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第5話:盗賊討伐隊、ドラゴンにやられて壊滅
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ベッドでホラー小説読んでたら、いつの間にかあお向けで大の字になって、スカーっと昼寝してた。
「痛!」
ベッドから床に落ちて、目が覚める。
あたしは寝相が悪いんよ。
ん? 何か下が騒がしいぞ。
窓から覗くと、村の中を通る街道に盗賊討伐隊が傷だらけで戻ってきた。
あたしは慌てて宿屋から出て、野次馬の村人に聞いた。
「いったいどうしたの? みんな半死半生じゃない」
「ドラゴンが出現して、討伐隊はあっと言う間にやられたみたいだぞ」
「ひえ、ドラゴンが出たの!」
ドラゴンなんて滅多に出ないわよ、いったいどうなってんの。
村を通る街道の一番奥にある集会場を解放し、戻ってきた盗賊討伐隊のケガ人の手当てをする。
集会場の前には大きい空地があるので、軽傷の人はそこで治療。
こりゃ野戦病院ね。
さすがにあたしも手伝う。
うちのパーティも全員ボロボロ。
みんな声も出せないほどの重傷で、集会場に横たわってる。
特にサビーナちゃんがひどい。
全身黒焦げ。
ドラゴンが口から放った炎にやられたらしい。
ああ、サビーナちゃんのかわいい顔がもう……。
サビーナちゃんが、かわいそうで、かわいそうで、涙目のあたし。
ドラゴン許せん! 絶対ぶっ殺す!
どうやって手当をしようかと戸惑っていると、ん? 何かいい香りがしてきた。
あれ、何か眩い光が照らされてきたぞ。
「皆さん、傷の具合はいかがですか」
女性が話しかけてきた。
おっ、絶世の美女現る。
それにしても、何ですか、この美人は。
女から見ても凄い美人。
目鼻立ちの整った美しい顔に緑の瞳が素敵。
長いストレートの金髪。
後光がさしているぞ。
鈴を転がすような声。
声まで美人。
全体的に大人っぽいけど、頭に白いカチューシャを付けている。
よく見ると、カチューシャの端っこに犬のイラストが描いてある。かわいい。
そこだけお嬢様っぽい。
スタイルも抜群。
美しすぎる美人クレリックの登場です。
完璧美人だ。
けど、一般のクレリックのような長い法服は着ておらず、政府の軍服のようなダークグレーのスタイリッシュな制服を着ている。
着ている服も装飾品も全部高級品っぽい。
どうやら王国政府内部でも偉い人らしい。
偉い人がなぜこんなド田舎に? ドラゴンが出たからか? それにしては用意がいいけど。
完璧美人さんが何やら呪文を唱えて、手をかざすと神聖魔法でみるみる傷を治していく。
神聖魔法とは凄いもんですね。
あたしの万引き技とは天と地の差があるなあ。
サビーナちゃんの顔が元の通りのかわいい顔に戻った。
手足も元通り。
ちょっと、青白いけど。
あたしは素直に喜んだ。
嬉し涙がドーッと出る。
え? お前さぼってたんじゃないかって? さぼるのと仲間を心配するのは別よ!
完璧美人さんはリーダーやバルド、アデリーナさんの傷もあっと言う間に治してしまう。
「一応治癒しましたが体力が回復するまで、皆さん、しばらくこの場で体を休めることにして下さい」
「本当にありがとうございます!」
あたしはペコペコしながら、完璧美人さんにお礼を言った。
すると、完璧美人さん、あたしの方を訝し気に見ている。
えっ、何かあたし失礼なこと言ったかな。
それとも、体調不良のふりしてさぼったのがばれたの?
「では、私は他の負傷者の方々も見てまわりますので、これで失礼いたします。あと、何かありましたら集会所の二階の部屋に泊っておりますので」
優雅に歩いて、他の負傷者の手当に向かう完璧美人さん。
あの人は王国情報省所属だと他の冒険者さんたちが噂している。
情報省? スパイ? 何か怖そう。
まあ、あたしには関係ないからいいか。
それにしてもドラゴンなんぞ出現したら、もう店じまいね。
あたしらの代わりに、えーと、何だっけ、もう忘れた。ナイアル何とかいう洞窟に潜むモンスターを退治したパーティも見かけないところ、ドラゴンにやられたみたい。
あたしがパーティのみんなの寝床を用意していると、見覚えのある男が声をかけてきた。
アデリーナさんの知り合いのイヴァーノ、何だっけ。
下の名前忘れた。
魔法使いのイヴァーノさんだ。
「アデリーナ、俺たちはもう帰ることにした。ドラゴンには敵わないよ。皆さんもお大事に」
「そう、さよなら」
何となく冷たい態度のアデリーナさん。
昔、この男と何かあったのかね。
それはともかく、あたしはみんなに聞いた。
「さて、これは私たちも撤退でしょうか」
「冒険者仲間がやられたんだ、このまま引き下がられるかよ。そうだろ、リーダー!」
意外にも熱いバルド。
普段はボーっとした感じなんだけど。
「お、おう」
相変わらず優柔不断そうなリーダー。
「私もこのまま残ります」
アデリーナさんもまだ戦う気らしい。
「知り合いがやられたんです。私も残ります……」
青白い顔をしながら、小さい声で話す健気なサビーナちゃん。
無理しなくていいのに。
みんな真面目だなあ。
そして、あたしはリーダーに言われた。
「俺たちはここで休むから、プルムはもう宿屋に帰っていいや」
「分かりました。では、私はこれで失礼いたします。皆さん、お大事に」
「痛!」
ベッドから床に落ちて、目が覚める。
あたしは寝相が悪いんよ。
ん? 何か下が騒がしいぞ。
窓から覗くと、村の中を通る街道に盗賊討伐隊が傷だらけで戻ってきた。
あたしは慌てて宿屋から出て、野次馬の村人に聞いた。
「いったいどうしたの? みんな半死半生じゃない」
「ドラゴンが出現して、討伐隊はあっと言う間にやられたみたいだぞ」
「ひえ、ドラゴンが出たの!」
ドラゴンなんて滅多に出ないわよ、いったいどうなってんの。
村を通る街道の一番奥にある集会場を解放し、戻ってきた盗賊討伐隊のケガ人の手当てをする。
集会場の前には大きい空地があるので、軽傷の人はそこで治療。
こりゃ野戦病院ね。
さすがにあたしも手伝う。
うちのパーティも全員ボロボロ。
みんな声も出せないほどの重傷で、集会場に横たわってる。
特にサビーナちゃんがひどい。
全身黒焦げ。
ドラゴンが口から放った炎にやられたらしい。
ああ、サビーナちゃんのかわいい顔がもう……。
サビーナちゃんが、かわいそうで、かわいそうで、涙目のあたし。
ドラゴン許せん! 絶対ぶっ殺す!
どうやって手当をしようかと戸惑っていると、ん? 何かいい香りがしてきた。
あれ、何か眩い光が照らされてきたぞ。
「皆さん、傷の具合はいかがですか」
女性が話しかけてきた。
おっ、絶世の美女現る。
それにしても、何ですか、この美人は。
女から見ても凄い美人。
目鼻立ちの整った美しい顔に緑の瞳が素敵。
長いストレートの金髪。
後光がさしているぞ。
鈴を転がすような声。
声まで美人。
全体的に大人っぽいけど、頭に白いカチューシャを付けている。
よく見ると、カチューシャの端っこに犬のイラストが描いてある。かわいい。
そこだけお嬢様っぽい。
スタイルも抜群。
美しすぎる美人クレリックの登場です。
完璧美人だ。
けど、一般のクレリックのような長い法服は着ておらず、政府の軍服のようなダークグレーのスタイリッシュな制服を着ている。
着ている服も装飾品も全部高級品っぽい。
どうやら王国政府内部でも偉い人らしい。
偉い人がなぜこんなド田舎に? ドラゴンが出たからか? それにしては用意がいいけど。
完璧美人さんが何やら呪文を唱えて、手をかざすと神聖魔法でみるみる傷を治していく。
神聖魔法とは凄いもんですね。
あたしの万引き技とは天と地の差があるなあ。
サビーナちゃんの顔が元の通りのかわいい顔に戻った。
手足も元通り。
ちょっと、青白いけど。
あたしは素直に喜んだ。
嬉し涙がドーッと出る。
え? お前さぼってたんじゃないかって? さぼるのと仲間を心配するのは別よ!
完璧美人さんはリーダーやバルド、アデリーナさんの傷もあっと言う間に治してしまう。
「一応治癒しましたが体力が回復するまで、皆さん、しばらくこの場で体を休めることにして下さい」
「本当にありがとうございます!」
あたしはペコペコしながら、完璧美人さんにお礼を言った。
すると、完璧美人さん、あたしの方を訝し気に見ている。
えっ、何かあたし失礼なこと言ったかな。
それとも、体調不良のふりしてさぼったのがばれたの?
「では、私は他の負傷者の方々も見てまわりますので、これで失礼いたします。あと、何かありましたら集会所の二階の部屋に泊っておりますので」
優雅に歩いて、他の負傷者の手当に向かう完璧美人さん。
あの人は王国情報省所属だと他の冒険者さんたちが噂している。
情報省? スパイ? 何か怖そう。
まあ、あたしには関係ないからいいか。
それにしてもドラゴンなんぞ出現したら、もう店じまいね。
あたしらの代わりに、えーと、何だっけ、もう忘れた。ナイアル何とかいう洞窟に潜むモンスターを退治したパーティも見かけないところ、ドラゴンにやられたみたい。
あたしがパーティのみんなの寝床を用意していると、見覚えのある男が声をかけてきた。
アデリーナさんの知り合いのイヴァーノ、何だっけ。
下の名前忘れた。
魔法使いのイヴァーノさんだ。
「アデリーナ、俺たちはもう帰ることにした。ドラゴンには敵わないよ。皆さんもお大事に」
「そう、さよなら」
何となく冷たい態度のアデリーナさん。
昔、この男と何かあったのかね。
それはともかく、あたしはみんなに聞いた。
「さて、これは私たちも撤退でしょうか」
「冒険者仲間がやられたんだ、このまま引き下がられるかよ。そうだろ、リーダー!」
意外にも熱いバルド。
普段はボーっとした感じなんだけど。
「お、おう」
相変わらず優柔不断そうなリーダー。
「私もこのまま残ります」
アデリーナさんもまだ戦う気らしい。
「知り合いがやられたんです。私も残ります……」
青白い顔をしながら、小さい声で話す健気なサビーナちゃん。
無理しなくていいのに。
みんな真面目だなあ。
そして、あたしはリーダーに言われた。
「俺たちはここで休むから、プルムはもう宿屋に帰っていいや」
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