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本編
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一週間程経ち、エドワルドはエヴァンス邸へとお邪魔する。
「リラ、会いに来たよ。中々来れなくて済まなかった。ずっと会いたかったよ」
「いらっしゃいませ、エドワルド様。お忙しいのでしょう?それなのに態々来て下さって有難う御座います。わたくしも、お会いしたかったです」
エドワルドが腕を広げれば、リラはそこにすっぽりと収まる。
「リラ、前程疲れてはいないけれど、また膝枕、してくれる?」
「勿論です!あの二人は、エドワルド様のお役に立っていますか?」
「うん。充分過ぎる程、力を貸して貰っているよ。あの二人のお陰で、仕事の進み具合が全然違う。そう言えば、ジェフはリラ達の従兄だって?」
「はい。年の離れた従兄です。領内に妻子がいるので、ここ数年は領内にいる事が多かったのですが、わたくしとエドワルド様の婚約が決まり、何かと忙しいだろうからと、態々王都まで出て来て下さいました」
「妻子がいたのか……」
それで、リラの婚約者候補に入らなかったのかと、ずっともやもやしていたエドワルドはホッとする。
「他に従兄とかはいるの?結婚は?」
「母方にもいますが、そちらも結婚していますよ?それがどうかなさったのですか?」
キョトンとした顔で、リラがエドワルドに聞く。
「いや……リラに、婚約者候補は居なかったのかと思って。今更婚約者候補が居たとしても、リラを譲る気は全く無いけれど、居たのなら、どんな男が候補に上がっていたのかと思ってしまったんだ」
「わたくしに婚約者候補だなんて、一人も居ませんわ。エドワルド様が縁談を申し込んで下さらなければ、わたくし一生独身で、結婚なんて出来ないと思っていましたもの。兄様は家にずっと居ても良いし、何なら相手を見付けて来る、とまで言って下さいましたが、相手の方は、わたくしのような極々平凡な容姿以下の娘等、受けるにしても、渋々嫌々でしかありませんし、嫌でもわたくしに気のある振りをしなければならないなんて、可哀想です。だからわたくし、愛情の無い生活なんて虚しいだろうから、結婚なんてせずに、一生独身のお一人様生活をするのだろうなとずっと思っていたのです。それなのに、そんなわたくしをエドワルド様は欲しがって下さいました。わたくしは本当に幸せ者です!」
リラは、少し落ち込んだ様子で、恥じらいながら答えていたが、最後にはキラキラした眼差しで、エドワルドを見詰めて微笑む。
(幸せ者は私であって、リラが独身だなんて有り得ない!平民でも許されるのならば、単にリラが気付かずスルーしていただけで、求婚者は居たのでは無いか?!ここはリラの勘違いと鈍さに感謝すべきなのか?)
エドワルドは、そんな事を考えていた。
(どちらにしろこのリラは、もう私だけの物だ。絶対に誰にも渡さない)
エドワルドは腕の中に収まるリラを、改めて抱き締めた。
「リラ、会いに来たよ。中々来れなくて済まなかった。ずっと会いたかったよ」
「いらっしゃいませ、エドワルド様。お忙しいのでしょう?それなのに態々来て下さって有難う御座います。わたくしも、お会いしたかったです」
エドワルドが腕を広げれば、リラはそこにすっぽりと収まる。
「リラ、前程疲れてはいないけれど、また膝枕、してくれる?」
「勿論です!あの二人は、エドワルド様のお役に立っていますか?」
「うん。充分過ぎる程、力を貸して貰っているよ。あの二人のお陰で、仕事の進み具合が全然違う。そう言えば、ジェフはリラ達の従兄だって?」
「はい。年の離れた従兄です。領内に妻子がいるので、ここ数年は領内にいる事が多かったのですが、わたくしとエドワルド様の婚約が決まり、何かと忙しいだろうからと、態々王都まで出て来て下さいました」
「妻子がいたのか……」
それで、リラの婚約者候補に入らなかったのかと、ずっともやもやしていたエドワルドはホッとする。
「他に従兄とかはいるの?結婚は?」
「母方にもいますが、そちらも結婚していますよ?それがどうかなさったのですか?」
キョトンとした顔で、リラがエドワルドに聞く。
「いや……リラに、婚約者候補は居なかったのかと思って。今更婚約者候補が居たとしても、リラを譲る気は全く無いけれど、居たのなら、どんな男が候補に上がっていたのかと思ってしまったんだ」
「わたくしに婚約者候補だなんて、一人も居ませんわ。エドワルド様が縁談を申し込んで下さらなければ、わたくし一生独身で、結婚なんて出来ないと思っていましたもの。兄様は家にずっと居ても良いし、何なら相手を見付けて来る、とまで言って下さいましたが、相手の方は、わたくしのような極々平凡な容姿以下の娘等、受けるにしても、渋々嫌々でしかありませんし、嫌でもわたくしに気のある振りをしなければならないなんて、可哀想です。だからわたくし、愛情の無い生活なんて虚しいだろうから、結婚なんてせずに、一生独身のお一人様生活をするのだろうなとずっと思っていたのです。それなのに、そんなわたくしをエドワルド様は欲しがって下さいました。わたくしは本当に幸せ者です!」
リラは、少し落ち込んだ様子で、恥じらいながら答えていたが、最後にはキラキラした眼差しで、エドワルドを見詰めて微笑む。
(幸せ者は私であって、リラが独身だなんて有り得ない!平民でも許されるのならば、単にリラが気付かずスルーしていただけで、求婚者は居たのでは無いか?!ここはリラの勘違いと鈍さに感謝すべきなのか?)
エドワルドは、そんな事を考えていた。
(どちらにしろこのリラは、もう私だけの物だ。絶対に誰にも渡さない)
エドワルドは腕の中に収まるリラを、改めて抱き締めた。
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