23 / 102
【15】スリル ② ーおっぱいには愛が詰まってるー
しおりを挟む
「…………へぇ、俺への?」
「…………」
あ、あれ?墓穴掘った?
ダニエルはギクリとした。
てっきりいつもの飄々とした感じで笑い飛ばしてくれると思ったのに、サニーは突然真顔になったのだ。
真っ直ぐダニエルを見つめるブルーモーメント色の瞳には、欲情と共に闇く翳っている。
淫靡な空気が一転、ピリッとしたものが流れ、ダニエルは狼狽える。
彼の変貌に、頭がついていかない。
やがてサニーは無表情からゆっくり目を細め、口角をひきあげた。
唇が笑みの形になったが、心からの笑顔じゃないのは明らか。
それでも、感情のない彼の作り笑いはぞっとするほど美しく、悪魔的に惹きつけられる。
頭の中には警報音が鳴り響いた。
危険な兆候だ、遊びの域を踏み越え始めた、と。
しかし危険だと感じれば感じるほど、より強烈に堕ちていく。
怖いのに聞きたくなる怪談話的な。
危険だとわかっていて、挑みたくなるような感じ。
つまりスリルだ。
危険なスリルに魅せられ、ダニエルの心は堕ちていく。
「ふぅん、心に決めた男がいるってわけだ」
サニーはそう独り言ち、更にダニエルのお尻を前へと導く。
「え…や、ちょ、ひゃぁん!」
ダニエルはサニーの真顔に気圧されていたが、彼の意図がわかり、我にかえって羞恥で身悶えた。
気づけば、ダニエルの秘部が彼の面前に晒け出されている。
彼の顔を跨ぐような体勢で、鼻息が濡れて潤んだ蜜壺にもわっと吹きかかる。
それだけでくすぐったくて、慌てて股を閉じた。
ダニエルのむっちりした太腿が彼の顔を思い切り挟む。
男の唇が尖るほどの力で挟まれ、サニーは身動きがとれない状況。
「ほっへい、ほっへい(絶景、絶景)」
「んやぁ!そこっ!で、話さないでっ」
秘所に籠る熱気にダニエルはサニーの額を抑えつける。
太腿、尻肉に押し潰され息苦しはずなのに、彼は声を弾ませている。
見下ろすと、青紫の瞳がスケベ心でニタニタしており、実に幸せそうだ。
「ふぇんふぉくゔぁー(天国だ)」と鼻息荒く喜び、その場でスーハーと大きく息を吸い、このまま肉厚で窒息しても構わないといった風。
マヌケな姿に重苦しい空気が吹き飛び、ダニエルは内心ホッとしていた。
「もぉ、バカぁ!恥ずかしいよ……」
性欲の強いダニエルでも、男の顔に跨るのは初めてで、恥ずかしくて仕方ない。
ベッドでの口淫は受け入れられるのに、どうしてこんなにも恥ずかしいのだろう。
ダニエルは耳まで真っ赤になりながら、太腿から力を抜いた。
すると肉布団に押し潰されていたサニーはぷはっと大きく息をし、満面の笑顔を浮かべた。
「…………」
あ、あれ?墓穴掘った?
ダニエルはギクリとした。
てっきりいつもの飄々とした感じで笑い飛ばしてくれると思ったのに、サニーは突然真顔になったのだ。
真っ直ぐダニエルを見つめるブルーモーメント色の瞳には、欲情と共に闇く翳っている。
淫靡な空気が一転、ピリッとしたものが流れ、ダニエルは狼狽える。
彼の変貌に、頭がついていかない。
やがてサニーは無表情からゆっくり目を細め、口角をひきあげた。
唇が笑みの形になったが、心からの笑顔じゃないのは明らか。
それでも、感情のない彼の作り笑いはぞっとするほど美しく、悪魔的に惹きつけられる。
頭の中には警報音が鳴り響いた。
危険な兆候だ、遊びの域を踏み越え始めた、と。
しかし危険だと感じれば感じるほど、より強烈に堕ちていく。
怖いのに聞きたくなる怪談話的な。
危険だとわかっていて、挑みたくなるような感じ。
つまりスリルだ。
危険なスリルに魅せられ、ダニエルの心は堕ちていく。
「ふぅん、心に決めた男がいるってわけだ」
サニーはそう独り言ち、更にダニエルのお尻を前へと導く。
「え…や、ちょ、ひゃぁん!」
ダニエルはサニーの真顔に気圧されていたが、彼の意図がわかり、我にかえって羞恥で身悶えた。
気づけば、ダニエルの秘部が彼の面前に晒け出されている。
彼の顔を跨ぐような体勢で、鼻息が濡れて潤んだ蜜壺にもわっと吹きかかる。
それだけでくすぐったくて、慌てて股を閉じた。
ダニエルのむっちりした太腿が彼の顔を思い切り挟む。
男の唇が尖るほどの力で挟まれ、サニーは身動きがとれない状況。
「ほっへい、ほっへい(絶景、絶景)」
「んやぁ!そこっ!で、話さないでっ」
秘所に籠る熱気にダニエルはサニーの額を抑えつける。
太腿、尻肉に押し潰され息苦しはずなのに、彼は声を弾ませている。
見下ろすと、青紫の瞳がスケベ心でニタニタしており、実に幸せそうだ。
「ふぇんふぉくゔぁー(天国だ)」と鼻息荒く喜び、その場でスーハーと大きく息を吸い、このまま肉厚で窒息しても構わないといった風。
マヌケな姿に重苦しい空気が吹き飛び、ダニエルは内心ホッとしていた。
「もぉ、バカぁ!恥ずかしいよ……」
性欲の強いダニエルでも、男の顔に跨るのは初めてで、恥ずかしくて仕方ない。
ベッドでの口淫は受け入れられるのに、どうしてこんなにも恥ずかしいのだろう。
ダニエルは耳まで真っ赤になりながら、太腿から力を抜いた。
すると肉布団に押し潰されていたサニーはぷはっと大きく息をし、満面の笑顔を浮かべた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
223
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる