氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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後日談

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 リラは夕食前までエドワルドに優しく抱かれ、晩餐では、使用人達にご結婚おめでとう御座いますと口々に祝われ、照れながらも嬉しそうな笑顔で有難うと答えるリラが可愛くて仕方無いエドワルドは、食後にはリラの部屋に行こうとリラを誘い、リラの部屋で宣言通りにたっぷりと可愛がる。

 勿論、翌日にあまり影響が出ない程度にはだが、リラ自体体力もあり、激しく求めた所で翌朝も問題無く平然としている事が多いし、毎晩抱き潰す勢いで抱いても、夜通し等で無ければ時折フラつく程度で済むぐらい、エドワルドとの行為には慣れているのだ。

 感じ易いのに体力は有るので、エドワルドの絶倫具合に、毎日付き合わされても、文句を言わず、寧ろ、新婚とはこういう物なのかと誤解しているぐらいだが、エドワルドからすれば良い事尽くしだ。

(身体は物凄く敏感だから、ちょっとした刺激でも、直ぐに反応してくれるし、記憶力も抜群だから、情事を仄めかすだけで顔や身体を真っ赤に染め上げ応えてくれる。その上、行為の最中は、感じ過ぎると子供のような舌足らずになって、甘えたように私を呼び、愛を囁くのに、その声の主は、豊満な胸にスタイルも良い、蕩ける女の顔を晒した最愛の妻ギャップの持ち主だなんて、滾らない方がおかしい!!しかも、体力が有るから、一晩に何度欲しがろうとも付き合ってくれるし、嫌がらない!!休日は夜通し求めようと、朝から欲しがろうと、断る事も無く付き合ってくれるのだから、最高だとしか言い様が無い!!)

 子供は欲しいが、今直ぐにと言う訳では無いので、暫くはこのままで良いと思っているエドワルドは、避妊薬をいつも使用しているが、使わなくなれば直ぐにでも出来るだろうと思えるぐらいには、リラを貪り尽くしているし、これからも貪り続けるつもりなので、問題無いとエドワルドは思っている。

 そうして翌朝、リラが目を覚ますと、エドワルドは礼装に着替えている最中だった。


「……エド様?」

「ああ、起こす前に目が覚めたようだね。リラは取り敢えず、ガウンだけを羽織って浴室に行こうか」


 エドワルドは礼装のまま、リラにガウンを羽織らせ浴室へと連れて行く。

 リラがいつ起きても良いように、待機していた侍女達にリラを任せると、リラは未だに状況が掴めず困惑顔だ。

 それもそうだろう。いつもなら休日は、浴室を使うのもエドワルドと二人切りで、侍女はいないのだから。


「心配無いよ、リラ。今日はちょっと特別なだけだから」


 エドワルドの言葉に首を傾げるリラだが、エドワルドが言うのだから心配は無いだろうと、よく解らないままリラは頷いた。
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