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第1章
魔法袋
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ライネル商会を後にした帰り道。
ユートは受け取った金貨3万2千枚入りの袋を、手にしたまま少し眉をひそめていた。
「……これ、本当に入ってるのか?」
「ん? 疑ってんのか、ライネルを?」
「いや、そうじゃない。見た目が小さすぎるんだよ。これ、どう見ても数百枚しか入らなそうなサイズだろ」
その疑問に、ラミアが軽く笑った。
「あー、ユート、**“魔法袋”**って知らなかったのか?」
「……魔法袋?」
---
ラミアは自分の腰につけたポーチを叩いて見せる。
「これがそう。見た目は普通の袋だけど、内部に“拡張魔法”がかけられてて、実際の容量は数十倍、下手すりゃ百倍になるんだよ。
で、魔力制御で中の物を取り出す。手を突っ込めばちゃんと“思った物”が出てくる優れもの」
「……要するに、デカい倉庫が小袋に収まってるってことか」
「そうそう。中には“時止め加工”がされてる高級品もある。腐らないし劣化しない。薬や食料の保存用に使うヤツも多いね」
「なるほど……そりゃ便利だな」
「っていうか、ユートみたいな稼ぎのあるやつが、普通の袋使ってたら逆に不便すぎだろ。そろそろ一個くらい持っとけって」
「……買おうかな」
こうしてユートは初めて、**この世界では常識とも言える便利アイテム“魔法袋”**の存在を知ったのだった。
ライネル商会でもらった金貨入りの小袋を、ユートは改めて見下ろした。
手のひらにすっぽり収まるサイズ。だが――
「……これで金貨3万2千枚か……?」
いくら何でも、軽すぎる。薄すぎる。
感触すら、普通の財布と大差ない。
「これ、絶対に見た目詐欺だろ……」
隣を歩くラミアがくくっと笑う。
「だから言ったじゃん、“魔法袋”だって。そりゃ高いに決まってるよ。
下手すりゃこの袋一つで、馬車数台分の金貨を運べるんだからね」
「……ああ、なるほど」
ユートは思い返した。
ライネルが言っていた“手数料込み”の額。少し高いと思っていたが――
「これも含まれてたのか、あの手数料……。
まぁ、確かに――“普通の袋に金貨3万枚”も持ってたら、逆に怪しすぎるよな」
金貨の音を立てず、かさばらず、目立たず持ち歩ける。
しかも中身は膨大。魔法袋がなければ、この国で“本当の金持ち”は成立しない。
「……こりゃ、今後のためにも自分用の一個、ちゃんと買うべきだな」
「うんうん。いいやつ選ぼうね。“あんたが大金持ってるってバレないように”」
ラミアがさらっと恐ろしいことを言うが、ユートは苦笑して返した。
「お前も、ちょっとくらい遠慮しろよ」
上級魔道具が並ぶ魔道具街。
ユートとラミアは、その中でも最高級と名高い《リュミエール工房》の扉を開けた。
品格ある内装。魔力を抑えた静かな空気。
並べられた袋の一つひとつが、ただの「道具」ではなく、選ばれし者の装備のように存在感を放っている。
「お目が高いですね、お客様」
現れた老紳士は、微笑みながらユートに一礼する。
「当店で最も信頼と機能を兼ね備えた逸品――**《エンチャントバッグ・ノーブル仕様》**をおすすめいたします」
---
【エンチャントバッグ・ノーブル仕様】
収納量:約3,000kg相当
温度保持・腐敗防止・湿度調整・魔力遮断
盗難防止機構付き(魔力署名・追跡封印)
内部整理機能(意図した物を瞬時に取り出せる魔法インデックス)
見た目はシンプルな黒革製、上品な金糸の縁取り
価格:金貨800枚
---
ユートは手に取り、重さと手触りを確かめる。
手に吸い付くような質感と、嫌味のない気品。
「……これで金貨3万入れてても怪しまれないってわけだな」
ラミアがニヤッと笑う。
「それどころか、死体1体や剣50本くらいでも余裕。いろいろ運べるぞ?」
「そういうことはあんまり嬉しそうに言うな」
ユートは即決で購入を伝えた。
「――それをひとつ。俺専用の魔力署名を頼む」
「かしこまりました」
老紳士は手際よく魔力署名を行い、最後に魔法封印を施す。
「これで、登録者以外が開けようとすれば、自動で収納空間が凍結・封鎖されます。
同時に、登録者に警告が届く仕組みです」
こうしてユートは、王都でも最高級の魔法袋を手に入れた。
金貨、薬、素材、武具――これからどんな財宝を手にしても、持ち運ぶ手段には困らない。
「ふぅ……高かったが、これはいい買い物だったな」
「それだけ稼いでるんだ、ちゃんと自分を守る道具くらい持っときなよ。
むしろ遅いくらいだ」
「あ、そうだ!」
ユートは閃く。
ユートは、ギルドの資産管理窓口に向かっていた。
武器でも防具でもなければ、依頼でもない。目的は――金の預け入れだ。
受付にてギルドカードを提示しながら言う。
「金貨三万枚、預けたい。普通口座で構わない」
対応した職員が一瞬目を丸くするも、すぐに笑みを整えて深くうなずく。
「かしこまりました。ギルドカードに連動した預金口座への登録と即時反映処理を行います」
---
【ギルド預金口座の詳細】
「こちらの通常口座は、ギルドカードを通じて王都内の提携店でそのまま支払いが可能となっております。
宿泊、装備の購入、食事、薬、馬車などの交通手段……ほとんどの業種で対応済みです」
「財布を持ち歩かなくていいってことか。助かるな」
「はい。また、カードは個人魔力署名で守られておりますので、万一紛失しても不正使用は不可能です。
再発行も可能ですので、安心してご利用ください」
ユートは魔法袋から、金貨がぎっしり詰まった革袋を三つ取り出し、カウンターに静かに置いた。
「こちらで――金貨3万枚」
受付職員は瞬時に魔導秤で重さと枚数を確認し、魔導端末に打ち込む。
「……確認いたしました。これより、残高として記録いたします。
現在の口座残高:金貨30,000枚」
同時に、ユートのギルドカードの左下に【預金口座アクティブ】の印が光る。
手続きを終え、ギルドを出たユートはほっと息をついた。
「これで重い金貨を持ち歩かなくて済むな……。
何より、“金持ってる”って目で見られずに済む」
ラミアが隣でうんうんと頷く。
「それ、重要。あんた、目立つからさ。こういう“見えない資産”にしとくのは正解だよ」
こうして、ユートの財産はひとまず安全に管理され、
ギルドカード1枚で買い物や宿泊ができる、よりスマートな冒険者生活が始まったのだった。
---
夕食を終え、くつろいだ空気が流れる居間。
ミリアが片付けを進める中、ユートはテーブルの上に、革の袋を二つ並べた。
「――お前たちに、これを渡そうと思ってな」
バルトとティナが、きょとんとした表情で袋を見る。
「これは……袋?」
「普通のじゃない。簡易型の魔法袋だ」
「ま、まほうぶくろ……!」
ティナが目を丸くする。
ユートは笑いながら説明する。
「内部に拡張魔法がかかってて、見た目以上に中に物が入る。
これから素材や戦利品を運ぶ機会も増えるだろ? それ用だ」
---
【購入した魔法袋のスペック】
モデル名:アドベンチャー・パック
収納量:約200kg相当
価格:金貨30枚前後
盗難防止の簡易魔力署名つき(ユートが代行)
耐水・耐熱加工あり、戦闘中でも落ちにくい構造
---
「これで回復薬も予備装備も余裕で入るな!」
バルトが喜んで袋を肩にかける。
「うぅ……ありがとうございますっ、ユートさま……! 私、これ……一生大事にしますっ!」
「いや、大げさすぎ。普通に使ってくれ。壊したらまた買ってやるよ」
ティナの瞳がうるっと潤む。
ユートは自分の腰の《ノーブル仕様》と、ふたりの簡易袋を見比べながら、内心でつぶやいた。
(仲間が増えて、運ぶ物も、背負うものも増えてくけど――悪くないな、こういうの)
---
ユートは受け取った金貨3万2千枚入りの袋を、手にしたまま少し眉をひそめていた。
「……これ、本当に入ってるのか?」
「ん? 疑ってんのか、ライネルを?」
「いや、そうじゃない。見た目が小さすぎるんだよ。これ、どう見ても数百枚しか入らなそうなサイズだろ」
その疑問に、ラミアが軽く笑った。
「あー、ユート、**“魔法袋”**って知らなかったのか?」
「……魔法袋?」
---
ラミアは自分の腰につけたポーチを叩いて見せる。
「これがそう。見た目は普通の袋だけど、内部に“拡張魔法”がかけられてて、実際の容量は数十倍、下手すりゃ百倍になるんだよ。
で、魔力制御で中の物を取り出す。手を突っ込めばちゃんと“思った物”が出てくる優れもの」
「……要するに、デカい倉庫が小袋に収まってるってことか」
「そうそう。中には“時止め加工”がされてる高級品もある。腐らないし劣化しない。薬や食料の保存用に使うヤツも多いね」
「なるほど……そりゃ便利だな」
「っていうか、ユートみたいな稼ぎのあるやつが、普通の袋使ってたら逆に不便すぎだろ。そろそろ一個くらい持っとけって」
「……買おうかな」
こうしてユートは初めて、**この世界では常識とも言える便利アイテム“魔法袋”**の存在を知ったのだった。
ライネル商会でもらった金貨入りの小袋を、ユートは改めて見下ろした。
手のひらにすっぽり収まるサイズ。だが――
「……これで金貨3万2千枚か……?」
いくら何でも、軽すぎる。薄すぎる。
感触すら、普通の財布と大差ない。
「これ、絶対に見た目詐欺だろ……」
隣を歩くラミアがくくっと笑う。
「だから言ったじゃん、“魔法袋”だって。そりゃ高いに決まってるよ。
下手すりゃこの袋一つで、馬車数台分の金貨を運べるんだからね」
「……ああ、なるほど」
ユートは思い返した。
ライネルが言っていた“手数料込み”の額。少し高いと思っていたが――
「これも含まれてたのか、あの手数料……。
まぁ、確かに――“普通の袋に金貨3万枚”も持ってたら、逆に怪しすぎるよな」
金貨の音を立てず、かさばらず、目立たず持ち歩ける。
しかも中身は膨大。魔法袋がなければ、この国で“本当の金持ち”は成立しない。
「……こりゃ、今後のためにも自分用の一個、ちゃんと買うべきだな」
「うんうん。いいやつ選ぼうね。“あんたが大金持ってるってバレないように”」
ラミアがさらっと恐ろしいことを言うが、ユートは苦笑して返した。
「お前も、ちょっとくらい遠慮しろよ」
上級魔道具が並ぶ魔道具街。
ユートとラミアは、その中でも最高級と名高い《リュミエール工房》の扉を開けた。
品格ある内装。魔力を抑えた静かな空気。
並べられた袋の一つひとつが、ただの「道具」ではなく、選ばれし者の装備のように存在感を放っている。
「お目が高いですね、お客様」
現れた老紳士は、微笑みながらユートに一礼する。
「当店で最も信頼と機能を兼ね備えた逸品――**《エンチャントバッグ・ノーブル仕様》**をおすすめいたします」
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【エンチャントバッグ・ノーブル仕様】
収納量:約3,000kg相当
温度保持・腐敗防止・湿度調整・魔力遮断
盗難防止機構付き(魔力署名・追跡封印)
内部整理機能(意図した物を瞬時に取り出せる魔法インデックス)
見た目はシンプルな黒革製、上品な金糸の縁取り
価格:金貨800枚
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ユートは手に取り、重さと手触りを確かめる。
手に吸い付くような質感と、嫌味のない気品。
「……これで金貨3万入れてても怪しまれないってわけだな」
ラミアがニヤッと笑う。
「それどころか、死体1体や剣50本くらいでも余裕。いろいろ運べるぞ?」
「そういうことはあんまり嬉しそうに言うな」
ユートは即決で購入を伝えた。
「――それをひとつ。俺専用の魔力署名を頼む」
「かしこまりました」
老紳士は手際よく魔力署名を行い、最後に魔法封印を施す。
「これで、登録者以外が開けようとすれば、自動で収納空間が凍結・封鎖されます。
同時に、登録者に警告が届く仕組みです」
こうしてユートは、王都でも最高級の魔法袋を手に入れた。
金貨、薬、素材、武具――これからどんな財宝を手にしても、持ち運ぶ手段には困らない。
「ふぅ……高かったが、これはいい買い物だったな」
「それだけ稼いでるんだ、ちゃんと自分を守る道具くらい持っときなよ。
むしろ遅いくらいだ」
「あ、そうだ!」
ユートは閃く。
ユートは、ギルドの資産管理窓口に向かっていた。
武器でも防具でもなければ、依頼でもない。目的は――金の預け入れだ。
受付にてギルドカードを提示しながら言う。
「金貨三万枚、預けたい。普通口座で構わない」
対応した職員が一瞬目を丸くするも、すぐに笑みを整えて深くうなずく。
「かしこまりました。ギルドカードに連動した預金口座への登録と即時反映処理を行います」
---
【ギルド預金口座の詳細】
「こちらの通常口座は、ギルドカードを通じて王都内の提携店でそのまま支払いが可能となっております。
宿泊、装備の購入、食事、薬、馬車などの交通手段……ほとんどの業種で対応済みです」
「財布を持ち歩かなくていいってことか。助かるな」
「はい。また、カードは個人魔力署名で守られておりますので、万一紛失しても不正使用は不可能です。
再発行も可能ですので、安心してご利用ください」
ユートは魔法袋から、金貨がぎっしり詰まった革袋を三つ取り出し、カウンターに静かに置いた。
「こちらで――金貨3万枚」
受付職員は瞬時に魔導秤で重さと枚数を確認し、魔導端末に打ち込む。
「……確認いたしました。これより、残高として記録いたします。
現在の口座残高:金貨30,000枚」
同時に、ユートのギルドカードの左下に【預金口座アクティブ】の印が光る。
手続きを終え、ギルドを出たユートはほっと息をついた。
「これで重い金貨を持ち歩かなくて済むな……。
何より、“金持ってる”って目で見られずに済む」
ラミアが隣でうんうんと頷く。
「それ、重要。あんた、目立つからさ。こういう“見えない資産”にしとくのは正解だよ」
こうして、ユートの財産はひとまず安全に管理され、
ギルドカード1枚で買い物や宿泊ができる、よりスマートな冒険者生活が始まったのだった。
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夕食を終え、くつろいだ空気が流れる居間。
ミリアが片付けを進める中、ユートはテーブルの上に、革の袋を二つ並べた。
「――お前たちに、これを渡そうと思ってな」
バルトとティナが、きょとんとした表情で袋を見る。
「これは……袋?」
「普通のじゃない。簡易型の魔法袋だ」
「ま、まほうぶくろ……!」
ティナが目を丸くする。
ユートは笑いながら説明する。
「内部に拡張魔法がかかってて、見た目以上に中に物が入る。
これから素材や戦利品を運ぶ機会も増えるだろ? それ用だ」
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【購入した魔法袋のスペック】
モデル名:アドベンチャー・パック
収納量:約200kg相当
価格:金貨30枚前後
盗難防止の簡易魔力署名つき(ユートが代行)
耐水・耐熱加工あり、戦闘中でも落ちにくい構造
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「これで回復薬も予備装備も余裕で入るな!」
バルトが喜んで袋を肩にかける。
「うぅ……ありがとうございますっ、ユートさま……! 私、これ……一生大事にしますっ!」
「いや、大げさすぎ。普通に使ってくれ。壊したらまた買ってやるよ」
ティナの瞳がうるっと潤む。
ユートは自分の腰の《ノーブル仕様》と、ふたりの簡易袋を見比べながら、内心でつぶやいた。
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