119 / 218
第三話 魔者の花嫁編
3ー22 ジスランの陰謀遊戯
しおりを挟む
ロワメールに仕えたい。
ジュールの願いに、ジスランはごく真っ当な反応を返した。
「それは、黒のローブを脱いで仕官したい、という意味か?」
魔法使いが王族に仕えるなら、それが本来の方法である。
ジュールはフルフルと首を振った。
魔法使いであり、貴族であるジュールだから、できることがあるはずだ。
「魔法使いとして、お役に立ちたい」
だが、どうしてもその方法が思い浮かばなかった。
「ふむ……」
「やっぱり、無理かな」
自分の望みは、無茶もいいところだ。わかっていても、諦められない。
魔法使いの三大タブーのひとつ、いかなる権力にも与せず。
これは、そもそも魔法使いが権力者に仕えることを禁止する掟なのだ。
しかしジスランは弟の望みを一蹴せず、顎に手を当て思考する。
「いや、無理とは言い切れないぞ」
「ホント!?」
「王子が言い出した、魔法使いの罪を法の下で裁く、あの法案だ」
まだはっきりしたことは決まっていないが、裏切り者の捕縛はこれまで通りマスターが担い、一般の魔法使いが出る幕はない。それに魔法使いを裁くのは裁判官であって、ロワメールは直接関与しない。
それがどう関係するのか。
「いいか、ジュール。あの法案は、ただ魔法使いを法で裁く、それだけのものじゃない。これまで千年独立を保ってきたギルドが、一部とはいえ国の下に置かれるということだ」
この一点で、ロワメールは皇八島史に名を残す。
しかもギルドは、王家でも国家でもなく、ロワメール王子に従うと明言した。裏切り者の裁きを皮切りに、ギルドが国家権力に骨抜きにされ、私物化されるのを阻止する最善手である。
あの王子なら、セツが存命の間は魔法使いに不利になることはしない。
そしてギルドのこの判断は、ロワメールにとっても有利に働く。
五年前突然現れた、死んだと思われていた悲劇の王子。
その血筋の正統性は王族により認められたが、宮廷内には未だかの王子を受け入れぬ者もいると聞く。
王家側とりわけ第二王子の陣営は、うるさい外野を黙らせたいはずだ。ならば、どうするか。
王子の地位を、不動にする手柄があればいい。
騎士は第二王子の傘下だが、騎士を統べるモーヴ将軍家が力を持ちすぎ、主従関係が形骸化している。
そこで目を付けたのが魔法使いギルドだ。
幸運なことに、最強の魔法使いが王子の名付け親である。その近しい関係で、これまで部外者を寄せ付けなかったギルド内部に踏み込むことができた。
魔法使いギルドを王子の味方につければ、これ以上ないほどの後ろ盾となる。
「ギルドが王子に下ったと示すために、黒のローブを自陣に引き入れたいはずだ」
兄には、どこまで見えているんだろう。
まるで大海原を見渡すように、どこまでもどこまでも、遥か彼方までをもジスランは見通している。
「あの糸タレ目に言ってみるといい。なにか方法を考えているはずだ」
「糸タレ目って、カイサマのこと?」
「他に誰がいる」
ロワメールがカヤの街でジュールの今後について聞いたのも、単なる世間話とは思えなかった。
(おれには、王子がジュールを引き抜きたがってるように聞こえたがな)
それが王子の望みなら、なにかしらそれを叶える手段を用意しているはずだ。
(きっと、これだけでは終わらせないはずだ)
手慰みのように、ジスランは策略を巡らせる。
(もっと深くギルドに食い込むために……ああ、騎士との共闘も言っていたな。王子の主導でそれを実現させる。それなら、それを口実にコウトへ乗り込むことも可能だ。現将軍オスカー・モーヴは叔父ライアン・モーヴの傀儡、ライアンはオスカーを隠れ蓑に権勢を欲しいままにしている。そこにつけ入る隙がある……)
ジスランは、心のままに権謀術数を思い描く。
「でも、それはあくまで殿下の側の事情であって、ギルドの掟は関係なくない?」
ジュールの質問に、ジスランは思考の海から浮上した。
権力に与せず、この掟がかわるわけではないと訴える弟に、ジスランはフッと笑った。
「おれなら、ジュールと王子個人を契約させるな」
「王子個人?」
「そうだ。ロワメール第二王子ではなく、ロワメール・アン・ラギとな」
そもそも王家と魔法使いの関係は古い。王宮の結界も、王族の外遊の護衛も、遥か昔から魔法使いは王家と契約を交わしている。
どちらも決まった魔法使いが請け負うのではなく、ギルドが一級魔法使いに仕事を割り振っていた。
それを、ジュールが永続的に務めるだけだ。護衛の名目なら権力には抵触しない。
「個別の契約なら、ギルドも認めている」
「で、でも、それは強引すぎない?」
慣例にない王族との個人契約。
王室から圧力がかかろうと、ギルドも反発するはずだ。
「安心しろ。ギルドがとやかく言ってくるなら、おれが黙らせる」
やる気になったジスランは、ジュールにとってマスターと同じほどに頼もしかった。
妹弟に火の粉が降りかかるなら、眠れる獅子は目を覚まし、全身全霊で家族を守る。
「その上で、ジュールが王子に忠誠を誓いたいなら、誓えばいい」
「……いいの?」
「魔法使いとしての契約と、ジュールの忠誠の誓いは別だよ」
時代がかわる――。
閉ざされたラギ王室をキスイ王がこじ開けた。新しい風が、皇八島に吹き抜ける。
ギルドだけが、昔のままでいられるわけがなかった。
(潮目がかわる)
ジスランは、その明晰な頭脳で時代の流れを俯瞰する。
今が歴史の転換点だ。
皇八島全体がかわろうとしているこの時、ギルドも旧態依然のままではいられない。
歴史の潮流に乗りそこねれば、それこそギルドは時代遅れの遺物になるだろう。それは避けねばならなかった。
(歴史の奔流、その中心にいるのは、あの王子だ)
その時、ピクリ、とジスランの指が反応する。
ジスランはそのまま、月神神殿がある方角に視線を走らせた。
「ジュール、行くぞ」
言うが早いか、踵を返す。
ジュールもすぐさま後を追った。
「兄さん、どうしたの!?」
別れる前に、ロワメールには魔剣に細工をしてもらっていた。
鞘をずらし、刃の魔力を感知できるようにしたのだ。その状態で、ジスランは別れてからずっと広範囲に感知魔法を広げていたのである。
そしてその感知魔法が、異変を察知したのだ。
「魔力を持つなにかが、王子に接触した」
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
❖ お知らせ ❖
読んでくださり、ありがとうございます!
3ー23 迷子の迷子の子ネコちゃん は9/20(金)の夜、21時頃に投稿を予定しています。
ジュールの願いに、ジスランはごく真っ当な反応を返した。
「それは、黒のローブを脱いで仕官したい、という意味か?」
魔法使いが王族に仕えるなら、それが本来の方法である。
ジュールはフルフルと首を振った。
魔法使いであり、貴族であるジュールだから、できることがあるはずだ。
「魔法使いとして、お役に立ちたい」
だが、どうしてもその方法が思い浮かばなかった。
「ふむ……」
「やっぱり、無理かな」
自分の望みは、無茶もいいところだ。わかっていても、諦められない。
魔法使いの三大タブーのひとつ、いかなる権力にも与せず。
これは、そもそも魔法使いが権力者に仕えることを禁止する掟なのだ。
しかしジスランは弟の望みを一蹴せず、顎に手を当て思考する。
「いや、無理とは言い切れないぞ」
「ホント!?」
「王子が言い出した、魔法使いの罪を法の下で裁く、あの法案だ」
まだはっきりしたことは決まっていないが、裏切り者の捕縛はこれまで通りマスターが担い、一般の魔法使いが出る幕はない。それに魔法使いを裁くのは裁判官であって、ロワメールは直接関与しない。
それがどう関係するのか。
「いいか、ジュール。あの法案は、ただ魔法使いを法で裁く、それだけのものじゃない。これまで千年独立を保ってきたギルドが、一部とはいえ国の下に置かれるということだ」
この一点で、ロワメールは皇八島史に名を残す。
しかもギルドは、王家でも国家でもなく、ロワメール王子に従うと明言した。裏切り者の裁きを皮切りに、ギルドが国家権力に骨抜きにされ、私物化されるのを阻止する最善手である。
あの王子なら、セツが存命の間は魔法使いに不利になることはしない。
そしてギルドのこの判断は、ロワメールにとっても有利に働く。
五年前突然現れた、死んだと思われていた悲劇の王子。
その血筋の正統性は王族により認められたが、宮廷内には未だかの王子を受け入れぬ者もいると聞く。
王家側とりわけ第二王子の陣営は、うるさい外野を黙らせたいはずだ。ならば、どうするか。
王子の地位を、不動にする手柄があればいい。
騎士は第二王子の傘下だが、騎士を統べるモーヴ将軍家が力を持ちすぎ、主従関係が形骸化している。
そこで目を付けたのが魔法使いギルドだ。
幸運なことに、最強の魔法使いが王子の名付け親である。その近しい関係で、これまで部外者を寄せ付けなかったギルド内部に踏み込むことができた。
魔法使いギルドを王子の味方につければ、これ以上ないほどの後ろ盾となる。
「ギルドが王子に下ったと示すために、黒のローブを自陣に引き入れたいはずだ」
兄には、どこまで見えているんだろう。
まるで大海原を見渡すように、どこまでもどこまでも、遥か彼方までをもジスランは見通している。
「あの糸タレ目に言ってみるといい。なにか方法を考えているはずだ」
「糸タレ目って、カイサマのこと?」
「他に誰がいる」
ロワメールがカヤの街でジュールの今後について聞いたのも、単なる世間話とは思えなかった。
(おれには、王子がジュールを引き抜きたがってるように聞こえたがな)
それが王子の望みなら、なにかしらそれを叶える手段を用意しているはずだ。
(きっと、これだけでは終わらせないはずだ)
手慰みのように、ジスランは策略を巡らせる。
(もっと深くギルドに食い込むために……ああ、騎士との共闘も言っていたな。王子の主導でそれを実現させる。それなら、それを口実にコウトへ乗り込むことも可能だ。現将軍オスカー・モーヴは叔父ライアン・モーヴの傀儡、ライアンはオスカーを隠れ蓑に権勢を欲しいままにしている。そこにつけ入る隙がある……)
ジスランは、心のままに権謀術数を思い描く。
「でも、それはあくまで殿下の側の事情であって、ギルドの掟は関係なくない?」
ジュールの質問に、ジスランは思考の海から浮上した。
権力に与せず、この掟がかわるわけではないと訴える弟に、ジスランはフッと笑った。
「おれなら、ジュールと王子個人を契約させるな」
「王子個人?」
「そうだ。ロワメール第二王子ではなく、ロワメール・アン・ラギとな」
そもそも王家と魔法使いの関係は古い。王宮の結界も、王族の外遊の護衛も、遥か昔から魔法使いは王家と契約を交わしている。
どちらも決まった魔法使いが請け負うのではなく、ギルドが一級魔法使いに仕事を割り振っていた。
それを、ジュールが永続的に務めるだけだ。護衛の名目なら権力には抵触しない。
「個別の契約なら、ギルドも認めている」
「で、でも、それは強引すぎない?」
慣例にない王族との個人契約。
王室から圧力がかかろうと、ギルドも反発するはずだ。
「安心しろ。ギルドがとやかく言ってくるなら、おれが黙らせる」
やる気になったジスランは、ジュールにとってマスターと同じほどに頼もしかった。
妹弟に火の粉が降りかかるなら、眠れる獅子は目を覚まし、全身全霊で家族を守る。
「その上で、ジュールが王子に忠誠を誓いたいなら、誓えばいい」
「……いいの?」
「魔法使いとしての契約と、ジュールの忠誠の誓いは別だよ」
時代がかわる――。
閉ざされたラギ王室をキスイ王がこじ開けた。新しい風が、皇八島に吹き抜ける。
ギルドだけが、昔のままでいられるわけがなかった。
(潮目がかわる)
ジスランは、その明晰な頭脳で時代の流れを俯瞰する。
今が歴史の転換点だ。
皇八島全体がかわろうとしているこの時、ギルドも旧態依然のままではいられない。
歴史の潮流に乗りそこねれば、それこそギルドは時代遅れの遺物になるだろう。それは避けねばならなかった。
(歴史の奔流、その中心にいるのは、あの王子だ)
その時、ピクリ、とジスランの指が反応する。
ジスランはそのまま、月神神殿がある方角に視線を走らせた。
「ジュール、行くぞ」
言うが早いか、踵を返す。
ジュールもすぐさま後を追った。
「兄さん、どうしたの!?」
別れる前に、ロワメールには魔剣に細工をしてもらっていた。
鞘をずらし、刃の魔力を感知できるようにしたのだ。その状態で、ジスランは別れてからずっと広範囲に感知魔法を広げていたのである。
そしてその感知魔法が、異変を察知したのだ。
「魔力を持つなにかが、王子に接触した」
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
❖ お知らせ ❖
読んでくださり、ありがとうございます!
3ー23 迷子の迷子の子ネコちゃん は9/20(金)の夜、21時頃に投稿を予定しています。
0
あなたにおすすめの小説
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない
よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。
魔力があっても普通の魔法が使えない俺。
そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ!
因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。
任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。
極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ!
そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。
そんなある日転機が訪れる。
いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。
昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。
そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。
精霊曰く御礼だってさ。
どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。
何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ?
どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。
俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。
そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。
そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。
ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。
そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。
そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ?
何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。
因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。
流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。
俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。
因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
「犯人は追放!」無実の彼女は国に絶対に必要な能力者で“価値の高い女性”だった
佐藤 美奈
恋愛
セリーヌ・エレガント公爵令嬢とフレッド・ユーステルム王太子殿下は婚約成立を祝した。
その数週間後、ヴァレンティノ王立学園50周年の創立記念パーティー会場で、信じられない事態が起こった。
フレッド殿下がセリーヌ令嬢に婚約破棄を宣言した。様々な分野で活躍する著名な招待客たちは、激しい動揺と衝撃を受けてざわつき始めて、人々の目が一斉に注がれる。
フレッドの横にはステファニー男爵令嬢がいた。二人は恋人のような雰囲気を醸し出す。ステファニーは少し前に正式に聖女に選ばれた女性であった。
ステファニーの策略でセリーヌは罪を被せられてしまう。信じていた幼馴染のアランからも冷たい視線を向けられる。
セリーヌはいわれのない無実の罪で国を追放された。悔しくてたまりませんでした。だが彼女には秘められた能力があって、それは聖女の力をはるかに上回るものであった。
彼女はヴァレンティノ王国にとって絶対的に必要で貴重な女性でした。セリーヌがいなくなるとステファニーは聖女の力を失って、国は急速に衰退へと向かう事となる……。
巻き込まれた薬師の日常
白髭
ファンタジー
神に選ばれ、魔素の循環する界へと送り込まれたのは――現代の薬師。
剣も魔法も扱えない彼が憑依したのは、戦闘力ゼロの商人見習いの少年だった。
彼の武器は、知識と経験。商品を生み出し、人脈を築き、産業を広げていく。
「居場所を見つけたい」その願いが、やがて世界を変える力となる。
これは、一人の薬師が紡ぐ研究と開発、そして成長の物語。
【カクヨムでも掲載しています】
表紙は紹介文をもとに、ai【adobe firefly】で作成したものです。(参考程度に……)
「追放された雑用係の俺、《真理の鑑定眼》で隠れた天才を集めたら最強パーティになっていた」
きりざく
ファンタジー
ブラック企業で過労死した男は、異世界に転生し《真理の鑑定眼》を授かった。
それは人や物の“本当の価値”、隠された才能、そして未来の到達点までを見抜く能力だった。
雑用係として軽視され、ついには追放された主人公。
だが鑑定眼で見えたのは、落ちこぼれ扱いされていた者たちの“本物の才能”だった。
初見の方は第1話からどうぞ(ブックマークで続きが追いやすくなります)。
評価されなかった剣士、魔力制御に欠陥を抱えた魔法使い、使い道なしとされた職業――
主人公は次々と隠れた逸材を見抜き、仲間に迎え入れていく。
やがて集ったのは、誰もが見逃していた“未来の最強候補”たち。
鑑定で真価を示し、結果で証明する成り上がりの冒険が始まる。
これは、見る目のなかった世界を置き去りに、
真の才能を集めて最強パーティへと成り上がる物語。
拝啓。私を追い出した皆様へ! 化け物と噂の辺境伯に嫁がされましたが噂と違い素敵な旦那様と幸せに暮らしています。
ハーフのクロエ
恋愛
公爵家の長女のオリビアは実母が生きている時は公爵家令嬢として育ち、8歳の時、王命で王太子と婚約して12歳の時に母親が亡くなり、父親の再婚相手の愛人だった継母に使用人のように扱われていた。学園の卒業パーティーで婚約破棄され、連れ子の妹と王太子が婚約してオリビアは化け物と噂のある辺境伯に嫁がされる。噂と違い辺境伯は最強の武人で綺麗な方でオリビアは前世の日本人の記憶持ちで、その記憶と魔法を使い領地を発展させて幸せになる。
【完結】儚げ超絶美少女の王女様、うっかり貧乏騎士(中身・王子)を餌付けして、(自称)冒険の旅に出る。
buchi
恋愛
末っ子王女のティナは、膨大な魔法力があるのに家族から評価されないのが不満。生まれた時からの婚約者、隣国の王太子エドとも婚約破棄されたティナは、古城に引きこもり、魔力でポーションを売り出して、ウサギ印ブランドとして徐々に有名に。ある日、ティナは、ポーションを売りに街へ行ってガリガリに痩せた貧乏騎士を拾ってきてしまう。お城で飼ううちに騎士はすっかり懐いて結婚してくれといい出す始末。私は王女様なのよ?あれこれあって、冒険の旅に繰り出すティナと渋々付いて行く騎士ことエド。街でティナは(王女のままではまずいので)二十五歳に変身、氷の美貌と評判の騎士団長に見染められ熱愛され、騎士団長と娘の結婚を狙う公爵家に襲撃される……一体どう収拾がつくのか、もし、よかったら読んでください。13万字程度。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる