77 / 78
2章
2A-ドワーフ
しおりを挟む
やるとなれば2人には1から曲を教えることになるか……。レッ○リの初代ギタリストのヒ○ル・スロヴァクは亡くなっているから精霊魔法で変身可能だが、本人の記憶を頼りに曲を覚えるにしても初期の楽曲に限られる。
それにフリーのスラップベースはまだ初心者の響子さんにはハードルが高そうだ。
対するリ○キン・パークはボーカルのチェ○ター・ベニントンが2017年に亡くなっている。
ゆえにチェ○ターに変身すれば全ての楽曲を網羅できるし、ライブも本人の声で歌える。
隆司のラップだけでなくDJも役に立つかもしれないし、ここはリ○キン・パークでいくか。
「よし。近々4人で選曲会議を開いて、やる楽曲の決定と曲を覚える作業に取り掛かろう」
「わかりました!」
「承知でござる!」
「Yeah!」
音楽祭に向けての決意を共にすると、目の前にはヴィシュガルド城が現れ、4人は転送魔法を使用するための教会へと向かった――
奏太達がズームー王国の教会に到着すると、そのままコラグ王国への転送を依頼した。
ここの獣人達とはすでに何度も顔を合わせているため、気さくに奏太達の依頼に応じる。
「この前はエルフと一緒に来たと思ったら、今度はドワーフの国か。たまにはズームー王国にも寄っていってくれヒヒーン」
馬の胴体に人の上半身が生えたケンタウロスのような獣人が、あちこち色んな種族と関わる奏太達を茶化す。
「悪い。また今度広場に演奏しに行くよ」
奏太が軽く応えると目の前に転送魔法の扉が現れ、獣人達に挨拶をして扉の中へと進んだ――
扉をくぐると、奏太達の目の前に巨大な水晶が現れた。
「はぁ~……こりゃまたすごいな」
一体どのようにして作られたのか――神を模した像がまるで宙に浮かぶように、水晶の中に立っている。
そして水晶の周りは2本の黄金に輝く太い柱が立っており、柱の間を2本の斧がクロスして、水晶の前に掲げられている。
壁や床はズームー王国の祠とそう大差なく、岩壁をくり抜いて作られているようだ。
だが祭壇のインパクトはズームー王国のそれとは比較にならず、まさにこの国の鍛冶や錬金の技術力の高さを誇示している。
「コラグ王国へようこそ、異邦の者達よ」
祭壇に目を奪われる奏太達に対し、一人の男が声をかける。
どうやらこの国の神に仕える者らしく、白装束を羽織っている。
顔は長い髭を蓄えており、齢は相当上であることは明らかだが、身長は恐らく150センチにも満たない。
だが腕や体は太く、おおよそ神に仕える者には不似合いな腕力を有していることは間違いない。
周りにも似たような見た目の物達が数名控えている。
まさに自分達がイメージするドワーフの姿そのものだった。
「隆司、俺達はまずコラグ王国の国王に会おうと思っているんだけど、城の場所はわかるか?」
「場所はここを出てすぐだが、ドワーフキングにどうやったら会えるかは流石にノーアイデアだぜ」
「そりゃそうだよな……」
さてどうやって会ったものかと考えあぐねていると――
「汝らは王との面会を所望か?」
先ほど奏太達を迎えたドワーフが、会話を聞いていたらしく声をかけてきた。
「どういった要件だ? 約束があるなら王まで取り次ぎいたすが」
「アポはないんだけど……エルフの件で――」
「何、エルフ?」
奏太の口から発せられたエルフという言葉に。ドワーフ達は眉をひそめた。
「汝らはエルフと一体どういう関係だ?」
ドワーフの声色が重くなる。
どうやらドワーフがエルフ嫌いというのは本当らしい。まるで『巨人』と聞いた時の阪神ファンのような反応に、奏太は返答に困る。
「なんというか……ちょっと仲直りのお手伝いをしたというか……」
奏太の遠回しな言葉に、ドワーフ達は益々顔をしかめてヒソヒソと相談し始める。
「――ひとまず汝らは大臣へと取り次ごう。その後については大臣の指示に従うように。ついて来られよ」
そういうと奏太達は割と強めに背中を押され、コラグ城内へと連行、もとい案内された――
奏太達が教会を出ると、目の前にはコラグ王国の街並みが広がっていた。
国全体が2つの山の谷に挟まれ、城は坂の頂上に位置していた。
そこから坂を下るように街が広がり、地平線には海が見える。
どうやらこの国は山と海という、2つの自然によって守られているようだ。
街には至る所に煙突が突き出しており、あちこちからモクモクと煙が立っている。
それぞれの家や工房は足場で繋がり、高い建物同士でも下に降りることなく移動できる構造になっている。
今までに見てきた国では、レンガや木、石で造られたような建物が多かった。
だがコラグ王国のそれはまるで鉄骨製の建物ように、金属で構成されている建造物が多く、建物にもドワーフ達の技術がふんだんに盛り込まれている。
そして左右を囲う山肌には、採掘跡が所々にみられる。
「ーーコラグ王国はこの鉱山と共に長く発展してきた、世界有数の大国なのだ!」
奏太達は城に案内されるなり、大臣を名乗る男から長々と自国の成り立ちを聞かされていた。
「そして私がコラグ王の右腕を務める、大臣のベリンガである!
して諸君らは我が王に何用であるか!?」
勢いのある言葉で奏太達に捲し立ててくる。
「えっとーーベリンガさんはエルフの国が建国されたことについては知っているか?」
「ふむ! 勿論知っている! それがどうかしたか?」
「実は俺達はヴィシュガルド王国の冒険者なんだが、先日エルフ族から依頼を受けて、エルフとダークエルフの仲裁に協力したんだ。
でもドワーフは、その……エルフをあまりよく思っていないって聞いて。
それで俺達はヴィシュガルド王国やギルドを介した依頼ではなく、個人的に受けた仕事だったことを説明に来たんだ」
「なるほど! 諸君らの意図は分かった! 国を案じる、立派な心がけだ!
諸君の言う通り、ドワーフ族とエルフ族の関係は、古来より芳しいとは言えん。
だが諸君らの取った行動は、外交的には何ら問題はない!」
ベリンガの言葉に、奏太達は安堵の表情を浮かべる。
流石は一国の大臣、見た目と喋り方は勢い任せな所もあるが、感情論に流されず冷静に状況を判断してくれた。
「外交的には、だが……」
安心するのも束の間、ベリンガがすぐに不穏な空気を漂わせてきた。
「それはつまりどういう意味ですか……?」
響子が真意を尋ねる。
「中でも王は大のエルフ嫌い――」
『バァン!!』
ベリンガが話し終える前に、突然部屋の扉が勢いよく開かれた。
「ベリンガァ! エルフに加担した奴らが城にのこのこ現れたというのは本当かぁ!?」
奏太達のいる部屋に、怒号が鳴り響いたーー
それにフリーのスラップベースはまだ初心者の響子さんにはハードルが高そうだ。
対するリ○キン・パークはボーカルのチェ○ター・ベニントンが2017年に亡くなっている。
ゆえにチェ○ターに変身すれば全ての楽曲を網羅できるし、ライブも本人の声で歌える。
隆司のラップだけでなくDJも役に立つかもしれないし、ここはリ○キン・パークでいくか。
「よし。近々4人で選曲会議を開いて、やる楽曲の決定と曲を覚える作業に取り掛かろう」
「わかりました!」
「承知でござる!」
「Yeah!」
音楽祭に向けての決意を共にすると、目の前にはヴィシュガルド城が現れ、4人は転送魔法を使用するための教会へと向かった――
奏太達がズームー王国の教会に到着すると、そのままコラグ王国への転送を依頼した。
ここの獣人達とはすでに何度も顔を合わせているため、気さくに奏太達の依頼に応じる。
「この前はエルフと一緒に来たと思ったら、今度はドワーフの国か。たまにはズームー王国にも寄っていってくれヒヒーン」
馬の胴体に人の上半身が生えたケンタウロスのような獣人が、あちこち色んな種族と関わる奏太達を茶化す。
「悪い。また今度広場に演奏しに行くよ」
奏太が軽く応えると目の前に転送魔法の扉が現れ、獣人達に挨拶をして扉の中へと進んだ――
扉をくぐると、奏太達の目の前に巨大な水晶が現れた。
「はぁ~……こりゃまたすごいな」
一体どのようにして作られたのか――神を模した像がまるで宙に浮かぶように、水晶の中に立っている。
そして水晶の周りは2本の黄金に輝く太い柱が立っており、柱の間を2本の斧がクロスして、水晶の前に掲げられている。
壁や床はズームー王国の祠とそう大差なく、岩壁をくり抜いて作られているようだ。
だが祭壇のインパクトはズームー王国のそれとは比較にならず、まさにこの国の鍛冶や錬金の技術力の高さを誇示している。
「コラグ王国へようこそ、異邦の者達よ」
祭壇に目を奪われる奏太達に対し、一人の男が声をかける。
どうやらこの国の神に仕える者らしく、白装束を羽織っている。
顔は長い髭を蓄えており、齢は相当上であることは明らかだが、身長は恐らく150センチにも満たない。
だが腕や体は太く、おおよそ神に仕える者には不似合いな腕力を有していることは間違いない。
周りにも似たような見た目の物達が数名控えている。
まさに自分達がイメージするドワーフの姿そのものだった。
「隆司、俺達はまずコラグ王国の国王に会おうと思っているんだけど、城の場所はわかるか?」
「場所はここを出てすぐだが、ドワーフキングにどうやったら会えるかは流石にノーアイデアだぜ」
「そりゃそうだよな……」
さてどうやって会ったものかと考えあぐねていると――
「汝らは王との面会を所望か?」
先ほど奏太達を迎えたドワーフが、会話を聞いていたらしく声をかけてきた。
「どういった要件だ? 約束があるなら王まで取り次ぎいたすが」
「アポはないんだけど……エルフの件で――」
「何、エルフ?」
奏太の口から発せられたエルフという言葉に。ドワーフ達は眉をひそめた。
「汝らはエルフと一体どういう関係だ?」
ドワーフの声色が重くなる。
どうやらドワーフがエルフ嫌いというのは本当らしい。まるで『巨人』と聞いた時の阪神ファンのような反応に、奏太は返答に困る。
「なんというか……ちょっと仲直りのお手伝いをしたというか……」
奏太の遠回しな言葉に、ドワーフ達は益々顔をしかめてヒソヒソと相談し始める。
「――ひとまず汝らは大臣へと取り次ごう。その後については大臣の指示に従うように。ついて来られよ」
そういうと奏太達は割と強めに背中を押され、コラグ城内へと連行、もとい案内された――
奏太達が教会を出ると、目の前にはコラグ王国の街並みが広がっていた。
国全体が2つの山の谷に挟まれ、城は坂の頂上に位置していた。
そこから坂を下るように街が広がり、地平線には海が見える。
どうやらこの国は山と海という、2つの自然によって守られているようだ。
街には至る所に煙突が突き出しており、あちこちからモクモクと煙が立っている。
それぞれの家や工房は足場で繋がり、高い建物同士でも下に降りることなく移動できる構造になっている。
今までに見てきた国では、レンガや木、石で造られたような建物が多かった。
だがコラグ王国のそれはまるで鉄骨製の建物ように、金属で構成されている建造物が多く、建物にもドワーフ達の技術がふんだんに盛り込まれている。
そして左右を囲う山肌には、採掘跡が所々にみられる。
「ーーコラグ王国はこの鉱山と共に長く発展してきた、世界有数の大国なのだ!」
奏太達は城に案内されるなり、大臣を名乗る男から長々と自国の成り立ちを聞かされていた。
「そして私がコラグ王の右腕を務める、大臣のベリンガである!
して諸君らは我が王に何用であるか!?」
勢いのある言葉で奏太達に捲し立ててくる。
「えっとーーベリンガさんはエルフの国が建国されたことについては知っているか?」
「ふむ! 勿論知っている! それがどうかしたか?」
「実は俺達はヴィシュガルド王国の冒険者なんだが、先日エルフ族から依頼を受けて、エルフとダークエルフの仲裁に協力したんだ。
でもドワーフは、その……エルフをあまりよく思っていないって聞いて。
それで俺達はヴィシュガルド王国やギルドを介した依頼ではなく、個人的に受けた仕事だったことを説明に来たんだ」
「なるほど! 諸君らの意図は分かった! 国を案じる、立派な心がけだ!
諸君の言う通り、ドワーフ族とエルフ族の関係は、古来より芳しいとは言えん。
だが諸君らの取った行動は、外交的には何ら問題はない!」
ベリンガの言葉に、奏太達は安堵の表情を浮かべる。
流石は一国の大臣、見た目と喋り方は勢い任せな所もあるが、感情論に流されず冷静に状況を判断してくれた。
「外交的には、だが……」
安心するのも束の間、ベリンガがすぐに不穏な空気を漂わせてきた。
「それはつまりどういう意味ですか……?」
響子が真意を尋ねる。
「中でも王は大のエルフ嫌い――」
『バァン!!』
ベリンガが話し終える前に、突然部屋の扉が勢いよく開かれた。
「ベリンガァ! エルフに加担した奴らが城にのこのこ現れたというのは本当かぁ!?」
奏太達のいる部屋に、怒号が鳴り響いたーー
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
クラスの陰キャボッチは現代最強の陰陽師!?~長らく継承者のいなかった神器を継承出来た僕はお姉ちゃんを治すために陰陽師界の頂点を目指していたら
リヒト
ファンタジー
現代日本。人々が平和な日常を享受するその世界の裏側では、常に陰陽師と人類の敵である妖魔による激しい戦いが繰り広げられていた。
そんな世界において、クラスで友達のいない冴えない陰キャの少年である有馬優斗は、その陰陽師としての絶大な才能を持っていた。陰陽師としてのセンスはもちろん。特別な神具を振るう適性まであり、彼は現代最強の陰陽師に成れるだけの才能を有していた。
その少年が願うのはただ一つ。病気で寝たきりのお姉ちゃんを回復させること。
お姉ちゃんを病気から救うのに必要なのは陰陽師の中でも本当にトップにならなくては扱えない特別な道具を使うこと。
ならば、有馬優斗は望む。己が最強になることを。
お姉ちゃんの為に最強を目指す有馬優斗の周りには気づけば、何故か各名門の陰陽師家のご令嬢の姿があって……っ!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる