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悪役令嬢の私がモテモテな件について

意見が言える女性が嫌いな男性

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「・・・・・何で?」
「・・・・・一旦互いに落ち着きましょう、 紅茶でも淹れますよ」

ティーポットに手をかけるラビー。

「断る」
「断る?」
「何で僕の申し出を断るのか聞きたいね、 お茶を濁されたくないんだ
紅茶だけに」

お茶を濁すのお茶とは緑茶の事である。

「・・・では遠慮無く理由を述べますね
まず初めにツイスト殿下が皇帝に就任してからの見通しが見えません
ハーレムを築くと言う目的では皇帝になると言う事はあまりにもお粗末な理由です
政治的にこうしたい、 あぁしたいと言うヴィジョンが無ければ皇帝になる意味は有りません
皇族と言う地位を利用した女遊びで充分だと思います
皇帝になってもハーレムばかりでは臣下からの忠心も得られず
いざという時に追い落とされる危険性があり、 政治的に非常に不安定になります
そもそも御兄弟に暗殺される危険性すらあります
皇帝になったとしても命の危険が有るのならばその椅子には座りません
次に私が王妃の座に興味がありません
先程提示したハーレムに興味がありません、 そもそも貞操観念に関しては
私は王妃教育で教育されたからか元々の性質からかは分かりませんが
男性に対してそんなに積極的ではありません
そもそもハーレムに来る様な男性とお付き合いしたいとは思いません
恋愛に対しては浮気せずに一人だけを愛したいと思います
ハーレムを築かずに王妃として政治的手腕を振るう事も考えましたが
外様且つ女私が政治に参入するのは面白くないと思います
最後に民衆は、 少なくとも民衆の気持ちになって考えると
ハーレムが欲しくて皇帝になった男の国の国民になりたくなりでしょう
以上の理由から私は貴方の妻になる事は出来ません
ご理解いただけましたか?」
「話長い!! もっと完結に纏めろ!!」
「分かりました
①貴方が皇帝になったも直ぐに降ろされると思う
②私が王妃になるメリットが無い
③民衆が嫌がりそう
と言う理由です」
「・・・・・」
「・・・・・」

黙って見つめ合う二人。

「まぁね、 僕もね、 正直ね、 君が嫌がるのは予想してたよ」

懐から大麻を取り出してスパーと吸うツイスト。

「そうですか、 ではお帰りはあちらです」
「ここまで来て黙って帰るとでも?」
「ツイスト殿下、 悪い事は言いません、 お止めなさい」
「女の分際で男にたてついてんじゃねぇよ!!」

ご、 っと魔力を放出するツイストだった。
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