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番外編・没落王太子とマリー・ダンジューの結婚
第二次ラ・ロシェル海戦(3)
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「フランス王太子シャルル殿下は、古き同盟の復活を望んでおられます!」
あの詩人らしい、芝居がかった殺し文句は、カスティーリャ王フアン二世の心を動かした。
首尾よく同盟を取り付けると、フアン・カンポレドンド提督率いるカスティーリャ海軍を借りることができた。
一時はどうなるかと思ったが、イングランド海軍とハンザ同盟を迎え撃つ体裁は整った。
海の戦いにおいて、船団と船乗りの技量は絶対に外せない。
15世記当時はほとんど木造船で、二種類の動力を使い分けていた。
ひとつは、風力で動く帆船。
もうひとつは、人力で櫂を漕いで動かすガレー船。
帆船は加速しやすいため長距離の航海に向いている。
もう一方のガレー船は小回りが効くため、複雑な海域を通過するときや戦争で重宝された。
海戦は、船上でやり合う白兵戦がメインとなる。
武装したガレー船で衝突寸前まで近づき——時にはわざと衝突させて——相手方の船に渡し板をかけると、船乗りたちは武器を手にして一斉に攻め込む。
あとは地上の戦いと同じ。近接戦は剣や戦斧で、届かない時は弓矢を打ち込み、敵方の船を奪った方が勝者となる。
大型船の積荷は、馬車の商隊よりも膨大だ。
沈めるよりも拿捕したほうが勝者の旨みは大きい。
カスティーリャ王のおかげで、海で迎え撃つ体裁は整った。
しかし、借り物の海軍である。人材も物資も足りない。
船の機動力を最大限に引き出すには、多数の漕ぎ手が不可欠だ。
さらに、漕ぎ手とは別に、兵士と武器も要る。
人材難を埋めるには、奇策と技術に頼るしかない。
いとこで幼なじみで側近でもあるジャン——デュノワ伯が、不安そうにつぶやいた。
「そんな装備で本当に大丈夫なんですか」
「大丈夫だ、問題ない」
ジャンは伝統的な騎士道的戦術を好んでいるから、この戦いは奇異に見えたようだ。
「ジャンが言いたいことはわかる。だけど、力押しで勝てる戦いじゃない」
「騎士道から外れるのは、まぁ仕方がないと思いますよ。ですが、これは危険すぎる」
カスティーリャ海軍を指揮するカンポレドンド提督は、海戦の専門家だ。
事前に、今回の作戦について相談している。
提督は「準備は万全ゆえ、側近方はご心配召されるな」と胸を叩き、さらに「王太子殿下は船に乗せませんから」と言って、ジャンをはじめ側近たちを安心させた。
唯一の王位継承者——王太子は、あいかわらず「危険な荒事」から遠ざけられている。
「提督も、この戦いは危険だと思う?」
「戦いに危険はつきものです。戦い自体よりも、アレが……」
「遠慮はいらない。率直な意見を聞かせてほしい」
「船は木造ですから普通は火気厳禁です。アレを載せるのは正気の沙汰じゃない」
そう言いつつも、提督は咎めるような口調ではなかった。
「はっはっは、そんな顔をなさいますな。船乗りという連中は、危険が大好きな命知らずばかりです。殿下は恐ろしい策を考えなさった」
「恐ろしい策、か……」
「おもしろいと言い換えてもいいでしょう」
私は、戦い全般を「おもしろい」とは思えず、悩み抜いた末の「勝てる策」のつもりだったが、ジャンには不安視され、提督には「恐ろしい」と面白がられていた。
「危険な任務だが、短期決戦なら勝機があると見込んでいる。よろしく頼む」
「仰せのままに。イングランド軍とハンザの商人どもの度肝を抜いてやりましょう」
1419年12月30日。
第二次ラ・ロシェル海戦で、カスティーリャ海軍は世界で初めてガレー船に大砲を搭載した。
船体は木造で、帆は布製だから燃えやすい。
それに、火薬は湿気りやすいから、海戦で積極的に大砲を運用するのはためらわれた。
だが、火薬がだめになる前に戦いを終わらせればリスクは減らせる。
船首——アークまたはボウと呼ばれる部分に大砲を据え置き、好機を待つ。
イングランド海軍とハンザ同盟の戦艦が迫り、やがて定石通りに矢が飛んでくる。
兵たちは、盾を構えて矢の弾幕に耐え、一部の兵はより大きな盾で砲手を守る。
矢が途切れた隙に、すかさず弾丸を装填し、敵方の船団に向けて狙いを定める。
「矢が届く距離なら、砲撃は確実に届く。そして——」
射撃の合図がくだり、砲口が火を吹いた。
「破壊力はこちらの方がはるかに高い」
硝煙の匂いが立ち込め、砲撃の反動で船が大きく揺れたが、沈むほどではない。
船上は陸よりも不安定だ。狙った弾道から外れたかもしれない。
「最悪、外れても構わない……」
もともと、大砲は分厚い城壁を打ち破るための攻城兵器だ。
何発か当たれば木造船は大破する。
砲弾が当たらなくても、砲撃を気にして操舵を誤れば、ラ・ロシェル近海は浅いから簡単に座礁する。
弓矢のように気軽に何百、何千と射ち込むことはできない。
だが、敵を威嚇する効果は十分だった。
イングランド海軍とハンザ同盟の船を40隻ほど拿捕し、第二次ラ・ロシェル海戦は「フランス・カスティーリャの勝利」で幕を閉じた。
***
ルネ・ダンジューが「立派な武勇伝ですよ!」と興奮気味に言った。
「あっ、書き留めておけばよかった!」
「えぇ……」
生来、戦いを好まない私は、勝ってもあまり嬉しくなかった。
もちろん、負けるより勝つ方がいい。犠牲者が少なければもっといい。
将兵たちの功績を讃え、負傷者を見舞い、みなが望むような祝宴を挙げてねぎらいの言葉をかける。論功行賞をおこなうのは、君主の務めだ。
「おめでとうございます、殿下」
「……ありがとう」
歓喜の中で、きっと私だけが素直に勝利を喜べない。
***
この戦いのあと、ヘンリー五世はイングランド海軍再編をあきらめ、地上戦でフランスを征服する方針に切り替えた。ブルゴーニュ公の報復も方針転換せざるを得なくなる。
余談になるが。
半世紀後、カスティーリャ王国とアラゴン王国が合併してスペイン王国が成立する。
大西洋の覇権をめぐり、スペイン無敵艦隊とイングランド艦隊の戦いは激しさを増していくのだが、両国の因縁は1419年の第二次ラ・ロシェル海戦から始まっていたのかもしれない。
(※)第二次ラ・ロシェル海戦は世界で初めて火砲を船に搭載した戦いだそうで(諸説あり)おもしろい題材なのに、浅学ゆえに魅力を伝えきれなくて歯痒いです。当時16歳のシャルル七世がどれくらい関与しているかわかりませんが、のちの戦い方から推測して、何らかのインスピレーションを受けていても不思議ではないと考えています。
(※)第二次ラ・ロシェル海戦は資料が少なく、近い時代のエピソードを参考にして作者が「ふくらませた」部分も多いです。ご承知おきください。
あの詩人らしい、芝居がかった殺し文句は、カスティーリャ王フアン二世の心を動かした。
首尾よく同盟を取り付けると、フアン・カンポレドンド提督率いるカスティーリャ海軍を借りることができた。
一時はどうなるかと思ったが、イングランド海軍とハンザ同盟を迎え撃つ体裁は整った。
海の戦いにおいて、船団と船乗りの技量は絶対に外せない。
15世記当時はほとんど木造船で、二種類の動力を使い分けていた。
ひとつは、風力で動く帆船。
もうひとつは、人力で櫂を漕いで動かすガレー船。
帆船は加速しやすいため長距離の航海に向いている。
もう一方のガレー船は小回りが効くため、複雑な海域を通過するときや戦争で重宝された。
海戦は、船上でやり合う白兵戦がメインとなる。
武装したガレー船で衝突寸前まで近づき——時にはわざと衝突させて——相手方の船に渡し板をかけると、船乗りたちは武器を手にして一斉に攻め込む。
あとは地上の戦いと同じ。近接戦は剣や戦斧で、届かない時は弓矢を打ち込み、敵方の船を奪った方が勝者となる。
大型船の積荷は、馬車の商隊よりも膨大だ。
沈めるよりも拿捕したほうが勝者の旨みは大きい。
カスティーリャ王のおかげで、海で迎え撃つ体裁は整った。
しかし、借り物の海軍である。人材も物資も足りない。
船の機動力を最大限に引き出すには、多数の漕ぎ手が不可欠だ。
さらに、漕ぎ手とは別に、兵士と武器も要る。
人材難を埋めるには、奇策と技術に頼るしかない。
いとこで幼なじみで側近でもあるジャン——デュノワ伯が、不安そうにつぶやいた。
「そんな装備で本当に大丈夫なんですか」
「大丈夫だ、問題ない」
ジャンは伝統的な騎士道的戦術を好んでいるから、この戦いは奇異に見えたようだ。
「ジャンが言いたいことはわかる。だけど、力押しで勝てる戦いじゃない」
「騎士道から外れるのは、まぁ仕方がないと思いますよ。ですが、これは危険すぎる」
カスティーリャ海軍を指揮するカンポレドンド提督は、海戦の専門家だ。
事前に、今回の作戦について相談している。
提督は「準備は万全ゆえ、側近方はご心配召されるな」と胸を叩き、さらに「王太子殿下は船に乗せませんから」と言って、ジャンをはじめ側近たちを安心させた。
唯一の王位継承者——王太子は、あいかわらず「危険な荒事」から遠ざけられている。
「提督も、この戦いは危険だと思う?」
「戦いに危険はつきものです。戦い自体よりも、アレが……」
「遠慮はいらない。率直な意見を聞かせてほしい」
「船は木造ですから普通は火気厳禁です。アレを載せるのは正気の沙汰じゃない」
そう言いつつも、提督は咎めるような口調ではなかった。
「はっはっは、そんな顔をなさいますな。船乗りという連中は、危険が大好きな命知らずばかりです。殿下は恐ろしい策を考えなさった」
「恐ろしい策、か……」
「おもしろいと言い換えてもいいでしょう」
私は、戦い全般を「おもしろい」とは思えず、悩み抜いた末の「勝てる策」のつもりだったが、ジャンには不安視され、提督には「恐ろしい」と面白がられていた。
「危険な任務だが、短期決戦なら勝機があると見込んでいる。よろしく頼む」
「仰せのままに。イングランド軍とハンザの商人どもの度肝を抜いてやりましょう」
1419年12月30日。
第二次ラ・ロシェル海戦で、カスティーリャ海軍は世界で初めてガレー船に大砲を搭載した。
船体は木造で、帆は布製だから燃えやすい。
それに、火薬は湿気りやすいから、海戦で積極的に大砲を運用するのはためらわれた。
だが、火薬がだめになる前に戦いを終わらせればリスクは減らせる。
船首——アークまたはボウと呼ばれる部分に大砲を据え置き、好機を待つ。
イングランド海軍とハンザ同盟の戦艦が迫り、やがて定石通りに矢が飛んでくる。
兵たちは、盾を構えて矢の弾幕に耐え、一部の兵はより大きな盾で砲手を守る。
矢が途切れた隙に、すかさず弾丸を装填し、敵方の船団に向けて狙いを定める。
「矢が届く距離なら、砲撃は確実に届く。そして——」
射撃の合図がくだり、砲口が火を吹いた。
「破壊力はこちらの方がはるかに高い」
硝煙の匂いが立ち込め、砲撃の反動で船が大きく揺れたが、沈むほどではない。
船上は陸よりも不安定だ。狙った弾道から外れたかもしれない。
「最悪、外れても構わない……」
もともと、大砲は分厚い城壁を打ち破るための攻城兵器だ。
何発か当たれば木造船は大破する。
砲弾が当たらなくても、砲撃を気にして操舵を誤れば、ラ・ロシェル近海は浅いから簡単に座礁する。
弓矢のように気軽に何百、何千と射ち込むことはできない。
だが、敵を威嚇する効果は十分だった。
イングランド海軍とハンザ同盟の船を40隻ほど拿捕し、第二次ラ・ロシェル海戦は「フランス・カスティーリャの勝利」で幕を閉じた。
***
ルネ・ダンジューが「立派な武勇伝ですよ!」と興奮気味に言った。
「あっ、書き留めておけばよかった!」
「えぇ……」
生来、戦いを好まない私は、勝ってもあまり嬉しくなかった。
もちろん、負けるより勝つ方がいい。犠牲者が少なければもっといい。
将兵たちの功績を讃え、負傷者を見舞い、みなが望むような祝宴を挙げてねぎらいの言葉をかける。論功行賞をおこなうのは、君主の務めだ。
「おめでとうございます、殿下」
「……ありがとう」
歓喜の中で、きっと私だけが素直に勝利を喜べない。
***
この戦いのあと、ヘンリー五世はイングランド海軍再編をあきらめ、地上戦でフランスを征服する方針に切り替えた。ブルゴーニュ公の報復も方針転換せざるを得なくなる。
余談になるが。
半世紀後、カスティーリャ王国とアラゴン王国が合併してスペイン王国が成立する。
大西洋の覇権をめぐり、スペイン無敵艦隊とイングランド艦隊の戦いは激しさを増していくのだが、両国の因縁は1419年の第二次ラ・ロシェル海戦から始まっていたのかもしれない。
(※)第二次ラ・ロシェル海戦は世界で初めて火砲を船に搭載した戦いだそうで(諸説あり)おもしろい題材なのに、浅学ゆえに魅力を伝えきれなくて歯痒いです。当時16歳のシャルル七世がどれくらい関与しているかわかりませんが、のちの戦い方から推測して、何らかのインスピレーションを受けていても不思議ではないと考えています。
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