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後日談
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それからアシュリーとジーンは、快適な馬車での長旅を過ごし、王都のエヴァンス邸へと帰ってきた。
道中、賊と遭遇するも、マッドが難無く退治して、アシュリーはマッドに怪我が無くて良かったですと安堵の微笑みを向け、マッドは、本当に良い娘だわぁと感心した程だ。
因みにあの三人は、中間地点辺りを物凄く揺れる馬車の中で、悪路をひた走っている頃だろう。
男二人は馬車と並走する事が出来るかも知れないが、それをあのサラが許す筈も無い。
一応バケツを持ち込んでるとは言え、酷い揺れと汚物の悪臭が漂う馬車内に、一人取り残されるぐらいならと、乗馬での並走はさせなかったようだ。
最初、御者からバケツを渡され、バケツなんて必要なのか?何に使う気だ?と、三人は思ったようだが、旅を始めてその使い方を学び、今では必需品と化している。
エヴァンス家の馬車と普通の馬車とでは、半月程の差が有るので、ジーンは王宮にて、年末に有る年越しの夜会で、漸く決まった婚約者をお披露目する事と、その婚約者の生い立ちやこれまでの経緯をアレクシスに報告し、貴族の義務も仕事も果たしてない父親と、ゴート家の血を一滴足りとも引いてない癖に、正統な血筋で有る姉の婚約者を奪い、家を乗っ取ろうとした愚かな義妹に、家名も家財もお前達の物ではないと教えたら、陛下に直談判する事を決め、態々年越しの夜会に乗り込んで来るようですと、伝えて置くのも忘れない。
勿論、数々の証拠も全部提出した上でだ。
アシュリーがジーンの花嫁候補としてエヴァンス家に保護された事も、ジーンの婚約者としてセイル家の養女に入った事も、アナスタシアがエドワルドの家で、非公式ながらもアシュリーに会い、とても気に入った事も、アレクシスは全ての報告を受けていたので、仕組んだのだなと思うものの、文句を言う気は更々無い。
そしてその話は人から人へと王都内で瞬く間に広がっていき、数多のジーン狙いの令嬢達が、家で泣き叫んでいたと言う。
そもそも、言い寄って来る女性の本性も調べているのだから、下心満載の相手や、馬鹿女系を選ぶぐらいなら、国内に好みの女性が居なかったとしても、国外に目を向けている筈だ。
そしてアシュリーは、王都に戻った日の二日後に開催される、リラからのお茶会に招待された。
勿論アナスタシアもマッドも招待されている。
いつも通り、ジーンがアシュリーをクルルフォーン家まで送り、アシュリーは聞かれるまま、リラやアナスタシアに地方での出来事を語り、年越しの夜会で、実家の連中が迷惑を掛けるかも知れませんが、わたくしと変わらず仲良くして頂けたなら嬉しいですと語った。
アシュリーのその言葉に、アナスタシアは勿論です。だからアーシュ様も、変わらずに接して下さいねと言われ、少し首を傾げるも、遠慮するなの意味に捉えたアシュリーは、満面の笑顔で頷いた。
アナスタシアの言葉の本当の意味を知るのは、夜会でアナスタシアの身分を知った後になるのだが、この時はまだ、アナスタシアがこの国の王妃だなんて、思いもしなかったのだった。
道中、賊と遭遇するも、マッドが難無く退治して、アシュリーはマッドに怪我が無くて良かったですと安堵の微笑みを向け、マッドは、本当に良い娘だわぁと感心した程だ。
因みにあの三人は、中間地点辺りを物凄く揺れる馬車の中で、悪路をひた走っている頃だろう。
男二人は馬車と並走する事が出来るかも知れないが、それをあのサラが許す筈も無い。
一応バケツを持ち込んでるとは言え、酷い揺れと汚物の悪臭が漂う馬車内に、一人取り残されるぐらいならと、乗馬での並走はさせなかったようだ。
最初、御者からバケツを渡され、バケツなんて必要なのか?何に使う気だ?と、三人は思ったようだが、旅を始めてその使い方を学び、今では必需品と化している。
エヴァンス家の馬車と普通の馬車とでは、半月程の差が有るので、ジーンは王宮にて、年末に有る年越しの夜会で、漸く決まった婚約者をお披露目する事と、その婚約者の生い立ちやこれまでの経緯をアレクシスに報告し、貴族の義務も仕事も果たしてない父親と、ゴート家の血を一滴足りとも引いてない癖に、正統な血筋で有る姉の婚約者を奪い、家を乗っ取ろうとした愚かな義妹に、家名も家財もお前達の物ではないと教えたら、陛下に直談判する事を決め、態々年越しの夜会に乗り込んで来るようですと、伝えて置くのも忘れない。
勿論、数々の証拠も全部提出した上でだ。
アシュリーがジーンの花嫁候補としてエヴァンス家に保護された事も、ジーンの婚約者としてセイル家の養女に入った事も、アナスタシアがエドワルドの家で、非公式ながらもアシュリーに会い、とても気に入った事も、アレクシスは全ての報告を受けていたので、仕組んだのだなと思うものの、文句を言う気は更々無い。
そしてその話は人から人へと王都内で瞬く間に広がっていき、数多のジーン狙いの令嬢達が、家で泣き叫んでいたと言う。
そもそも、言い寄って来る女性の本性も調べているのだから、下心満載の相手や、馬鹿女系を選ぶぐらいなら、国内に好みの女性が居なかったとしても、国外に目を向けている筈だ。
そしてアシュリーは、王都に戻った日の二日後に開催される、リラからのお茶会に招待された。
勿論アナスタシアもマッドも招待されている。
いつも通り、ジーンがアシュリーをクルルフォーン家まで送り、アシュリーは聞かれるまま、リラやアナスタシアに地方での出来事を語り、年越しの夜会で、実家の連中が迷惑を掛けるかも知れませんが、わたくしと変わらず仲良くして頂けたなら嬉しいですと語った。
アシュリーのその言葉に、アナスタシアは勿論です。だからアーシュ様も、変わらずに接して下さいねと言われ、少し首を傾げるも、遠慮するなの意味に捉えたアシュリーは、満面の笑顔で頷いた。
アナスタシアの言葉の本当の意味を知るのは、夜会でアナスタシアの身分を知った後になるのだが、この時はまだ、アナスタシアがこの国の王妃だなんて、思いもしなかったのだった。
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