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20話【怖い快楽】

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✼••┈┈┈┈••以下、本編••┈┈┈┈••✼



「準備するから待ってて」
「はっ、はい」
直ぐ挿入れられると思っていた俺は今から何をされるのか疑問に思いつつ倉庫の窓から見える青空を見ていた。

(大丈夫だ。先輩はクソ野郎と違って大切にしてくれる)

何度も心の中で自分に言い聞かせた。
痛くても少し位だ、少しなら我慢しよう。
先輩の為だから、、、、

先輩は俺の下着を脱がし、さっき達した俺のモノに触れるとベッタリ付いた愛液を指に掬う。
「···ローション持ってくれば良かった」と小声で言う。
(ローション???)
駄目だな········俺はそこら辺の知識は勉強より分かってない。ローションと聞くと化粧品系に近い物だと勝手に思ってしまう。


「怜、痛かったら必ず教えて。我慢したら本気で許さないぞ」と、俺の考えが読めるのか先輩が脅してくる。
「·····はぃ、」
(ばっ、バレてた)
流石、やっぱり先輩だと思う。
高校の頃·····俺が避妊薬の副作用で体調を崩していると、この人は直ぐに気付いて心配してくれた。
まあ、流石に避妊薬飲んでるとは言えなくて風邪薬の副作用と伝えてたけど、、、

先輩のまだ少し冷たい手が俺の尻に触れて、身体がピクっと反応してしまう。
「大丈夫、まだ俺のは挿れない」
俺が怖がらない様になのか、先輩は優しく話し掛けてくれる。
そんな気遣いが俺は堪らなく嬉しい。
(そーいう人だから俺は好きになった)
「分かってます。けーさんは俺に酷い事しないって信じてますから」
顔は見えないけど笑って答える。


「ああ、絶対にしない。触るぞ」

後孔に指が触れると円を描く様に動かされた。
正直、不思議な感じで今の所は痛くも気持ちよくも無い。
「··········これは、必要な事なんですか?」
思った事をそのまま先輩に尋ねる。
「ああ、勿論。怜が痛くならない様に準備してる」
「そうなんですね、」

少しして、、、

「指入れるからな」と先輩は言うと、ゆっくり·····ゆっくりと先輩の指が俺の中に入ってきた。
「ん、」
異物感はあるが今の所痛くは無い。
「痛いか?大丈夫か?」
先輩は俺の事を心配して尋ねてくる。
俺は本当に平気なので「変な感じですが   、今の所は···大丈夫です」と答えた。

俺の言葉に安心しているのか「良かった·····じゃあ動かすぞ」と先輩は言い、中に入ってきた指が先程外でやられた円を描く様な形で動かされる。

「  ·····んっ、   ふ  、 ぅ    、はっ···はぁ·····、   」

それはまだ異物が入った感覚のままで呼吸が少し荒くなるが痛い訳じゃない。
「指·····増やして大丈夫か?」
「 ふっ    、  ··· は  っ、、はい·····大丈夫 で  す、」
先輩の指が一本追加される。
二本の指が中で動き周り、慣れてくると異物感というか不快感は無くなった。



(不快感は無くなった·····けど、)


何だろ·····、、、、

どんどん物足りなさを感じて·········もっと指を動かして欲しい。
これ、先輩に言ったら引かれるかな?
いや···でも、引かれるなら···ずっと前に引かれてるだろ、高校の倉庫で既に········。

(うん、これ位なら言ってしまおう)

「けーさん」と、俺は呼ぶ。
「なに?」
「俺なら大丈夫ですから、けーさんがしたい事をしてください。そのっ、けーさんになら俺·····もっと、し···して欲しぃ····です」
自分で言っててかなり恥ずかしい。
「ッ、」
先輩は俺の言葉を聞き終わるのと同時に中に挿れていた指を二本とも抜くと俺を正常位に変える。


「えっ?」

(な、なに???)

訳が分からない俺に対し、
「今のは絶っ対に怜が悪いッ」と、先輩は余裕が無くなった表情を浮かべ、α専用のゴムを装着させて俺の中に熱くて·····硬いモノが少しずつ挿入はいってくる​。

「っ?!! うぇ"   ?  けーさんっ  ??! けーさ···ぁあうぅ"~~~~~~~っ   」

指とは比べ物にならないそれは、届かなかった場所をどんどんこじ開け、俺の中へ··········奥へ···奥へと入り込んでいく。
(なっ、  に これ·····え··ぇ······)
味わった事がない快楽に俺は言葉にならない声を上げて達していた。
俺のものからは愛液が弾け、自身のお腹にポタポタと落ちる。

「あっ ♡ ゃあ 、けーさん·······けーさんっ·····これ、、怖い
····  ァ"♡  や"  ぁ  っ ··だめぇえ   、、怖ぃッ、けぇさんんン"   ♡おねが···ッ、うごかな··ぁ···で···っ」
先輩に助けを求め、耐えられない快楽に目は潤み·····ボロボロと涙が頬を伝う。

「─────···はぁ っ  、·····大丈夫···大丈夫だ、 、、」

息が荒い先輩は泣いてる俺の頬の涙を舐め、そして小鳥が啄む様なキスをして「怜が大丈夫になるまで····待つから、っ 」と言った。




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