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第1章
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まだ日が昇りきらない王都の朝。
ユートは魔法袋を腰に下げ、ラミアと並んで門を出た。
「準備はいいか?」
「もちろん。酒は持ってるし、ツルハシも軽量化してる。あとは、あんたが変なとこに転移しなきゃいいだけ」
「……俺の転移は精密だぞ?」
「前にクマの群れの中に降りたやつが何か言ってる」
「……反論できない」
軽口を叩きながらも、ユートは集中し、目的の地を思い浮かべる。
――以前見つけた鉱脈の側。ラミアが「もっと奥に行けば宝石層がある」と言っていた場所。
「転移するぞ」
「はいはい。落ちる場所だけは頼むよ~」
---
目の前に広がるのは、黒岩がむき出しになった断崖と、うねるように重なった岩の層。
魔力が薄く漂うこの土地は、普通の冒険者ではたどり着けないような奥地だった。
「お、今回はマシな所に降りたな」
「信じろっての……さて、今日はどこを掘るんだ?」
ラミアは地面に膝をつき、土を指でこすり取り、匂いを嗅ぐ。
そして、岩肌に耳を当てて、しばらく目を閉じた。
「――こっちだ」
まるで獣のような嗅覚と、職人のような直感が、ユートの転移では到底真似できない“地の導き”を見つける。
岩を削り、掘り進めること約2時間。
ラミアがピタリと手を止めた。
「来てる来てる……こっから先は慎重に」
ユートが魔力感知で探ってみると、確かに淡い魔力反応が密集している層がすぐそこにあった。
「行くぞ……!」
《エンチャントツルハシ》を構え、一気に岩を崩す。
パァンッという乾いた音とともに、透明な結晶と、色づいた原石が光を反射する。
「――出たな」
「……宝石層だ」
小ぶりながら、色味の濃いルビーと、淡く揺れるアクアマリン。
さらにラミアがひとつひとつ確認しながら、丁寧に包んでいく。
「これ、全部持ってけば軽く金貨数百はいく。……いい日だな」
「地道に拾って、王都で換金だな。無理はしないで、今日はこのくらいにしておこう」
「えらい。冒険者に必要なのは金じゃなくて、“引き際の判断”だよ」
こうして、ユートとラミアは新たな宝石の収穫を終え、再び王都へと戻るのだった。
---
再び訪れた、薬草と煙草の匂いが混じる古びた木造の小屋。
扉を叩くと、少しして中からゼネ・アルドが顔を出す。
「ほう、また来たか。……今度は何本分だ?」
ユートは魔法袋から、瓶詰めの市販ポーションと、封印した**命樹の芽(めいじゅのめ)**を取り出す。
「命樹の芽は3つある。つまり――上級ポーションを30本、頼みたい」
「ふむ……素材の質は変わってないな。報酬は?」
「ああ、報酬は金貨30枚で。口外しないって条件も、変わらずで。」
「わかってる。俺がしゃべるとでも?」
ゼネはぶっきらぼうに言いながらも、嬉しそうにニヤリと笑い、作業台へと向かう。
【調合期間:2日間】
ユートはラミアと交代で素材の管理や環境の調整を手伝い、火加減や魔力調整の場面では念入りに集中した。
ゼネが言う。
「前にも言ったが、これはただの調合じゃない。
命の流れを一度壊して、組み直すようなもんだ。手間も魔力も、根気も要る」
その言葉通り、仕上げ段階では魔法陣を通した魔力の注入が必要だった。
ユートが自身の魔力を緻密に流し込み、ゼネがそれを精製器へと注ぐ。
---
三日目の夕刻、陽が傾くころ。
ゼネが慎重に最後の瓶の栓を閉じた。
テーブルには、黄金色の輝きを放つガラス瓶が30本、ずらりと並んでいた。
「……間違いなく、上級ポーションだ。文句のつけようはない」
ユートは小さく息を吐き、すべての瓶を魔法袋へと収める。
「すまないな。」
「必要なときに、必要な奴のもとへ。……それでいい」
ゼネは最後にひとつ、自分の分の瓶を手に取り、奥の棚にしまった。
---
こうしてユートは、新たな30本の上級ポーションを手に入れた。
その一本一本が、命を救う“奇跡”になり得る力を秘めている。
--
重厚な扉の奥、深紅の絨毯と香木の香りが漂う応接室。
ユートとラミアが姿を見せると、ライネル・ロッセ当主はすぐに立ち上がって微笑んだ。
「またお目にかかれて光栄です。……今日は、例の“お品”でしょうか?」
「――ああ。今回は10本、頼みたい」
ユートは魔法袋から、封印付きの木箱を静かに差し出す。
ライネルはすぐに魔力で封を確認し、頷いた。
「状態は完璧ですね。前回の購入者たちからは感謝の手紙が複数届いております。中には“もう一本でも手に入るなら”という者もおりました」
「価格は、前と同じで構わない。ただし、買い手は選んでくれ」
「もちろん。王都の上層と、信頼できる治癒施設に限定して販売します。
買い手の身元確認も、私どもで責任を持って行います」
---
ラミアが軽く肘でユートをつつく。
「ほら、伝説の薬師さん。言っとくことは?」
ユートは小さく息を吐いた。
「今回も“匿名”で。出所は話さないように。
これはただの金稼ぎじゃない。必要な人のところへ届けば、それでいい」
「了解しました。前回同様、“古代倉庫にあった在庫品”という扱いで進めます。
……これ以上の偽物が出回らないよう、私どもでも十分に警戒いたします」
---
ライネルは木箱を両手で抱え、誇らしげに言った。
「これが、また誰かの命を繋ぐでしょう。私たちは、その橋渡しを全力で果たします」
「頼んだ」
---
こうして、新たな10本の上級ポーションは、ライネル商会の手によって王都上層へと流通することになる。
今やユートの存在は、「名もなき薬師」として密かに噂され始めていた。
---
【数日後・王都 自宅・ラミアからの報告】
---
「ユート、商会から手紙。……売れたってさ」
ラミアが片手に小さな封筒を持ち、庭で魔力制御の訓練をしていたユートに声をかけた。
封は金色の蝋で丁寧に留められており、ライネル商会の紋章が刻まれていた。
---
【手紙の内容(ライネルより)】
---
> 拝啓 ユート様(※匿名維持のため名前は記載なし)
このたびご提供いただきました上級ポーション10本、すべて販売が完了いたしました。
ご指定通り、購入先は王都内の騎士団本部・聖堂医療室・公爵家の一門など、信頼ある者に限定いたしました。
お支払い総額は金貨12,000枚×10本=120,000枚。
手数料と安全取引の諸経費を差し引き、金貨110,000枚をあなた様のギルド口座へ入金済みです。
また、感謝の意を込めた手紙が複数届いておりますが、匿名希望とのことでご報告のみに留めます。
なお、現在王都の上層部では「正体不明の薬師」の噂が急速に広がっております。
ご注意のうえ、慎重な行動をお願いいたします。
変わらぬ信頼を込めて――
ライネル・ロッセ
---
「……金貨十一万。相変わらず破格だな」
ユートは手紙を読みながら、肩をすくめた。
これでギルド口座の残高は金貨14万を超えた。
それだけの価値があるものを、自分が作れる――いや、持ってこられることに、改めて現実味が湧く。
「でも……“噂”になってるのは気になるわね」
ラミアが言った。
「今はまだ正体が割れてない。でも、これ以上目立てば、どこかの貴族や研究者が嗅ぎつけるかも」
「……わかってる。だから、これ以上は慎重にやる」
ユートは自分の中で、線を引いた。
必要なぶんだけ。必要な人にだけ。拡大はしない。
---
その夜。
ユートは一人、星空の下で、魔法袋に残る上級ポーションの残り20本を見つめていた。
「――使いどころを、間違えちゃいけないな」
それは金よりも価値ある、“救い”だった。
ユートは魔法袋を腰に下げ、ラミアと並んで門を出た。
「準備はいいか?」
「もちろん。酒は持ってるし、ツルハシも軽量化してる。あとは、あんたが変なとこに転移しなきゃいいだけ」
「……俺の転移は精密だぞ?」
「前にクマの群れの中に降りたやつが何か言ってる」
「……反論できない」
軽口を叩きながらも、ユートは集中し、目的の地を思い浮かべる。
――以前見つけた鉱脈の側。ラミアが「もっと奥に行けば宝石層がある」と言っていた場所。
「転移するぞ」
「はいはい。落ちる場所だけは頼むよ~」
---
目の前に広がるのは、黒岩がむき出しになった断崖と、うねるように重なった岩の層。
魔力が薄く漂うこの土地は、普通の冒険者ではたどり着けないような奥地だった。
「お、今回はマシな所に降りたな」
「信じろっての……さて、今日はどこを掘るんだ?」
ラミアは地面に膝をつき、土を指でこすり取り、匂いを嗅ぐ。
そして、岩肌に耳を当てて、しばらく目を閉じた。
「――こっちだ」
まるで獣のような嗅覚と、職人のような直感が、ユートの転移では到底真似できない“地の導き”を見つける。
岩を削り、掘り進めること約2時間。
ラミアがピタリと手を止めた。
「来てる来てる……こっから先は慎重に」
ユートが魔力感知で探ってみると、確かに淡い魔力反応が密集している層がすぐそこにあった。
「行くぞ……!」
《エンチャントツルハシ》を構え、一気に岩を崩す。
パァンッという乾いた音とともに、透明な結晶と、色づいた原石が光を反射する。
「――出たな」
「……宝石層だ」
小ぶりながら、色味の濃いルビーと、淡く揺れるアクアマリン。
さらにラミアがひとつひとつ確認しながら、丁寧に包んでいく。
「これ、全部持ってけば軽く金貨数百はいく。……いい日だな」
「地道に拾って、王都で換金だな。無理はしないで、今日はこのくらいにしておこう」
「えらい。冒険者に必要なのは金じゃなくて、“引き際の判断”だよ」
こうして、ユートとラミアは新たな宝石の収穫を終え、再び王都へと戻るのだった。
---
再び訪れた、薬草と煙草の匂いが混じる古びた木造の小屋。
扉を叩くと、少しして中からゼネ・アルドが顔を出す。
「ほう、また来たか。……今度は何本分だ?」
ユートは魔法袋から、瓶詰めの市販ポーションと、封印した**命樹の芽(めいじゅのめ)**を取り出す。
「命樹の芽は3つある。つまり――上級ポーションを30本、頼みたい」
「ふむ……素材の質は変わってないな。報酬は?」
「ああ、報酬は金貨30枚で。口外しないって条件も、変わらずで。」
「わかってる。俺がしゃべるとでも?」
ゼネはぶっきらぼうに言いながらも、嬉しそうにニヤリと笑い、作業台へと向かう。
【調合期間:2日間】
ユートはラミアと交代で素材の管理や環境の調整を手伝い、火加減や魔力調整の場面では念入りに集中した。
ゼネが言う。
「前にも言ったが、これはただの調合じゃない。
命の流れを一度壊して、組み直すようなもんだ。手間も魔力も、根気も要る」
その言葉通り、仕上げ段階では魔法陣を通した魔力の注入が必要だった。
ユートが自身の魔力を緻密に流し込み、ゼネがそれを精製器へと注ぐ。
---
三日目の夕刻、陽が傾くころ。
ゼネが慎重に最後の瓶の栓を閉じた。
テーブルには、黄金色の輝きを放つガラス瓶が30本、ずらりと並んでいた。
「……間違いなく、上級ポーションだ。文句のつけようはない」
ユートは小さく息を吐き、すべての瓶を魔法袋へと収める。
「すまないな。」
「必要なときに、必要な奴のもとへ。……それでいい」
ゼネは最後にひとつ、自分の分の瓶を手に取り、奥の棚にしまった。
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こうしてユートは、新たな30本の上級ポーションを手に入れた。
その一本一本が、命を救う“奇跡”になり得る力を秘めている。
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重厚な扉の奥、深紅の絨毯と香木の香りが漂う応接室。
ユートとラミアが姿を見せると、ライネル・ロッセ当主はすぐに立ち上がって微笑んだ。
「またお目にかかれて光栄です。……今日は、例の“お品”でしょうか?」
「――ああ。今回は10本、頼みたい」
ユートは魔法袋から、封印付きの木箱を静かに差し出す。
ライネルはすぐに魔力で封を確認し、頷いた。
「状態は完璧ですね。前回の購入者たちからは感謝の手紙が複数届いております。中には“もう一本でも手に入るなら”という者もおりました」
「価格は、前と同じで構わない。ただし、買い手は選んでくれ」
「もちろん。王都の上層と、信頼できる治癒施設に限定して販売します。
買い手の身元確認も、私どもで責任を持って行います」
---
ラミアが軽く肘でユートをつつく。
「ほら、伝説の薬師さん。言っとくことは?」
ユートは小さく息を吐いた。
「今回も“匿名”で。出所は話さないように。
これはただの金稼ぎじゃない。必要な人のところへ届けば、それでいい」
「了解しました。前回同様、“古代倉庫にあった在庫品”という扱いで進めます。
……これ以上の偽物が出回らないよう、私どもでも十分に警戒いたします」
---
ライネルは木箱を両手で抱え、誇らしげに言った。
「これが、また誰かの命を繋ぐでしょう。私たちは、その橋渡しを全力で果たします」
「頼んだ」
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こうして、新たな10本の上級ポーションは、ライネル商会の手によって王都上層へと流通することになる。
今やユートの存在は、「名もなき薬師」として密かに噂され始めていた。
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【数日後・王都 自宅・ラミアからの報告】
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「ユート、商会から手紙。……売れたってさ」
ラミアが片手に小さな封筒を持ち、庭で魔力制御の訓練をしていたユートに声をかけた。
封は金色の蝋で丁寧に留められており、ライネル商会の紋章が刻まれていた。
---
【手紙の内容(ライネルより)】
---
> 拝啓 ユート様(※匿名維持のため名前は記載なし)
このたびご提供いただきました上級ポーション10本、すべて販売が完了いたしました。
ご指定通り、購入先は王都内の騎士団本部・聖堂医療室・公爵家の一門など、信頼ある者に限定いたしました。
お支払い総額は金貨12,000枚×10本=120,000枚。
手数料と安全取引の諸経費を差し引き、金貨110,000枚をあなた様のギルド口座へ入金済みです。
また、感謝の意を込めた手紙が複数届いておりますが、匿名希望とのことでご報告のみに留めます。
なお、現在王都の上層部では「正体不明の薬師」の噂が急速に広がっております。
ご注意のうえ、慎重な行動をお願いいたします。
変わらぬ信頼を込めて――
ライネル・ロッセ
---
「……金貨十一万。相変わらず破格だな」
ユートは手紙を読みながら、肩をすくめた。
これでギルド口座の残高は金貨14万を超えた。
それだけの価値があるものを、自分が作れる――いや、持ってこられることに、改めて現実味が湧く。
「でも……“噂”になってるのは気になるわね」
ラミアが言った。
「今はまだ正体が割れてない。でも、これ以上目立てば、どこかの貴族や研究者が嗅ぎつけるかも」
「……わかってる。だから、これ以上は慎重にやる」
ユートは自分の中で、線を引いた。
必要なぶんだけ。必要な人にだけ。拡大はしない。
---
その夜。
ユートは一人、星空の下で、魔法袋に残る上級ポーションの残り20本を見つめていた。
「――使いどころを、間違えちゃいけないな」
それは金よりも価値ある、“救い”だった。
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