32 / 43
31
しおりを挟む
そのまま走り続けて息を切らしながら階段を駆け上がる那由。目的地は宗祇が待つ渡り廊下だ。今日は一段と風が強いが、宗祇は風の影響を受けないため髪も乱すことなく真っ直ぐに海の方に目を向けていた。
「宗祇さん。知っとったんやろ」
半ば涙目になりながら詰め寄る那由。その涙は怒りの感情から溢れてきているようで、風で吹き飛ばされそうになりながらも真っ赤な顔で足を踏み鳴らして近づく。
「高橋君は優しいし真面目だし、とっても良い子だ。それに結構イケメンだと思う」
真っ直ぐに那由の目を見ながら話す宗祇に一切の迷いも臆面もなかった。喧嘩を売るように睨み付けてくる那由とは違って冷静で普段通りのやさしさのこもった眼差し。
「そんなことは知っとる! そうやなくて私はかっちゃんが告ってくるってのを知っとったのに何も言わんかった宗祇さんに腹立てとんよ!」
「もし」
矢継ぎ早に言葉を並び立てる那由の話を断ち切るように少し大きめの声を出した宗祇。那由もそこで口を閉ざした。
「もし俺が事前に那由にこのことを言っていたとする。そうしたら那由はどうしてた?」
「そんなん……かっちゃんと二人っきりにならんようにしとったよ」
「告白されたくないから?」
「当たり前やん!」
「なんで?」
「なんでって……」
宗祇に聞かれて先程までの勢いが殺されて考え込む那由。
「告白されたら前までの関係でおれんかもしれんし。私は今までの楽しい関係のまんまがいいし……。これから先も前と変わらん友達のまんまが良かったんよ。変えたくない」
「今までが楽しかったから、未来を変えたくないってことか……」
その言葉を聞いて今度は宗祇の方がしんみりとした雰囲気を見せた。
「それでも高橋君は今以上に楽しい未来のために二人の関係を変えたいと思ったんだろうね。俺もそれが良いと思ったから那由には黙ってたんだけど……。その様子だと断ったのか」
那由は黙ってうなずいた。それを見て宗祇は小さく溜息を吐く。
「好きな人がいるってわけでもないから、てっきり付き合うのかと思ってたんだけどな」
「他に好きな人がいるかどうかは関係ない。かっちゃんとは友達のままでいたいってだけ。付き合うとかせんでも今まで楽しかったし、これからも友達のままで楽しいはずやん……。かっちゃんだって女友達としての私じゃなくなったら楽しくなくなるかもしれんし……。やっぱ今のままが一番なんやって……」
つぶやくように答える那由に先程までの怒りはもうなかった。しかし宗祇はまだ折れることなく話を続ける。
「それだって高橋君が那由のことを異性として好きだから那由が楽しめるように気遣ってくれてたってのもあると思う。だからもしこれからも高橋君と楽しくいられたら、今までと同じように高橋君は那由のことが好きだってことかも知れない。でもそれだけ高橋君は那由のことが大切ってことだから。だから今すぐじゃなくてもいい。いつかちゃんと考えて」
「宗祇さんは私の気持ち何にも分かってくれてない!」
落ち着きかけていたはずの那由だったが、宗祇の話を大きな声で中断させた。そしてそのまましゃがみ込むと、顔を伏せて黙り込んだ。宗祇もそんな那由に対してかける言葉が見つからなかったのか、しばらくの沈黙ののち隣に同じようにして座り込んだ。あたりは那由の心の中を表しているかのように囂々と風が音をたてる。
少しして那由が顔を上げる。目には涙のあとが残り、視線は曖昧に壁をなぞっていた。那由が顔を上げたことをきっかけに宗祇は小さな声で話し掛ける。那由のことを心から想っていると分かる耳に優しい声。
「ごめん那由。高橋君と恋人になるのが那由の幸せになるんじゃないかって自分勝手に考えてた」
その言葉を聞いた那由はぷいと顔を背けて弱弱しく返事をした。
「よく考えたら別に宗祇さんが何かしたってわけやないし。私も八つ当たりみたいに怒鳴ってごめん。なんか宗祇さんには言わんでも分かって欲しいって勝手に思っちゃってた」
「俺も何も聞かなかったし、何も言わなかったから」
「こんだけ四六時中一緒におってもお互い分からんことばっかやね」
那由は寂しげに呟くと、宗祇は笑いを堪えるように口元をおさえた。そんな様子の宗祇のことを那由は驚いた顔で見る。
「ごめんごめん。なんか本当におんなじこと言うんだなって」
宗祇の笑みの理由が分かった那由は、少し不機嫌な顔をしながらも納得して話を促した。
「奥さんのこと?」
「うん」
宗祇は立ち上がって遠くの海を見つめながら、幸せそうな表情で返事をした。その顔を見て那由は小さく溜息を漏らして同じく立ち上がる。
「そんなに好きなんやね」
「文字通り死んでも好きでい続けるくらいはね。いまだにどうすれば幸せな人生を送ってもらえるかって考えてる」
「勝てんなー」
那由は壁にもたれかかって大きく頭を後ろにそらすと、空を見上げてそう言った。隣で宗祇はまたしても笑いを堪えながら那由の横顔を見る。
「那由が勝ち負けを考えるのはちょっとおかしいかな」
「はいはい。そーですね」
諦めのまざった返事をした那由は、続けて思い出したかのように宗祇に質問をした。
「そういえばなんでゲートの設営の前にわざわざここに呼んだん?」
渡り廊下から見える時計を確認しながら那由はそう言った。集合時刻の五時にはあと十分ほど。今から向かえば丁度集合場所に間に合う。しかし、宗祇は少し慌てた様子で説明を始めた。
「危うく言うのを忘れるとこだった。その話なんだけど那由……。今日のゲート設営は少し遅れて行って欲しいんだ」
真剣な眼差しでそう告げる宗祇。那由の今までの経験上、宗祇がこのように真剣な顔つきでお願いをするときは決まって大きい怪我や後悔が生まれる可能性の高い。しかしそれでも那由は首を傾げつつ詳しく話を聞いた。
「何が起こるん?」
少し先の未来が見えるという宗祇の警告。つまりはゲート設営時に何か起こるということ。宗祇は何を説明するべきか少し悩む素振りを見せてから口を開く。
「この強風でゲート用の資材が倒れてきて那由が怪我をすることになる。命に係わる大怪我ってわけじゃないけど左腕に消えない傷が残るんだ」
「倒れてくるって分かってたら避けられそうやけど?」
「いや、那由には避けられない状況で倒れてくるんだ。だからその現場自体に行かない方が良い」
避けられない状況というのがイメージし難かったのか、那由はしばらく考えてから首を縦に振った。
「分かった。じゃあ、遅れるって連絡しとく」
そう言って那由は携帯で実行委員会のグループチャットを開いた。
「三十分くらい遅れるって言っとけばいいよね?」
「まあそうだな。今から一時間もすれば風も少しは落ち着くはず」
ささっと指を動かした那由は三十分遅れるという内容と共に、風が強いので資材の転倒に気を付けてくださいと書き込んだ。
「これで他の人も怪我せんかな。でもそれまで何してよっか」
風よけに柱に隠れるように立つ那由は宗祇に聞く。相変わらず海を眺める宗祇は表情を変えずにぽつりと答えた。
「教室に戻って手伝いでもしたら?」
「え? でも、かっちゃんと顔合わせることになるよね……」
つい三十分もしない前に告白を受けて断ったばかり。勝也もしばらく顔を見せたくない様子で那由にゲート設営に行くように伝えていた。そんなことを考えて悩んだ那由だった。
「那由。もし今日の内に高橋君と話をして気まずい雰囲気を無くしておかなかったら絶対に後悔するよ。さっき俺達で学んだでしょ。想いはちゃんと伝えないと分からないままだって」
那由は宗祇の言葉を受け、自分の頬を叩いて気合を入れた。
「うん! ちょっと不安やけどちゃんとかっちゃんと話する!」
鋭い目つきで覚悟を決めた那由。しかしすぐに一転して不安げな顔をする。
「……でも宗祇さん」
「ん?」
「かっちゃんと話する時はそばにおってよね」
「はいはい」
緊張で強張ったような那由の頭を触れられない手で撫でながら宗祇は優しい笑顔でそう答えた。
「宗祇さん。知っとったんやろ」
半ば涙目になりながら詰め寄る那由。その涙は怒りの感情から溢れてきているようで、風で吹き飛ばされそうになりながらも真っ赤な顔で足を踏み鳴らして近づく。
「高橋君は優しいし真面目だし、とっても良い子だ。それに結構イケメンだと思う」
真っ直ぐに那由の目を見ながら話す宗祇に一切の迷いも臆面もなかった。喧嘩を売るように睨み付けてくる那由とは違って冷静で普段通りのやさしさのこもった眼差し。
「そんなことは知っとる! そうやなくて私はかっちゃんが告ってくるってのを知っとったのに何も言わんかった宗祇さんに腹立てとんよ!」
「もし」
矢継ぎ早に言葉を並び立てる那由の話を断ち切るように少し大きめの声を出した宗祇。那由もそこで口を閉ざした。
「もし俺が事前に那由にこのことを言っていたとする。そうしたら那由はどうしてた?」
「そんなん……かっちゃんと二人っきりにならんようにしとったよ」
「告白されたくないから?」
「当たり前やん!」
「なんで?」
「なんでって……」
宗祇に聞かれて先程までの勢いが殺されて考え込む那由。
「告白されたら前までの関係でおれんかもしれんし。私は今までの楽しい関係のまんまがいいし……。これから先も前と変わらん友達のまんまが良かったんよ。変えたくない」
「今までが楽しかったから、未来を変えたくないってことか……」
その言葉を聞いて今度は宗祇の方がしんみりとした雰囲気を見せた。
「それでも高橋君は今以上に楽しい未来のために二人の関係を変えたいと思ったんだろうね。俺もそれが良いと思ったから那由には黙ってたんだけど……。その様子だと断ったのか」
那由は黙ってうなずいた。それを見て宗祇は小さく溜息を吐く。
「好きな人がいるってわけでもないから、てっきり付き合うのかと思ってたんだけどな」
「他に好きな人がいるかどうかは関係ない。かっちゃんとは友達のままでいたいってだけ。付き合うとかせんでも今まで楽しかったし、これからも友達のままで楽しいはずやん……。かっちゃんだって女友達としての私じゃなくなったら楽しくなくなるかもしれんし……。やっぱ今のままが一番なんやって……」
つぶやくように答える那由に先程までの怒りはもうなかった。しかし宗祇はまだ折れることなく話を続ける。
「それだって高橋君が那由のことを異性として好きだから那由が楽しめるように気遣ってくれてたってのもあると思う。だからもしこれからも高橋君と楽しくいられたら、今までと同じように高橋君は那由のことが好きだってことかも知れない。でもそれだけ高橋君は那由のことが大切ってことだから。だから今すぐじゃなくてもいい。いつかちゃんと考えて」
「宗祇さんは私の気持ち何にも分かってくれてない!」
落ち着きかけていたはずの那由だったが、宗祇の話を大きな声で中断させた。そしてそのまましゃがみ込むと、顔を伏せて黙り込んだ。宗祇もそんな那由に対してかける言葉が見つからなかったのか、しばらくの沈黙ののち隣に同じようにして座り込んだ。あたりは那由の心の中を表しているかのように囂々と風が音をたてる。
少しして那由が顔を上げる。目には涙のあとが残り、視線は曖昧に壁をなぞっていた。那由が顔を上げたことをきっかけに宗祇は小さな声で話し掛ける。那由のことを心から想っていると分かる耳に優しい声。
「ごめん那由。高橋君と恋人になるのが那由の幸せになるんじゃないかって自分勝手に考えてた」
その言葉を聞いた那由はぷいと顔を背けて弱弱しく返事をした。
「よく考えたら別に宗祇さんが何かしたってわけやないし。私も八つ当たりみたいに怒鳴ってごめん。なんか宗祇さんには言わんでも分かって欲しいって勝手に思っちゃってた」
「俺も何も聞かなかったし、何も言わなかったから」
「こんだけ四六時中一緒におってもお互い分からんことばっかやね」
那由は寂しげに呟くと、宗祇は笑いを堪えるように口元をおさえた。そんな様子の宗祇のことを那由は驚いた顔で見る。
「ごめんごめん。なんか本当におんなじこと言うんだなって」
宗祇の笑みの理由が分かった那由は、少し不機嫌な顔をしながらも納得して話を促した。
「奥さんのこと?」
「うん」
宗祇は立ち上がって遠くの海を見つめながら、幸せそうな表情で返事をした。その顔を見て那由は小さく溜息を漏らして同じく立ち上がる。
「そんなに好きなんやね」
「文字通り死んでも好きでい続けるくらいはね。いまだにどうすれば幸せな人生を送ってもらえるかって考えてる」
「勝てんなー」
那由は壁にもたれかかって大きく頭を後ろにそらすと、空を見上げてそう言った。隣で宗祇はまたしても笑いを堪えながら那由の横顔を見る。
「那由が勝ち負けを考えるのはちょっとおかしいかな」
「はいはい。そーですね」
諦めのまざった返事をした那由は、続けて思い出したかのように宗祇に質問をした。
「そういえばなんでゲートの設営の前にわざわざここに呼んだん?」
渡り廊下から見える時計を確認しながら那由はそう言った。集合時刻の五時にはあと十分ほど。今から向かえば丁度集合場所に間に合う。しかし、宗祇は少し慌てた様子で説明を始めた。
「危うく言うのを忘れるとこだった。その話なんだけど那由……。今日のゲート設営は少し遅れて行って欲しいんだ」
真剣な眼差しでそう告げる宗祇。那由の今までの経験上、宗祇がこのように真剣な顔つきでお願いをするときは決まって大きい怪我や後悔が生まれる可能性の高い。しかしそれでも那由は首を傾げつつ詳しく話を聞いた。
「何が起こるん?」
少し先の未来が見えるという宗祇の警告。つまりはゲート設営時に何か起こるということ。宗祇は何を説明するべきか少し悩む素振りを見せてから口を開く。
「この強風でゲート用の資材が倒れてきて那由が怪我をすることになる。命に係わる大怪我ってわけじゃないけど左腕に消えない傷が残るんだ」
「倒れてくるって分かってたら避けられそうやけど?」
「いや、那由には避けられない状況で倒れてくるんだ。だからその現場自体に行かない方が良い」
避けられない状況というのがイメージし難かったのか、那由はしばらく考えてから首を縦に振った。
「分かった。じゃあ、遅れるって連絡しとく」
そう言って那由は携帯で実行委員会のグループチャットを開いた。
「三十分くらい遅れるって言っとけばいいよね?」
「まあそうだな。今から一時間もすれば風も少しは落ち着くはず」
ささっと指を動かした那由は三十分遅れるという内容と共に、風が強いので資材の転倒に気を付けてくださいと書き込んだ。
「これで他の人も怪我せんかな。でもそれまで何してよっか」
風よけに柱に隠れるように立つ那由は宗祇に聞く。相変わらず海を眺める宗祇は表情を変えずにぽつりと答えた。
「教室に戻って手伝いでもしたら?」
「え? でも、かっちゃんと顔合わせることになるよね……」
つい三十分もしない前に告白を受けて断ったばかり。勝也もしばらく顔を見せたくない様子で那由にゲート設営に行くように伝えていた。そんなことを考えて悩んだ那由だった。
「那由。もし今日の内に高橋君と話をして気まずい雰囲気を無くしておかなかったら絶対に後悔するよ。さっき俺達で学んだでしょ。想いはちゃんと伝えないと分からないままだって」
那由は宗祇の言葉を受け、自分の頬を叩いて気合を入れた。
「うん! ちょっと不安やけどちゃんとかっちゃんと話する!」
鋭い目つきで覚悟を決めた那由。しかしすぐに一転して不安げな顔をする。
「……でも宗祇さん」
「ん?」
「かっちゃんと話する時はそばにおってよね」
「はいはい」
緊張で強張ったような那由の頭を触れられない手で撫でながら宗祇は優しい笑顔でそう答えた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
罪悪と愛情
暦海
恋愛
地元の家電メーカー・天の香具山に勤務する20代後半の男性・古城真織は幼い頃に両親を亡くし、それ以降は父方の祖父母に預けられ日々を過ごしてきた。
だけど、祖父母は両親の残した遺産を目当てに真織を引き取ったに過ぎず、真織のことは最低限の衣食を与えるだけでそれ以外は基本的に放置。祖父母が自身を疎ましく思っていることを知っていた真織は、高校卒業と共に就職し祖父母の元を離れる。業務上などの必要なやり取り以外では基本的に人と関わらないので友人のような存在もいない真織だったが、どうしてかそんな彼に積極的に接する後輩が一人。その後輩とは、頗る優秀かつ息を呑むほどの美少女である降宮蒔乃で――
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
〜仕事も恋愛もハードモード!?〜 ON/OFF♡オフィスワーカー
i.q
恋愛
切り替えギャップ鬼上司に翻弄されちゃうオフィスラブ☆
最悪な失恋をした主人公とONとOFFの切り替えが激しい鬼上司のオフィスラブストーリー♡
バリバリのキャリアウーマン街道一直線の爽やか属性女子【川瀬 陸】。そんな陸は突然彼氏から呼び出される。出向いた先には……彼氏と見知らぬ女が!? 酷い失恋をした陸。しかし、同じ職場の鬼課長の【榊】は失恋なんてお構いなし。傷が乾かぬうちに仕事はスーパーハードモード。その上、この鬼課長は————。
数年前に執筆して他サイトに投稿してあったお話(別タイトル。本文軽い修正あり)
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる