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第2章~守るために強くなると誓いました~
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「本日は息子のためにお集まり下さりありがとうございます。
実は皆さまにご報告したいことがもう一つありますの!」
上機嫌なレドモンド侯爵夫人の声をぼんやりと聞きながらリヒトはノクトとジオの位置をさりげなく確認する。
そのついでに視界に入った夫人のすぐそばで仮面のような笑みを浮かべて祝辞を受けている自称親友をみていい気味だと思いながら、彼に見つかって絡まれる前に目的の人物を見つけてしまおうと今度はゆっくりと視線を巡らせる。
そして人気のないテラスで夜の風に涼みながらグラスと共に藍色を揺らす女性を見つけた。
「センパイ」
「いいのかい?オトモダチの誕生日なんだろう?」
「腐れ縁ですよ。今すぐ腐り落ちて欲しいレベルの」
その言葉にくすくすと柔らかな笑いを零し、リヒト越しに誰かを見てにこりと笑った。
「今日の逢瀬はこれまでの様だね」
「センパイ、」
「心配ないよ。
私も君も何も変わらない。変われない。
今も昔もこの先も。ずっと、ね」
その言葉にリヒトは何も言うことができなかった。
ただそのままにノクトと入れ替わるようにして喧騒に塗れた会場に戻った。
「リヒト」
「……そう、なんだよなぁ。あの人がいうことは間違ってない。
間違ってないのに、どうしてかなぁ。今日のはなんだかすごく苦しい」
フラフラと帰ってきて俯いてしまったリヒトの頭を久しぶりにぐちゃぐちゃにかき混ぜてジオは小さく笑みを零した。
きっと、リヒトが屋敷に帰ってくるきっかけを作ったのは彼女で、家族という小さな世界だけで満足していたリヒトの世界を少しずつ広げて行ってくれたのも彼女なのだろう。
穏やかな表情を崩さずにノクトと会話する姿を見てジオは漠然とそう思った。
実は皆さまにご報告したいことがもう一つありますの!」
上機嫌なレドモンド侯爵夫人の声をぼんやりと聞きながらリヒトはノクトとジオの位置をさりげなく確認する。
そのついでに視界に入った夫人のすぐそばで仮面のような笑みを浮かべて祝辞を受けている自称親友をみていい気味だと思いながら、彼に見つかって絡まれる前に目的の人物を見つけてしまおうと今度はゆっくりと視線を巡らせる。
そして人気のないテラスで夜の風に涼みながらグラスと共に藍色を揺らす女性を見つけた。
「センパイ」
「いいのかい?オトモダチの誕生日なんだろう?」
「腐れ縁ですよ。今すぐ腐り落ちて欲しいレベルの」
その言葉にくすくすと柔らかな笑いを零し、リヒト越しに誰かを見てにこりと笑った。
「今日の逢瀬はこれまでの様だね」
「センパイ、」
「心配ないよ。
私も君も何も変わらない。変われない。
今も昔もこの先も。ずっと、ね」
その言葉にリヒトは何も言うことができなかった。
ただそのままにノクトと入れ替わるようにして喧騒に塗れた会場に戻った。
「リヒト」
「……そう、なんだよなぁ。あの人がいうことは間違ってない。
間違ってないのに、どうしてかなぁ。今日のはなんだかすごく苦しい」
フラフラと帰ってきて俯いてしまったリヒトの頭を久しぶりにぐちゃぐちゃにかき混ぜてジオは小さく笑みを零した。
きっと、リヒトが屋敷に帰ってくるきっかけを作ったのは彼女で、家族という小さな世界だけで満足していたリヒトの世界を少しずつ広げて行ってくれたのも彼女なのだろう。
穏やかな表情を崩さずにノクトと会話する姿を見てジオは漠然とそう思った。
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