400 / 805
後日談
2
しおりを挟む
クルルフォーン領に向かう当日。
リラはいつもの馬車を見て、初めてエドワルドと二人で夜会に行った帰りの出来事や、クルルフォーン邸に訪れていた時、エヴァンス領にもこの馬車で一緒に乗って行った時の事を思い出す。
特に、この馬車の中で、エドワルドと二人切りになった時の事だ。
この馬車が一番立派で、ゆったりとしていて、エドワルドが常に使いたがるのは当然だと思ってはいるが、絶対記憶を持つリラからすれば、エドワルドとしたキスや、それ以上の事が印象に強く残っている為、どうしても頭を過って仕方無い。
エヴァンス領での時も、領内に入った後に二人切りで過ごした時は、エドワルドの膝に乗せられキスをした。
その後にクルルフォーン邸へと訪れる際も、エドワルドが迎えに来る時はこの馬車だった。
しかも、その後は屋敷内のエドワルドの寝室で、必ずと言って良い程に、繋がる事だけは出来なかったが、素肌は重ね合っていたのだ。
そして、今現在。
エドワルドは長期休暇中、昼夜を問わずにリラを求め、その長期休暇が漸く終わるも、エドワルドは毎晩リラと睦み合い、リラは既に、エドワルドの居ない生活等考えられず、身体はエドワルドとの触れ合いを思い出すだけで、欲しがるように疼くのだ。
(今は駄目です今は駄目です今は駄目です今は駄目です!!)
リラは必死で思い出さないようにと馬車に乗り込んだと言うのに、馬車が出発して直ぐに、肩を並べて座っていたエドワルドが、リラを抱き寄せ唇を奪い、ドレスのスカートに手を差し込んで、太股を撫で上げてくる。
「はぅん!!やっ、えっ、エド様?!」
「リラ、今直ぐリラが欲しい。どうせクルルフォーン領の領主館には、この馬車で五日程の時間が掛かるんだ。折角休暇を申請したのに、夜しかリラを抱けないなんて嫌だ。この馬車は声が外に漏れないような構造だから、リラの声も外には漏れない。だから……ここでも存分にリラを愛させて」
エドワルドはリラを求めて欲しがり、リラが羞恥するのも構わずに、誰にも見聞き出来ないからと、リラの下着を奪い、リラを自身の膝の上に向き合う形で座らせて、前を寛げ自身の一物を出し、少し揺れる馬車の中で、服を着たままリラの上半身を晒し、リラとの情事に酔いしれた。
そして、宿に着けば観光もそこそこに、夫婦の部屋で服を脱いでの情事に勤しみ、次の日も、その次の日も同様にリラを貪り、クルルフォーン領へと到着する。
今回は、ダンと双子、レベッカにサイナス、侍女が二人と御者が三人。教育中だからとランドールも連行し、グラントは未整理の仕事と、書斎に図書室、書庫の整理も有るぞと言えば、即座に釣る事が出来た。
そして、前以て声を掛けていたので、マッドも同行してくれる事になったのだった。
リラはいつもの馬車を見て、初めてエドワルドと二人で夜会に行った帰りの出来事や、クルルフォーン邸に訪れていた時、エヴァンス領にもこの馬車で一緒に乗って行った時の事を思い出す。
特に、この馬車の中で、エドワルドと二人切りになった時の事だ。
この馬車が一番立派で、ゆったりとしていて、エドワルドが常に使いたがるのは当然だと思ってはいるが、絶対記憶を持つリラからすれば、エドワルドとしたキスや、それ以上の事が印象に強く残っている為、どうしても頭を過って仕方無い。
エヴァンス領での時も、領内に入った後に二人切りで過ごした時は、エドワルドの膝に乗せられキスをした。
その後にクルルフォーン邸へと訪れる際も、エドワルドが迎えに来る時はこの馬車だった。
しかも、その後は屋敷内のエドワルドの寝室で、必ずと言って良い程に、繋がる事だけは出来なかったが、素肌は重ね合っていたのだ。
そして、今現在。
エドワルドは長期休暇中、昼夜を問わずにリラを求め、その長期休暇が漸く終わるも、エドワルドは毎晩リラと睦み合い、リラは既に、エドワルドの居ない生活等考えられず、身体はエドワルドとの触れ合いを思い出すだけで、欲しがるように疼くのだ。
(今は駄目です今は駄目です今は駄目です今は駄目です!!)
リラは必死で思い出さないようにと馬車に乗り込んだと言うのに、馬車が出発して直ぐに、肩を並べて座っていたエドワルドが、リラを抱き寄せ唇を奪い、ドレスのスカートに手を差し込んで、太股を撫で上げてくる。
「はぅん!!やっ、えっ、エド様?!」
「リラ、今直ぐリラが欲しい。どうせクルルフォーン領の領主館には、この馬車で五日程の時間が掛かるんだ。折角休暇を申請したのに、夜しかリラを抱けないなんて嫌だ。この馬車は声が外に漏れないような構造だから、リラの声も外には漏れない。だから……ここでも存分にリラを愛させて」
エドワルドはリラを求めて欲しがり、リラが羞恥するのも構わずに、誰にも見聞き出来ないからと、リラの下着を奪い、リラを自身の膝の上に向き合う形で座らせて、前を寛げ自身の一物を出し、少し揺れる馬車の中で、服を着たままリラの上半身を晒し、リラとの情事に酔いしれた。
そして、宿に着けば観光もそこそこに、夫婦の部屋で服を脱いでの情事に勤しみ、次の日も、その次の日も同様にリラを貪り、クルルフォーン領へと到着する。
今回は、ダンと双子、レベッカにサイナス、侍女が二人と御者が三人。教育中だからとランドールも連行し、グラントは未整理の仕事と、書斎に図書室、書庫の整理も有るぞと言えば、即座に釣る事が出来た。
そして、前以て声を掛けていたので、マッドも同行してくれる事になったのだった。
45
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
ハイスぺ幼馴染の執着過剰愛~30までに相手がいなかったら、結婚しようと言ったから~
cheeery
恋愛
パイロットのエリート幼馴染とワケあって同棲することになった私。
同棲はかれこれもう7年目。
お互いにいい人がいたら解消しようと約束しているのだけど……。
合コンは撃沈。連絡さえ来ない始末。
焦るものの、幼なじみ隼人との生活は、なんの不満もなく……っというよりも、至極の生活だった。
何かあったら話も聞いてくれるし、なぐさめてくれる。
美味しい料理に、髪を乾かしてくれたり、買い物に連れ出してくれたり……しかも家賃はいらないと受け取ってもくれない。
私……こんなに甘えっぱなしでいいのかな?
そしてわたしの30歳の誕生日。
「美羽、お誕生日おめでとう。結婚しようか」
「なに言ってるの?」
優しかったはずの隼人が豹変。
「30になってお互いに相手がいなかったら、結婚しようって美羽が言ったんだよね?」
彼の秘密を知ったら、もう逃げることは出来ない。
「絶対に逃がさないよ?」
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
黒騎士団の娼婦
イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
王宮に薬を届けに行ったなら
佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる