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後日談
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領主館は役所が隣に建てられており、まだ出来て十年も経っていないように感じられる。
それもその筈。
この建物は、エドワルドがこの土地の領主になった後に建てられた物で、仕事上、ここの方が便利だからと、態々役所近くに建設し、前の領主館は医療施設として使用しているのだ。
そして、ここには長期滞在する事は無いが、社交シーズンオフに年に一~二回の割合で顔を出すようにしている為、領民はエドワルドの顔も知っている。
領主館を任せている使用人達には、こちらの街の広場でお披露目結婚式を挙げると書簡で報告して有るし、到着日の翌日に式を挙げると決めていたので、領民にも知れ渡っている為、この街は現在お祭り騒ぎと化しており、領主の到着を今か今かと待っていたのだ。
そんな中で、領主館の前に馬車が乗り付けたのだから、領主と花嫁の顔を遠巻きながらでも一目見ようと、人々が集まり出していた。
時間配分を考えながら、リラを貪り、イチャついていたエドワルドが、そんな街を少し前から馬車の中でリラを抱えたまま、カーテンの隙間から覗き見ていたので、リラも同じように覗いていたのだが、人々の多さに不安を覚えたようだ。
「リラ……明日はここで、お披露目の結婚式だけれど、リラは王都での結婚式と同じように、私の隣にずっといれば良いからね。それに、王都の結婚式とは違い、他の皆も傍にいるから大丈夫だよ」
「王都と同じ……。ですがわたくし、また顔面崩壊してしまいそうです……。本当に大丈夫なのですか?」
「問題無いよ。そもそもリラの笑顔は可愛い。特に私の傍で出す素の表情は最高だ。リラの悪口を言った奴は、私の隣で笑顔を見せているリラを知らないから、そんな事が言えるのだろう。それにリラはもう、誰が何と言おうと私の物だ。私の物を貶す権利等、そいつ等には無い。権利が有るとすれば私ぐらいだが、私はリラを貶したりなんかしない。私にとってリラは最愛で、最高の妻なのだから」
「わっ、わたくしにとってもエド様は、最愛で最高の夫ですっ!!」
「ならば、尚更心配なんていらないよ。リラはただ、私の隣で幸せにしていて」
(もうっ、もうっ、大好きですエド様ぁ~!!!)
リラは、リラを後ろから抱き抱えているエドワルドの腕に、ギュギュ~ッと身体を押し付け、擦り付けた後、潤んだ瞳の上目遣いで、精一杯エド様の妻として頑張りますと言葉でも煽った。
(結婚しても、可愛いっ!エロ可愛過ぎるっっ!!!愛でても愛でても愛で足りない!!エロ可愛い癖に初々しいのと天然なのが、反則級に可愛過ぎる!!!)
身体は慣れて来た筈なのに、未だに言葉や軽い触れ合いだけでも真っ赤になるリラは、エドワルドの独占欲と愛欲を刺激し続け、その夜もエドワルドに貪られる羽目になるが、一応手加減はしたのだろう。
翌日の式に影響を及ぼすまでには至らなかった。
それもその筈。
この建物は、エドワルドがこの土地の領主になった後に建てられた物で、仕事上、ここの方が便利だからと、態々役所近くに建設し、前の領主館は医療施設として使用しているのだ。
そして、ここには長期滞在する事は無いが、社交シーズンオフに年に一~二回の割合で顔を出すようにしている為、領民はエドワルドの顔も知っている。
領主館を任せている使用人達には、こちらの街の広場でお披露目結婚式を挙げると書簡で報告して有るし、到着日の翌日に式を挙げると決めていたので、領民にも知れ渡っている為、この街は現在お祭り騒ぎと化しており、領主の到着を今か今かと待っていたのだ。
そんな中で、領主館の前に馬車が乗り付けたのだから、領主と花嫁の顔を遠巻きながらでも一目見ようと、人々が集まり出していた。
時間配分を考えながら、リラを貪り、イチャついていたエドワルドが、そんな街を少し前から馬車の中でリラを抱えたまま、カーテンの隙間から覗き見ていたので、リラも同じように覗いていたのだが、人々の多さに不安を覚えたようだ。
「リラ……明日はここで、お披露目の結婚式だけれど、リラは王都での結婚式と同じように、私の隣にずっといれば良いからね。それに、王都の結婚式とは違い、他の皆も傍にいるから大丈夫だよ」
「王都と同じ……。ですがわたくし、また顔面崩壊してしまいそうです……。本当に大丈夫なのですか?」
「問題無いよ。そもそもリラの笑顔は可愛い。特に私の傍で出す素の表情は最高だ。リラの悪口を言った奴は、私の隣で笑顔を見せているリラを知らないから、そんな事が言えるのだろう。それにリラはもう、誰が何と言おうと私の物だ。私の物を貶す権利等、そいつ等には無い。権利が有るとすれば私ぐらいだが、私はリラを貶したりなんかしない。私にとってリラは最愛で、最高の妻なのだから」
「わっ、わたくしにとってもエド様は、最愛で最高の夫ですっ!!」
「ならば、尚更心配なんていらないよ。リラはただ、私の隣で幸せにしていて」
(もうっ、もうっ、大好きですエド様ぁ~!!!)
リラは、リラを後ろから抱き抱えているエドワルドの腕に、ギュギュ~ッと身体を押し付け、擦り付けた後、潤んだ瞳の上目遣いで、精一杯エド様の妻として頑張りますと言葉でも煽った。
(結婚しても、可愛いっ!エロ可愛過ぎるっっ!!!愛でても愛でても愛で足りない!!エロ可愛い癖に初々しいのと天然なのが、反則級に可愛過ぎる!!!)
身体は慣れて来た筈なのに、未だに言葉や軽い触れ合いだけでも真っ赤になるリラは、エドワルドの独占欲と愛欲を刺激し続け、その夜もエドワルドに貪られる羽目になるが、一応手加減はしたのだろう。
翌日の式に影響を及ぼすまでには至らなかった。
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