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第2章~守るために強くなると誓いました~
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ボトルを片手に戻ってきた右腕にノクトはおろしていた瞼を一度だけ持ちあげて確認するとまた何かを考え込むようにそっと目を閉じた。
そんな主の様子を気にしたそぶりも見せずにジオは2人分のグラスに酒を注ぐ。
「いいのか?まだ持ってんだろ?」
リヒトに渡してやらなければならない情報を。
コトンと置かれたグラスに手を伸ばしながらノクトは珍しく憂いを帯びた息を漏らした。
「最近のガキっつーのは何を考えてんのか本当にわかんねぇな」
「なんだ急に。気色悪ぃ」
怪訝そうなジオの声も視線も締め出してノクトは言葉を紡ぎ続ける。
「……欲しいものがあるなら手を伸ばしゃあいい。
欲しいと素直に言えば良い。うちのクソガキどもみたいに」
「なぁ、ボス、本当にどうしちまったんだ。
レドモンドの夜会でリヒトのセンパイとやらとどんな話をしたんだよ」
「――――睡蓮の花言葉、知ってるか?」
「花言葉だぁ?たしか、清廉とか清楚とか信仰とかじゃねぇのか?」
「……あぁ。そうだな」
「ボス?」
「……また長い夜が来る。黎明と共に目覚める花が残っていればいいんだがな」
「心配ねぇよ。アンタの息子で俺の弟子だぜ?自分の見染めた花くらい守るさ」
「テメェに弟子入りさせた覚えはねぇ。
それにリヒトはきっと――――…」
「な!!面倒見ろってことはそういうことだろ!?俺はリヒトの兄貴分で師匠だ!!」
余計なことまで口走りそうになったところで割り込んできたジオの声にノクトは呆れたように息を吐きながら小さく囁いた。
「……もしもの時の後見人にくらいはしてやってもいい」
「ったく、素直じゃねぇボスだぜ」
フッと弧を描いた唇とは裏腹に鋭く研ぎ澄まされたふたりの目にはこれからも進まなければならない夜の道が広がっている。
微かな明かりさえ見出せないその先にせめて自分たちと対の定めに縛られた清廉な華に救いがあればと願わずにはいられないのは愛息子の珍しい特別だからかそれともあの刹那の時間でそう思わせるだけのなにかを彼女がもっていたのか。
「……荒れそうだな」
ポツリと零されたノクトの言葉にジオはうげっと顔を顰めた。
そんな主の様子を気にしたそぶりも見せずにジオは2人分のグラスに酒を注ぐ。
「いいのか?まだ持ってんだろ?」
リヒトに渡してやらなければならない情報を。
コトンと置かれたグラスに手を伸ばしながらノクトは珍しく憂いを帯びた息を漏らした。
「最近のガキっつーのは何を考えてんのか本当にわかんねぇな」
「なんだ急に。気色悪ぃ」
怪訝そうなジオの声も視線も締め出してノクトは言葉を紡ぎ続ける。
「……欲しいものがあるなら手を伸ばしゃあいい。
欲しいと素直に言えば良い。うちのクソガキどもみたいに」
「なぁ、ボス、本当にどうしちまったんだ。
レドモンドの夜会でリヒトのセンパイとやらとどんな話をしたんだよ」
「――――睡蓮の花言葉、知ってるか?」
「花言葉だぁ?たしか、清廉とか清楚とか信仰とかじゃねぇのか?」
「……あぁ。そうだな」
「ボス?」
「……また長い夜が来る。黎明と共に目覚める花が残っていればいいんだがな」
「心配ねぇよ。アンタの息子で俺の弟子だぜ?自分の見染めた花くらい守るさ」
「テメェに弟子入りさせた覚えはねぇ。
それにリヒトはきっと――――…」
「な!!面倒見ろってことはそういうことだろ!?俺はリヒトの兄貴分で師匠だ!!」
余計なことまで口走りそうになったところで割り込んできたジオの声にノクトは呆れたように息を吐きながら小さく囁いた。
「……もしもの時の後見人にくらいはしてやってもいい」
「ったく、素直じゃねぇボスだぜ」
フッと弧を描いた唇とは裏腹に鋭く研ぎ澄まされたふたりの目にはこれからも進まなければならない夜の道が広がっている。
微かな明かりさえ見出せないその先にせめて自分たちと対の定めに縛られた清廉な華に救いがあればと願わずにはいられないのは愛息子の珍しい特別だからかそれともあの刹那の時間でそう思わせるだけのなにかを彼女がもっていたのか。
「……荒れそうだな」
ポツリと零されたノクトの言葉にジオはうげっと顔を顰めた。
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