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第三章 小さな勇者たち
第28話 目覚め
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アークは手に握りしめた1枚の金貨を思い出した。
少し時間が空いて、一人で生きていかなくてはいけないことだけは理解できていた。
武器は腰に鉄のショートソードが刺してある。
だが、着ているのは上下のスウェットだ。
これでは流石に心もとない。
アークは防具屋を訪れ、革鎧を銀貨2枚で購入した。
今回購入した革鎧は、裾の長いベストのような形で、ごく一般的なものだ。
本来であれば、レッグアーマーや籠手のようなガントレットと組み合わせるし、ブーツにもそれなりの強度のあるものを揃えるべきなのだが、そこまで防具に金はかけない。
全部あわせても、セットならば銀貨6枚で売るという店主の好意も無視した。
本来であれば、銀貨8枚の商品になる。
アークはバックラーという丸型の盾を買うつもりだったのだ。
店に飾ってある銀色のバックラーが気になっていたのだ。
店主によれば、軽い金属を使っているので高いという。
「いくらなんだ?」
「銀貨5枚になるよ。だけどなあ、バランスってもんがあるだろ。こっちの革張りの盾なら軽くて使いやすいし、そうだな、リュックとさっき言った装備全部込みで銀貨8枚にしてやる。」
「リュックか……」
「ああ。食料や毛布だって持ってくだろ。食料に傷薬、そうだ、兜はどうすんだ?」
アークはレイに言われた事を思い出していた。
「あたながどうしても冒険者になるというなら、私たちは止めないわよ。」
「俺は冒険者だ!」
「だったら、ちゃんと装備をつけて実践を想定して訓練した方がいいって、ロンドが取り寄せてくれたのよ。」
レイが出したのは、ロンドの世界で使われている防具だという。
頭部を保護するヘッドギアとボディーアーマー。
腕と脛のプロテクターに、驚くほど軽い透明なシールド。
底に鉄板の入った革製のブーツに、ロングソードよりも短いナタソードという腰にぶら下げられる頑丈な武器と、バールという少し重い先がL字になった武器。
反対側は槍状になっており、どちらでも使えた。
「確かに剣の類はみんな使っているし、表面の柔らかい魔物には有効なんだけど、ウロコのある魔物とか、オーガみたいに表面の固い相手には効果が薄いでしょ。このバールなら強度は十分だし、先の一点に力がかかるから、弱点にヒットさせればオーガだって一撃だってロンドが言っていたわよ。」
そのロンドという言葉で、アークはせっかく身につけた防具を脱いでしまった。
それらはとても軽く動きやすかったのは間違いない。
だが、ロンドという言葉に反発してしまう自分がいた。
原因は……逆恨みだとは分かっている。
最初にあった時、コンビを組んでいたアリアドネが死んだのはお前のせいだと指摘されたからだ。
そんな事は分かっている。
だけど、相棒を失った直後にそんな辛辣な事を言わなくたっていいじゃないか……
あれ以来、ロンドに対する苦手意識が芽生え、素直にいう事を聞く気になれなかったのだ。
ふいに店主が聞いてくる。
「どうすんだい?」
「ああ、ちょっと考えさせてください。」
背後から声がした。
アークは、振り帰らずなくてもそれがロンドの声だと分かった。
そのまま襟を掴まれて外に出る。
「ほら、お前の為に買ってあった装備だ。」
地面に投げられた大型のリュックからは、収めきれないバールのL字がはみ出している。
「こ、これは……」
「うちに置いといても使わないからな。滑り止めのついた皮製の手袋とナイフも入れてある。まあ、全部装備しても防御力ではフルアーマーに劣るが、動きやすさは比較にならんだろう。」
「何で……」
「そうだな、お前のようなヤツでも、死んじまったらハウスの奴らが悲しむだろ。それだけの事だ。」
アークは膝をついて、その場にへたり込んでしまった。
「まあ、死なないように頑張るんだな。」
ロンドの姿が消えた。
アークは自分の目から涙が溢れるのを感じた。
これなら、干し肉や傷薬・毛布を揃えても十分なお金が手元に残る。
それに、ギルドの初級冒険者講習を受ける余裕もできた。
アークは冒険者ギルドに行き、翌日からの初級講習を申し込む。
そして近場の安宿で3日分の宿代を払って、フル装備状態で王都の外に出る。
剣やクワを振り回していたおかげで、バールも重たくはない。
身体強化をかけて草原を走り抜けて森へ入り、スライムや角ウサギ等を狩りながら枝に飛び移ったりして自分の現在の能力を見極めていく。
身体強化の魔法は1時間ほど持続する。
バールは撃ち込んだ後で、てこの原理で少ない力で幹を抉る事も覚えた。
レイから最初に渡された時に、サビにくい素材で出来ていると言われた。
仕留めた獲物は首と足を切って血抜きをしておく。
結局、1時間で3匹の角ウサギとツチブタ1匹を仕留めた。
リュックには、太さ4mmのポリエステル製ロープも入っており、ロープの結び方を書いた紙も入っていた。
そのロープで獲物を木に吊るして血抜きをするのだ。
それに、今は使わないが、プラスっチック製のガスライターも入っている。
ボタンを押すだけで火がつき、使い方も一度説明されている。
リュックのポケットには、そういう便利な小物が詰め込まれていた。
折り畳み式のトングや、毛布代わりにできるアルミシートが5枚。
折り畳みナイフ2丁に、ソーラー充電式のバッテリー3個と小型LEDフレキシブルライト。
それらが説明書と共に入っているのだ。
ソーラー充電式バッテリーは、リュックの網になったポケットに入っており、リュックを背負って明るい場所を歩けば充電されると書かれている。
周囲が暗くなってきたので、アークは早速ボディーアーマーのポケットにバッテリーを入れ、フレキシブルLEDライトの先端を調整して足元から先を照らす。
ランプとちがって、太陽のような自然の明るい光が周囲にも広がり、十分に行動できる。
アークは血抜きの終わった獲物を背負い、忘れ物がないか確認したうえで町に戻った。
「おかみさん、良かったらこれ使ってください。」
ツチブタはギルドで買い取ってもらった。
角ウサギはその場で解体してもらい、2匹分の肉をもらってきた。
角と毛皮は売り物になるのでギルドで買い取ってもらう。
1時間ほどの活動で銀貨1枚と銅貨2枚の稼ぎだ。
本来ならば、角ウサギは俊敏で、ツチブタの突進は破壊力もある。
二人で狩りをしていた頃には、1日かけてこれだけ獲れれば大量だと喜んでいた成果だ。
一人で簡単に捕らえられたのは、身体強化の賜物といえる。
それに、バールで撲殺しているので、毛皮に余計な傷がついていない。
これまでのアークなら、そんな事は気にも止めずに切り裂き、血まみれの状態で獲物を持ち帰っていただろう。
毛皮も肉も、状態が良ければ稼ぎに直結するのだ。
「どうしたんだい、こんな状態のいい肉。」
「今狩ってきたんですよ。」
「ほえっ、血の匂いが混じってない肉なんて……腕がいいんだね。」
「へへへっ、2日くらい寝かせれば美味しくなるって、ギルドのおっちゃんが言ってましたから、明後日の食事は期待してますよ。」
「ああ、任せておきな。お父ちゃんの料理は絶品だからね。」
アークがこんな事をしたのは、周りの人に対する感謝を忘れるなとロンドに言われたからだ。
そうか、自分が感謝の気持ちを現わせば、相手も気持ちを返してくれる。
そうすれば、自分はもっと気持ちよくなれるんだという事をアークは学んだ。
【あとがき】
アークの成長ですね。
多分、島にいたらここまで素直になれなかっただろうから、良かったのかな。
一時期の構想では、騙されて金を奪われ、剣1本で依頼に向かうアークを想定していたのですが、まあ、良かったかな。
ハーモニーの美しさって好きなんですよね。
アカペラ:https://www.youtube.com/watch?v=613mKWp_2t4
少し時間が空いて、一人で生きていかなくてはいけないことだけは理解できていた。
武器は腰に鉄のショートソードが刺してある。
だが、着ているのは上下のスウェットだ。
これでは流石に心もとない。
アークは防具屋を訪れ、革鎧を銀貨2枚で購入した。
今回購入した革鎧は、裾の長いベストのような形で、ごく一般的なものだ。
本来であれば、レッグアーマーや籠手のようなガントレットと組み合わせるし、ブーツにもそれなりの強度のあるものを揃えるべきなのだが、そこまで防具に金はかけない。
全部あわせても、セットならば銀貨6枚で売るという店主の好意も無視した。
本来であれば、銀貨8枚の商品になる。
アークはバックラーという丸型の盾を買うつもりだったのだ。
店に飾ってある銀色のバックラーが気になっていたのだ。
店主によれば、軽い金属を使っているので高いという。
「いくらなんだ?」
「銀貨5枚になるよ。だけどなあ、バランスってもんがあるだろ。こっちの革張りの盾なら軽くて使いやすいし、そうだな、リュックとさっき言った装備全部込みで銀貨8枚にしてやる。」
「リュックか……」
「ああ。食料や毛布だって持ってくだろ。食料に傷薬、そうだ、兜はどうすんだ?」
アークはレイに言われた事を思い出していた。
「あたながどうしても冒険者になるというなら、私たちは止めないわよ。」
「俺は冒険者だ!」
「だったら、ちゃんと装備をつけて実践を想定して訓練した方がいいって、ロンドが取り寄せてくれたのよ。」
レイが出したのは、ロンドの世界で使われている防具だという。
頭部を保護するヘッドギアとボディーアーマー。
腕と脛のプロテクターに、驚くほど軽い透明なシールド。
底に鉄板の入った革製のブーツに、ロングソードよりも短いナタソードという腰にぶら下げられる頑丈な武器と、バールという少し重い先がL字になった武器。
反対側は槍状になっており、どちらでも使えた。
「確かに剣の類はみんな使っているし、表面の柔らかい魔物には有効なんだけど、ウロコのある魔物とか、オーガみたいに表面の固い相手には効果が薄いでしょ。このバールなら強度は十分だし、先の一点に力がかかるから、弱点にヒットさせればオーガだって一撃だってロンドが言っていたわよ。」
そのロンドという言葉で、アークはせっかく身につけた防具を脱いでしまった。
それらはとても軽く動きやすかったのは間違いない。
だが、ロンドという言葉に反発してしまう自分がいた。
原因は……逆恨みだとは分かっている。
最初にあった時、コンビを組んでいたアリアドネが死んだのはお前のせいだと指摘されたからだ。
そんな事は分かっている。
だけど、相棒を失った直後にそんな辛辣な事を言わなくたっていいじゃないか……
あれ以来、ロンドに対する苦手意識が芽生え、素直にいう事を聞く気になれなかったのだ。
ふいに店主が聞いてくる。
「どうすんだい?」
「ああ、ちょっと考えさせてください。」
背後から声がした。
アークは、振り帰らずなくてもそれがロンドの声だと分かった。
そのまま襟を掴まれて外に出る。
「ほら、お前の為に買ってあった装備だ。」
地面に投げられた大型のリュックからは、収めきれないバールのL字がはみ出している。
「こ、これは……」
「うちに置いといても使わないからな。滑り止めのついた皮製の手袋とナイフも入れてある。まあ、全部装備しても防御力ではフルアーマーに劣るが、動きやすさは比較にならんだろう。」
「何で……」
「そうだな、お前のようなヤツでも、死んじまったらハウスの奴らが悲しむだろ。それだけの事だ。」
アークは膝をついて、その場にへたり込んでしまった。
「まあ、死なないように頑張るんだな。」
ロンドの姿が消えた。
アークは自分の目から涙が溢れるのを感じた。
これなら、干し肉や傷薬・毛布を揃えても十分なお金が手元に残る。
それに、ギルドの初級冒険者講習を受ける余裕もできた。
アークは冒険者ギルドに行き、翌日からの初級講習を申し込む。
そして近場の安宿で3日分の宿代を払って、フル装備状態で王都の外に出る。
剣やクワを振り回していたおかげで、バールも重たくはない。
身体強化をかけて草原を走り抜けて森へ入り、スライムや角ウサギ等を狩りながら枝に飛び移ったりして自分の現在の能力を見極めていく。
身体強化の魔法は1時間ほど持続する。
バールは撃ち込んだ後で、てこの原理で少ない力で幹を抉る事も覚えた。
レイから最初に渡された時に、サビにくい素材で出来ていると言われた。
仕留めた獲物は首と足を切って血抜きをしておく。
結局、1時間で3匹の角ウサギとツチブタ1匹を仕留めた。
リュックには、太さ4mmのポリエステル製ロープも入っており、ロープの結び方を書いた紙も入っていた。
そのロープで獲物を木に吊るして血抜きをするのだ。
それに、今は使わないが、プラスっチック製のガスライターも入っている。
ボタンを押すだけで火がつき、使い方も一度説明されている。
リュックのポケットには、そういう便利な小物が詰め込まれていた。
折り畳み式のトングや、毛布代わりにできるアルミシートが5枚。
折り畳みナイフ2丁に、ソーラー充電式のバッテリー3個と小型LEDフレキシブルライト。
それらが説明書と共に入っているのだ。
ソーラー充電式バッテリーは、リュックの網になったポケットに入っており、リュックを背負って明るい場所を歩けば充電されると書かれている。
周囲が暗くなってきたので、アークは早速ボディーアーマーのポケットにバッテリーを入れ、フレキシブルLEDライトの先端を調整して足元から先を照らす。
ランプとちがって、太陽のような自然の明るい光が周囲にも広がり、十分に行動できる。
アークは血抜きの終わった獲物を背負い、忘れ物がないか確認したうえで町に戻った。
「おかみさん、良かったらこれ使ってください。」
ツチブタはギルドで買い取ってもらった。
角ウサギはその場で解体してもらい、2匹分の肉をもらってきた。
角と毛皮は売り物になるのでギルドで買い取ってもらう。
1時間ほどの活動で銀貨1枚と銅貨2枚の稼ぎだ。
本来ならば、角ウサギは俊敏で、ツチブタの突進は破壊力もある。
二人で狩りをしていた頃には、1日かけてこれだけ獲れれば大量だと喜んでいた成果だ。
一人で簡単に捕らえられたのは、身体強化の賜物といえる。
それに、バールで撲殺しているので、毛皮に余計な傷がついていない。
これまでのアークなら、そんな事は気にも止めずに切り裂き、血まみれの状態で獲物を持ち帰っていただろう。
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「ああ、任せておきな。お父ちゃんの料理は絶品だからね。」
アークがこんな事をしたのは、周りの人に対する感謝を忘れるなとロンドに言われたからだ。
そうか、自分が感謝の気持ちを現わせば、相手も気持ちを返してくれる。
そうすれば、自分はもっと気持ちよくなれるんだという事をアークは学んだ。
【あとがき】
アークの成長ですね。
多分、島にいたらここまで素直になれなかっただろうから、良かったのかな。
一時期の構想では、騙されて金を奪われ、剣1本で依頼に向かうアークを想定していたのですが、まあ、良かったかな。
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本当に、ありがとうございます。
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小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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