出会いと別れと復讐と

カザハナ

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 ザアイ達がカルラを不思議に思っている時、カルラは彼等について考えていた。

 (何ていうか……大丈夫なのかしら、この人達……)

 世間ずれしてるというか、世間知らずというか……。まぁ、愛し子の守護者がそこいらのチンピラもどき、人拐いなんぞにあっさりやられる程弱い訳ないだろうし、彼女ティファを連れ去られたのだって盛られたか不意を突かれたかで、力を発揮出来ずにはぐれた類いだろうから、腕の心配はしていない。カルラが心配してるのはそこではないからだ。

 (もっと警戒心を持つとか持たせるとかした方が良いんじゃないの?)

 実際カルラは、彼等には武力でなんて勝てない……どころか、足下にも及ばないだろう。

 しかし、カルラが本気で能力を使えば、彼等は赤子の手を捻るよりも簡単に、手も足も出せなくなるだろう。

 勿論、彼等は守護者であると同時に何らかの魔力持ちであるのは当然の事だ。

 愛し子を狙うのは、魔力を持たない者とは限らないからだ。普通の武芸に長けた者だけでは、能力者に対抗するすべが無いに等しい。

 つまり、彼等が何らかの能力者であろうとも、カルラの能力は、それすらも書き換え、操る事が出来るのだ。

 そんなカルラに唯一対抗出来る者がいるとすれば、それは魔力持ちとは真逆の存在、魔力を受け付けず無効果し、機械ですら作動出来なくする者、俗に言う魔力無効保持者しかいない。

 魔力無効保持者は生まれつきの能力で、自身に向けられた魔力は全て無になり、また、仕掛けや作動している魔力の中を歩いても傷一つ負う事すらない。魔力ととことん相性が悪い為、機械類いも使用出来ないと言われている。

 ただ、魔力無効保持者は世界単位でも数が少なく、稀な存在で、機械と相性が悪い魔力持ちもいる為、見付け出すのは困難だ。

 だからこそ、彼等は子供であろうと警戒心を持たなければならない。能力者の中には魔力研究所と呼ばれる施設で、人を殺す為に育てられた能力者や、強制的に利用され続ける能力者もいるのだから。

 能力者かどうかは見た目では分からない。だからこそ、知り合ったばかりの相手を容易く信用してはいけない。

 能力者とは、それ程危険な相手なのだから、相手の能力が分かった所で警戒を解いて良い訳がないのだ。それこそ、相手が一つの能力しか持ってないとは限らないのだから。
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