出会いと別れと復讐と

カザハナ

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 カルラからすればどうでもいい、が本音だ。エンヤが敵意を持ってようが持ってなかろうが、カルラにとってはこの三人は鬼門でしかないと思っているからだ。

 カルラにとって一番大事な事は、“復讐”だ。

 家族の命を、カルラの人生を踏みにじり、滅茶苦茶にした“あいつ等”を根絶やしにする。それがカルラの選択であり、その為だけに復讐の生きる道を選んだのだ。


「別に食べたくなければ食べないでいいわよ。あたしは、あたしの分とティファの分の為に探しに行っただけだから。ヒューリーが付いてきてくれたから大量に取れたけど、友好的じゃない相手と仲良くなろうなんて気は更々ないから」


 カルラはティファの傍らに腰を下ろし、先程取ってきた木の実や果物を取り出しティファに声を掛ける。


「ティファ、好きなだけ食べてね。足りなければヒューリーの所にもたくさんあるから」


 ティファの瞳がキラキラ輝く。そしてその瞳は黒ではなく青紫だった。

 (本当、可愛いなぁ。髪も瞳も色は同じだけど、この嫌味男とは大違いね)

 先程からずっと、苦虫を噛み潰したような顔で睨み付けてくるエンヤもティファと同じ色合いだ。兄妹なのか違うのかは知らないが、深く関わる気もないので知りたいとも思わない。

 カルラは時間を極力無駄にしたくはなかった。カルラには、復讐の為にやらなければいけない事が、数多くあるからだ。

 カルラがティファと仲良く取ってきた物を食べてると、近くでヒューリーも食べ物を取り出し広げる。


「ほら。折角お嬢が見付けてくれたんだから、僕達も食べようよ、とっても美味しいんだから。エンヤも文句ばっか言ってないで黙って食べる。あんまりお嬢を邪険に扱うと、ティファに嫌われても知らないよ?」

「そうですよ。ティファがここまで女性に心を許しているなんて珍しいので、私としてはこのまま一緒にいて欲しいぐらいですし」

「ふざけないで!あたしは絶対嫌よ。ティファだけならともかく、何であなた達みたいな目立つ男三人と行動しなきゃなんないのよ!一人だけでも嫌だってのに、冗談じゃないわよ!」


 カルラは心底嫌そうな顔で三人を睨み付ける。


「お嬢は何でそう僕達を嫌うかなぁ。エンヤはともかく、僕とザアイはお嬢に害意とか敵意はないよ?」

「喩えあなた達があたしに敵意を抱かなくても、巻き込まれるのは必然でしょ?あたしはそれで何度も嫌な目に合ってるの。はっきり言って迷惑よ」
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