出会いと別れと復讐と

カザハナ

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 結局女達は、証拠隠滅をはかって、持ってきた差し入れを食べて行くが、カルラやティファに渡そうと企んだ物が幾つも有ったのだろう。中には吐き出す女や、顔色を変える女が続出し、カルラの前にはまだ幾つか残っている状態だ。


「じゃあ、残ったこれを、村長さんに届けて来るわ」


 女達の目の前で、カルラが嘲笑い、残りの差し入れを回収する。


「「「「鬼ぃ!!悪魔ぁ!!!」」」」


 女達は口を揃えてカルラを罵るが、そもそも、そんな差し入れをしてきたのは彼女達の方だ。

 自分等の事、棚に上げんなとばかりに、カルラは彼女達を一瞥し、一応守護者達に問い掛けてやる。


「この場合、どっちが悪いと思う?(ティファにも)害の有る物を食べさせようとした彼女達か、それを食べさせたあたしか。お兄さん達なら正しい判断出来るよね?それじゃあ、今からこれ持って、村長さんの所を訪ねてから旅に出ましょうか」

「了解。お嬢の行動は、正当だと思うよ。本当、お嬢は凄いよねぇ」

「褒めてくれるのはいいけど、これの原因、あなた達の顔だから。あなた達の顔に寄って来る馬鹿な女を早めに対処しないと、ティファに被害が出るって事を、忘れないでよね」


 カルラはティファの手を握ると、冷ややかに三人を見回した。

 そしてその場を後にし、村人の男に村長の家を教えて貰い、事のあらましを伝え、村長からの謝罪と、同じく謝罪と言う名の口止め料も頂き、カルラ達はその村を後にした。

 多分、まだあの場に残っているだろう女達や、何とか逃げれた所で、体調の悪い事からその原因や理由に、実行犯の一人とバレる女や、捕まった女達からの密告により、実行犯とバレる女もいるだろうが、カルラの知った事では無い。

 捕まって大いに説教されようが、体罰を食らおうが、自業自得と言う物だ。


「……お前、子供の癖に、本当に手慣れてんな……」

「あなた達みたいな鬼門と、否応なしに関わる事が多かったのよ。こっちは嫌々ながら、身に付いた対処法だけど?そもそも、人の事を子供だ何だと言うなら、自分達で対処しなさいよ。あたしはあなた達のお守りじゃないんだからね」


 カルラは歩きながらも、エンヤに冷やかに言い返す。


「それで、このお金、本当にあたしが貰って良いの?」

「勿論です。カルラさんが居てくれなければ、私達は、あの村で足止めさせられてた可能性が高いですから」

「あなた達三人だけなら、足止めされても文句は無いけど、あたしやティファを巻き込まないで欲しいわ。あたしがいるから、ティファに害を及ぼさせるような事はさせないつもりだけど、本来これって、同行者で有るあなた達の役目よね?怠慢もいい所だわ」


 (守護者が皆、こんなのばっかだったら、真眼持ちは大変よね。せめて他の真眼持ち達は、真面なのが付いてますように)

 カルラは心底真眼持ち達に同情したのだった。
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