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しおりを挟むやっと学校がおわった。
早く家に帰って寝よー
俺は教科書などをすぐカバンにしまい教室から出る。
早く帰ってベットにダイブしたい…
後ろからの足音に気づく、あいつしかいない。
「…。
なんでついてくんだよ!!」
俺は振り返り義弟を睨む。
こいつ…足はぇーな!
あんなに早く教室から出てきたのに…!
「えー、だって帰り道いっしょだし…そもそも帰る家も一緒じゃん。」
「それはそうだけどさぁ…
なんで毎日…毎日…義弟と一緒に登下校をしないといけないんだよ!!どこの仲良し兄弟だよ…もう…」
そう、これがいつもの日課。
俺はひとりで学校に行ったり、帰ったりしたいのに。
こいつはいつもついてくるのだ。
「いいじゃん…一緒に帰ろうよ、…ね?お兄ちゃん」
うっ…そんな子犬が捨てられたみたいな目で俺を見るな!!
俺の良心がズキズキと痛む。
「こういう時だけ兄扱いするのはズルいだろ!!」
春樹はしらんぷりをする。
「…たく、しょうがねぇなあ!!!ほら、帰るぞ」
「…チョロすぎ(ボソッ)」
(瑠衣ってこういうのに弱いんだよね~♪)
結局、春樹と一緒に帰ることにした。
「瑠衣ってすぐ人に騙されそうで俺心配…((ボソッ…」
「ん?なんか言ったか??」
「なんも。」
(俺が近くで守ってやらないと…)
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