氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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本編

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 後宮は、それ程苦しまないよう食事や飲み物に睡眠薬を混ぜ、麻酔成分の強い薬を入り口から散布し、火を付ける。

 被害女性達もいるだろうが、もう既に、真面な神経を持ち合わせていないだろう。真面な精神だった場合、病んで自害するしか無いのだから。

 幼い子供が居なかっただけ、マシだと思った方が良いかも知れないが。

 因みに、愚王の息子達は、娘達を捕まえに行った時に兵士達と同様捕まえて、一部始終を見せた後、愚王の去勢を手伝わせた女に息子達の去勢もさせた。

 愚王達は、口を縫い合わせたので飲み食い出来ない為、そのまま生かして脱水と空腹で放って置いても数日程で死ぬだろう。

 そうは言っても往生際の悪い愚臣達は、兵士に体当たりして、逃げようとした為、愚王含む愚臣達は足の腱を斬られた。

 その後、息子達を含む、愚王と愚臣達男共を肥溜めに落とし、溺れる前に愚王の娘達に引き上げさせる。

 因みに、ディーランでは下水が整っている事からして、文化の違い……と言うか、発展の違いがよく分かる。隣国だと言うのに、王城でここまでの差が有るのだ。

 最初、女達は肥溜めに近付くのを嫌がり、歯の無い口でフガフガと言い出したが、エドワルドが問答無用で最初にフガフガ言い出した女の一人の腕を掴み、そこに落とした後、全身漬かるか一部が汚れるか、どちらだと問い、女達はビビりながら、全身漬かるのは嫌だと、男達の引き上げを選択した。

 選択肢が二つしか無い事に、いい加減気付けと思いながらも、一人だろうと逃亡しようとした場合、愚王や愚臣達と同じように、残った全員の足の腱も切らせるからなと忠告して、兵士達に後を任せ、アレクシス達のいる部屋へ戻る。

 アレクシス達は、これから先の事を話し合う。

 新国王となる捕虜だった男を交えて、今、早急にしなければならない事、早急では無くとも、必ずしなければならない事等、兎に角、思い付く限りの事を書き出し、今出来る事を実行していく。

 ドレファンの兵士達を集め、字の書ける者達はお触書を書かせ、字の書けない者達は立て札を作る。そして、出来上がった物を城下や近隣の村に立て、字を読める者も配置する。

 三日後、国王の首を跳ね、その首を一ヶ月程晒すと書かれた物だ。

 手際良く仕事を割り振り、次々と仕事をこなして行くアレクシス達の手腕に新国王となる男は唖然とするしかない。

 愚王に虐げられ、地方に飛ばされた家臣達に、愚王達の仕出かした所業と処罰に加え、ディーランの国王による呼び出し状の早馬を送る。

 当然呼ばれた方は、生きた心地もしないだろうが、呼ばれた者達は即座に応じ、王城へと駆け付けた。
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