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第二機
頑張ることを頑張る
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家の外へと出た篤を見てサクラは首を傾げる。
何時もであれば玄関から外へは出ず部屋から繋がっているガレージに入ってバイクを押して外へ出ていくはずの篤が玄関から出ていることが不思議でならない。
「今日はバイクでいかないの?」
「どうも足の調子が良くないみたいだ。だから電車で行くよ」
「水瀬さんには連絡したー?」
「見てもらう約束も付けた」
「それならよかったー。じゃ、二人ともいってらっしゃい‼」
「行ってくる」「行ってきます」
二人は最寄りの駅へと歩みを進めた。
「あの……今日の仕事内容は」
ツバキは半歩前を歩く篤の背中を見ながら質問する。
「今日は外回りだ。担当エリアは北。外回りの大切なのは柔軟な判断。基本的には連絡をくけたら指示に従うし、時には現場の判断で動くことも大切だ。ただしその場合は必ず伝えることだ」
「分かりました。頑張ります」
張ったツバキの声に篤は足を止めて振り返る。そこには握り拳を一つ作って「よし、よし」と言っているツバキの姿があった。
篤はツバキの元へと足を運ぶ。
(何だか昔の俺を見ているようだな)
「そんな頑張らなくていい」
「そうですか? なら頑張らないことを頑張ります‼」
「まぁ、そんなに緊張しなくても大丈夫だ」
「はい‼」
二人はまた歩き始める。最寄りの駅について、海上都市中央へと向かう電車に乗る。中央エリアは企業も多く出勤時間の為、電車内は非常に混んでいる。
十五分経ってようやく目的の駅に着く。ホームへ流れ出る人の固まりの一部となって出る。
改札を出てロータリーへと出ると景色が開ける。そこはビルの群れ。その中に目立つビルが二つ。
一つは他を寄せ付けない圧倒的な高さのビルで、それはこの海上都市――〝天海〟のトップがいる場所だ。
そしてもう一つ高さはないものの横に広い近未来感のある建物。そこが篤の働く機甲警察のものだ。
「まずは水瀬さんの所へ行って、用事がすんだ後は俺の所属する名前のない課の部屋に行く」
「名前がない? どうしてですか?」
「もとは別の課にいたんだが、色々あって外されて……要するに待機中だ。声がかかるのを待っている」
「それでも仕事はできるんですね」
「まぁ、人手は常に足りてないからな。早いところ建物に入ろう。外は暑い」
入口に立つ警備員に挨拶をして二人は建物の中へ熱気と切るように入った。
何時もであれば玄関から外へは出ず部屋から繋がっているガレージに入ってバイクを押して外へ出ていくはずの篤が玄関から出ていることが不思議でならない。
「今日はバイクでいかないの?」
「どうも足の調子が良くないみたいだ。だから電車で行くよ」
「水瀬さんには連絡したー?」
「見てもらう約束も付けた」
「それならよかったー。じゃ、二人ともいってらっしゃい‼」
「行ってくる」「行ってきます」
二人は最寄りの駅へと歩みを進めた。
「あの……今日の仕事内容は」
ツバキは半歩前を歩く篤の背中を見ながら質問する。
「今日は外回りだ。担当エリアは北。外回りの大切なのは柔軟な判断。基本的には連絡をくけたら指示に従うし、時には現場の判断で動くことも大切だ。ただしその場合は必ず伝えることだ」
「分かりました。頑張ります」
張ったツバキの声に篤は足を止めて振り返る。そこには握り拳を一つ作って「よし、よし」と言っているツバキの姿があった。
篤はツバキの元へと足を運ぶ。
(何だか昔の俺を見ているようだな)
「そんな頑張らなくていい」
「そうですか? なら頑張らないことを頑張ります‼」
「まぁ、そんなに緊張しなくても大丈夫だ」
「はい‼」
二人はまた歩き始める。最寄りの駅について、海上都市中央へと向かう電車に乗る。中央エリアは企業も多く出勤時間の為、電車内は非常に混んでいる。
十五分経ってようやく目的の駅に着く。ホームへ流れ出る人の固まりの一部となって出る。
改札を出てロータリーへと出ると景色が開ける。そこはビルの群れ。その中に目立つビルが二つ。
一つは他を寄せ付けない圧倒的な高さのビルで、それはこの海上都市――〝天海〟のトップがいる場所だ。
そしてもう一つ高さはないものの横に広い近未来感のある建物。そこが篤の働く機甲警察のものだ。
「まずは水瀬さんの所へ行って、用事がすんだ後は俺の所属する名前のない課の部屋に行く」
「名前がない? どうしてですか?」
「もとは別の課にいたんだが、色々あって外されて……要するに待機中だ。声がかかるのを待っている」
「それでも仕事はできるんですね」
「まぁ、人手は常に足りてないからな。早いところ建物に入ろう。外は暑い」
入口に立つ警備員に挨拶をして二人は建物の中へ熱気と切るように入った。
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