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始祖
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第一高官公国、聖女が覚醒したあと、最初に向かう国、そこは、十三の国の法律、そのもととなる憲法を制定した国、初代勇者と聖女により作られた国だった。
覚醒した聖女マリアは、新たなる勇者を見つける旅を前に、今まさに王に謁見していた。
大広間には、王族と貴族と官僚達が揃い踏みし、聖女の動向を見守った。
「聖女マリアよ、おもてを上げよ」
「はい」
跪くマリアが顔を上げる。
「歴史深き高官公国の憲法には、王の言葉より聖女の言葉に従えとある。」
「はい」
「この言葉が示すように、全てにおいて、聖女とは、絶対的な発言力と信頼をもつ」
「はい」
王座から立ち上がると、聖女の前に立ち、王冠を外す。
「であるからして、聖女に絶対に求められることとは、人格よりも必ず勇者を見つけることである。」
「は、はあ…」
「聖女マリア、この第一高官公国の全ての権限を与える。」
「えっ?ッはい!」
王冠をその頭に乗せる。
「さあ王座へ、私は聖女誕生のときまで、その座を守っていたに過ぎない。」
ゆっくりと立ち上がる。
その表情には、当たり前といった、不遜ともとれる自信が満ち溢れていた。
王座につき、第一声を上げようとしたとき、扉が勢いよく開き、一人の女が立っていた。
夜…そう、夜を纏った様な、肩や胸を露出した黒いタイトなドレス、白い肌に、鎖骨のラインがクッキリと浮かび上がり、黒目がちな切れ長の目は、白目が真っ赤な血の色をしていた。そして、背中の翼は、明らかな人外の証拠としか言えない。
「何者ですか?」
聖女の声と同じか、それよりも早く、兵士達が、慎重に距離を取り、周りを取り囲んで槍を突きだす。
「あら、聖女様なら、すぐにお解りかと…」
品と卑猥さを兼ね備えた口元は、複数の槍を突きつけられても、微笑みを称えたまま。
聖女は、スマートフォンを取り出すと、カメラを向ける。
「QR読み込み…」
個体名不明、種族サキュバス(始祖)、全てのサキュバスを統べることの出来る存在、新たなるサキュバスを生み出せる。国を手に入れるか、使えるべき王を持つことで、サキュバスクイーンに進化する。
「あらあら、鑑定スキルに、質たちの悪い淫乱ババアとでましたわw」
「小娘め、生意気な…淫夢レベル3」
ピンク色の輪が、サキュバスを中心に広がり、その部屋にいた、聖女以外の全ての者が、眠りに落ちた。
「流石は聖女ですわ」
そう言いながらも、目線は聖女を見下すような…その口元は馬鹿にするような、そんな印象を覚える。
マリアは無表情に、スマホにある性技のアプリを立ち上げると、ある性技をタップした。
「あぅ…おんんな…」
眠り付いたはずの貴族たちが立ち上がり、サキュバスに向かって歩き出した。
「性技淫夢操作…こんなの役に立つのかと思ったけど…こういう事が…」
「淫夢操作?それは淫夢を操れると言う事かしら?」
兵士たちが剣や槍を持って襲い掛かる。
いや?淫夢を見ている者を操れる?違う!淫夢に掛かっている特徴の、魅了状態なっている?それにしては、おかしい…
攻撃を交わし続けながら、男たちの様子を見ている。
「私の淫夢操作は、見ている淫夢を操作して、実際の人物を襲わせることができる。そこに、嗜好付与で死姦を加えると…」
「殺してから犯そうとするバケモノが誕生する…と、いうわけね…」
届かない位置に浮き上がると、少し物憂げにしている。
「降りてこないと殺せないんだけど?」
「しかたない…あの方に世界を捧げるには、まだ早い…と、思いましょう。」
「あの方?そもそもアンタ誰?」
冷静に気怠そうに答える。
「ノルン=オルガーノ、私を覚醒せし方に、世界を差し上げる者…と、でも言いましょうか」
「覚醒させた奴が黒幕?」
「さあ?聖女マリア、元々アナタに話す義理はなくてよ?」
サキュバスはその場から飛び去った。
その頃オークたんは、対面座位で、赤髪の女騎士に中出ししていた。
「アッあぁ…」
割と身長あるな、オッパイが吸いやすい位置にある。
「まだまだ媚薬が効いているようだな」
女の体は、熱を帯び汗ばんでいる。
その鍛えられたアスリートのような体は、体力のない文系には出来ない、激しく力強い腰のフリが長時間行え、騎乗位や座位といった、女性上位の体位に、合わせて作られたかのような気さえした。
そこに、女の仲間が入ってきた。
覚醒した聖女マリアは、新たなる勇者を見つける旅を前に、今まさに王に謁見していた。
大広間には、王族と貴族と官僚達が揃い踏みし、聖女の動向を見守った。
「聖女マリアよ、おもてを上げよ」
「はい」
跪くマリアが顔を上げる。
「歴史深き高官公国の憲法には、王の言葉より聖女の言葉に従えとある。」
「はい」
「この言葉が示すように、全てにおいて、聖女とは、絶対的な発言力と信頼をもつ」
「はい」
王座から立ち上がると、聖女の前に立ち、王冠を外す。
「であるからして、聖女に絶対に求められることとは、人格よりも必ず勇者を見つけることである。」
「は、はあ…」
「聖女マリア、この第一高官公国の全ての権限を与える。」
「えっ?ッはい!」
王冠をその頭に乗せる。
「さあ王座へ、私は聖女誕生のときまで、その座を守っていたに過ぎない。」
ゆっくりと立ち上がる。
その表情には、当たり前といった、不遜ともとれる自信が満ち溢れていた。
王座につき、第一声を上げようとしたとき、扉が勢いよく開き、一人の女が立っていた。
夜…そう、夜を纏った様な、肩や胸を露出した黒いタイトなドレス、白い肌に、鎖骨のラインがクッキリと浮かび上がり、黒目がちな切れ長の目は、白目が真っ赤な血の色をしていた。そして、背中の翼は、明らかな人外の証拠としか言えない。
「何者ですか?」
聖女の声と同じか、それよりも早く、兵士達が、慎重に距離を取り、周りを取り囲んで槍を突きだす。
「あら、聖女様なら、すぐにお解りかと…」
品と卑猥さを兼ね備えた口元は、複数の槍を突きつけられても、微笑みを称えたまま。
聖女は、スマートフォンを取り出すと、カメラを向ける。
「QR読み込み…」
個体名不明、種族サキュバス(始祖)、全てのサキュバスを統べることの出来る存在、新たなるサキュバスを生み出せる。国を手に入れるか、使えるべき王を持つことで、サキュバスクイーンに進化する。
「あらあら、鑑定スキルに、質たちの悪い淫乱ババアとでましたわw」
「小娘め、生意気な…淫夢レベル3」
ピンク色の輪が、サキュバスを中心に広がり、その部屋にいた、聖女以外の全ての者が、眠りに落ちた。
「流石は聖女ですわ」
そう言いながらも、目線は聖女を見下すような…その口元は馬鹿にするような、そんな印象を覚える。
マリアは無表情に、スマホにある性技のアプリを立ち上げると、ある性技をタップした。
「あぅ…おんんな…」
眠り付いたはずの貴族たちが立ち上がり、サキュバスに向かって歩き出した。
「性技淫夢操作…こんなの役に立つのかと思ったけど…こういう事が…」
「淫夢操作?それは淫夢を操れると言う事かしら?」
兵士たちが剣や槍を持って襲い掛かる。
いや?淫夢を見ている者を操れる?違う!淫夢に掛かっている特徴の、魅了状態なっている?それにしては、おかしい…
攻撃を交わし続けながら、男たちの様子を見ている。
「私の淫夢操作は、見ている淫夢を操作して、実際の人物を襲わせることができる。そこに、嗜好付与で死姦を加えると…」
「殺してから犯そうとするバケモノが誕生する…と、いうわけね…」
届かない位置に浮き上がると、少し物憂げにしている。
「降りてこないと殺せないんだけど?」
「しかたない…あの方に世界を捧げるには、まだ早い…と、思いましょう。」
「あの方?そもそもアンタ誰?」
冷静に気怠そうに答える。
「ノルン=オルガーノ、私を覚醒せし方に、世界を差し上げる者…と、でも言いましょうか」
「覚醒させた奴が黒幕?」
「さあ?聖女マリア、元々アナタに話す義理はなくてよ?」
サキュバスはその場から飛び去った。
その頃オークたんは、対面座位で、赤髪の女騎士に中出ししていた。
「アッあぁ…」
割と身長あるな、オッパイが吸いやすい位置にある。
「まだまだ媚薬が効いているようだな」
女の体は、熱を帯び汗ばんでいる。
その鍛えられたアスリートのような体は、体力のない文系には出来ない、激しく力強い腰のフリが長時間行え、騎乗位や座位といった、女性上位の体位に、合わせて作られたかのような気さえした。
そこに、女の仲間が入ってきた。
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