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2 お兄ちゃんのお見合い
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いったん自宅に戻った亜里砂は、シャワーを浴びた後、病院に連れて行かれた。
感染症の治療のために入院になった。両足の裏はいっぱい縫われて痛い。いつも比較する煙草を押しつけられた痛みより、もっと痛かった。発熱もして意識も朦朧としていた。
両親は帰っていって、暗い部屋に一人だ。
点滴の粒が規則正しく落ちていく。
「ごめんなさい。ごめんなさい。静かにしてるから、痛いことしないで。お母さん、ごめんなさい・・・」
痙攣のように震えながら、ひたすら謝罪し泣いていた。
巡回の看護師が亜里砂の異変に気付き、医師が呼ばれて鎮静剤を打たれ、やっと亜里砂は眠れた。
深夜に病院に呼び出され、戻ってきたばかりだ。
「まるで眠れる森の美女ね。かわいそう。あのまま薬漬けのまま寝たきりなのかしら?」
「元はといえば俺が悪いんだ。亜里砂の心が壊れるほどの暴力を受けている事に気付かなかった。あの頃は、月に一度帰れればいい方だった。家のことは家内がしていると思ってお金だけ与えていた。悔やんでも悔やみきれないよ」
「最近は落ち着いていたのに」
「昔、読んだ遺書通りだな。情けない」
足を止めていた友麻は、部屋に入った。
「おかえり、友麻」
「おかえり」
「亜里砂は今、家にいないのか?」
「入院している。怪我をしたんだ。発熱も酷くて」
「心も壊れたんだな?俺が見捨てたから」
「友麻は自分の事だけ考えていなさい」
母親が声をかけたが、返事をしなかった。
結婚が決まってから、友麻は深夜に家に戻り早朝出かけていく。
家族を避けるように、亜里砂に会わないように。
すっと部屋に入っていく。
いったん自宅に戻った亜里砂は、シャワーを浴びた後、病院に連れて行かれた。
感染症の治療のために入院になった。両足の裏はいっぱい縫われて痛い。いつも比較する煙草を押しつけられた痛みより、もっと痛かった。発熱もして意識も朦朧としていた。
両親は帰っていって、暗い部屋に一人だ。
点滴の粒が規則正しく落ちていく。
「ごめんなさい。ごめんなさい。静かにしてるから、痛いことしないで。お母さん、ごめんなさい・・・」
痙攣のように震えながら、ひたすら謝罪し泣いていた。
巡回の看護師が亜里砂の異変に気付き、医師が呼ばれて鎮静剤を打たれ、やっと亜里砂は眠れた。
深夜に病院に呼び出され、戻ってきたばかりだ。
「まるで眠れる森の美女ね。かわいそう。あのまま薬漬けのまま寝たきりなのかしら?」
「元はといえば俺が悪いんだ。亜里砂の心が壊れるほどの暴力を受けている事に気付かなかった。あの頃は、月に一度帰れればいい方だった。家のことは家内がしていると思ってお金だけ与えていた。悔やんでも悔やみきれないよ」
「最近は落ち着いていたのに」
「昔、読んだ遺書通りだな。情けない」
足を止めていた友麻は、部屋に入った。
「おかえり、友麻」
「おかえり」
「亜里砂は今、家にいないのか?」
「入院している。怪我をしたんだ。発熱も酷くて」
「心も壊れたんだな?俺が見捨てたから」
「友麻は自分の事だけ考えていなさい」
母親が声をかけたが、返事をしなかった。
結婚が決まってから、友麻は深夜に家に戻り早朝出かけていく。
家族を避けるように、亜里砂に会わないように。
すっと部屋に入っていく。
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