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第3章
異世界へ連れて行った理由
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【地下控え室・通路】
地下闘技場のリング裏。観客たちがざわめきと歓声を上げる中、バルトは鼻にティッシュを詰め、フラつく足取りで修一の背中を追っていた。
「……ていうか……話すの、最初っからでよかったんじゃ……?」
「遅ぇよ。全部忘れてぶん殴ってたのお前だろ」
控え室前でユートとティナが待っていた。
修一が仮面を外したまま現れると、ティナが小声で息を呑む。
「あの人が……」
「うん。俺をこの世界に連れてきた、おっさん……“藤堂修一”。」
修一はドアを開けて軽く手招きした。
「中で話すぞ。久しぶりだな、ユート。」
---
【控え室・私室エリア】
地下の控え室というには異様に広く整備された個室。
レザーソファにウッド調のローテーブル、壁には闘技場歴代王者の写真――一番新しい額には「魔王」のリングネーム。
「座れ。……まずは、あの試合、お疲れさん」
バルトがボロボロの状態でどっかりと座り込む。
「つっっ……肋骨、折れてねぇかな……」
「さすがに手加減はしてたぞ」
「マジで? あれで?」
修一は水を3本取り出して並べたあと、ユートをまっすぐ見た。
「で、お前……よくここまで来たな。しかも、2人も連れて」
「話がある。聞いてもらいたい」
ユートが静かに告げると、修一はソファに背を預けて腕を組んだ。
「……全部話せ。どう生きてきたか、今どうしてるか、お前が知りたいこと。全部な」
---
ユートは深呼吸して、言葉を選びながら語り始めた。
異世界で目覚めた日のこと、魔法の使い方を覚えたこと、仲間と出会い、戦い、そして今“街を作っている”こと。
ティナとバルトがその過程でどれだけの絆を結んできたか。
この世界とあの世界、どちらにも“責任”があると感じ始めたこと。
そして――なぜ、今、修一に会いに来たのか。
「……俺は、知りたい。あの時、なぜ俺だったのか。なぜ異世界へ連れて行かれたのか。そして――あの世界に何があるのか」
修一はしばらく黙っていた。
空調の音すら止まったかのような静寂の中、ふっと目を伏せる。
「……お前に言ってなかったな。あの日、お前を選んだ理由」
ユートが静かにうなずく。
「俺は、“選んだ”んじゃない。“助けた”だけだ」
「……え?」
「お前、覚えてるだろ。車に跳ねられて、川に落ちた。あのとき、もう一歩遅れてたら死んでたぞ」
「……確かに。でも、それと異世界は……」
「お前、意識が混濁してたとき、呟いたんだよ。“もう一度、全部やり直したい”ってな」
ユートの目が見開かれる。
「俺は、元々異世界に行ける。だから、お前を“そっちで生かした”。
ただの助け舟のつもりだった。あとは自分で選べって」
ユートは言葉を失い、少しだけ顔を伏せた。
静かに、深く考え込むように。
その沈黙を破ったのは、ティナだった。
「でも――ユートはちゃんと生きてきたわ。そっちの世界で。だから今、こうしてここにいる」
「……そうか」
修一は微かに笑った。
「なら、そろそろ“こっちの事情”も話してやるか」
彼の目が鋭くなり、静かな声で言った。
「――あの世界。今、何かが動いている。俺も、それを探ってる最中だ」
---
【地下控え室・藤堂修一の語り】
修一は水の入ったグラスを手に取り、しばし無言のまま眺めていた。
ユートもバルトもティナも、その口から語られる“真実”を待つように黙していた。
そして――彼は、語り始めた。
「……俺が、あの世界に行ったのは、今から20年前だ」
静かな声が、空間を引き締めた。
「王国によって召喚された“5人の日本人”のうちの一人だった。
そのうち4人は、最初から選ばれていた。“特別な力”を持った勇者としてな。
時間停止。不死性。因果支配。未来干渉――そんな規格外のスキル持ちだった」
ユートの喉が無意識に鳴った。
「……俺だけは、違った。事故で巻き込まれた“ただの一般人”だった」
修一は、わずかに肩をすくめた。
「魔力も才能もスキルもなかった。だから、王国でもあまり相手にされなかったよ。
“勇者じゃない人間”は、召喚されたってだけで、異物でしかないんだ」
「それでも、王都を出て、静かに暮らすことはできた。……あの時は、ほんとに穏やかだったな。
村の一角で、農作業を手伝って……人間らしく生きてた」
彼の目が、遠くを見つめていた。
「妻ができた。子供も生まれた。……もう“帰る”つもりなんてなかったよ。
だけど――魔王軍が来た」
バルトとティナの表情が固くなる。
「勇者たちは遠征中だった。王国に穴が開いた状態で、魔王軍の斥候が俺の村を襲ったんだ。
俺の目の前で……妻も、子も、焼かれて、切り裂かれて、殺された」
拳が、ギュッとソファの縁を握りしめる。
「その瞬間、俺の中で、何かが壊れた。“どうせ無力なんだ”と諦めてた俺が、
“力がなきゃ、守れない”と気づいた瞬間でもあった」
「……それから……地獄みたいな鍛錬だった。剣、格闘、戦術、魔法……とにかく死ぬほど鍛えた。
生き残るためでも、強くなるためでもない。ただ、“復讐するため”だけに生きた」
ティナが小さくつぶやく。
「……それで……勇者たちは?」
「魔王との最初の戦いで――全員、死んだ。どれだけ強くても、力を過信して孤立して……な」
「俺は仲間を集めた。勇者じゃない、ただの兵士や冒険者や魔術師――それでも信じられる奴らを。
その仲間と共に、王国を守り、魔王軍を食い止めた」
「けどな、ほとんどが……帰らなかった。
最後は俺一人、魔王の元へ向かったよ。たった一人で」
静かに水を口に含み、語調を落とす。
「魔王との戦いは……もう、覚えてない部分もある。気づいたら、俺は勝って、生き残ってた」
---
数秒の沈黙。
ユートは、その声を壊さないように問うた。
「……それで、地球に?」
「ああ。魔王を倒したあと、王国から勲章もらって、自由になった。
それで、異世界にあった古代の転移術を応用して……帰還を果たした」
修一は自嘲気味に笑った。
「地球に戻った俺は、“異世界の物”を売って、莫大な金を手に入れた。
でもな、意味がなかった。金があっても、幸せだった日々は戻らない。
何度も死のうかと思った。妻と子がいる“あの世”に行こうかと」
「――その時、お前に出会ったんだ、ユート。」
ユートの目が、大きく見開かれた。
「お前が、川に落ちかけて……必死にもがいて、苦しんで。
俺は、あの時の自分を重ねた。放っておけなかった。
だから、助けたんだ。そして、“もう一度チャンスをやろう”と思った」
バルトが低く息を吐いた。
「そのチャンスが……ユートの異世界送りってわけか」
「そうだ。力を付けろ。“守れる者”になれ。俺ができなかったことを――お前が果たしてくれたらと思った」
---
部屋は静まり返っていた。
修一は目を伏せたまま、ぽつりとつぶやいた。
「けどな……最近になって、“あの世界”でまた不穏な動きがある。魔王の残党か、あるいは別の何か……
王国が、また静かに揺れている」
ユートは深く頷いた。
「――俺も、その気配は感じてる。だから今、“街を作ってる”。
戦うだけじゃない、守るための手段を持ちたいと思ってる」
修一の目が細められる。
「……お前、変わったな。前はもっと頼りなかったのに」
「師匠の背中がデカかっただけだよ」
そう言って、2人の間に静かな笑みが交わされた。
---
地下闘技場のリング裏。観客たちがざわめきと歓声を上げる中、バルトは鼻にティッシュを詰め、フラつく足取りで修一の背中を追っていた。
「……ていうか……話すの、最初っからでよかったんじゃ……?」
「遅ぇよ。全部忘れてぶん殴ってたのお前だろ」
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修一が仮面を外したまま現れると、ティナが小声で息を呑む。
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修一はドアを開けて軽く手招きした。
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地下の控え室というには異様に広く整備された個室。
レザーソファにウッド調のローテーブル、壁には闘技場歴代王者の写真――一番新しい額には「魔王」のリングネーム。
「座れ。……まずは、あの試合、お疲れさん」
バルトがボロボロの状態でどっかりと座り込む。
「つっっ……肋骨、折れてねぇかな……」
「さすがに手加減はしてたぞ」
「マジで? あれで?」
修一は水を3本取り出して並べたあと、ユートをまっすぐ見た。
「で、お前……よくここまで来たな。しかも、2人も連れて」
「話がある。聞いてもらいたい」
ユートが静かに告げると、修一はソファに背を預けて腕を組んだ。
「……全部話せ。どう生きてきたか、今どうしてるか、お前が知りたいこと。全部な」
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ユートは深呼吸して、言葉を選びながら語り始めた。
異世界で目覚めた日のこと、魔法の使い方を覚えたこと、仲間と出会い、戦い、そして今“街を作っている”こと。
ティナとバルトがその過程でどれだけの絆を結んできたか。
この世界とあの世界、どちらにも“責任”があると感じ始めたこと。
そして――なぜ、今、修一に会いに来たのか。
「……俺は、知りたい。あの時、なぜ俺だったのか。なぜ異世界へ連れて行かれたのか。そして――あの世界に何があるのか」
修一はしばらく黙っていた。
空調の音すら止まったかのような静寂の中、ふっと目を伏せる。
「……お前に言ってなかったな。あの日、お前を選んだ理由」
ユートが静かにうなずく。
「俺は、“選んだ”んじゃない。“助けた”だけだ」
「……え?」
「お前、覚えてるだろ。車に跳ねられて、川に落ちた。あのとき、もう一歩遅れてたら死んでたぞ」
「……確かに。でも、それと異世界は……」
「お前、意識が混濁してたとき、呟いたんだよ。“もう一度、全部やり直したい”ってな」
ユートの目が見開かれる。
「俺は、元々異世界に行ける。だから、お前を“そっちで生かした”。
ただの助け舟のつもりだった。あとは自分で選べって」
ユートは言葉を失い、少しだけ顔を伏せた。
静かに、深く考え込むように。
その沈黙を破ったのは、ティナだった。
「でも――ユートはちゃんと生きてきたわ。そっちの世界で。だから今、こうしてここにいる」
「……そうか」
修一は微かに笑った。
「なら、そろそろ“こっちの事情”も話してやるか」
彼の目が鋭くなり、静かな声で言った。
「――あの世界。今、何かが動いている。俺も、それを探ってる最中だ」
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【地下控え室・藤堂修一の語り】
修一は水の入ったグラスを手に取り、しばし無言のまま眺めていた。
ユートもバルトもティナも、その口から語られる“真実”を待つように黙していた。
そして――彼は、語り始めた。
「……俺が、あの世界に行ったのは、今から20年前だ」
静かな声が、空間を引き締めた。
「王国によって召喚された“5人の日本人”のうちの一人だった。
そのうち4人は、最初から選ばれていた。“特別な力”を持った勇者としてな。
時間停止。不死性。因果支配。未来干渉――そんな規格外のスキル持ちだった」
ユートの喉が無意識に鳴った。
「……俺だけは、違った。事故で巻き込まれた“ただの一般人”だった」
修一は、わずかに肩をすくめた。
「魔力も才能もスキルもなかった。だから、王国でもあまり相手にされなかったよ。
“勇者じゃない人間”は、召喚されたってだけで、異物でしかないんだ」
「それでも、王都を出て、静かに暮らすことはできた。……あの時は、ほんとに穏やかだったな。
村の一角で、農作業を手伝って……人間らしく生きてた」
彼の目が、遠くを見つめていた。
「妻ができた。子供も生まれた。……もう“帰る”つもりなんてなかったよ。
だけど――魔王軍が来た」
バルトとティナの表情が固くなる。
「勇者たちは遠征中だった。王国に穴が開いた状態で、魔王軍の斥候が俺の村を襲ったんだ。
俺の目の前で……妻も、子も、焼かれて、切り裂かれて、殺された」
拳が、ギュッとソファの縁を握りしめる。
「その瞬間、俺の中で、何かが壊れた。“どうせ無力なんだ”と諦めてた俺が、
“力がなきゃ、守れない”と気づいた瞬間でもあった」
「……それから……地獄みたいな鍛錬だった。剣、格闘、戦術、魔法……とにかく死ぬほど鍛えた。
生き残るためでも、強くなるためでもない。ただ、“復讐するため”だけに生きた」
ティナが小さくつぶやく。
「……それで……勇者たちは?」
「魔王との最初の戦いで――全員、死んだ。どれだけ強くても、力を過信して孤立して……な」
「俺は仲間を集めた。勇者じゃない、ただの兵士や冒険者や魔術師――それでも信じられる奴らを。
その仲間と共に、王国を守り、魔王軍を食い止めた」
「けどな、ほとんどが……帰らなかった。
最後は俺一人、魔王の元へ向かったよ。たった一人で」
静かに水を口に含み、語調を落とす。
「魔王との戦いは……もう、覚えてない部分もある。気づいたら、俺は勝って、生き残ってた」
---
数秒の沈黙。
ユートは、その声を壊さないように問うた。
「……それで、地球に?」
「ああ。魔王を倒したあと、王国から勲章もらって、自由になった。
それで、異世界にあった古代の転移術を応用して……帰還を果たした」
修一は自嘲気味に笑った。
「地球に戻った俺は、“異世界の物”を売って、莫大な金を手に入れた。
でもな、意味がなかった。金があっても、幸せだった日々は戻らない。
何度も死のうかと思った。妻と子がいる“あの世”に行こうかと」
「――その時、お前に出会ったんだ、ユート。」
ユートの目が、大きく見開かれた。
「お前が、川に落ちかけて……必死にもがいて、苦しんで。
俺は、あの時の自分を重ねた。放っておけなかった。
だから、助けたんだ。そして、“もう一度チャンスをやろう”と思った」
バルトが低く息を吐いた。
「そのチャンスが……ユートの異世界送りってわけか」
「そうだ。力を付けろ。“守れる者”になれ。俺ができなかったことを――お前が果たしてくれたらと思った」
---
部屋は静まり返っていた。
修一は目を伏せたまま、ぽつりとつぶやいた。
「けどな……最近になって、“あの世界”でまた不穏な動きがある。魔王の残党か、あるいは別の何か……
王国が、また静かに揺れている」
ユートは深く頷いた。
「――俺も、その気配は感じてる。だから今、“街を作ってる”。
戦うだけじゃない、守るための手段を持ちたいと思ってる」
修一の目が細められる。
「……お前、変わったな。前はもっと頼りなかったのに」
「師匠の背中がデカかっただけだよ」
そう言って、2人の間に静かな笑みが交わされた。
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