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1章
9C-挽回
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ーーその夜、エルフの村はまるでお通夜のような空気に包まれていた。
「我々エルフ族も今日でおしまいだ……。」
「最早ダークエルフと共に要塞で暮らす道を選択すべきでは。」
「あのように野蛮な存在に堕ちるなら、それは滅亡も同じだ。」
「奴等に命乞いなど出来ん!」
「だが命には換えられん……!」
「どうしてこんな事に……。」
「それもこれもあいつ等のせいだ……。」
エルフ達が絶望に暮れながら、奏太達を恨めしそうに睨む。
一体どうしてエルフ達が滅びる責任を自分達に押し付けられなければならないのかと不満を抱きつつも、日中晒してしまった醜態を思い出し、奏太は黙って下を向いた。
自分から騎士になりたいと言った訳じゃない。奏太は冒険者を片手間に、ロックスターを目指せばいいと思っていた。
だが周りの冒険者から持て囃されたり、勲章を与えられたりしているうちに、心の何処かでそれを誇る気持ちがあったことを、奏太は否定できなかった。
初めから身の丈に合わない勲章だったんだ……。あの時ちゃんと丁重に断るべきだった。
そうすれば、あんな無様は姿を晒すこともなかったのに……。
奏太は不甲斐ない自分を責め、過去の自分の行動を悔いた。
「奏太さん……。」
「奏太殿……。」
響子と金重が奏太の落ち込みように心配する。元はといえば響子と金重がエルフを助けようと、奏太の背中を押したのだ。なのに全てを奏太に任せて、言われなき問責を受けさせてしまい、2人も自責の念に俯いた。
「よせ。エルフ族の分裂は元々私達だけの問題だ。そこで異種族に図々しくも助けを求めて、それが上手くいかなかったからといって彼らを責めるべきじゃない。
ダークエルフ達には自分達でなんとか立ち向かおう。」
セイビアの制止に、エルフ達も言葉を失う。
前向きな言葉を口にしているが、本当は一番落ち込んでいるのはセイビアだと言うことを、仲間達は理解していた。
エルフの村を守るために、自ら先導して解決の糸口を探しに帆走した。
その結果が失敗に終わった今、セイビアは誰よりも自分を責めているに違いなかった。
「ーー時に奏太君、君はどうやってヴィシュガルド王国の騎士となったのだ?」
突然、セイビアの父パウルが奏太に向かって質問を投げかけた。
皆にとっても気になる謎だったようで、一斉に奏太の方に顔を向ける。
「どうやってと言われてもな……。ええっとーー」
奏太は国王とアイバニーゼを盗賊団から護衛した事、そして迷子のアイバニーゼを助けた事を説明し、騎士になるまでの経緯を語った。
「ーーほう、音楽で盗賊団を鎮めたのか。君達の演奏にはそんなに凄い力があるのか。」
奏太の話に、パウルが関心を示す。
「そうか……! 奏太君は剣ではなく音楽で戦う騎士だったのか! それは本当に申し訳ない事をしてしまった……。」
「い、いいよ別に。騎士なのに剣も扱えないんじゃ、失望されても仕方がない。」
奏太もお飾りだと言わんばかりに騎士の剣を乱暴に叩きながら、セイビアの謝罪に応じる。
「非常に興味深いお話です。差し支えなければ、皆さんの音楽を聴かせて貰えませんか?」
セイビアの母パイスが、横から奏太達に演奏を願い出た。
「いいですよ。2人も大丈夫か?」
「勿論です! 汚名挽回ですね!」
「名誉返上でござるな!」
「それを言うなら汚名返上、名誉挽回だろ。」
気を取り直し、奏太達は収納魔法で楽器を取り出すと、演奏の準備に取り掛かったーー
***********************
奏太達がバンド演奏を終えると、先程まで悲観に暮れていたエルフ達が、実に穏やかな空気に変わっていた。
「素晴らしい音楽だ……。」
「不思議だ……聴いているだけで心が落ち着く……。」
「かつて我々エルフを育んだ、母なる大樹を思い出す……。」
先程は下劣だの盗人だのと罵っていたエルフ達ですら、奏太達の演奏を絶賛している。
「君達の才能は素晴らしい。確かに騎士に足る技量だ。」
セイビアも奏太達を見直し、3人は嬉しそうに顔を見合わせた。
「ーーそうだ! 兄達にこの音楽を聴かせれば、かつて神聖な森で過ごした日々の事を思い出し、侵攻を思い止まるかもしれない!」
「それは名案だ!」
セイビアの提案に、エルフ達が賛同する。
「奏太君ーーいや騎士殿、響子さん、金重君。先程までの無礼を詫びよう。そして差し出がましいのは重々承知している。だがもう一度、私達に協力して貰えないか……?」
「まぁ……まだ依頼は途中だったしな。こんな非力な騎士でも役に立てるなら、最後まで付き合うよ。」
奏太の返答に、響子と金重も頷いて同意する。
「おおっ!」
奏太達の了承を受け、エルフ達が歓喜の声を上げた。
「ーー奏太君、先ほどはすまなかった。僕達は君の事を見誤っていた。」
「君達の身は、エルフの誇りを懸けて私達が必ず守ってみせる!」
「我々は同じ馬に跨がった仲だしな!」
奏太達と共にこれまでの道のりを旅した3人のエルフ達が、和解の握手を求めてきた。
「ーーフッ。頼んだぜ? 知っているとは思うけど、俺達すんげー弱いから!」
「承知した。いざとなれば君が呼び寄せたあの妖精のように矢の盾となろう。」
奏太達は笑顔で握手を交わし、健闘を誓い合った。
「我々の非礼を赦免頂いただけでなく、再度我々の為にその身を尽くして頂き、まこと深謝の念に堪えない。」
「あなた方は騎士の鏡。いえ、まさに聖人の如き方々です。エルフをお救い頂いた英雄として、必ずや未来永劫語り継ぐ事をここにお約束致します。」
セイビアの両親が奏太に向かって深々と謝辞を伝える。
「いやそんな聖人だなんて大袈裟な……。」
またもや過大評価を受けそうになり、奏太が慌てて否定に入る。
「いや……此度の騒動は、私達の愚息であるラドウィグが起こしたもの。本来父であり族長であるこの私が、命を賭して奴の暴挙を止めねばならない。
だが最早奴の軍勢は私の命どころか、種族の命を全て擲っても敵わぬ脅威となってしまった。
もし君達が奴等を鎮めてくれたならば、それは我々の命全てより勝る報恩だ。
その暁には、生涯を懸けて恩に報いよう。」
パウルの真剣な眼差しに、奏太が若干戸惑いを見せるもーー
「族長、そういうのは勝ってからにしようぜ!」
奏太は笑顔で拳を突き出す。
奏太の爽快な言葉にパウルが一瞬目を丸くするが、また直ぐに表情を弛め、同じく拳でこれに応じた。
「ーーでは皆! 明日に備えて作戦を立てよう!」
「オオッ!」
セイビアの掛け声と共に、エルフと奏太達は、ダークエルフに立ち向かう準備を始めたーー
「我々エルフ族も今日でおしまいだ……。」
「最早ダークエルフと共に要塞で暮らす道を選択すべきでは。」
「あのように野蛮な存在に堕ちるなら、それは滅亡も同じだ。」
「奴等に命乞いなど出来ん!」
「だが命には換えられん……!」
「どうしてこんな事に……。」
「それもこれもあいつ等のせいだ……。」
エルフ達が絶望に暮れながら、奏太達を恨めしそうに睨む。
一体どうしてエルフ達が滅びる責任を自分達に押し付けられなければならないのかと不満を抱きつつも、日中晒してしまった醜態を思い出し、奏太は黙って下を向いた。
自分から騎士になりたいと言った訳じゃない。奏太は冒険者を片手間に、ロックスターを目指せばいいと思っていた。
だが周りの冒険者から持て囃されたり、勲章を与えられたりしているうちに、心の何処かでそれを誇る気持ちがあったことを、奏太は否定できなかった。
初めから身の丈に合わない勲章だったんだ……。あの時ちゃんと丁重に断るべきだった。
そうすれば、あんな無様は姿を晒すこともなかったのに……。
奏太は不甲斐ない自分を責め、過去の自分の行動を悔いた。
「奏太さん……。」
「奏太殿……。」
響子と金重が奏太の落ち込みように心配する。元はといえば響子と金重がエルフを助けようと、奏太の背中を押したのだ。なのに全てを奏太に任せて、言われなき問責を受けさせてしまい、2人も自責の念に俯いた。
「よせ。エルフ族の分裂は元々私達だけの問題だ。そこで異種族に図々しくも助けを求めて、それが上手くいかなかったからといって彼らを責めるべきじゃない。
ダークエルフ達には自分達でなんとか立ち向かおう。」
セイビアの制止に、エルフ達も言葉を失う。
前向きな言葉を口にしているが、本当は一番落ち込んでいるのはセイビアだと言うことを、仲間達は理解していた。
エルフの村を守るために、自ら先導して解決の糸口を探しに帆走した。
その結果が失敗に終わった今、セイビアは誰よりも自分を責めているに違いなかった。
「ーー時に奏太君、君はどうやってヴィシュガルド王国の騎士となったのだ?」
突然、セイビアの父パウルが奏太に向かって質問を投げかけた。
皆にとっても気になる謎だったようで、一斉に奏太の方に顔を向ける。
「どうやってと言われてもな……。ええっとーー」
奏太は国王とアイバニーゼを盗賊団から護衛した事、そして迷子のアイバニーゼを助けた事を説明し、騎士になるまでの経緯を語った。
「ーーほう、音楽で盗賊団を鎮めたのか。君達の演奏にはそんなに凄い力があるのか。」
奏太の話に、パウルが関心を示す。
「そうか……! 奏太君は剣ではなく音楽で戦う騎士だったのか! それは本当に申し訳ない事をしてしまった……。」
「い、いいよ別に。騎士なのに剣も扱えないんじゃ、失望されても仕方がない。」
奏太もお飾りだと言わんばかりに騎士の剣を乱暴に叩きながら、セイビアの謝罪に応じる。
「非常に興味深いお話です。差し支えなければ、皆さんの音楽を聴かせて貰えませんか?」
セイビアの母パイスが、横から奏太達に演奏を願い出た。
「いいですよ。2人も大丈夫か?」
「勿論です! 汚名挽回ですね!」
「名誉返上でござるな!」
「それを言うなら汚名返上、名誉挽回だろ。」
気を取り直し、奏太達は収納魔法で楽器を取り出すと、演奏の準備に取り掛かったーー
***********************
奏太達がバンド演奏を終えると、先程まで悲観に暮れていたエルフ達が、実に穏やかな空気に変わっていた。
「素晴らしい音楽だ……。」
「不思議だ……聴いているだけで心が落ち着く……。」
「かつて我々エルフを育んだ、母なる大樹を思い出す……。」
先程は下劣だの盗人だのと罵っていたエルフ達ですら、奏太達の演奏を絶賛している。
「君達の才能は素晴らしい。確かに騎士に足る技量だ。」
セイビアも奏太達を見直し、3人は嬉しそうに顔を見合わせた。
「ーーそうだ! 兄達にこの音楽を聴かせれば、かつて神聖な森で過ごした日々の事を思い出し、侵攻を思い止まるかもしれない!」
「それは名案だ!」
セイビアの提案に、エルフ達が賛同する。
「奏太君ーーいや騎士殿、響子さん、金重君。先程までの無礼を詫びよう。そして差し出がましいのは重々承知している。だがもう一度、私達に協力して貰えないか……?」
「まぁ……まだ依頼は途中だったしな。こんな非力な騎士でも役に立てるなら、最後まで付き合うよ。」
奏太の返答に、響子と金重も頷いて同意する。
「おおっ!」
奏太達の了承を受け、エルフ達が歓喜の声を上げた。
「ーー奏太君、先ほどはすまなかった。僕達は君の事を見誤っていた。」
「君達の身は、エルフの誇りを懸けて私達が必ず守ってみせる!」
「我々は同じ馬に跨がった仲だしな!」
奏太達と共にこれまでの道のりを旅した3人のエルフ達が、和解の握手を求めてきた。
「ーーフッ。頼んだぜ? 知っているとは思うけど、俺達すんげー弱いから!」
「承知した。いざとなれば君が呼び寄せたあの妖精のように矢の盾となろう。」
奏太達は笑顔で握手を交わし、健闘を誓い合った。
「我々の非礼を赦免頂いただけでなく、再度我々の為にその身を尽くして頂き、まこと深謝の念に堪えない。」
「あなた方は騎士の鏡。いえ、まさに聖人の如き方々です。エルフをお救い頂いた英雄として、必ずや未来永劫語り継ぐ事をここにお約束致します。」
セイビアの両親が奏太に向かって深々と謝辞を伝える。
「いやそんな聖人だなんて大袈裟な……。」
またもや過大評価を受けそうになり、奏太が慌てて否定に入る。
「いや……此度の騒動は、私達の愚息であるラドウィグが起こしたもの。本来父であり族長であるこの私が、命を賭して奴の暴挙を止めねばならない。
だが最早奴の軍勢は私の命どころか、種族の命を全て擲っても敵わぬ脅威となってしまった。
もし君達が奴等を鎮めてくれたならば、それは我々の命全てより勝る報恩だ。
その暁には、生涯を懸けて恩に報いよう。」
パウルの真剣な眼差しに、奏太が若干戸惑いを見せるもーー
「族長、そういうのは勝ってからにしようぜ!」
奏太は笑顔で拳を突き出す。
奏太の爽快な言葉にパウルが一瞬目を丸くするが、また直ぐに表情を弛め、同じく拳でこれに応じた。
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