妻の秘密。娘の秘密。夫の願望

リトル

文字の大きさ
5 / 10
妻の秘密

モデルとなった妻

しおりを挟む
「美紀ちゃん!」

商店街を歩いていた美紀が声のした方に振り向くと、旧知の老人がにこやかに手を挙げていた。

「あらぁ、小嶋さん、お久しぶりです」

「私は久しぶりじゃ無いよ。
先日も美紀ちゃんを見かけてるから」

美紀がまゆと一緒にカメラマンの高山に声をかけられた日に、歩いて移動しているところを見かけたらしかった。

暑い日差しの中での立ち話を避けて、近くの喫茶店に入った。

「大きなカメラをぶら下げた人と一緒だったけど、まゆちゃんと写真を撮ってもらってたの?」

以前から知っている小嶋の年齢が、還暦を過ぎている事を知っていたし、柔和な表情から受ける印象に安心していて、先日の出来事を話してしまった。
無論2回目の撮影で裸になったことなど、話せる訳も無いが、パンチラの撮影をした事までは説明した。

「へぇ~、そんな事があったのかぁ」

自身若い頃には写真を趣味にしていて、交際相手を撮影した経験がある小嶋は、美紀の話に内心では非常に興味を抱いていた。

「美紀ちゃんはすごく綺麗で素敵な女性なんだもの、カメラマンの眼に留まっても不思議じゃないよ」

「あら、相変わらずお上手ね」

「お世辞じゃないよ、私なんかいつもりゅうちゃんが羨ましくて堪らないんだから」

熱いコーヒーを一口飲んだ小嶋は、声を潜めるように続けた。

「美紀ちゃん、投稿雑誌って知ってる?
素人の女性、最近では主婦も多いけど、自分のセクシーな写真を投稿するんだよ。
雑誌に載ってたくさんの人に見られることが、堪らなく良いんだって人が増えてるらしいよ」

「まぁ、そんな雑誌が在るの?」

先日の撮影で、美紀は人に見られる悦びを感じていた自分に気付いている。
小嶋の話には興味を惹かれていた。

小嶋も年の功、この時の美紀の表情を見逃してはいなかった。

「自分自身でスマホで撮影した簡単な写真から始める人が多いね。
そのうちに別の人に撮影されたりとか…」

美紀の瞳の耀きが増していた。

「りゅうちゃんは美紀ちゃんを撮影したりしないの?ベッドの中でとか…」

「そんな事を私の口から言わせるの?」

笑いながら言った美紀だったが、既に答えになっていた。

「そんな写真とか、自分で撮ったものとかを一度投稿してみなよ、美紀ちゃんなら間違いなく人気者になるからさ」

「人気者って…」

「あっ!勘違いしないでよ。顔には絶対にモザイクを入れなきゃだめだよ。
世間には危ない輩が多いからね」

「そんな事、難しくて私には出来ないわ」

「りゅうちゃんなら簡単にやると思うよ」

「どうせやるなら主人には内緒でやるわよ」

「そっかぁ、じゃあ私が加工しようか?」

美紀は小嶋に教えられた雑誌に投稿することにして、モザイク等の加工については、小嶋の協力を得ることにした。


見られる悦びを知りつつある美紀と、老いて尚盛んな老人の利害が一致していた。

(旨くいけばこの美人妻の裸が見られる…)

眼の前の美紀を眺めて小嶋はそう思っていた。


(すごぉい、こんなにいっぱい…)

自宅に戻った美紀は、思い付く限りのキーワードを打って検索してみた。

(投稿、写真、人妻、素人、雑誌…)

ネットの掲示板から雑誌に至るまで、数多くのサイトがヒットしている。

(こんなにあったんじゃ
どれが良いかなんて解らないわ
また小嶋の爺さんに訊かなきゃ)

投稿先は改めて小嶋に相談することにした美紀は、先に投稿用の写真を選ぶことにした。

保存してあった写真の中から真っ先に決まったのは、夫が撮影したピンのクランジェリー姿の美紀だった。
自分だけじゃなく、彼も気に入ってくれてる筈だから、これなら他の男性でも…。
他に数点の下着姿の写真を決めた。

(この写真が雑誌に掲載されたら…。
何人の男性が眼にするんでしょう?
見た人はどんな感想を持つのかしら?)

そんなことをあれこれ考えていた美紀は、身体の芯が熱くなってきたことに気づいた。

(やだ…なんだろ?)


翌日小嶋にメールで連絡した。
写真を送るから加工して欲しいと言う美紀に対して、それをしたら私の方に加工前の写真が残ることになるよ、小嶋からの返信だった。

小嶋のことを完全に無害で安全だと思い込んでいた美紀は、構わず全ての写真を送信した。

暫くして返送されてきた美紀の写真には、顔にモザイクが掛けられ、そればかりか背景の一部にも加工が施してあった。
ほんの少しでも、個人に繋がる形跡を残すまいとの配慮からだった。


数日後に喫茶店で小嶋と落ち合い、投稿する雑誌を決めてその場で投稿した。
来月号には美紀の写真が掲載される。
もちろん採用されたらの話だが…。

「やっぱり美紀ちゃんすごくセクシーだなぁ
写真を見て堪らなくなっちゃったよ」

「いやだぁ、恥ずかしくなるからやめて」

頬を赤らめる美紀に益々心を惹かれていた小嶋だった。


雑誌が発売されたとの連絡を受けた美紀は、心を踊らせて小嶋と落ち合った。

「何なのこの扱いは…」

雑誌は美紀にとって非常に不満足な出来上がりになっていた。
あまりにも扱いが小さかったのだ。
僅かなスペースに小さな写真。
その他大勢の一部としての掲載だった。

大きな写真のモデルは、美紀と比較すると数段劣っていると小嶋は感じていた。
だが露出度は美紀と比較すると数段勝っていた。

しかし、女性の美紀はその点に気づいていないから、出版社に対して非常に立腹している。
元来負けず嫌いの彼女には、どうしても納得が出来なくて許せないことだった。

「美紀ちゃん…露出度で負けたな…」

「え?どういうこと?」

「この大きい写真のモデルは美紀ちゃんと比べると、体型とか全体の雰囲気はかなり落ちてるよ、でも胸を露出した一枚が決め手になったとおもうんだ」

「じゃあ、胸さえ出せば良いってこと?」

「それが投稿なんだよ、このページを見て、
修正はしてるけど、下を脱いで脚を拡げてるだろ?一番大事な事はいかに露出するかなんだ」

(こんな女に負けるなんて…)

美紀の闘争心に火が点いていた。

「解ったわ、もう一度やってみるわ
また加工をお願いね」

平静を装おって美紀は小嶋と別れたが、内心は悔しい思いでいっぱいだった。



以前に夫が撮影した写真を見ながら美紀は考え込んでいた。

(どうしよう、爺さんに見られちゃうんだ…)

胸を露にした自分の姿を眺めて暫く迷っていたが、どうしても雑誌の扱いを許すことが出来なくて、それに雑誌に掲載されれば当然見られる訳だから、少し早いだけのこと。
加工を依頼する為に小嶋に送信した。

返送された画像には…。
(やっぱり美紀ちゃん素敵)
メッセージが付け加えられてあった。

出版社への投稿方法は教えられていたから、今回は返送された画像を、自分で投稿することができた。


翌月発行された雑誌での美紀の扱いは、先月号よりは多少大きくなってはいたが、彼女にとってまだまだとても満足出来る物ではなかった。


(露出度…)

昼間だと言うのに美紀は寝室に入って下着姿になっていた。
姿見に写った自分の身体を、点検するかのように隅から隅まで眺め廻すと、スマホをセットしてベッドに狙いをつけた。

タイマーを押してベッドに飛び乗ることを繰り返し、数枚の画像を撮って確認する。
ブラジャーを外して胸を露にした姿、パンティも脱いで手で股間を隠しての全裸姿。
いずれもレンズを見つめて微笑んでいた。

(これなら文句は言わせないわ)

極細のТバックのパンティを穿いた女が濡れた眼差しの微笑みを浮かべて、レンズに向けて尻を突き出している。
細い紐のような股布では隠しきれない、大陰唇がはみ出したエロチックな画像だった。

(小嶋の爺さん、なんて言うかしら…)



美紀に呼び出された小嶋は、挨拶もそこそこに紙包みを差し出した。

「何?」

「美紀ちゃんにプレゼント
これを身に着けて何枚か撮ってみて
女性を一番きれいに見せるアイテムだから」

撮ってきた画像を小嶋に見せると、彼は驚きながらも絶賛していた。

「すごく大胆なポーズだなぁ、これなら間違いなく採用決定だね、素晴らしいよ」

その場で小嶋は、画像を手順を見せながら加工して、加工用のアプリの使用方法を美紀に説明した。
今後は彼女が独りでもモザイク加工が出来ることになった。


(まぁ、素敵っ!)

小嶋からのプレゼントは、純白のシルクのブラセットだった。
早速身に着けてみると、微かに乳首が透けて見えるブラジャー、両サイドを紐で結ぶタイプのパンティは、前の部分がレースになっている為に、陰毛の翳りが浮かんでいた。

更に振り返って見ると、ハーフバックは尻の丸みを強調するようなデザインで、美紀は自分自身に見惚れてしまっていた。
小嶋の言葉を思い返していた。
(女性を最も美しくセクシーに見せるのは白い下着なんだ、清楚な中にもエロチズムが有り、間違いなく男性を虜にする)

(爺さん、なかなかやるじゃない)

そのまま撮影すると、悪戦苦闘しながら加工を施して、まとめて画像を出版社に送信した。
小嶋に送ることも忘れてはいなかった。

(すごいよ美紀ちゃん、素晴らしい写真だ、
私までがおかしくなりそうだ、興奮しちゃう)

小嶋からの返信を読んだ美紀は、身体が熱くなる思いだった。
他人に見られる悦びは、着実に美紀に根付いていっていた。



翌月号の雑誌では、《今月の注目の新人》として、美紀の特集コーナーが設けられていた。

白いレースのブラセットを身に着けて、斜めにポーズした美紀が妖艶な微笑みを浮かべていた。

数日後、出版社からメールが届いた。

(プロのカメラマンの撮影で雑誌に掲載しませんか?)

思いもかけない連絡に戸惑った美紀は、小嶋に相談しようと思い、急遽連絡を入れた。

(続)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに

家紋武範
恋愛
 となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。  ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。

春に狂(くる)う

転生新語
恋愛
 先輩と後輩、というだけの関係。後輩の少女の体を、私はホテルで時間を掛けて味わう。  小説家になろう、カクヨムに投稿しています。  小説家になろう→https://ncode.syosetu.com/n5251id/  カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330654752443761

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...