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5 転生転生
6 花姫たちの嫉妬
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唯は花姫の中で一番霊力の低い花姫で、体が虚弱な花姫と位置づけされた。
「あまり無理をなさらない方がよろしいですよ」
小花が唯の細い手を取り、川の中に入っていく。
禊ぎの時間だ。
「今日も冷たいですわ」
「寒いですね」
優しくしてくれる心花に感謝しながら、お礼を言う。
「そういえば、小梅お姉様と湖子お姉様と功美お姉様に縁談が来たらしいです」
「昨日は、綺麗な着物を着て、三人でお茶会を開いていましたよ」
琴音と胡桃が花姫の縁談の話を始めた。
「小花お姉様は、そろそろお話があるかもしれませんね」
「いえ、私にはまた縁談の話はありません」
「私にはありました」
古都が嬉しそうに微笑んだ。
「後妻ですが九州の黒龍様のところへ嫁ぎます」
「後妻なの?」
「前妻の花姫は、鬼に食べられたらしくて、嘆き悲しんでいる旦那様がやっと後妻が欲しいとおっしゃったそうです。三人のお姉様方も後妻だと聞きました」
(鬼、龍磨様のことだ。全国の花姫を食べ歩いていると、聞いたわ)
「この花姫の屋敷も一時期狙われて、ずいぶんたくさんの花姫が連れ出され、捜索隊が食べられた遺体を発見して、大騒ぎになったとか」
「もうこの屋敷は守られているんですよね」
「青龍様が守ってくださっているようです」
七人が禊ぎの途中で手を合わせた。唯も慌てて、手を合わせる。
「青龍様は、まだ誰も娶られてはいないのですか?」
おとなしい小春が聞いた。
「大昔に、花姫をお迎えになったらしいけど亡くなられて、その後、後妻はもらってないようですね」
「どうせ後妻に行くのなら、青龍様の後妻がいいわ」
琴美が言って、「私も」と皆が言っていく。
唯は何も言わなかった。
……
…………
………………
唯は食事の後、青波に薬を飲まされてやっと自由時間だ。
「唯様、着物を着替えましょうか?青龍様にいただいた着物、まだ袖も通していらっしゃらないでしょう?」
「私はこのままでもいいの」
「青龍様は、唯様がお召しになるのを楽しみしていらっしゃいますよ。一緒に着物を選びましょう」
「みのりがいいと思う物でいいです」
「気分が優れませんか?」
俯いた唯は、着物を着ることを躊躇っていた。
(また嫉妬されたら虐められる。私は最下位の花姫なのだから)
「婚約の品なので、お礼に行かれないと失礼になります」
「はい」
唯は立ち上がり、箪笥の前に向かった。
「どの着物を着たら喜んでもらえますか?」
みのりは龍之介の好みを思い出し、箪笥の中からピンクの着物と青緑の羽織を取り出した。
ピンクの着物には、今は写真でしか見られない桜の花が咲いている。羽織も桜の花がまるでセットのように流れる模様になって刺繍されていた。
「綺麗ね」
帯は全面に桜の花が描かれていた。
みのりが綺麗に着付けてくれる。
唯も簡単な気付ならできるが、飾り結びはできない。
「髪型は結い上げますか?」
「下ろしたままでいいです」
「青波様の言葉はお忘れください。唯様は何も我慢しなくていいのです」
「でも、派手にしてはいけないでしょう?」
「では、派手には結いません。清楚に仕上げます」
みのりは唯の髪を櫛で梳くと、なんの飾りも付けずに結い上げた。
「他の花姫様より、ずっと地味ですよ」
「ほんとに?」
「ご安心ください」
みのりは唯の手を取ると、襖に進んだ。
「兄様、神社まで参ります」
「了解した」
達樹が襖を開けた。
目の前の枯山水は、昔から変わらない。
視界の端で紗椰が自害した場所を見る。
(他人事じゃない。ここは怖いところだ)
……
…………
………………
神社で参拝し、唯はそのまま湖の遊歩道を歩く。
「ここは変わってないのですね?」
「ここは霊場。御嵩家の敷地内なので。一生変わりません」
「もう一度、生まれ変わっても、ここの景色は変わらないのね?そのとき、記憶はないかもしれないけど」
「唯様、そんなことは言ってはなりません」
「私、寂しいの。生まれ変わっても唯だけど、唯じゃないから」
「唯様は、今のままの唯様でいいのですよ」
達樹は二人の後を、ついて歩いている。
湖の遊歩道を一周まわって、以前は見えていた万年桜が見える庭に来た。
「万年桜は咲かなくなったの?」
「唯様が亡くなった瞬間、すべの木から花が散りました。それ以来、花は付けません」
「寂しいね」
唯が歩いている間に、何人かの花姫とすれ違った。
「ごきげんよう」と挨拶したが、誰も返事はしなかった。
……
…………
………………
翌朝の禊ぎの時間、唯は恐れていたとおり、花姫たちに虐められていた。
浅瀬に転ばされた。
「いつ婚約したの?」
「少し前になります」
「どこへ行くの?」
「私も後妻です」
唯は浅瀬に正座して、花姫たちに頭を下げた。
「まだ来たばかりの、一番霊力の少ない唯が選ばれるなんて、どんな物好きな神様?」
「胸だって小さいし、顔だって童顔。まだまだ子供の顔をしているじゃない」
「すみません」
唯はまた頭を下げた。
誰が言葉を紡いでいるのか、唯はわからない。まだ顔も知らない人ばかりだ。
「花嫁は神様が選ぶんだから、神様が唯を気に入ったんでしょ?」
七人が迫ってくる。
唯は少しずつ後ろに下がっていく。
「唯様、それ以上下がると危ないです」
みのりが悲鳴のような声で知らせてくれて、足を止めた。
「下女は黙っていなさい」
胡桃が声を上げた。
「下女なんかじゃない。みのりは私の家族です」
「私たちに家族はいないのよ」
琴音が唯の肩を蹴った。
バランスを崩して、体が後ろに倒れた。
ザブンと激流に落ちた。
「唯の旦那様が助けてくれるでしょうね」
「近くにいれば」
「鬼に食われるよりマシかも?」
花姫たちは溺れながら、流されていく唯を笑っている。
(昔と同じだ)
「唯様!青龍様、お助けください」
みのりが悲鳴のような声を上げた。
唯は木の葉のように岩にぶつかりながら流されていく。
(痛いよ。痛い)
岩が肌を切りつけ、骨を砕いていく。
ザブンと湖に落ちて、深く体が沈んでいく。
水を吸い込んで、呼吸ができずに意識を失う寸前、温かなものに載せられたような気がした。
……
…………
………………
「唯がまた流された」
地底湖にある地下神殿に龍之介は唯を抱きしめてやってきた。
「また唯か。力がなくても嫉妬されるのだな。どれベッドに寝かせよ」
龍之介はなんとか呼吸を取り戻した唯をベッドに寝かせる。
薬を飲ませていなかったら、前世のように呼吸は戻らなかったかもしれない。
「人工呼吸をしたのか?」
「水を吐かせ、口づけもした。霊気を送り込んで呼吸は戻した」
「今回は、ここで抱かぬのか?」
青波は楽しそうだ。
「青波。今、ここで婚礼したい。証人になれ。指輪もある。婚約もしてある。なんの問題もないだろう?」
「本人の承諾は?」
「とってはおらぬ」
龍之介の怒りで雷が天上で鳴った。
「それでは駄目だ」
「死んでしまうではないか」
「処女のまま子をなした龍之介様だ。どんな抱き方でもできるであろう」
青波は龍之介を置いて部屋から出て行った。
龍之介は唯の体から衣服を魔術で消すと、うつ伏せに寝かせた。
「呼吸はしておる。薬も飲ませておる。慌てるな」
自分に言い聞かせ、唯の後孔に舌を這わせて粘膜に麻酔をかけていく。
腹の奥の方まで麻酔をかけると、唯の後孔に龍之介は自身の性器をゆっくり挿入した。
魔術を使いながら、粘膜を最大限に広げて挿入していく。
すべてを挿入すると優しく抽挿し腹の中に吐精した。凄まじい霊気が放出されて、唯の心臓がしっかり動き始める。
「慌てて、傷つけるな」
何度も言い聞かせ、何度も腹の中に吐精して、凄まじい霊気を体中で満たしていく。
前世では、血まみれにしてしまった。せっかくの霊気も体内から出てきてしまった。
龍之介の初めの女性は唯だ。
どうしたいいのかわからず、霊気を無駄にしてしまったが、今回は二度目だ。
落ち着けば、うまくいくはずだ。
お尻が痛いと泣かせたくはない。
唯をできるだけ優しく抱いて、神の霊気を体内に留めておく。
性器を抜くと、痛みがないように、後孔に舌を這わせ、わずかな傷も痛みも取っていく。
唯の体に精気が満ちた。
龍之介は唯の体を仰向けに寝かせた。
やっと16歳になったばかりの、まだあどけなさの残った幼い体だ。
足を広げて処女膜を見つめる。完璧な処女の証がそこにあった。
「唯を抱きたい」
唯の薄い膜を傷つけないように、舌を這わせていく。狭い膣を舐め、膣を堪能する。意識を失っている唯は、少しも動かない。唯の反応がなくて、物足りなさは感じるが、襲っている身なので仕方がない。そのまま唯の子宮に入りすべてを舐める。凄まじい霊気で唯の体が浄化されて神聖な体に作り替えられていく。そのまま卵管を舐めて卵巣へ辿り着くと、小さな卵に霊気を与えていく。
左右の卵管と卵巣を舐めた。残炎ながら卵は出てこなかった。卵が出てきたら、そのまま子供を作るつもりだったが、左右の卵管で射精して霊気を与える。
近いうちに子供ができるだろう。
龍之介は慎重に舌を出した。
折れた骨はすぐには治らない。
「青波」
「終わりましたか?」
「あとは頼む」
「どこを骨折した」
「右腕と左足だ。固定をしてくれ」
「人の体のままで、花姫たちに虐められたら殺されるぞ」
「説得はしておる」
「何を嫌がっておるのだ?」
「昔の唯ではないと、ずっと言っておる」
ずれた骨や砕けた骨を魔術で戻し包帯で固定をしていく。腕を固定すると、足の骨も固定していく。
しばらく歩くことはできないだろう。
「今の唯をと求めてはどうだ?」
「今度はそうしてみよう」
包帯を巻き終えると、青波は医務室に戻っていった。
唯の体を昔の姿に変えていく。一番美しく見える年齢の唯の姿を龍神の目で確かめて作り替えた。
「美しいぞ。幼い唯の顔も好きだが、そのまま一生を過ごすのは不憫だ」
唯を抱き上げると、唯の部屋に瞬間移動した。
達樹とみのりが部屋の中で、俯いている。
「唯様」
二人が立ち上がる。
「唯に着物を」
「はい」
みのりが白い寝間着を出して、ベッドに広げた。その上に唯の体を寝かせる。
「右腕と左足に骨折がある。命を助けるために唯を抱いた。痛みは最大限まで取ったが、目を覚ましたら痛がるかもしれぬ。明日も様子を見に来る」
「わかりました」
達樹とみのりは、深く頭を下げた。
「唯に結婚を勧めてくれ。このままでは守り切れぬ」
「説得を続けます」
みのりが答えた。
「あまり無理をなさらない方がよろしいですよ」
小花が唯の細い手を取り、川の中に入っていく。
禊ぎの時間だ。
「今日も冷たいですわ」
「寒いですね」
優しくしてくれる心花に感謝しながら、お礼を言う。
「そういえば、小梅お姉様と湖子お姉様と功美お姉様に縁談が来たらしいです」
「昨日は、綺麗な着物を着て、三人でお茶会を開いていましたよ」
琴音と胡桃が花姫の縁談の話を始めた。
「小花お姉様は、そろそろお話があるかもしれませんね」
「いえ、私にはまた縁談の話はありません」
「私にはありました」
古都が嬉しそうに微笑んだ。
「後妻ですが九州の黒龍様のところへ嫁ぎます」
「後妻なの?」
「前妻の花姫は、鬼に食べられたらしくて、嘆き悲しんでいる旦那様がやっと後妻が欲しいとおっしゃったそうです。三人のお姉様方も後妻だと聞きました」
(鬼、龍磨様のことだ。全国の花姫を食べ歩いていると、聞いたわ)
「この花姫の屋敷も一時期狙われて、ずいぶんたくさんの花姫が連れ出され、捜索隊が食べられた遺体を発見して、大騒ぎになったとか」
「もうこの屋敷は守られているんですよね」
「青龍様が守ってくださっているようです」
七人が禊ぎの途中で手を合わせた。唯も慌てて、手を合わせる。
「青龍様は、まだ誰も娶られてはいないのですか?」
おとなしい小春が聞いた。
「大昔に、花姫をお迎えになったらしいけど亡くなられて、その後、後妻はもらってないようですね」
「どうせ後妻に行くのなら、青龍様の後妻がいいわ」
琴美が言って、「私も」と皆が言っていく。
唯は何も言わなかった。
……
…………
………………
唯は食事の後、青波に薬を飲まされてやっと自由時間だ。
「唯様、着物を着替えましょうか?青龍様にいただいた着物、まだ袖も通していらっしゃらないでしょう?」
「私はこのままでもいいの」
「青龍様は、唯様がお召しになるのを楽しみしていらっしゃいますよ。一緒に着物を選びましょう」
「みのりがいいと思う物でいいです」
「気分が優れませんか?」
俯いた唯は、着物を着ることを躊躇っていた。
(また嫉妬されたら虐められる。私は最下位の花姫なのだから)
「婚約の品なので、お礼に行かれないと失礼になります」
「はい」
唯は立ち上がり、箪笥の前に向かった。
「どの着物を着たら喜んでもらえますか?」
みのりは龍之介の好みを思い出し、箪笥の中からピンクの着物と青緑の羽織を取り出した。
ピンクの着物には、今は写真でしか見られない桜の花が咲いている。羽織も桜の花がまるでセットのように流れる模様になって刺繍されていた。
「綺麗ね」
帯は全面に桜の花が描かれていた。
みのりが綺麗に着付けてくれる。
唯も簡単な気付ならできるが、飾り結びはできない。
「髪型は結い上げますか?」
「下ろしたままでいいです」
「青波様の言葉はお忘れください。唯様は何も我慢しなくていいのです」
「でも、派手にしてはいけないでしょう?」
「では、派手には結いません。清楚に仕上げます」
みのりは唯の髪を櫛で梳くと、なんの飾りも付けずに結い上げた。
「他の花姫様より、ずっと地味ですよ」
「ほんとに?」
「ご安心ください」
みのりは唯の手を取ると、襖に進んだ。
「兄様、神社まで参ります」
「了解した」
達樹が襖を開けた。
目の前の枯山水は、昔から変わらない。
視界の端で紗椰が自害した場所を見る。
(他人事じゃない。ここは怖いところだ)
……
…………
………………
神社で参拝し、唯はそのまま湖の遊歩道を歩く。
「ここは変わってないのですね?」
「ここは霊場。御嵩家の敷地内なので。一生変わりません」
「もう一度、生まれ変わっても、ここの景色は変わらないのね?そのとき、記憶はないかもしれないけど」
「唯様、そんなことは言ってはなりません」
「私、寂しいの。生まれ変わっても唯だけど、唯じゃないから」
「唯様は、今のままの唯様でいいのですよ」
達樹は二人の後を、ついて歩いている。
湖の遊歩道を一周まわって、以前は見えていた万年桜が見える庭に来た。
「万年桜は咲かなくなったの?」
「唯様が亡くなった瞬間、すべの木から花が散りました。それ以来、花は付けません」
「寂しいね」
唯が歩いている間に、何人かの花姫とすれ違った。
「ごきげんよう」と挨拶したが、誰も返事はしなかった。
……
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翌朝の禊ぎの時間、唯は恐れていたとおり、花姫たちに虐められていた。
浅瀬に転ばされた。
「いつ婚約したの?」
「少し前になります」
「どこへ行くの?」
「私も後妻です」
唯は浅瀬に正座して、花姫たちに頭を下げた。
「まだ来たばかりの、一番霊力の少ない唯が選ばれるなんて、どんな物好きな神様?」
「胸だって小さいし、顔だって童顔。まだまだ子供の顔をしているじゃない」
「すみません」
唯はまた頭を下げた。
誰が言葉を紡いでいるのか、唯はわからない。まだ顔も知らない人ばかりだ。
「花嫁は神様が選ぶんだから、神様が唯を気に入ったんでしょ?」
七人が迫ってくる。
唯は少しずつ後ろに下がっていく。
「唯様、それ以上下がると危ないです」
みのりが悲鳴のような声で知らせてくれて、足を止めた。
「下女は黙っていなさい」
胡桃が声を上げた。
「下女なんかじゃない。みのりは私の家族です」
「私たちに家族はいないのよ」
琴音が唯の肩を蹴った。
バランスを崩して、体が後ろに倒れた。
ザブンと激流に落ちた。
「唯の旦那様が助けてくれるでしょうね」
「近くにいれば」
「鬼に食われるよりマシかも?」
花姫たちは溺れながら、流されていく唯を笑っている。
(昔と同じだ)
「唯様!青龍様、お助けください」
みのりが悲鳴のような声を上げた。
唯は木の葉のように岩にぶつかりながら流されていく。
(痛いよ。痛い)
岩が肌を切りつけ、骨を砕いていく。
ザブンと湖に落ちて、深く体が沈んでいく。
水を吸い込んで、呼吸ができずに意識を失う寸前、温かなものに載せられたような気がした。
……
…………
………………
「唯がまた流された」
地底湖にある地下神殿に龍之介は唯を抱きしめてやってきた。
「また唯か。力がなくても嫉妬されるのだな。どれベッドに寝かせよ」
龍之介はなんとか呼吸を取り戻した唯をベッドに寝かせる。
薬を飲ませていなかったら、前世のように呼吸は戻らなかったかもしれない。
「人工呼吸をしたのか?」
「水を吐かせ、口づけもした。霊気を送り込んで呼吸は戻した」
「今回は、ここで抱かぬのか?」
青波は楽しそうだ。
「青波。今、ここで婚礼したい。証人になれ。指輪もある。婚約もしてある。なんの問題もないだろう?」
「本人の承諾は?」
「とってはおらぬ」
龍之介の怒りで雷が天上で鳴った。
「それでは駄目だ」
「死んでしまうではないか」
「処女のまま子をなした龍之介様だ。どんな抱き方でもできるであろう」
青波は龍之介を置いて部屋から出て行った。
龍之介は唯の体から衣服を魔術で消すと、うつ伏せに寝かせた。
「呼吸はしておる。薬も飲ませておる。慌てるな」
自分に言い聞かせ、唯の後孔に舌を這わせて粘膜に麻酔をかけていく。
腹の奥の方まで麻酔をかけると、唯の後孔に龍之介は自身の性器をゆっくり挿入した。
魔術を使いながら、粘膜を最大限に広げて挿入していく。
すべてを挿入すると優しく抽挿し腹の中に吐精した。凄まじい霊気が放出されて、唯の心臓がしっかり動き始める。
「慌てて、傷つけるな」
何度も言い聞かせ、何度も腹の中に吐精して、凄まじい霊気を体中で満たしていく。
前世では、血まみれにしてしまった。せっかくの霊気も体内から出てきてしまった。
龍之介の初めの女性は唯だ。
どうしたいいのかわからず、霊気を無駄にしてしまったが、今回は二度目だ。
落ち着けば、うまくいくはずだ。
お尻が痛いと泣かせたくはない。
唯をできるだけ優しく抱いて、神の霊気を体内に留めておく。
性器を抜くと、痛みがないように、後孔に舌を這わせ、わずかな傷も痛みも取っていく。
唯の体に精気が満ちた。
龍之介は唯の体を仰向けに寝かせた。
やっと16歳になったばかりの、まだあどけなさの残った幼い体だ。
足を広げて処女膜を見つめる。完璧な処女の証がそこにあった。
「唯を抱きたい」
唯の薄い膜を傷つけないように、舌を這わせていく。狭い膣を舐め、膣を堪能する。意識を失っている唯は、少しも動かない。唯の反応がなくて、物足りなさは感じるが、襲っている身なので仕方がない。そのまま唯の子宮に入りすべてを舐める。凄まじい霊気で唯の体が浄化されて神聖な体に作り替えられていく。そのまま卵管を舐めて卵巣へ辿り着くと、小さな卵に霊気を与えていく。
左右の卵管と卵巣を舐めた。残炎ながら卵は出てこなかった。卵が出てきたら、そのまま子供を作るつもりだったが、左右の卵管で射精して霊気を与える。
近いうちに子供ができるだろう。
龍之介は慎重に舌を出した。
折れた骨はすぐには治らない。
「青波」
「終わりましたか?」
「あとは頼む」
「どこを骨折した」
「右腕と左足だ。固定をしてくれ」
「人の体のままで、花姫たちに虐められたら殺されるぞ」
「説得はしておる」
「何を嫌がっておるのだ?」
「昔の唯ではないと、ずっと言っておる」
ずれた骨や砕けた骨を魔術で戻し包帯で固定をしていく。腕を固定すると、足の骨も固定していく。
しばらく歩くことはできないだろう。
「今の唯をと求めてはどうだ?」
「今度はそうしてみよう」
包帯を巻き終えると、青波は医務室に戻っていった。
唯の体を昔の姿に変えていく。一番美しく見える年齢の唯の姿を龍神の目で確かめて作り替えた。
「美しいぞ。幼い唯の顔も好きだが、そのまま一生を過ごすのは不憫だ」
唯を抱き上げると、唯の部屋に瞬間移動した。
達樹とみのりが部屋の中で、俯いている。
「唯様」
二人が立ち上がる。
「唯に着物を」
「はい」
みのりが白い寝間着を出して、ベッドに広げた。その上に唯の体を寝かせる。
「右腕と左足に骨折がある。命を助けるために唯を抱いた。痛みは最大限まで取ったが、目を覚ましたら痛がるかもしれぬ。明日も様子を見に来る」
「わかりました」
達樹とみのりは、深く頭を下げた。
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「説得を続けます」
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