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そして週末。目覚まし時計のけたたましい音とともに那由はベッドから飛び起きた。那由は急いで寝巻から普段着へと着替えながら姿見を見て髪を撫でつける。必死に手櫛で寝ぐせを直そうとするが、どうにも苦戦している様子だった。
「那由。起きてるか?」
「起きとる起きとる。大丈夫やけん」
部屋の外から聞こえる心配そうな声に焦るように答える那由。とうとう部屋で寝ぐせを直すことを諦めたのか、クリーム色をしたキャップ帽をかぶって部屋の扉を開ける。
「宗祇さん、ちょっとここで待っとって」
「はいよ」
那由にジト目で言いつけられた宗祇は、ちらりと那由の頭に視線を移して帽子からはみ出す寝ぐせを見ると口元を押さえて笑いを堪えた。那由も宗祇の様子に気付いたようだったが、自分からそれに触れるのは悪手だと思ったのかそのまま何も言わずに階段を駆け下りて洗面所へと向かう。待ちぼうけをくらった宗祇は壁にもたれかかって目を瞑ると、思い出し笑いで口元を緩ませていた。
洗面所に着いた那由は、そこにいた先客を見て顔をしかめる。
「お姉ちゃん、なんでおるん」
顔を洗っていた真由はタオルでさっと水を拭きとると、しかめっ面の那由と違って嬉しそうに笑う。
「私も一応ここに住んでるからねー。免許証見せよっか? ちゃんと住所書いてるよ?」
にやにやと笑いながら話す真由の姿に那由は苛立ちを隠さずに言い放った。
「そんなんどうでも良いけん、顔洗い終わったんやったら早よのいて」
「はいはーい。てか、那由が休みの日に早起きするなんて珍しいね」
「もう十時やし」
「そっか」
文句のように言う那由だったが、真由は懲りずに話し掛け続ける。洗濯機にもたれかかってリラックスしており、まるでしばらくここにいると意思表示しているかのようだった。
「なに? もしかしてデート? 彼氏ができたんなら紹介してー」
「違うけん。一人で映画行くだけ」
「いつもは目立たない程度にしか寝ぐせ直さないのに? ふーんそっかー」
一人で映画を見に行くだけではないことを確信しているかのような言い草で真由は口元を緩ませる。那由は真由の顔を視界に入れないようにしていたが、その台詞を聞いて我慢できなくなったのか勢いよく顔を向けて睨み付けた。
「別に良いやん。お姉ちゃんうっさい」
不機嫌極まった那由はそう言ってドライヤーの風を真由に向ける。しかし、真由は何の抵抗もせずに涼しげな顔で棒読みなリアクションを取るだけだった。
「那由、あつーい」
真由の態度に諦めの表情を浮かべる那由はため息をついて寝ぐせを直す作業に戻る。どうにか髪の毛がまとまって満足した那由に、真由はぐっと握りこぶしを差し出す。
「なに?」
「高校の時から使ってる私の愛車の鍵。流石に映画行くなら自転車使った方がいいでしょ」
そう言われて那由は両手でお椀を作って真由の拳の下にかざす。鈴の音とともに那由の手の上に落ちた自転車の鍵には古びたキーホルダーが付けられていた。
「ありがと」
素直にお礼を言う那由に、真由は嬉しそうに言葉を口にする。
「そのキーホルダー覚えてる?」
「アザラシ?」
真由が指をさした先を見て那由は首を傾げる。皆目見当がつかないといった表情だ。その顔を見て真由は続けて言った。
「那由が小学校のときに行った修学旅行のお土産。うみたまごのトド」
「トドやったんや。全然覚えてない」
「貰った方は覚えてるもんよ」
真由はそう言って那由の頭をガシガシと撫でながら声を上げて笑った。
「あー! せっかく直したのに! お姉ちゃんのバカ!」
「あははははっ!」
那由は笑いながら去っていく真由の方も見ずに洗面台に向くと、ぐしゃぐしゃにされた髪の毛を必死で元に戻していた。
髪が整うと、那由は廊下を走り階段を駆け上がる。そして部屋の前で腕を組んで待っている宗祇に小さく囁くような声で話し掛けた。
「行くよ」
「あれ? 帽子は?」
「……やっぱり今日は帽子の気分じゃないかなーって」
「帽子も似合ってると思うけどね」
「もうっ! うるさいっ!」
照れて顔を赤くする那由は通り抜けると分かっていて宗祇の脇腹を指で強く刺す。
「うぉぉぉいぃぃ!」
感触もないはずなのに必死で避ける宗祇を見て満足したのか、那由は満面の笑みで階段を降り始めた。それに付いて行くように溜息を吐きながら宗祇はゆっくりと歩く。
玄関をくぐって外へ出ると、残暑どころではない熱さに那由の表情が曇る。空には雲一つない絶好の外出日和。そのおかげでアスファルトは焼け、気温も三十度を超えていた。那由から少し遅れて外に出た宗祇は、そんな彼女と違って涼しげな表情を浮かべている。
「宗祇さん、暑くないん?」
出会った時から変わらない長袖ワイシャツとスラックス姿。半袖にホットパンツ姿の那由からしてみれば見ているだけで暑いと感じてしまうほど。
「幽霊になってから暑さも寒さも感じないんだよね」
「えーずるいー」
そう言ってうなだれる那由は一歩一歩ゆっくりと自転車に足を進めて真由から預かった自転車の鍵を使う。真由が高校の時から使っていたという通学自転車は、鍵も古くなっているようでなかなか動かない。那由がしばらくガチャガチャ鍵と格闘していると、錆びついた金属同士がこすれる嫌な音を立ててロックが外れた。
「よし。あ……」
鍵を開けて一息ついた那由は振り返って宗祇の方を見ると、何かを思い出したかのように間抜けな声を出した。それに釣られるようにして宗祇も首を傾げている。
「自転車一台しかない……。宗祇さん走る?」
守護霊相手とはいえ、あまりに雑な対応に宗祇は声を出して笑って答えた。
「別に疲れない身体だから大丈夫だけど……。二人乗りすれば良いんじゃない?」
「え、でも宗祇さんって物に触れんのやなかっ……あ」
那由は言いかけた言葉を何かを思い出すようにして飲み込んだ。図らずしも宗祇も同じことを考えていたようで、那由に説明するように話す。
「昨日の椅子みたいにさ。意識を変えれば乗れたりするんじゃないかなって。昨日の夜も色々と壁にもたれかかる練習したりして、少しはコントロールできるようになったみたいだしさ」
「やけど二人乗りは法律違反やけんいかんって」
「俺には重さもないし、後ろに乗ってる人が危ないっていうならそもそも俺は死んでる。それに……」
「それに?」
「警察に二人乗りしてるなんてばれない」
「でも、いかんかったら降りてもらう」
「その時は走るよ」
宗祇が言うと、那由は観念したように自転車を押して道路まで出るとまたがる。その後ろでゆっくりと意識を集中しながら荷台に乗る宗祇。二人乗りだというのに後輪のタイヤが沈む様子もない。
「乗った? 乗った? ホントに乗っとる?」
「大丈夫。ちゃんと乗ってる」
「落ちても知らんけんね」
「もしかして那由って二人乗りしたことない?」
「しゅっぱーつ!」
宗祇の問いかけに答えずに那由はペダルを思い切り踏みしめて進み始めた。気合を入れていた那由だが、自転車は普段一人で乗っている時と何一つ変わらずスムーズに走るのだった。古くなって少しだけ軋む音を立てながら。
「那由。起きてるか?」
「起きとる起きとる。大丈夫やけん」
部屋の外から聞こえる心配そうな声に焦るように答える那由。とうとう部屋で寝ぐせを直すことを諦めたのか、クリーム色をしたキャップ帽をかぶって部屋の扉を開ける。
「宗祇さん、ちょっとここで待っとって」
「はいよ」
那由にジト目で言いつけられた宗祇は、ちらりと那由の頭に視線を移して帽子からはみ出す寝ぐせを見ると口元を押さえて笑いを堪えた。那由も宗祇の様子に気付いたようだったが、自分からそれに触れるのは悪手だと思ったのかそのまま何も言わずに階段を駆け下りて洗面所へと向かう。待ちぼうけをくらった宗祇は壁にもたれかかって目を瞑ると、思い出し笑いで口元を緩ませていた。
洗面所に着いた那由は、そこにいた先客を見て顔をしかめる。
「お姉ちゃん、なんでおるん」
顔を洗っていた真由はタオルでさっと水を拭きとると、しかめっ面の那由と違って嬉しそうに笑う。
「私も一応ここに住んでるからねー。免許証見せよっか? ちゃんと住所書いてるよ?」
にやにやと笑いながら話す真由の姿に那由は苛立ちを隠さずに言い放った。
「そんなんどうでも良いけん、顔洗い終わったんやったら早よのいて」
「はいはーい。てか、那由が休みの日に早起きするなんて珍しいね」
「もう十時やし」
「そっか」
文句のように言う那由だったが、真由は懲りずに話し掛け続ける。洗濯機にもたれかかってリラックスしており、まるでしばらくここにいると意思表示しているかのようだった。
「なに? もしかしてデート? 彼氏ができたんなら紹介してー」
「違うけん。一人で映画行くだけ」
「いつもは目立たない程度にしか寝ぐせ直さないのに? ふーんそっかー」
一人で映画を見に行くだけではないことを確信しているかのような言い草で真由は口元を緩ませる。那由は真由の顔を視界に入れないようにしていたが、その台詞を聞いて我慢できなくなったのか勢いよく顔を向けて睨み付けた。
「別に良いやん。お姉ちゃんうっさい」
不機嫌極まった那由はそう言ってドライヤーの風を真由に向ける。しかし、真由は何の抵抗もせずに涼しげな顔で棒読みなリアクションを取るだけだった。
「那由、あつーい」
真由の態度に諦めの表情を浮かべる那由はため息をついて寝ぐせを直す作業に戻る。どうにか髪の毛がまとまって満足した那由に、真由はぐっと握りこぶしを差し出す。
「なに?」
「高校の時から使ってる私の愛車の鍵。流石に映画行くなら自転車使った方がいいでしょ」
そう言われて那由は両手でお椀を作って真由の拳の下にかざす。鈴の音とともに那由の手の上に落ちた自転車の鍵には古びたキーホルダーが付けられていた。
「ありがと」
素直にお礼を言う那由に、真由は嬉しそうに言葉を口にする。
「そのキーホルダー覚えてる?」
「アザラシ?」
真由が指をさした先を見て那由は首を傾げる。皆目見当がつかないといった表情だ。その顔を見て真由は続けて言った。
「那由が小学校のときに行った修学旅行のお土産。うみたまごのトド」
「トドやったんや。全然覚えてない」
「貰った方は覚えてるもんよ」
真由はそう言って那由の頭をガシガシと撫でながら声を上げて笑った。
「あー! せっかく直したのに! お姉ちゃんのバカ!」
「あははははっ!」
那由は笑いながら去っていく真由の方も見ずに洗面台に向くと、ぐしゃぐしゃにされた髪の毛を必死で元に戻していた。
髪が整うと、那由は廊下を走り階段を駆け上がる。そして部屋の前で腕を組んで待っている宗祇に小さく囁くような声で話し掛けた。
「行くよ」
「あれ? 帽子は?」
「……やっぱり今日は帽子の気分じゃないかなーって」
「帽子も似合ってると思うけどね」
「もうっ! うるさいっ!」
照れて顔を赤くする那由は通り抜けると分かっていて宗祇の脇腹を指で強く刺す。
「うぉぉぉいぃぃ!」
感触もないはずなのに必死で避ける宗祇を見て満足したのか、那由は満面の笑みで階段を降り始めた。それに付いて行くように溜息を吐きながら宗祇はゆっくりと歩く。
玄関をくぐって外へ出ると、残暑どころではない熱さに那由の表情が曇る。空には雲一つない絶好の外出日和。そのおかげでアスファルトは焼け、気温も三十度を超えていた。那由から少し遅れて外に出た宗祇は、そんな彼女と違って涼しげな表情を浮かべている。
「宗祇さん、暑くないん?」
出会った時から変わらない長袖ワイシャツとスラックス姿。半袖にホットパンツ姿の那由からしてみれば見ているだけで暑いと感じてしまうほど。
「幽霊になってから暑さも寒さも感じないんだよね」
「えーずるいー」
そう言ってうなだれる那由は一歩一歩ゆっくりと自転車に足を進めて真由から預かった自転車の鍵を使う。真由が高校の時から使っていたという通学自転車は、鍵も古くなっているようでなかなか動かない。那由がしばらくガチャガチャ鍵と格闘していると、錆びついた金属同士がこすれる嫌な音を立ててロックが外れた。
「よし。あ……」
鍵を開けて一息ついた那由は振り返って宗祇の方を見ると、何かを思い出したかのように間抜けな声を出した。それに釣られるようにして宗祇も首を傾げている。
「自転車一台しかない……。宗祇さん走る?」
守護霊相手とはいえ、あまりに雑な対応に宗祇は声を出して笑って答えた。
「別に疲れない身体だから大丈夫だけど……。二人乗りすれば良いんじゃない?」
「え、でも宗祇さんって物に触れんのやなかっ……あ」
那由は言いかけた言葉を何かを思い出すようにして飲み込んだ。図らずしも宗祇も同じことを考えていたようで、那由に説明するように話す。
「昨日の椅子みたいにさ。意識を変えれば乗れたりするんじゃないかなって。昨日の夜も色々と壁にもたれかかる練習したりして、少しはコントロールできるようになったみたいだしさ」
「やけど二人乗りは法律違反やけんいかんって」
「俺には重さもないし、後ろに乗ってる人が危ないっていうならそもそも俺は死んでる。それに……」
「それに?」
「警察に二人乗りしてるなんてばれない」
「でも、いかんかったら降りてもらう」
「その時は走るよ」
宗祇が言うと、那由は観念したように自転車を押して道路まで出るとまたがる。その後ろでゆっくりと意識を集中しながら荷台に乗る宗祇。二人乗りだというのに後輪のタイヤが沈む様子もない。
「乗った? 乗った? ホントに乗っとる?」
「大丈夫。ちゃんと乗ってる」
「落ちても知らんけんね」
「もしかして那由って二人乗りしたことない?」
「しゅっぱーつ!」
宗祇の問いかけに答えずに那由はペダルを思い切り踏みしめて進み始めた。気合を入れていた那由だが、自転車は普段一人で乗っている時と何一つ変わらずスムーズに走るのだった。古くなって少しだけ軋む音を立てながら。
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