旧校舎の地下室

守 秀斗

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第10話:裸で四つん這いになる京野

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 翌日の月曜日。もう、七月なので夏だ。かなり暑くなってきた。そして、俺が登校しても先週と同じく京野は俺の事は全く無視。そして、クラスの連中も俺の事は相手にしない。寂しいが仕方が無いな。俺は勉強一筋だ。こんなクソみたいなクラスとはさっさとおさらばしたい。

 しかし、大学に行ったら、もっとぼっちになるかもしれないなあ。これは将来の職業は一人でも出来るような特殊な資格でも取るべきかなと俺は考えている。しかし、今のところはまだ先の話だし、とりあえず一流大学へ進学することが最優先だ。普通に受験してもいいが、やはり推薦入学の方が、高校からの後押しがあり合格しやすい。そして、その推薦に選ばれる方が難しい、狭き門だ。

 だからこそ、京野に撮影された映像を取り返したい。あんな映像を学校側が見たら大学推薦なんてしてくれるわけないのだが、あの変態女を怒らせてはまずいので、いまのところ従うしかないな。それに、正直、あの京野の変態行為をもっと見たいと思ってしまう。あのきれいな裸体をもっと見たい、変態女だけど。でも、好きなんだな。俺もぼっちで、京野もぼっちだからかなあ。ただ、不安なのは、最後には京野が全部バラすってことだ。多分、そんなことはしないと思っているけどなあ、下僕がいなくなってしまうから。

 そして、期待と不安が入り交じった感じで金曜日になった。今日はさらに暑い。湿気がひどい。汗だくで登校すると、もう京野がいた。俺が冷房の効いた教室に入ってもこっちを見ない。俺が机に座ると、中にメモが入っていた。

『今日もよろしくね!』

 妙に明るい感じで、それだけしか書いてないが、それだけでもこの下僕には意味が分かると思っているんだろうな、あの変態女は。まあ、付き合ってやるよ。そして、俺の下半身が疼いてしまう。なるべく、放課後のことは考えないようにした。

 そして、放課後。教室の後ろを振り向く。京野はすでにいなかった。俺もハブられているので誰にも挨拶せず、そして、挨拶されずに旧校舎の地下室に向かう。一応、周りを見るが今日は周辺には誰もいない。扉を開けて、中に入る。今からの光景を頭に浮かべてあそこが硬くなる。しょうがないよな、男なんだからなあ。

 地下室の扉を開ける。ちょうど京野がなにか黒い棒をカバンから取り出して伸ばしている。机の上には拘束用の黒いテープとハサミ、それにデジカメ。枷に首輪。後、ペットボトル。

「あ、渡部君、今日もお願いね」

 京野が俺の顔を見ると嬉しそうな表情で微笑んだ。こんな表情をする京野は初めてだなあと俺は思った。無表情か怒ったような顔、皮肉っぽい笑顔は見たことはあるが。

「ああ、わかったよ」
「それにしても、今日は暑いわね」

 地下室なのだが、今日の暑さはかなりのものだ。じっとりと汗をかいている俺、そして、京野もだ。

「じゃあ、始めましょうか。命令してよ」
「ああ。じゃあ、服を脱げ!」

 ちょっと命令口調で言うと、京野がニコリとする。

「いいわ、そんな感じで、来週もよろしくね、ご主人様」

 俺はご主人様なのか、下僕なのか、わからないな。そして、いつもの通り、全裸になる京野。制服をさっさと脱いでいく。もちろん下着も。鏡の前で自分の裸を見ている。湿気がすごいので、全身が汗まみれだ。なんだか淫靡な姿に見える。そして、すっかり乳首が立ち上がっている。よく見ると、あそこからいやらしい液がすでに膝まで垂れ流れている。もう、本人はかなり興奮しているんだなあと俺は思った。そして、自分の膝を垂れ流れていく淫液を見ながら、京野が言った。

「ご主人様、このふしだらな性奴隷の弘美をお仕置きしてくださいませ……興奮して、あそこから溢れ出すいやらしい液で内股を濡らしている、この変態女を思う存分にお仕置きよろしくお願いいたします……ああ、お仕置きして、このどうしようもない淫乱女を……そして、乱暴してくださいませ……弘美は一切逆らいません……私の身体を好き勝手にお使いください……あそこも後ろの穴も口も、全ての穴に白い体液を注ぎ込んでくださいませ……ご主人様……」

 そう言って、しばし目を瞑る京野。自分は奴隷になって、お仕置きを受ける妄想をしているのか。自ら変態って発言もしてた。しばらくすると、京野はすでにひいてあるバスタオルの上に座って、鎖がついている首輪と足枷をつける。首輪は例によってビニール製で安っぽい。そして、膝にも付けた。膝枷って言うのかね。その後、かなり大胆なポーズを取った。

 四つん這いになったかと思うと、頭をベッドに付ける。お尻を高々と上げて、股を大きく開いた。あそこはもうかなり濡れている。

「ねえ、渡部君。その机に置いてある長い棒を使って、その両端を足首に付けてくれないかしら」
「ああ、わかったよ……」

 先週、先々週とかなり大胆なポーズを見せられたが、今度は四つん這いになって、しかもきれいなお尻を見せつけるような姿態を取る京野。そんなポーズを取られると、俺の下半身は痛いほど硬くなってしまう。ちょっと京野に見えないようにズボンの中に手を突っ込んで位置を調整した。そして、京野の言う通り黒い棒の両端を足枷のリングに括りつける。

「次は膝にもお願い」

 俺は、さっきよりやや短い棒の両端に膝枷を付ける。これで京野は股を閉じれなくなったわけだ。『ご主人様』に四つん這いにされて、股を閉じれなくされて乱暴される妄想でもしたいのだろうか。

「あと、先週と同じように後ろで手をテープで結んでくれない。両腕をグルグル巻きにしてよ」
「わかったよ」

 例の黒いテープで京野の両腕を拘束する。前回と同様、スマホらしきものを持ったままだ。そして、また指示が来た。首輪についている鎖をベッドの柵に括りつけろと。俺は京野の言うとおりにする。これで完成らしい。美人の女子高生が汗だくになって、全裸でお尻を上げて、股を閉じれないようにされて、首輪で拘束されている。なんともいやらしい姿だなあと俺は思ったと同時にますます興奮してしまう。そして、京野も同様に興奮しているようだ。

「ご主人様、私の体を見て、汗まみれの体を見て、あそこを見て、ぐしょ濡れのあそこを見て! 後ろの穴も見て! 変態奴隷女の弘美は興奮してます、ああ、この淫らなメス犬の前と後ろの穴をじっくりと見てえ! 見られてあそこを濡らしている淫乱女をお仕置きしてえ! ああん、見て、見てください、ご主人様、あそこの奥の奥まで見てえ! ああ、乱暴してえ! いっぱい中に出してえ!」

 すごい大きい声で叫ぶ京野。俺はびっくりしてしまう。

「おい、京野さん、まずい。外に聞こえるかもしれないぞ」
「あ、そっか。まずいよね」

 自分がかなりの大声で言ったのもわからないほど興奮しているんだろうか、この変態女。と言うか、自分でまた変態女って言ってたな。奴隷とかメス犬とも言ってた。もう、これはかなりの淫乱な女ではないかと俺は思った。

「とにかく、見て、私のいやらしい体を、全身も、あそこと後の穴もじっくりと……ねえ、渡部君。ちゃんと私のいやらしい格好を見てよ、全てを見て……ああ、ご主人様……淫乱女の弘美を乱暴して、激しく責めて、ああ、弘美の中にいっぱい白いの出してえ……」

 今度はやや小さい声で京野が言った。俺は京野の真後ろに立つ。汗まみれの美しい姿態。目の前に美人女子高生の濡れたあそこと後ろの穴が丸見えだ。しかも、そのあそこは淫液が溢れだして、その濡れた肉壺から液体がツーっとキラキラと輝きながら糸をひくようにバスタオルの上に滴り落ちている。すごく淫らな光景だと俺は思った。
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