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そろそろバレますよ?

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「~~~ッッ…」



 クロエは本を読みながら、洞窟に不似合いなベッドの上に寝そべっていた。



「ハァハァ、これ…お前は良いけど俺はどうなんの?」



 寝そべっていることろに、チンコを出し入れしながら聞く。



「いま良いところなんだから!クーオ様も、何かお気に入りのオカズを見つけて下さい…」



 そう二人は、マンネリ化対策の一環として、オカズを各自用意して、オカズを見ながらヤることになったのだが…



「あのさ~、クロエはいいよ、だって寝てるんだから、でも俺は、本とか開けないじゃん。」



「エロイ映像水晶ないんですか?」



「ない!映像水晶って、エロイのない!」



「じゃあ妄想で頑張れ!!私がいくまでしっかり動け!!」



「うぅ…オークなのにインポになりそう…」



 そう映像を記憶できる水晶はあるが、エロイものを記憶したものはなかった。



 そもそも、この国自体に、自慰行為と言う概念そのものが皆無に等しく、小説や漫画などは他の国からはいってくるが、映像水晶は他の国にないらしく、入ってくることがなかった。



 ことが済むとオークたんはいそいそと小瓶に集めて媚薬を精製する。クロエは、ゴロゴロしながら、話しかけてくる。



「それにしても、ロコック様って凄い人なんですね~」



「そんなこと言ったって知りません」



 いそいそと小瓶にラベルを巻いて日付を書いていく。



「あれから二週間くらいの間で、処刑所の記録水晶を一応全部見たんですけど、アレが13の国全部にあるとしたら、ロコック様ってとんでもない有名人なんじゃないですか?」



「わかんねぇよ」



「それは知らないからでしょ~」



 本棚の横の棚にあるケースに並べる。どうやら十分に数がありそう。



「ロコック様って、10歳の時にあの処刑器具を作って、15の時に山賊狩りで超有名なってます。そのときお供として連れていたのが狂った狂戦士『 狂夜御剣きょうやみつるぎ』」



 なんか日本人っぽい名前、転生者だったりして、なんか厨二っぽい名前だし…



「しかし、すっかりロコックの記録映像にハマってるんだな」



「ロコック様の映像水晶は、水晶が出来た初期のころからの傑作して有名らしいです。」



「ふ~ん、あと狂戦士が狂ってるってどうなん」



「それは元々、超優秀だった騎士が、ロコック様が処刑器具を作る実験台として、あの歯車と回復を繰り返していくうちに、完全に精神が逝ってしまっただけらしいですよ」



 なんかわかるよな~、アイツが処女だった理由…有名な上に…いや、それはそこまででもないとしても、公女の上にあの処刑器具を作って処刑しまくった女だ…俺も知ってたら正直手を…いや、中だしてないかもしれん…



 オークたんがロコックの裸体を思い出している間も、クロエはべらべらと喋っていた。



「…山賊狩りではミーチャさんを助け、家族のかたきを取る…あのミーチャさんを助けたときの台詞…」



 ムッチャハマってんな…この世界って娯楽どうなってんだ?



「しかもロコック様は、13の国に伝わる三大神器の一つに適性を持つ、まさに選ばれし者…」



 俺にはエロばれし者だよ…



「私もあの明言にして決め台詞を生で聞きたい…私は、死という平等なのだよ…」



「それ聞いた時、お前は死んでない?」



 そうこうしていると、洞窟に設置したドアを、ドンドンと叩くものが現れた。



「タン=クーオ殿!御在宅か!」



 この声は、どうやらロコックのようだが、いったいなんの用だろう?



 扉を開けると、ロコックがニコニコして手を振っていたので…



「新聞の勧誘ならお断りです。」



 バタンと閉めた。



 すぐに扉を叩く音がする。



「おいおいおい、開けろ!タン!」



「なんのようですか?媚薬を飲みたいなら他をあたってください。」



「なにを言いたいんだお前は?ともかく話を聞け」



 ロコックは、数人の兵を引き連れ、馬車に乗ってきていた。



 う~ん、全員は無理だな…



「…中で話すなら、お前は一人だな、クロエもいるし、もとは洞窟、結構狭いからな。」



「…ふむ、仕方ないな、変なことするなよ?」



 あ~フリを入れてきた~、なんやかんやで、今日もヤることになるんだろうな~



「まあ入れ、この辺でモンスターなど見たことはないし、出入口はここだけだ」



 オークたんがそう言うと、ロコックは手振りで指示を出し、最低限のお付きも付けずに、一人で入ってきた。



 クロエは奥で、記録水晶でみたロコックの勇姿や名言を思い出しながら、今までと違う緊張感を感じてまっていた。



 入り口の方から、ガチャガチャと音がして、人影がやってきた。



 おお、今まで知らなかったけどあのロコック様がきた!



「アッ…」



 その声と共に、先に現れたロコックと目があった。だがなぜか、足が地面についておらず、その後ろにピッタリくっついているオークたんの腰に、お尻がピッタリと引っ付いていた。



「すでにチンコ入っとるがな!!!!!」



 クロエは突っ込まれてる人にツッコんだ!そしまくし立てるように続ける!



「入り口からここまでの数mでなんでそうなるの!?、!!!!」



「ンッ、ンンッ…サッ、サプラ~~~イズ」



 ロコックは突っ込まれながら、謎の返しをした。



「そんなサプライズ聞いたときねーよ!!」



 クロエは突っ込まれてる人にツッコんだ!



「しッ、しかし流石はロコック…」



「はぁ?何を言い出すんです?クーオ様?」



「肌のキメの細かさからくる吸い付き…ゥックッッッ!気を抜いたら持って逝かれそうだ!」



「テメーが抜いてんのはナニだろうがッッ!ブタ野郎!」



 クロエは突っ込んでる人にもツッコんだ!
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