜ?」
「・・・は?」
「ようは。オレのツガイがちゃんと現れたんでガラにもなく昂っちまった、ってことだ。」
「・・・はあ?」
「ツガイって分かったからにゃ、逃がさねえよ?
覚悟しておけ?」
ちゅ、と。可愛らしい音をたててキスしてやると。
呆然とした後、さらに真っ赤になって。
無茶苦茶可愛くて、べろちゅーかましたら、なぐられた。
逃がさねえから覚悟しろ?
まさか、半年もかかるとは思わなかったぜ…。
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