この異世界、ステータスがなんかおかしい!

snn

文字の大きさ
8 / 24

8話  

しおりを挟む
 眩しい。そう感じて目を開けると俺は巨大な木の下にいた。
 これがデジャブってやつか!
 ただ、今日は前回ここで目を覚ましたときとは大きく違う点があるのだ。
 そう。今度は目の前に美少女が座って、まるで仲間にしてくれと言っているかのようにしっかりとこちらを見ている。
 「ヒヨリ、おはよう!」
 「お、おはよう…」
 なぜかヒヨリの頬がほんのり赤い。何かあったのだろうか?
 なにか…なにか……
 あっ…
 ……
 ここは覚えてない感じにしておこう…
 「朝食買いに行くか。」
 「そう、ですね...行きましょ...」
 
 そうして俺たちは昨日残ったお金を使い、朝食をとった。

 「これ食べて今日も一緒に頑張りましょう。」
 「そうだな。今日は時間もあることだし、昨日より難しいクエストをしてみたいな。ヒヨリはどう思う?」
 「ちょっとこわいですけど、頑張ります。」
 もちろん急に難易度の高いのを受けたりはしない。
 だが何かしら変化は必要になるだろう。今後のために。
 
 そして朝食後、俺たちはクエスト掲示板へ向かった。
 今回は星2を見てみるか。
 なにかいいクエな~いっかな~。
 星2クエストは西の森でのクエストがほとんどなようだ。
 キノコ採り。
 ウサギ狩り。
 ヘビを生け捕り。
 熊狩り。
 鹿の角。
 正直どれもヘビーな仕事だ。ヘビ狩りだけに。ごめんなさい。
 「アキト、これはどうです?」
 「どれどれ。おお!タケノコ採りかぁ。」
 「報酬は25~30センチのタケノコ8本で8000Gですよ!」
 「なかなかいい報酬じゃないか!でも西の森って危険じゃないのか?」
 「昼の森は比較的安全みたいですよ。魔物は基本的にでないみたいですし、動物にさえ気を付ければ大丈夫だと思います。」
 「よし。今日はこのクエストを受けよう。」

 そして俺たちは、カウンターへクエスト用紙を出しに向かった。
 「スピカさん、おはようございます。」
 「おっはよー!今日もお仕事頑張ってくださーい。」
 「はい。今日はこのクエストをお願いします!」
 「了解でーす!えーっと、このクエストは重複可能クエストになってます。」
 「ええっと、重複可能クエストってなんですか?」
 「例えばこのクエストでいうと、タケノコ8本がクリア条件なんですけど、16本採ってきても大丈夫ってことです。もちろんその分の報酬はちゃんと出まーす!」
 なるほど。かなり便利な制度だな。穴場を見つければボロ儲けってことか。ウヒヒヒヒ
 「ヒヨリ、今回の目標は24本ってことで。」
 「そんなに採れないと思うんですが…まあ、あくまで目標ってことで。」
 「お二人にはギルドからタケノコを入れるカゴと掘り出すためのシャベルをお貸ししまーす。」
 「ギルドから道具借りられるんですね。」
 「厳密に言うとクエストの依頼者から貸し出しているものですので、なくしたら弁償ですよ!」
 「なくさないように善処します…」

 そんなこんなで道具を借りた俺とヒヨリは街の西にある森へと向かう。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜

namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。 かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。 無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。 前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。 アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。 「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」 家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。 立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。 これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~

Ss侍
ファンタジー
 "私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。  動けない、何もできない、そもそも身体がない。  自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。 ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。  それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!

異世界で幸せに~運命?そんなものはありません~

存在証明
ファンタジー
不慮の事故によって異世界に転生したカイ。異世界でも家族に疎まれる日々を送るがある日赤い瞳の少年と出会ったことによって世界が一変する。突然街を襲ったスタンピードから2人で隣国まで逃れ、そこで冒険者となったカイ達は仲間を探して冒険者ライフ!のはずが…?! はたしてカイは運命をぶち壊して幸せを掴むことができるのか?! 火・金・日、投稿予定 投稿先『小説家になろう様』『アルファポリス様』

毒舌アイドルは毒の魔物に転生する。

馳 影輝
ファンタジー
毒舌を売りにして芸能界で活躍できる様になった。 元々はアイドルとしてデビューしたが、ヒラヒラの衣装や可愛い仕草も得意じゃ無かった。 バラエティーの仕事を貰って、毒舌でキャラを作ったらこれがハマり役で世間からのウケも良くとんとん拍子で有名人になれた。 だが、自宅に帰ると玄関に見知らぬ男性が立っていて私に近づくと静かにナイフで私を刺した。 アイドル時代のファンかも知れない。 突然の事で、怖くて動けない私は何度も刺されて意識を失った。 主人公の時田香澄は殺されてしまう。 気がつくとダンジョンの最下層にポイズンキラーとい魔物に転生する。 自分の現象を知りショックを受けるが、その部屋の主であるリトラの助言により地上を目指す。 ダンジョンの中で進化を繰り返して強くなり、人間の冒険者達が襲われている所に出くわす。 魔物でありながら、擬態を使って人間としても生きる姿や魔王種への進化を試みたり、数え切れないほどの激動の魔物人生が始まる。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

処理中です...