sebunzu警備員の日常

雨木

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うちのペットに感謝しか無いです

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「プライドー戻ったよー」スロウスが検査室から戻り、プライドに声をかけると、ちょうどセト神とホルス神が出てきた。
「「……」」スロウスとプライドがじーっと2神を見る。
「…チッ」スロウスが少しして舌打ちをした。
「…イケメンは得だね~」プライドがケラケラと笑いながら言う。
2神は少々困惑していたが、2人は構わずに「帰りましょうか」と言った。
外に出ると、そこは既にスロウス達の家の前だった。
「?!」セト神とホルス神が驚いたような表情をして、スロウスとプライドを見た。
「あ、スロウスグリード帰ってきてるよ~」プライドがスロウスに言うと、玄関のドアを開けた。
「グリードただいま~」プライドはそう言いながらリビングへ走って行った。
「…あのバカ…」スロウスはそう言ってため息を吐くと、セト神達に説明をした。
一通り説明すると、部屋まで二神を案内するために家に上がり、リビングの前を通る。
「あ、おかえり、姉貴」テレビを見ていたグリードがスロウスにソファから
アイスを咥えたまま言った。
「ただいまー新しい住人が増えたよグリード」スロウスがグリードに答えるついでにセト神とホルス神をグリードに紹介した。
「ん、ひょーかい。」グリードはそう言うと、テレビ鑑賞に戻った。
プライドがスロウス達の所に戻ってくる。
「セト様達は3回の奥の二部屋を使ってください。」スロウスはそう言うと、セト神達を3階に案内した。
「私達の部屋にはそれぞれネームボードと連絡板が…に゙ゃ!!」スロウスがセト神達に自分達の部屋の説明をしていると、スロウスの顔に灰色の物体がびたーんとくっついた。
「あ!!スペルビアー!!ただいま!!」プライドの元に、柴犬が走って飛びついて来た。
「アケディア離れてください…」スロウスが顔から灰色の物体をひっぺがすと、それはロシアンブルーだった。
「もう!!私達のことを忘れて男なんて作ってたのね!!飼い主ちゃん!!」スロウスの顔から剥がされたロシアンブルーはそう言ってスロウスの鼻の頭をペシペシ肉球で叩いた。
「おかえりなさい!!主様!!」プライドに飛びついた柴犬もプライドの顔をぺろぺろ舐めながら喋った。
「男じゃないよ…新しい住人さん…」スロウスがそう言うと、アケディアがスロウスの手からするりと抜けて、スロウスの方へと移った。
「あら、そうだったのね」アケディアがスロウスに言う。
「この世界の動物は喋るのか…?」セト神がスロウスに驚いたように聞いた。
「いえ、アケディア達は特殊で、私達と同じような物なんです。」スロウスが説明するのがめんどくさいと言わんばかりに言った。
「まあ、死なないし、普通の動物と違って喋ることしか違わないから~」プライドがケラケラと笑い、言った。
「とりあえず、セト様達の部屋はこの二部屋なので、あとはお好きにどうぞです。私達はお風呂に入ってきます」スロウスはそう言うと、プライドと共にそれぞれの部屋に帰って行った。

「…はー…あったまる…」スロウスが言うと、プライドが頷いた。
「だね~依頼の後のお風呂は最高だよ~」プライドがそう言うと、スロウスとプライドは雑談を少しして、お風呂を出た。
「ぴゃー!!さっぱり!!」プライドがそう言うと、スロウスはセト神達を呼びに行った。
「ホルス~お風呂入ってきなよ~」プライドがホルス神に言う。
「分かった」ホルス神はそう言って頷いた。
「セト様もお風呂どうぞ……ホルス神にわいせつ行為とかしないでくださいね…?」スロウスがセト神に念を押して言うと、セト神は頷いて、お風呂に行った。
「…アイスーーーーー!!」プライドがそう言うと、スロウスの襟を掴んで引っ張ってリビングまで一気に降りた。
「く…首が…」スロウスが襟を引っ張られ苦しげに言った。
「プライドの姉貴!!姉貴の首!!首!!」グリードが急いでプライドに言うと、プライドはあっ!!と言ってスロウスの首を離した。
スロウスが床に膝をついて荒く咳をした。
「ゲホゲホゴホッ…死ぬかと思った…」スロウスが首をさすりながら涙目で言った。
「グリードありがと…」スロウスがグリードに感謝を述べると、プライドがアイスを持ってきた。
「ほい!!スロウスアイス!!」プライドが満面の笑みでスロウスにアイスを渡す。
「…ありがと…」スロウスはプライドにそう言って、ソファに座った。
スロウスに続いてプライドもソファに座る。
「ところで姉貴、あの謎の男性達はなに?」グリードがテレビを見ながらスロウスに聞いた。
「ん?あー…いまさっきの任務でテレポーテーションについてきたか巻き込まれたかで、爽香がしばらく面倒見ろってさ」スロウスがグリードに説明すると、後ろからアケディアが飛びついてきた。
「あだっ!!…アケディア…飛びついてこないで…そして爪をたてないで地味ーに痛いから…」スロウスがアケディアに言うと、アケディアがするすると、スロウスの足の上まで降りてきた。
アケディアはスロウスの太ももら辺をふみふみし、スロウスの太ももら辺の上で丸くなった。
「「「…」」」その場にいる全員がアケディアにちょっとだけ和んだ。
「…なあ…ダブル姉貴…思ったんだけどさ…その神サマ達に風呂入れって言ったんだよな?」グリードがスロウス達に聞くと、2人はうん。と頷いた。
「…服は…?」グリードの顔からサーッと血の気が引いた。
「「…あ…」」スロウス達もその事に気がついたのか、顔からサーッと血の気が引いた。
「それなら大丈夫ですよ!!主様!!」いつの間にかプライドの足元に来ていたスペルビアがプライドの足にぽん、と前足を置いて言った。
「さっき、服を置いてきました!!」スペルビアがプライドの足に置いた前足を優しくてしてししながら言った。
「スペルビア天才!!いい子!!めっちゃいい子!!」プライドとスロウスがスペルビアを褒め称えて、わしゃわしゃした。
「…ちょっと飼い主ちゃん…」それを聞いていたアケディアが顔を上げてスロウスの足をてしてし叩く。
「それを言ったのは私なのよ!!私も褒めるべきだわ!!」スロウスに対してアケディアが怒ったように言うと、スロウスはアケディアの喉を優しく撫でた。
「よしよしよしありがとう。」スロウスがそう言いながら撫でると、アケディアは満足したのか、また眠りについた。
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