隣のマンションの白い壁

守 秀斗

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第19話:単眼鏡を購入

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 私は天井に付いているこのフックで何か出来ないかといろいろと考える。

 ああ、思い出したわ。学校で使われてない部屋があったの。そこで、佐島君に私を吊ってほしいって頼んだことあるなあ。彼、引いてたなあ。ドン引きよ。「お前は変態か!」って言われたなあ。変態ですけどね。でも、天井にフックを付けて、縄で私を吊ってくれた。私のわがままを聞いてくれたんだから、まあ、実はいい人かもしれないわね。

 そして、全裸になって膝を縛って股を閉じれないようにされたの。それで空中に吊られたの。気持ち良かったわ。もう、自分の全てを見られてるの、大事なところを。ご主人様に征服されたって気分で陶酔してたわ。

「ああ、ご主人様、私の全てを見て、あそこを見て、ああん、私を辱めてえ!」

 私のあそこからツーッといやらしい液がキラキラ光りながら垂れていくの。ものすごく興奮しちゃったなあ。でも、なんだか佐島君は憮然としてたわ。ただ、見てるだけ。ズボンのあそこも膨らんでない。どうもこういう趣味はなかったようなのよねえ。でも、私はあそこをメチャクチャにしてもらって、気持ち良くしてもらいたかったの。だから、佐島君を誘ったのよ。

「ああん、ご主人様、いやらしい千里のあそこをいじって、ねえ、私の大事な穴に指を入れて、私を気持ち良くさせてえ!」

 体を動かして、いやらしい言葉を叫んだの。それで、仕方が無いなあって感じで佐島君が私のあそこに指を入れようとした時、フックが落ちてしまったの。危うく、佐島君が下になってくれたので、私はケガはなかったけど、彼はすこし捻挫しちゃって。あれも佐島君が浮気に走った原因のひとつよね。もう、この変態女には付き合ってられないって感じだったのかしらね。まあ、青春のいい思い出だわ。

 さて、私は隠してあったボンデージファッションなどが入った衣装ケースから黒いロープを取り出す。でも、さすがに一人じゃあ、吊られるのは無理ね。パートナーがほしい。私の性癖を満足させてくれる人。そして、イケメンで堅実な生活をしていて、優しい人。

 そんな変態はいないって?
 そうなのかなあ、残念ね。

 さて、私は裸になる。そして、ベランダの窓を開ける。今夜も暑いわね、でも、肌が汗ばんで色っぽいわ。私は膝に枷をつける。ロープを天井のフックに通して、端を膝枷に結ぶ。そして、立ったまま、思いっ切り引っ張るの。当然、片足だけが上に引っ張られて、私の股間が丸見えになる。目の前には隣のマンションの白い壁。

 でも、私の頭の中では目の前は満員の観客席なのよ。大勢の男の人たちがいるのよ。見られるの、あそこを見られるの。後ろ手を縛られて緊縛された私は全く股を閉じることができず、そして、そんな私を大勢の男たちがいろんな角度から撮影している。ああ、気持ちがいいわ。見て、私のびしょ濡れのあそこを見て、後ろの穴も見てえ!

 そして、いつもなら男たちが股間を閉じられない私のあそこに次々と入れてくる。私は男の人たちの好き放題にされるの。ああ、すごく濡れてきたわ。フラッシュが焚かれる。私が虐められ、嬲られるのを撮影されるのよ。ああん、私が貫かれて悶えているところを撮影してえ、あそこからいやらしい液が垂れ流れていくのを撮影してえ。

 ああ、私を見て、注目してえ!

 あれ、けど今夜、私のあそこに入れてくるのは、また、あのイケメンお巡りさんだわ。私、本当に惚れちゃったのかしら。多分、二度と会わない人に。でも、ああん、気持ちいいわ、いい、いいわ、あそこが熱いの、ああん、思いっ切り貫かれるの。そして、私は絶頂へいくの。

「ああ、いいわ、ねえ、もっと突いて、千里のいやらしい穴をもっと突いて、ああ、いっちゃう、いっちゃう、ああああ、いくう!!」

 ちょっとぐったりしちゃった。
 実際は、もう片手であそこをいじくってただけ。
 女一人で、ちょっと、空しいかしら。

 さて、私は一旦、ロープを放して、スマホで撮影した映像を見てみる。うーん、いまいちねえ。だって、自分でロープを引っ張って股を広げてるだけだもん。そして、自分であそこの穴に指を入れたり、女の一番敏感な突起をいじくってるの。ちょっと情けないわね。やっぱり、パートナーがほしいわ。その人に股を広げてもらいたいの、思いっ切り。全てを見られたいの。そして、あそこをさんざんにもてあそばれたいわ。

 一人じゃあ、この天井のフックはそんなに使えないわね。

 それで、他のことをする事にした。そんなわけで、足枷と膝枷をつけて、それを黒い棒に括り付けて撮影。股を閉じれられないの。あそこを好き放題にされるの。この格好で彼氏と愛し合いたかったのになあ。振られちゃったけどね。

 そして、今、私の頭の中では、あのイケメンお巡りさんにいろんなことされるのよ。
 あそこをいじり放題にされるの。
 私は悶えまくるの。
 ああ、もうすごく興奮しちゃうわね。

 でも、なんで、股を閉じられないだけで興奮するのかしら。

 それは、お前が変態だからだって?
 すみませんでした。

「ああん、いや、股を閉じさせてえ、こんな格好いやですう」

 自分でそんな格好しておきながら、いやですうとか叫んで興奮しているアホ女ですね。
 ああ、でも、もっと気持ち良くなりたいわ。

 次は部屋の床に座ると、一旦、膝枷は外した。私は足枷にロープをつけて、片方はベッドの足に括りつける。もう一方は、以前から付けてある壁の丸いフックに通す。そして、片方を強く引っ張る。

 私の股が広げられるの。
 私はどこかの地下室に監禁されてるの。
 そこで、男の人たちにやられまくるのよ、いつもは。
 でも、今はあのイケメンお巡りさんに虐められるの。

「いや、見ないで、お願い、見ないでえ! いや、いやあ、許して、許してえ!」

 声を出して叫ぶ。あんまり大きな声は出さないけどね。自分でロープを引っ張って、股を広げておきながら、見ないでもあったもんじゃない。お前は完全なアホだと思われそう。でも、私の頭の中では、無理矢理あのイケメンお巡りさんに大股を拡げられてるのよ。前はこういうことを鏡の前でよくやってた。その時は幻想の男たちだったけど、今はあのお巡りさんにされてるの。すごく興奮するわ。

 それに、「いや、見ないで」って叫んでいるけど、本当はじっくりと見てほしいのよね、女は。見られると興奮するの。恥ずかしがって手で顔を隠したりしてるけどね。でも、「見ないで」って言うのは、男性の征服欲を満たしてあげるためかしらね。無理矢理、女を自分のものにして興奮するのよ、男の人は。そして、女も興奮してくるの、男の人に征服されるんだって思って。ああん、乱暴されてるって感じで気持ちいいのよ。ああ、男の人に征服されて気持ち良くなるの、快感だわ。

 お前だけだって?
 うーん、そうかも。
 まあ、私も実際は乱暴されたくはないわね。

 でも、好きな人ならどんなことでもされてもいいとか考えてしまうの。

 さて、次は、またフックからロープをぶら下げて足枷につける。私は寝そべって、ロープをグイッと引っ張る。大股を無理矢理広げられてるのよ。片足だけ吊られて、大事な部分を見られるの。濡れたあそこを。そして、入れられるの。入れてくるのは、またもや、あのイケメンお巡りさん。ああ、ますます興奮してきたわ。ああん、実際にしてもらいたい。

 そして、充分気持ち良くなったところで、今はベランダの窓を開けた隣のマンションの白い壁に向かって大股を開く。私は体が柔らかいの。百八十度近くまでひろげる。ああ、見られてるわ、あそこを見られてるの、前も後ろも。

 ああ、見て、私の大事なところを。
 興奮すると、涎を垂れ流してしまう下の口を見てほしいの、じっくりと。
 その涎はとめることが出来ないの。

 そして、私は妄想する。

 あのイケメンお巡りさんがなぜか隣のマンションに住んでるのよ。そして壁はないの。透明な窓ガラスになっているの。私の部屋の目の前にあのイケメンお巡りさんがなぜか住んでるのよ。

 何を馬鹿馬鹿しい妄想をしてるのかしら、私。

 でも、私を見てるのよ。じっくりと私の大事なところを奥の奥まで見てるの。私はものすごく興奮する。そして、なぜか、あのイケメンお巡りさんが隣のマンションからこちらにやって来て、私はあそこに入れられるの。快感で絶頂へ達するの。気持ちいいわ。でも、ああ、もっと変態的なことをしたくなってきた。

 そして、私は洗面器を浴室から持って来る。
 それをベランダに置いて、自分は部屋の中で両膝立ちになる。
 両手は後ろに回して組む。
 拘束されている気分よ。
 そして、腰を突き出す。

 イケメンお巡りさんが命令するの。

(千里、皆さまに見てもらいなさい、大きく股を開いて、出すのをじっくりと見てもらいなさい)

「はい、ご主人様……」

 ああ、でも、なかなか出ないわ。
 緊張しているのかしら。

(千里、早くしなさい)

「ああ、ご主人様……千里、緊張しておりまして、でも、ああ、出る、ああ、いや、見ないで、恥ずかしい、見ないでえ」

 私は恥ずかしがりながらもするの。ああん、恥ずかしいわ。辱めを受けているの、私。でも、興奮しちゃうのよ。ああ、出すのって気持ちいいわ。

「ああ、ご主人様、皆様、淫乱女の千里が出すのを見て、撮影してえ」

 洗面器にバシャバシャと音を立てて、黄金色の液体が溜っていく。お巡りさんの目の前で、なんて、いやらしい行為をしているのかしら。そして、大勢の観客が私の恥ずかしい行為を撮影してるの。ああ、気持ちがいいわ。快感で体を振るわせる私。

 ちょっと、ぐったりして、床に横たわる。

 けど、どこかにいないかしらね。
 私の趣味に合わせてくれる男性は。
 マッチングアプリで探してみようかしらって、変な人がいっぱい来そうで怖いわ。

 ん? 変な人はお前だって。
 申し訳ありません。

 でも、いつかは吊られてみたいわね。
 後、天井からロープを垂らして、私は全裸になって前からそのロープを股間を通して後ろから引っ張ってもらいたいわ。パートナーにしてもらいたいわね。私は後ろ手で縛られて、後は好き放題にされるの。

 ああ、やっぱりパートナーがほしい。

 あのイケメンお巡りさんはどこに住んでるのかしら。
 なんとかまた会いたいのだけど。交番に行くって方法もあるけど、どこの交番かわからないし。ああ、なんかいい方法はないかしら。交際したいわ。

 無理なのかしら。
 残念ね。

 だいたい、警官が女を吊ったりはしないわよねえ。

……………………………………………………
 
 昨日は非番だったので、今日は普通に休日。

 通販で単眼鏡を購入してしまった。注文を取り消そうか迷ったが、結局、そのまま。しかも即日配送。夕方には到着。丸い筒型で片目で見る望遠鏡だ。双眼鏡では通気口に入らないもんなあ。

 と言うわけでこの五千円の単眼鏡を購入。この単眼鏡にはスマホを接続できて動画撮影も出来るけど、さすがにそこまではしない。録画した動画を万が一、誰かに見られたら、俺は警官をクビになるのではないか。そんなわけで脳内に録画するしかない。

 けど、隣の酒井さんがあんな行為をするとは限らないな。あれ一回限りだったかもしれない。もし、そうなら五千円を無駄にしたことになる。バードウォッチングの趣味は無いし。

 本来、俺はかなり真面目な男だったはずなのに。あの酒井さんが好きになったみたいだ。美人でスタイル抜群で、そして、そう、あういう変態行為をする女性を好きになってしまった。

 俺も変態なのかなあ。
 なんとかお近づきになりたいなあ。

 でも、いきなり訪れるわけにはいかないし。何とかいい方法はないだろうか。無理なのかなあ。おかしいもんなあ。ボンデージファッションで外出していたところを職務質問しただけだもんなあ。それで、自宅を訪問する理由にはならないし。

 さて、夜になった。家の電灯を消して、通気口の蓋を外す。酒井さんの家は明かりがついている。しかし、ベランダの窓は閉まったまま。しばらく待っていたら、眠くなってきた。昨夜、あれだけしたから今日はさすがにしないのかなと、ちょっと、うとうとしていたら、酒井さんの家のベランダの窓が開く音がした。すぐに目が覚める。

 ドキドキしながら、単眼鏡を通気口に差し込んで覗く。

 酒井さんがベランダの窓を開けている。全開にしたぞ。おお、ばっちりと顔が大きく見えるぞ。いやあ、やっぱり美人だなあ。すごい美人だぞとあらためて思った。

 そう思っていると、しばらく彼女が部屋から消える。シャワーを浴びているのだろうか。そして、少しして、酒井さんが裸で出てきた。俺はもうすっかり眠気なんて吹っ飛んでしまう。本当にスタイル抜群の女性だ。

 そして、この前みたように酒井さんがまたいろんな姿勢になって楽しんでいるぞ。随分、激しいなあ。興奮してしまう。何だか、天井からロープで片膝を吊って、あそこを全開にして見せてくれる。自分でまさぐってるぞ。俺はますます興奮する。

 その次は、棒を膝につけてまた全開。自分で拘束プレイをしてるなあ、彼女。これはかなりの変態だなあと思いつつ、そんなことをしている酒井さんをやはりきれいだと俺は思ってしまう。

 酒井さんが、あそこをまさぐって全身を震わせている。また、いってしまったのだろうか。

 次は寝そべって、片足をロープで吊って、また全開。もう、しっかりといろんな姿勢で大事なところを見せてくれたうえ、自分でしている。ああ、すごい光景だ。

 あれ、洗面器まで持ち出したぞ。
 それをベランダに置いて、自分は部屋の端っこで、全裸で両膝立ちになる酒井さん。
 彼女は何をする気なんだろう。

 え……いいのかなあ、見てて。
 しばらく、じっとしている酒井さん。
 そして、腰を突き出して、あそこからすごく大量に洗面器へ黄金色の液体を放出してる。

 ビールでも大量に飲んで、酔っぱらって、あんな行為をしてるのか。
 いや、酔ってではなくて、本人がしたかったんだろうなあ。
 すごいセクシーだけど。

 出し切って、全裸で顔を上に向けて快感に振るえている酒井さん。
 色っぽい。

 その後、ぐったりと部屋の床に横になる。
 その姿も、淫らだ。

 でも、警官が見てていいのだろうかと悩む。
 でも、やっぱり見たい。
 いや、もっと見たいぞ。
 録画もしたくなった、いや、それはさすがに我慢しないと。
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